エボリューションと月と影   作:旅人0605

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オリジナルも混ぜようとしたけど、難しかったー


第27話サイレンヘッドを攻略せよ

 

 

 

 

 

 

 

「ハカ!」

 

怪我人を抱えたユウマは右腕を抑えてやって来たハカを見て声を荒げる、

 

「サイレンヘッドにやられちゃって⋯」

 

_____________________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「一体どういうこと⋯?ユウマ、仮想現実シュミレーションが」

 

いつも通りシュミレーションルームで、ミッションを行おうとしたハカはユウマに言った、

 

「問題でも発生したか?」

「仮想現実内でサイレンヘッドに狩られた人が次々と現実世界で亡くなってる」

 

ハカが言うと、画面には頭部にサイレンの様な物をつけた赤い肌の巨人が映し出される、

 

「は?こっちではノーダメ復帰じゃないの?」

「開発者がアップデートしたって事ですか?でも何のために」

 

死者が出た事に疑問が浮かんだユウマとワタルを見て、ハカは頷くと言った、

 

「ええ、どうやら違うみたい、少し前から他のミッションでも死人が出てて」

「で、今回はそのサイレンヘッドってやつの調査?」

 

ユウマがハカに聞き返すと、

 

「サイレンヘッドは名前の通り頭部が拡声器型のスピーカーになった巨大な人型生物」

「要するに街中で見るサイレンに手足が生えた化け物ってことか?」

 

「ビジュアルとしてはそうね、サイレン以外きもあらゆる肉声をコピーし、それを利用して人を狩るわ、人に擬態することも可能よ」

「厄介そうだな⋯」

「でも、何故急に死者が」

 

「クリア条件は12時間以内に島から脱出する事、サイレンヘッドに見つからないようさっさと原因を突き止めて島を出ましょう」

「今回は危険になりそうですし、ボトルは全部持って行ったほうが良さそうですね」

 

〈User1によるUMA、サイレンヘッドの選択を確認、この転送にはUser死亡の危険があります、実行しますか?〉

 

画面には今までに無かった赤い画面で大きく警告と書かれていた、だが何の躊躇いも無く、ハカはExecuseのボタンを押した、

 

「一切躊躇しねえよな⋯お前」

「流石に尊敬の域ですよ、本当に」

 

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      クリア難易度:★★★★

     

     サイレンヘッドが暴れる恐怖の

     無人島から12時間以内に脱出せよ

 

 

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島中ではサイレンの様なものが鳴り響き、その中心地では先程、画面に映し出されていたサイレンヘッドが暴れていた、

 

「おいおい」

「このフィールド⋯思ったより狭い」

「どうやら、そんな事言ってる暇はなさそうですね!」

 

ワタルはドライバーを取り出し、腰に取り付けると、ボトルを振り始めた、だがサイレンヘッドは自身の腕を振り上げ始める、そしてそれを地面に叩きつけた、

 

「ぐわあぁぁーーー!!!!」

 

悲鳴と共に、3人の目に映ったのはサイレンヘッドの周りで息絶えているプレイヤーと思わしき人達だった、一人二人ではなく数十名は死んでいるようだ、

 

「この人数が現実世界でも死んでるの?」

 

「おい、お前ら⋯知らねえのか?」

 

気付けば3人の後ろには負傷した男性が立っていた、見たところプレイヤーらしい、

 

「知らないのか?って一体どういう事ですか?」

「プログラムが改ざんされたんだよ、このシュミレーション内で脳を潰されちまったら現実世界で復帰できねぇようにな」

 

「え?脳?」

「俺たちの弱点と同じ⋯?」

「これは⋯きな臭くなってきましたね」

 

男性は負傷した腕を押さえながら続けた、

 

「ぐ⋯あぁ、だがこの闇の仮想現実シュミレーションはミッションコンプリート時の報奨金が現実世界の仮想通貨チャージされる仕組みだからな、プレイヤーが減ることはねぇさ」

「そう言えば⋯前に僕も貰いましたね」

「悪趣味にも程があんだろ、誰が作ったんだ?」

 

ユウマとワタルはそっとハカを見るが、

 

「わ、私はあの部屋でプレイできるようにしただけだし」

 

