「スターク様の為、貴方を始末させていただきます」
ワタルの目の前にいた女性がある物を取り出した、
「何で、君がそれを」
「さあ、燃えるような戦いをしましょう」
そう言うと、女性はビルドドライバーを装着した。
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「眠ッ」
目を擦りながら言うのは、前日寝不足だったのか目元には濃い隈がある、
「寝ちまったか……」
ワタルは机に置いてある白色のボトルのような物を見る、そしてワタルは続けた、
「まだ完成にはほど遠い⋯か、まあいいか」
ワタルはそう言うと、その物体をポケットに入れると、ラボを後にした。
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「おはようございます」
ワタルが相談所のリビングに行くと、既に、ユウマとミレイは朝御飯を食べていた、
「おっはよー」
「おはようさん…っていうか大丈夫か?目の下の隈、スゲー事になってるけど」
心配するユウマにワタルは言う、
「実は新アイテムの製作を行ってまして」
「なるほどねー、通りでいつものユウマみたいになってるのね」
ユウマの淹れたコーヒーを飲みながらミレイはふざけたように言う、
「っていうか、ワタル……今日、日直とか言ってなかったか?」
「あ!?すいません、トーストだけ貰っています!」
トーストを掴み、口に放り込むとワタルはせっせと学生服に着替えた、
「それじゃ、行ってきます!」
「行ってらっしゃ〜い」
「学校でなー」
ユウマとミレイに見送られながら、ワタルは相談所を後にしたのだった。
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「で、遅れた訳か」
ワタルの目の前に居るのは高校に入ってから友人になった”言霊レイ”気のいい奴というのがワタルがレイに対する印象である、
「すみません、日直の仕事殆ど任せてしまって」
「構いはしねえよ、なら後でジュースでも奢ってくれよ」
レイは唯一、ワタルがフォクスであることを知っている一般人だ、
「そうだ、何か先生から聞いたけど今日転校生が来るらしいぜ?」
「転校生…ですか、この時期に?」
「ああ、先生達も不思議に思ってたぜ」
「まあ、僕には関係の無いことです」
「そうかよ……今日帰りにコンビニ寄ろうぜ?」
「構いませんけど、どうしたんです?急に」
「何か行きたくなってな」
そのまま、残りの日直の仕事をワタルとレイは終えると、続々と他の生徒も来たのであった。
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ワタルside
「今から、転校生を紹介するぞー」
俺のクラスの担任の百鬼琉斗が言った、やる授業は全てとても分かりやすいのだが、やる気が無いことで有名だ、
「喜べ男子共、女子だぞー」
興味の無さそうな声で言うが、もう既にクラスの興味は転校生の話題で持ちきりだった為、誰も聞いていなかった、どんまい
(それにしても、新アイテムに関してはどうするか……必要なのは特大のエネルギー)
俺はまだ完成していない新アイテムに関して、脳を巡らせていた。そして転校生が入ってくる。
「今日から転校してきた━━━何だっけ?」
「
考え事をしながら机を見ていた俺が前を見ると、そこには青い髪をポニーテールにした黒い瞳の女性だった、何故かは分からないが懐かしい気がした、
「それじゃあお前は⋯⋯ワタル、お前の隣が空いてるな、じゃあそこに座れ」
「わかりました」
鳳茉白はそう言うと、俺の隣の席に歩いてくる、あの担任、面倒事っていうか学校の案内とか、俺に全部丸投げする気だろ、今凄ェ悪どい顔してるし、
「よろしくね?月影ワタルくん」
「ん?あーよろしく」
俺は面倒事を押し付けてきた我等が担任を睨み付けながら、適当に返したのだった。
ワタルside-終了-
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〜昼休み〜
「何で全部、僕に丸投げするんですか?不真面目先生」
「不真面目先生言うな、良いだろ?折角、かわいい女子を隣にしてやったんだ、感謝されるならまだしも、キレられるのは違ぇだろ?」
ワタルは担任である百鬼琉斗と屋上で飯を食っていた、
