エボリューションと月と影   作:旅人0605

27 / 31
中々、俺クロの始めの方はキャラの名前が出てないキャラとか居るので凄く大変でした


第26話カニ責め地獄

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ボトッ、という音と共に女性の入ったドラム缶に一匹、また一匹と小さい小蟹が入っていく、

 

「いやっ⋯!」

 

中に入っている女性の表情は恐怖に染まっていた。

 

_____________________

〜シュミレーションルーム〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ホントにやるのかよ⋯」

「仕事よ、全ミッションをプレイしなきゃ行けないの」

 

気怠げなユウマの声に凛とした声でハカは言った、

 

「まさか、SCP以外にもミッションがあるとは」

 

3人が見ている画面にはSCPの他に、UMA、etcという選択肢がある、

 

〈仮想現実シュミレーションのプレイ領域を選択して下さい〉

 

「でも俺、陰キャだし⋯学校でも女子に避けられてるし⋯」

 

ハカはユウマの話を聞きながら、etcを選択した、

 

「ちょうどいいじゃない、陰キャ男子系は人気ミッションの一つよ」

「嬉しくねえし⋯」

 

そしてハカは画面に映された『恋愛・青春』を選択した、

 

〈特別仮想シチュエーションを選択して下さい〉

 

その中の選択肢を見て、ユウマは慌てた、

 

「び、美女?助ける?お、おい⋯俺お前と姉貴以外、女子とロクに会話すらしたこと「これが分かり易そうね、頑張って救いなさい」」

 

ハカはユウマの後ろから、ミッションを選択する、

 

「さあ、今回はどんな物に巻き込まれるのやら」

 

〈設定が完了しました、10秒後にシュミレーションを開始します〉

 

_______________________

 

 

       クリア難易度:★★★

 

     陰キャ男子が学校一の美女を救って

        告白シーンをゲットせよ

 

 

_______________________

 

「告白どころか、救えもしないで捕まるなんて最低よ、巻き込まないでくれる?」

「お前が選んだんだろ!それに美女を助けるビッグイベントなんて俺の人生には一度も」

「まあね、そうそうある事じゃないし」

「⋯いや、思い返せば学校でお前以外の女子に話しかけられた事すら⋯」

「アンタに頼んだ私がどうかしてたわ」

 

同じように縛られているワタルは俯きながら言う、

 

「まさか、開始数分で拉致られるとは」

「異能力さえ使えればなぁ⋯」

 

ユウマはミッションを始める寸前にアナウンスで言われた事を思い出す、

 

_____________________

 

〈User1、User2、User3のバイタルサインを確認しました 尚、このミッションは特殊生命体によるアルティメット(異能力)の使用が禁止されています、使用した場合はペナルティとして…〉

_____________________

 

 

 

 

「異能力?」

 

横に居る、3人と同じように縛られている女性はユウマが放った異能力という言葉に疑問を示した、

 

「あ!いや、何でもないっす!いや〜ぁ、この部屋暑いっすね〜」

「いや、誤魔化し方下手か!」

「それよりこの状況」

 

女性は不安そうに声を上げる、

 

「私たち⋯どうなっちゃうのかな」

「たぶん、◯されます」

「「え?」」

 

いきなり物騒な事を言ったハカにユウマは言った、

 

「ちょっと待てよハカ、幾らなんでもそこまでは」

「あれ見て」

 

ハカが見つめる先にはドラム缶と隣にそこそこ大きな箱のような物があった、

 

「ドラム缶?」

「ドラム缶に入れられたホースがあの箱に繋がっているの、見える?恐らくあの箱の中身は⋯蟹よ」

「か、蟹?何でそんなモンが」

 

「ああ、成る程そういうことですか」

 

納得したようにワタルは言った、

 

「ハカさん、つまりあれは拷問ですね」

「ええ、昔ネットに投稿された『蟹のドラム缶風呂』って話があるの、ヤクザの金を持ち逃げした男が落とし前としてドラム缶に入れられ、蟹責めにされる話よ、そのグロテスクな残酷さは未だに語り継がれて⋯何かを吐かせる手段として使う組織も多い、多分その拷問を受けることになるわね」

「拷問って⋯!」

「ネットでは『蟹のドラム缶風呂』は検索してはいけない言葉としても有名です、確か」

 

ユウマは女性に質問をした、

 

「何であんな物騒な人たちに?」

 

「私の父は⋯科学者だったの」

 

「だった?もう辞めちゃったんすか?」

 

「先月⋯死んじゃって⋯」

「「え!?」」

 

