エボリューションと月と影   作:旅人0605

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すみません、週2投稿ギリギリになってしまいましたが、御容赦ください、お願いします。


第29話ヤマノケのキャンプ場

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あー!空気美味しい!最高!ユウマ!ワタル君!早速お昼ご飯お願いね、もうお腹ペコペコ!」

「ユウマ、ワタルさん、テントの用意もお願い、あと水もくんで来て、トイレの場所も探してきてくれると助かるわ」

 

 

伸びをしながら言うミレイと後ろを見ながら言うハカに後ろで大量の荷物を持っているユウマとワタルは、

 

「何で俺等ばっか働いてんだよ!」

「こんなの横暴だー!」

 

自分の状況に不満そうなユウマが言う、

 

「てか⋯なんでいきなりキャンプなんだよ」

 

そしてミレイとハカは答えた、

 

「なんでってそれは」

「キャンプ動画はバズるから!」

 

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〈スタート地点がF県山中のキャンプ場、あおぞらの里に設定されました〉

 

4人は何時も通り闇の仮想現実シュミレーションを起動させていた、

 

「いいじゃん!いいじゃん!ミッションでキャンプ行けるなんて最高じゃん!」

「あの鬼畜ゲームがただキャンプお楽しみくださいなんてあるわけないだろ、絶対裏あるぞこれ」

 

目をキラキラさせたミレイにユウマは言うと、それについてもハカも言った、

 

「そこが謎なのよ、今回はスタート地点の表示しかされてなくて」

「もしかしたら、そのキャンプ場に何か”曰く”があるのかもしれませんね」

 

少し警戒するユウマ、ハカ、ワタルだったがミレイが高らかに言う、

 

「細かいことは気にしない、ほらキャンプ場行ったら、ユウマがテント張ってさ、ユウマがおいしいカレー作って、ユウマに全身マッサージしてもらって…」

「奴隷じゃねーよ俺は!」

 

そしてハカは仮想現実シュミレーションを設定を終える。

 

〈設定が完了しました、10秒後にシュミレーションを開始します〉

 

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      クリア難易度:★★★

    

    「ヤマノケ」山の心霊スポットで

    女だけに取り憑く悪霊を撃退せよ

 

 

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「んー!やっぱり自然の中で食べるカレーは最高!自炊っていいよね、これぞキャンプって感じ」

 

ミレイは目をキラキラさせながらカレーを頬張っていた、あの後、シュミレーションのキャンプ場に到着すると、ユウマとワタルがある程度の準備をした、

 

「別に家で食うのと変わんねえけど、てかニンジンすら切れねえ女が自炊を語るなよ⋯」

「すみませんユウマさん、持ってきた鞄からコーヒーの素を出してもらっても良いですか?」

「あ?まあいいけど、まさかコーヒー淹れんのか?」

 

ユウマは渋りながらも大荷物の中からコーヒーの素を取り出すとワタルに渡した、

 

「いえいえ、こうするんです」

 

ワタルはコーヒーの素をそのままカレーにぶっ掛けた、

 

『はぁーーーー!!』

 

「え、そんなに入れて苦くねえのか!?」

「いやぁー、最近苦いものを定期的に摂取しないとどうにかなってしまいそうなんですよ」

「薬やってんのか!っていうか流石に入れすぎだろ!!」

 

ワタルはお構い無しにコーヒーの素が大量に掛かったカレーをかき込むのだった、思わずそれを見てユウマは溜息を吐くと、それを見たハカは、

 

「たまにはこういうのも悪くないでしょ、私たちいつもシュミレーションで悲惨な目にあってるし⋯」

「そうね〜、キャンプなんていつぶりだろう…ねぇねぇ、山もいいけど次は海いこ!あ!せっかくなら南の島のリゾートミッションとか!」

 

「ねえよ、そんなもん」

「まあ、もしかしたらこの先出るかもしれませんけどね」

 

何時にもなくはしゃいでいるミレイはカレーの無くなった皿をユウマに差し出す、そしてハカとワタルも差し出した、

 

「ユウマおかわり〜!ご飯もっと炊いて〜!」

「ハイパーハバネロランクのレッドスペシャルソースも追加でお願い」

「すごい味覚してますねハカさん、僕はルーを大盛りでご飯少なめでお願いします、コーヒーの素は自分で掛けるので」

 

それを聞くとユウマは大きな溜息を吐くのだった、そしてユウマは思った。

 

(ワタル、それはお前が一番言えねえぞ?)