「30越えたおっさんが、こんなところで生徒と弁当食って寂しくないんですか?」
「退学にすんぞ…何だお前、一丁前に言葉の攻撃力カンストしやがって」
「それに、僕好きな人が居るんで席に関してはお節介です」
その言葉を聞くと驚愕の表情を琉斗はワタルへと向けた、
「お前、好きな人居たんだな」
「居ますよ、それくらい」
「何時も、女子からの告白断ってるから恋愛面には興味無いものと」
「興味くらいはありますよ、一人だけですがね」
ニヤニヤとした表情で琉斗はワタルを見る、そして見られたワタルは心底嫌そうな表情をする、
「誰だよ、絶対言わないからさ…教えてくれよ!」
「嫌です、百鬼先生には死んでも言いません」
「何だよ、俺達の仲だろ?」
「何が”俺達の仲だろ?”ですか、会ってから精々3ヶ月ぐらいでしょうに」
「お前はそうだろうな」
「何か言いましたか?」
「いや?何でも」
そんな話をしていると、
「ワタルくん、いるかしら」
ワタルが後ろを振り向くと、そこには茉白が後ろで声を掛けていた、
「何ですか?茉白さん」
「実は貴方に伝えたいことがあるのよ」
「ふーん、それで何ですか?」
「人が居る所では…ちょっと、とりあえず放課後に体育館裏に来なさい」
茉白はワタルの隣に居る琉斗を見ると恥ずかしそうな顔をして、屋上から出て行った、
「何なんですかね?」
「惚れられたんじゃね⋯流石、転校初日の学生惚れされるとはやるねぇ」
「嬉しくないです、どの道断りますよ」
「じゃあワタル、お前は彼女が何で恥ずかしがって屋上を出てったと思う?」
「嫌われたんじゃないんですか?琉斗先生」
「今日、辛辣だな、おい!」
そして、チャイムが鳴り始める。
「昼休み終わりましたし、僕は教室戻りますね」
「そうだな、なあワタル…」
「何ですか?」
「お前、楽しいか?」
「まあ、充実はしてますけど…」
「そうか」
その質問の答えを聞くと、満足したような顔をして琉斗は職員室へと戻って行った、
「何だったんだ?今日の琉斗先生」
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〜放課後〜
「それで…僕は何故呼ばれたのですか?」
ワタルは目の前でスマホにメールを打ち込んでいる茉白へと言った、だがその質問を無視するようにスマホに食い入っている、
「それじゃあ、私にお任せください」
電話を一方的に切った、そして茉白はゆっくりとワタルに尋ねた、
「貴方は月影ワタルさん、で合ってますね?」
「合ってるけど、そう言えば何で朝、俺の苗字を知って───」
茉白は懐からある物を取り出した、
「ッ!?」
「スターク様の為、貴方を始末させていただきます」
茉白が取り出したのは、ワタルが使っている物と全く同じビルドドライバーだった、
「何で、君がそれを」
「さあ、燃えるような戦いをしましょう」
『ビルドドライバー』
そして今度はポケットから、2本のボトルを取り出す、一つのボトルにはワタルは見覚えがあった、
「それは、フェニックスボトル…マキから奪ったボトルか!」
もう一方は紋章はフェニックスボトルと同じだが、ボトルの色が紫で紋章の色は銀色だ、
『フェニックス!フェニックス!』
2本のボトルドライバーに装填すると、レバーを回し始める、その瞬間、フォクス同様のプラモデルのランナーのような物が現れ、中に赤い液体が満たされていく、
『Are you ready?』
「変身」
ランナーが茉白に重なると、燃え上がる不死鳥の紋章が刻まれた赤い装甲を身に着けた戦士が陽気な音と共にワタルの前に居た、
「君…いやお前は一体⋯」
「この姿の時は、仮面ライダーフレアとでも呼んで貰いましょうか、それじゃあ行きますよ」
そのまま、茉白、いや仮面ライダーフレアはワタルに炎の翼を広げながら襲いかかる、
「チッ!変身!」
『ロックフォックス!イェーイ!』
ワタルはフォクスに変身すると、飛翔してくるフレアを迎え撃つため、ベストマッチマグナムにラビットとタンクのフルボトルを装填する、
『ラビット!タンク!ベストマッチ!』
『ベストマッチシュート!』
「こんなもの、こうしてやります」
銃撃は当たったが、当たった瞬間に弾丸が溶けた、
「なら!」
『ゴリラ!ダイヤモンド!ベストマッチ!』
『ベストマッチシュート!』