「同時に父が生前開発に成功した”ある薬品”の製造方法を保存したマイクロチップが研究施設から消えたの」

 

「薬品⋯ですか」

 

「うん、奴らはそれを探してる」

 

「何処にあるか知ってるんですか?」

 

「うん⋯」

 

「ちなみに⋯プレイヤーっすか?」

 

ユウマは女性に聞くが、女性は知らないようで、

 

「プレイヤー?何の話?」

 

その瞬間、ガシャン!という音と共にこの部屋の扉が開かれ、そこから柄の悪い男性2人が入ってきた、

 

「さ〜て、そろそろマイクロチップの在処を吐く気になったか?」

 

「⋯知らないわ」

 

「そんな答えが通用すると思ってんのか?在処を知ってんのは娘のお前以外ありえねえんだ!こっちは調べがついてんだよ!」

「あの薬さえ作れりゃ、この世界を手に入れたも同然⋯どんな手を使ってでも意地でも吐いてもらうからな」

 

嫌らしい笑みを浮かべながら、柄の悪い男性2人は言う、

 

「クソ、何てムカつく奴らだ⋯」

 

ユウマはそう言って睨むと、女性も男性2人を睨んで言った、

 

「例え在処を知ってたって⋯あなた達のような人間には教えない!」

「そうかい、それじゃ是非とも教えたいって気にさせてやるか」

 

そう言うと、男性の一人が女性の縄をナイフで切ると髪を引っ張って連れて行く、

 

「何すんだお前らっやめろ!」

「そろそろ苛ついてきましたね」

 

ユウマとワタルが言うと、もう一人の男性が言う、

 

「こいつらどうする?一緒にヤッちまおうぜ」

「いや、取り敢えずはこいつらにも観客になってもらう、その正義面をどこまで保ってられるか見ものだしな!」

 

男性2人の言葉を聞いて、ハカが言った、ユウマを見て、

 

「正義面⋯?」

「いまそこじゃねえ⋯」

 

そんな話をしている時に、彼等は女性の着ていた服を破き始める、

 

「大人しくしろ!」

「いやぁぁ!」

 

それを見て、ハカとワタルは言った、

 

「ちょっとあんた達、本気?高校生相手にそこまで⋯!?」

「今のヤクザには変態しか、居ないんですかね?」

 

その言葉を聞いた彼等は笑い始める、

 

「へへへ⋯俺達は女子供の絶叫が大好物でな、撮影して今夜の酒の肴にさせてもらうぜ」

「闇ルートで動画を捌けば結構か金にもなるしな」

 

「どうしましょうハカさん、やっぱり筋金入りの変態しか居ないんですけど、絶対彼女居ませんよ、彼等」

「⋯ゲスね!」

「さっきハカが言ってた『蟹のドラム缶風呂』って一体何なんだよっ?」

 

その言葉を聞いた彼等は興味深そうに言う、

 

「へえ、そっちの女はこの装置が何なのか知ってるのか…だが、詳しくは教えてねえだろ、これから自分がどんな目に遭うのか知りたくねえもんなぁ?」

 

ユウマはまたハカに質問する、

 

「おい、ハカ!」

「⋯蟹責めにされるのよ」

「それはさっき聞いて──」

「あの狭いドラム缶の中に大量の蟹が投入されたらどうなるか⋯嫌でも想像つくでしょ」

 

「そうさ、蟹たちにとっちゃ周りは堅い殻き覆われた仲間ばかり、蟹たちはそれぞれ行き場を求めて動き回る⋯⋯すると気づくのさ、目の前にある柔らかい物体の存在に、破れそうな壁があるなら突き進むのが本能ってモンだろ?せっかく堅いハサミを持ってんだからよ!」

 

その言葉と共に、ドラム缶の中に蟹が投入され始めた、

 

「いやっ⋯!」

 

「前にこの拷問を受けた女は最高だったな、死ぬ瞬間、体の中から蟹が目玉を食い破ってボロッと落ちてきたのが忘れられねえ」

「地の泡を吹いて、喉が潰れても叫んでたぜ、あれは見ものだったな!お前も少しは楽しませろよ?」

 

それを見て、ユウマは声を上げた、

 

「やめろッ!!」

「黙って見てろ!!」

「がはあっ!!」

男性の一人がユウマが縛られている椅子を蹴飛ばす、

 

「ユウマ!」

 

もう一人がハカの髪を摑んだ、

 

「ハカに触んなっ!」

「そう焦るな、この女が済んだら次はお前らを入れてやるよ、それまで待ってろガキが!」

 