「出どころ、製作者、目的⋯全てが不明、今は闇ルートでしか流通してねぇが、噂じゃ得体の知れない組織が人口削減計画でもおっぱじめたんじゃねえかって話だぜ」

「つまり、表社会でもいつ流行るか分からない、という訳ですか」

 

「人口削減って⋯えーと、すみません⋯ちなみにあのサイレンヘッドの左腕、何色に見えます?」

「左腕?兄ちゃん目ぇ悪ぃのか?サイレンヘッドは全身火傷したみたいな赤茶色だ、脱出用ボートを探してるとき目の当たりにしたから間違いねぇ、必死に頭だけは守ったが、へっへへ⋯右足がこのザマだ」

 

その話を聞いて、ユウマとハカは再度サイレンヘッドを見る、

 

(⋯やっぱり、俺にはあいつの左腕が黒く見える、他の人に見えてないってことは、俺の左目やハカの右腕と同じ⋯囮影だ、つーことはあのバケモノ⋯)

「ハカ、聞いたか?それにワタルも」

「うん、あれはサイレンヘッドじゃない、ワタルくんは?」

「ユウマさんとハカさんの反応を見れば嫌でも分かります、本物はまだ顕現して居ないんでしょうけど」

 

ハカとワタルはサイレンヘッドに向き直す、

 

「ええ、フルスロットルで行くわ」

「さて、ひとっ走り行きますか」

 

ワタルはもう一度、ボトルを取り出すと振り始める、

 

カシャカシャカシャカシャカシャ

 

ボトルのキャップを緩めると、ドライバーに装填する、

 

フォックス!ロック!

 

『ベストマッチ!』

 

「な、なんだ?これ!?」

 

男性がワタルを包み込むように現れたプランナーを見て驚く、

 

『Are you ready?』

 

「変身!」

 

プランナーがワタルを挟み込むと、フォクスが姿を現した、

 

『禁断のバケヤロー!ロックフォックス!イェーイ!』

 

そしてサイレンヘッドがまた手を振りかぶり始める、そしてそれをユウマ達が居る地面に叩きつけた、

 

「うわっ!」

「大丈夫ですか?」

 

ギリギリでユウマが男性を救出する、だが

 

「ああ⋯うぐっ!足が⋯」

 

相当なダメージが足に入ったのか、男性はユウマが肩を組み、離れ始める、

 

「私とユウマの視界に映ったこの腕は黒、これは同種にしか見えない囮影、ここは任せて!ユウマはその人を安全な場所に」

「そっちは頼みました!」

 

「あ⋯あぁ」

 

(なぜ対憑从(シャドー)がサイレンヘッドに化けてるのかも、なぜ人が死ぬゲームに改ざんされたのかもわからない、でも)

 

ハカは父である三途川ナギに言われたことを思い出す、

 

_____________________

 

「普段は人間として暮らせよ」

「うん」

「ユウマといちゃつくのも好きにしな、パパは寛大だからぁ」

 

面白そうに笑いながらナギは言う、それにハカは顔を赤くして、

 

「し⋯しないし!変なこと言わないでよ!」

「はは⋯でも」

 

「ん?」

「憑从影を見つけたら⋯必ずやれ、瞬きの瞬間すら無駄にするな、一刻の猶予も与えるな、被害を最小限にとどめろ、そして⋯脳を破壊しろ、俺たちは⋯」

 

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「私たちは⋯対憑从影専用殲滅部隊だから!」

 

ハカは指にエネルギーを溜めると、偽サイレンヘッドへと発射した、それは正確に当たり爆発を引き起こしたのだった。

 

「僕の出番は無さそうですかね?」

 

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「この先だ、脱出用ゴムボートを隠してある」

「了解です、じゃあそこまで一緒に行きましょう」

 

ユウマは男性と共に離れて、脱出用ゴムボートへと急いでいた、そんな中、男性がユウマに質問をする、

 

「ところでさっきの姉ちゃんと兄ちゃんは何者なんだ?」

 

(あ、やば)