ダイヤモンドは本来、融点が3548℃ととても高温だ、流石の不死鳥でも溶かせないと踏んでワタルは撃ったのだが、
「溶けろ」
ただ、その一言と共にフレアは触れるとダイヤモンドで出来た拳が燃え尽きた、
「嘘だろ」
「貴方では勝てません、さっさとその命を頂きます、全てはスターク様の為」
その言葉を聞いた瞬間、この場の空気が変わった、そしてワタルはフレアに問うた、
「お前は、スタークの仲間か」
「私はあの方の下僕というだけ、それに貴方には関係ない」
フレアはそう言うと、ビルドドライバーのレバーを回し始めた、
「これで終わらせます、さようなら」
『ready go!ボルテックフィニッシュ!』
空を素早く動き、フォクスにキックを炸裂させていく、
「ガッ!うぐっ!あだっ!」
そしてワタルは地に膝をつけると、同時に変身が解ける、
「さて、これで終わりです」
「クソがッ!」
フレアが止めの一撃を放つ瞬間、フレアのスマホから着信音が鳴り始める、
「こんな時に一体誰が……ッ!はい、茉白です!」
いきなり、ドライバーからボトルを取り外すと変身を解く茉白、そして茉白は驚愕の表情を見せた、
「え?ですが!でも、コイツぐらいなら私でも!!…………はい⋯分かりました、代わります」
そう言うと、倒れているワタルに茉白はスマホを渡す、
「何だ急に」
「スターク様がお話したい、と」
それを聞くと、ワタルは茉白からスマホをひったくり耳に当てる、
「おい!」
いきなり取られたことにキレている茉白に、ワタルは無視し、電話を代わった、
「俺だ」
『兄弟か、久しぶりだな』
「そんなことより、マキは!無事なのかッ!!」
『電話越しにデカい声出すんじゃねえよ、耳がキンキンいって仕方ねえ』
「うるせぇ!マキは!」
『安心しろ、生きてるよ』
「⋯⋯そうか」
『だが、無事かどうかはお前次第だ』
「何?」
『もし、お前が茉白の事をバラせば、俺は黒神マキを殺す』
「ッ!?」
『もしそれをしなければ、俺も茉白もお前等には手を出さないと約束してやるよ』
「お前を信じろって言うのか」
『そうだな!おい、スピーカーにしろ』
スタークに言われるが儘にスマホの音声をスピーカーにすると、スタークは言う、
『茉白、俺がお前に預けたボトルを全て兄弟に渡せ』
「ッ!ですが!?」
『これは命令だぞ?』
スタークにそう言われると渋々、茉白は3本のボトルをワタルに押し付けた、押し付けられたボトルをワタルは見る、
「忍者に鷹、これはそれとなんだ?」
『俺の取引に応じてくれるなら、そのボトルをやろう』
「お前に何の得があるんだ?」
『あ?』
「あの時、マキを助けるのに協力してくれた時はお前はいい奴だと思った、でも殲滅部隊の襲撃やマキの誘拐、お前は一体何が目的なんだ?」
『⋯⋯⋯』
「取引は受ける、でもお前の目的って一体……」
『悪いが、俺の目的の為にはお前にはまだまだ強くなってもらう必要があるからな、今言えるのはそれぐらいだ、よし、茉白!帰ってこい』
「は!?おい!」
ワタルは再度呼び掛けようとしたが直ぐにスマホを茉白に取られる、そしてすっかり暗くなった体育館裏から離れて行く、
『それじゃあな、Chio!』
呆れるほど陽気な声が聴こえると、茉白の気配は完全に消えていたのだった。
「クソッ⋯⋯⋯⋯」
苦痛の声は夜に溶けていくのだった。
主人公が所持しているボトルは、
・ラビットフルボトル
・タンクフルボトル
・ゴリラフルボトル
・ダイヤモンドフルボトル
・忍者フルボトル
・コミックフルボトル
・タカフルボトル
・ガトリングフルボトル
・海賊フルボトル
・電車フルボトル
・フォックスフルボトル
・ロックフルボトル
・ヘリコプターフルボトル
・掃除機フルボトル
感想お待ちしております。
俺クロの百鬼夜行編が始まる前に、主人公には仮想現実シュミレーションを単身で行ってもらうのですが、どれがいいと思います?
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SCPや都市伝説のミッション
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ラブ&ピースの世界のミッション
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クロスオーバーのミッション