ハカの髪を摑んでいた男性がハカの頬を引っ叩いた、

 

「やめて⋯!その人達は関係ないっ、ひどいこと、しないでっああぁ!」

 

 

「てめえらぁ──ッ!」

「邪魔ッ!!!」

 

ユウマはまた蹴り飛ばされた、そしてそれを見ていたワタルは、

 

(そろそろヤバイな、縄を切る物があれば)

 

 

「いやああぁっ、いや、やめてえぇ!」

 

女性をどんどんと蟹が傷つけていく、

 

「おっ、皮膚を突き破り始めたな!早く血を見せろ、血の泡を吹いてみろ!」

「やめてぇぇぇ!!」

 

その叫びと共にワタルには何かが見えた気がした、そしてワタルの瞳は紅く染まった、

 

「がはははは!見ろよこの顔、ちゃんと撮ってるか!?ぴーすしろピース!」

「血〜の泡、血〜の泡!」

 

それを見ていたユウマは身体こら黒い影のような物が伸び始める、

 

「クソ野郎共⋯!」

「ユウマ、だめ…異能力を使ったら⋯ユウマが⋯!」

 

ユウマが捕らえられていた縄がしゅる⋯、と解けていく、

 

「⋯ハカ、仮想現実の住人が死んだらどうなる?」

「私たちが自分の世界で死ぬのと同じ」

「つーことは⋯」

「ここはパラレルワールドのようなもの、ほぼリアルと同じ世界、元々この世界で生まれ育った人たちが沢山生活してる」

「じゃああの人死なせちまったら、もう⋯」

「⋯うん、お前とワタルはじっとしてろよ」

「ちょっ!ユウマ、ダメだって!!」

 

そしてユウマの横からブチブチという音が聞こえた、ユウマが横を見るとワタルは縄を引きちぎっていた、ワタルは黙ってユウマと共に歩いていく、

 

「な、お前等!!どうして縄を!!」

 

ユウマから从気が現れ、それがユウマの身体を包みこんでいく、

 

〈警告します、警告します、User2から禁止コマンド、アルティメットの発動を確認、User2は即座に禁止コマンドの使用を停止して下さい、さもなくば〉

 

「知るかよ」

「変身」

 

フォックス!ヘリコプター!

 

『Are you ready?』

 

ユウマは異能力で女性を蟹風呂から救出、ワタルは変身するとベストマッチマグナムで彼等の腕を撃った、

 

「きゃっ!!」

 

蟹風呂から浮き上がっていく女性を見て、彼等は困惑と痛みの感情に支配されていく、そしてそのまま女性をユウマはキャッチした、

 

「き、君は⋯!?」

 

〈警告します、警告します、User2の禁止コマンド、異能力の継続使用を確認〉

 

「てめえら!!好き勝手してくれてんじゃねえか!生きて帰れると思うなよ!!」

 

その言葉を聞いた、ワタルは笑いながら言った、

 

「好き勝手にしてくれたのはそっちだろうが」

 

ワタルはそう言いながら、ベストマッチマグナムにボトルを装填する、

 

タカ!ガトリング!ベストマッチ!』

 

その音声と共に、ワタルが持っていたベストマッチマグナムは姿を変えた、

 

『ホークガトリンガー!』

 

〈緊急処置へ移行します、10分後にシャットダウン及び、User2への強制ペナルティを実行、繰り返します〉

 

 

「このビル丸ごと俺たちのアジトだ!脱出なんて不可能なんだよっ!!」

「ここには闇ルートで買った死刑囚しかいねえ!!トップもまた死刑囚!暴行、殺人何でもアリだ!警察ですら手は出せねえ!!」

「救いなんて、何処にとねぇんだよ!!」

 

それを聞いたユウマとワタルは言った、

 

「絵に描いたようなクズの巣窟だな、でもここに下っ端からトップまで全員いんなら」

「死刑囚なら皆◯ししても問題ありませんね」

 

すると、後ろから爆発音が鳴った、ハカがビルの窓を異能力でぶち破ったようだ、

 

「ユウマ、ワタルさん、飛び降りるよ!!」

「は!?」

「了解です!」

 

ハカの言葉を聞くと、ワタルはホークガトリンガーのリボルマガジンを回す、

 

『テン!トゥエンティ!サーティ!フォーティ!フィフティ!シックスティ!セブンティ!エイティ!ナインティ!ワンハンドレッド!フルバレッド!』

 