「⋯あ、あー特殊アイテムの効果ですね」

「特殊アイテム?そんなのあったっけか?」

「はい、俺たちも詳しくないんですけど、憑影ってのになれるアイテムで⋯」

「あの都市伝説のか!?生きた人間の肉体に死者の魂が融合したっつう、バケモンの?」

「あ、そうですそうです」

「SCP、UMA、都市伝説⋯ったく、なんでもござれの忙しいゲームだぜ、っていうかあの兄ちゃんの装備もそうなのか?」

「あ…いやー、俺も詳しくは聞いたこと無いもんで」

 

すると、向こうから人影が歩いてくるのが見えた、その人影は腕を痛そうに押さえていたボロボロのハカだった、

 

「ユウマ⋯」

 

「ハカ!」

 

「サイレンヘッドに⋯やられちゃって」

 

それを見て、男性は持っていた消毒液などを取り出す、

 

「こりゃひでえ⋯女の子一人で戦って逃げ切っただけでも大したもんだ、姉ちゃんは命の恩人だ!ちょっと待ってろすぐ手当てしてやっから」

 

その瞬間、ハカを手当てしようとした男性のすぐ目の前に刃物が現れた、そしてそれは男性の脳を、

 

「ユ、ユウマ?何してるの⋯痛いよ」

 

刃物を振り下ろそうとしたハカの腕を止めたのはユウマの影だった、

 

「お前はハカじゃねぇ」

 

(対象との距離は俺の方が近かった⋯間に合うはずねぇのに)

「⋯私だよ、離して、ね?」

 

何時ものように笑ってみせるが、ユウマは続けた、

 

「最初から見えてるし、ハカの囮影は右手なんだよ」

 

ユウマの言う通り、ハカの囮影は右手が黒く染まっている、だがこのハカは先程のサイレンヘッドと同じ左手に囮影があった、

 

(囮影が見えてるだと!?しまった!こいつも⋯同種だったのか!)

「ハナセェェ⋯」

 

すると、ハカの姿はサイレンヘッドへと姿を変えた、

 

「ひ⋯ひいいいい!」

「お前の異能力は擬態ってとこか、サイレンヘッドに化けて人の脳を潰しまくるなんて、趣味悪すぎだろ」

 

すると、サイレンヘッド、いや憑从影は言った、

 

「フフフ、減らず口を叩く前に全身を縛るんだったな!俺は意のままに体の形状を変えられる、この数秒が命取りだぜ!」

「お互いにな」

 

サイレンヘッドの背後に居たのは、ハカとワタルだった、そしてワタルはベストマッチマグナムにボトルを装填する、

 

忍者!コミック!ベストマッチ!』

 

ベストマッチマグナムは形状を変化させ、黄色と紫の漫画の一コマがそれぞれ描かれた刀になった、

 

『四コマ忍法刀』

 

「はぁああああああ!」

「でやぁあああ!!」

 

『火遁の術!火炎斬り!!』

 

ハカの銃撃と、ワタルの炎の斬撃は全て憑从影の脳に全撃ヒットした、そしてそのまま憑从影は倒れたのだった。

 

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「これでどうにか、娘の手術代が工面出来そうだ、なんとお礼を言ったらいいか⋯」

 

3人は男性と無人島を脱出する前にお礼を言われていた、

 

「そんなぁ〜、お礼なんて⋯」

「そうですよ、私たちは自分の仕事をしただけですから」

「まあ、全員無事ですしね」

 

そして、男性は続けて言った、

 

「俺はもうこのゲームから足を洗うぜ、兄ちゃん達も死なないように気を付け⋯って⋯あれ」

「「「ん?」」」

 

3人が男性の向いている方向を向くと、そこに居たのはサイレンヘッドだった、

 

「おい⋯あれ、本物⋯だよな?」

「そ、そうね⋯囮影が⋯無いわ」

「う、嘘だろ⋯?」

 

サイレンヘッドは腕を振り上げる、

 

「「「ひ、ひいいーーーーー!!!!!」」」

「今回はそういうオチかよ」

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        MISSION FAILD

          -任務失敗-

 

 

_______________________

 

〈ログアウトします〉

 

 

 

 

 

 

 




感想お待ちしております

俺クロの百鬼夜行編が始まる前に、主人公には仮想現実シュミレーションを単身で行ってもらうのですが、どれがいいと思います?

  • SCPや都市伝説のミッション
  • ラブ&ピースの世界のミッション
  • クロスオーバーのミッション
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