〈警告します、警告します、User1から禁止コマンド、アルティメットの発動を確認、User1は即座に禁止コマンドの使用を停止して下さい、さもなくば緊急処置へ移行〉

 

ユウマは異能力を再度発動し、ハカがぶち破った窓の直ぐ前に行く、

 

「お、おい!待てっ!!」

 

彼等の言葉を無視し、4人は飛び降りた、

 

「10分じゃこれしか方法が思い浮かばないわ」

「同感」

 

ハカは指を銃の形にしながらエネルギーのような物を溜めていく、ワタルもビルにホークガトリンガーの銃口を向けた、2人の銃撃によりビルのあちこちが破壊されていく、そしてユウマは近くの電波塔に影を伸ばすとハカにも巻きつけ、安全に降りていく、ワタルも背中のパトローターブレードを回転させ、飛行しながら降りていった。ハカとワタルの銃撃によりビルは倒壊した、

 

「また派手にやっちまったなあ」

「私たちの方が悪者ね」

「ま、いんじゃね…そもそも陰キャの俺は正義なんてモンにこれっぽちも興味ねえし」

「半分悪霊だしね」

 

ハカとユウマが話していると、女性が声を掛けた、

 

「あの⋯!!」

「ん?」

「ありがとう、助けてくれて」

「ビルぶっ壊した大犯罪者ですから、俺たち…関わらない方が良いっすよ」

「で、でも⋯私の為に⋯組織を壊滅させて⋯」

「一個聞いていいっすか?」

「え?う、あん⋯」

「マイクロチップ、どこに隠するんすか?」

「⋯もしかして、アナタたちも?」

 

「どうっすかね」

「そんなの聞いたってしょうが無いでしょ、世界でも征服するつもり?」

「悪党にはもってこいじゃね?」

 

「ははっ、左胸に埋め込まれたの、見つからないようにって、だから自分でも取り出せなくて」

「親が子供の体に埋め込んでまで隠そうとするなんて」

「こんな十字架⋯背負いきれないよ⋯」

 

「別に背負う必要なんてないんじゃないっすか?」

「でも⋯このことは誰にも⋯」

 

すると、ユウマは異能力を使い影を彼女の口の中に入れた、

 

「ん⋯んんんっ!!!!」

 

ユウマは彼女の中からマイクロチップを取り出したのだった、

 

「これ、もういらないっすよね?」

「う、うん⋯でも、どうやって?」

「悪党の異能力ってヤツですかね」

「嘘⋯」

「ハカ頼む」

 

「うん」

そう言うとユウマはマイクロチップを上に投げると、ハカはそれをエネルギー弾で撃ち落とした、

 

「これで一件落着ですかね?」

 

ワタルがそう言ったが、アナウンスが流れ始める、

 

〈警告します、警告します、User1及びUser2の緊急処置まで残り60秒、59…58〉

 

「んじゃ、俺たちそろそろいかなきゃいけないみたいなんで」

「え⋯」

 

ユウマは黒神心霊相談所の名刺を渡した、

 

「もしまた誰かに追われたら連絡して下さい」

「黒神心霊相談所?」

「悪の巣窟でーす」

 

ユウマはそう言うと、ハカと共に離れて行く、

 

「ちょっと待って⋯私⋯君のこと⋯もっと!!」

 

_______________________

 

 

       MISSION FAILD

        -任務失敗-

 

 

_______________________

 

〈緊急処置を実行、MISSION FAILDログアウトします、尚、User3も確認の為、強制ログアウトします〉

 

 

_____________________

-強制ペナルティ-

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「待て待て待てええー!!どういう事だよこれ!!」

「強制ペナルティでしょ、実行するしかないわ」

「ファラリスの雄牛ってめちゃめちゃ怖い処刑法だよな?耐えられるワケねえじゃん!俺ヘタレだし!」

「24時間以内にこのミッション実行しないとUserBANされて二度とプレイ出来なくなるわ、それだけは避けないと、調査が続けられなくなるし」

「ちょっとゲームしてからでも良い?You◯ubeでアニメチャンネル見てからでも良い?」

「終わってからにしろ」

「っていうか!ワタルは!?何でペナルティ無いんだよ!!」

 

「僕、異能力使ってませんし」

 

 

 




感想お待ちしております

俺クロの百鬼夜行編が始まる前に、主人公には仮想現実シュミレーションを単身で行ってもらうのですが、どれがいいと思います?

  • SCPや都市伝説のミッション
  • ラブ&ピースの世界のミッション
  • クロスオーバーのミッション
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。