 

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〜夜〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あー⋯疲れた、散々こき使いやがって…やっと休める」

 

ユウマはぐったりとテントに座ると、ワタルは紅茶をユウマに渡した、そしてミレイがユウマに言う、

 

「あんたのテントはあっちよ、ここはお姉ちゃんとハカちゃんのだから」

 

ユウマがミレイが指差した方へ向くとそこには赤い旗が立っている小さく所々破けているテントだった、

 

「え!あの狭くてボロいテント俺のかよ」

「っていうか、ワタルくんもよ」

 

「どうせあんた、悪夢にうなされて寝れないでしょ、100体以上の悪霊に憑かれて呪われまくってるんだから」

「さて、僕は少々したいことがありますので先にテントに行ってますね」

 

ワタルはテントを出るとせっせとボロい方のテントへと歩いて行った、

 

「ワタルくん行っちゃったし、ユウマも行く?でもそれじゃユウマ可哀想だよねぇ、じゃあさ!寝る時間までこっちのテントで怪談話でもする?」

「あ!それいいですね」

 

「頼むから1人にしてくれ⋯」

ユウマはそう言うが、ハカとミレイにじっと睨まれる、

 

「⋯やります」

(もはや悪霊よりこの2人の方が怖いんですけど)

 

_____________________

そしてユウマとワタルが寝るテントではワタルは新アイテムの開発に勤しんでいた、

 

「ここにボトルを入れられるように設計して…よし!これなら!」

 

ワタルは懐からドライバーを取り出すと、少し大きめのボトルのような物をドライバーに装填した、

 

『繝輔か繧ッ繧ケ■■■■■■!』

 

だが、ドライバーからボトルを読み込む際に流れた音は全てが解読不能の音声だった、

 

「駄目かぁー!」

 

ワタルはテントの中にある寝袋の上に横になる、

 

「あともう少しなんだが、あと足りないのは動力だ、でもこのボトルをかなり大容量にしちまったからな、今更作り直すなんて…でも、俺が持ってるボトルで新アイテムを作るってのはだいぶ難しいか?」

 

頭を掻きむしりながら、ワタルはスタークに言われた事を思い出す。

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『もし、お前が茉白の事をバラせば、俺は黒神マキを殺す』

 

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そしてワタルは拳を握る力を強くする、

 

「俺は…」    

「何やってんのだ?」

 

ワタルは声に驚いて勢いよく後ろを向くと、そこには少し遅れて来たがユウマがいた、

 

「っていうか、まだ起きてたのか…寝ちまったと思ってたけど」

「ああ…実は新アイテムを作ってるんです」

「ん?あー、確か前に言ってた強化アイテムが何やらって言ってたけか?」

「はい、ちょっと…あのユウマさん」

「どうかしたか?俺は今日は疲れたから出来れば明日」

「ユウマさんは!途轍もない程必要になる動力を補うにはどうしたらいいと思います?」

「動力?あー、ならエネルギーが多そうな物を片っ端から入れてみたらどうだ?」

「え?」

「補うのに必要なもんが少ねえなら、周りから力借りるのが普通じゃねえ?何かあったら言ってくれよ?手伝うから」

「ッフ……ありがとうございます、その時は力借りますね」

「おう」

 

ユウマとワタルは話を終えると、さっさと眠りについたのだった。

 

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〜丑三つ時〜

 

 

 

 

 

 

 

 

ワタルは深夜目が覚めた、理由は単純、ご飯を食べた時にカレーに入れたコーヒーのカフェインがようやく効いてきたためである、そしてワタルはスマホを見ると、

 

(うっわ!変な時間に起きちまったよ、ユウマさんは…)

 

「うぐ⋯ぐあぁ、や、やめろ落ち武者⋯俺は甲冑なんてかぶりたく⋯」

 

(相変わらず、変な悪霊の夢見てるな…さてどうするか)

 

すると、外から言葉に代え難い異臭がし始めた、

 

(何だこの匂い)

 

「うわ、臭ぇ⋯」

 

どうやらこの匂いでユウマも起きたらしい、すると外から声のような物が聞こえた、

 

「テン⋯ソウ⋯メツ⋯テン⋯ソウ⋯メツ⋯」

 

目を擦りながらも横にいたユウマは起きる、

 

「んん⋯?」

「ユウマさん…起きましたか」

 

小声でワタルはユウマに話し掛けると、ユウマは外の声を聞いて言った、

 

「これって⋯ハカが言ってた」

「まさか、今回のミッションってヤマノケですか」

 

そしてそのまま、何かが歩き回る音と共に不気味な声が各所で聞こえる、

 

(近づいてきてる)

(いやもしかして、ヤマノケは…)

 

きゃああぁーッ!

 

すると隣のテントからミレイの叫び声が聞こえた、ワタルもそれを聞き、2人で隣のテントに行くと、そこには血走った目で倒れているハカと必死で呼び掛けているミレイの姿があった、

 

「ユウマ!ハカちゃんが!!」

「はいれたはいれたはいれたはいれた」

 

「ハカ!しっかりしろ、おい!」

「ハカさん!目がイッちゃってます!目を覚めしてください!」

 

ユウマとワタルも呼び掛けるが、

 

「はいれたはいれたはいれたはいれ⋯テン⋯ソウ⋯メツ⋯テン⋯ソウ⋯メツ⋯」

 

先刻と同じ言葉を繰り返していると思ったら、先程現れたヤマノケが言っていた言葉に変わる、

 

「ハ、ハカが憑かれた⋯!」

「どうしよう⋯何なのこれ、物凄い霊気⋯!」

「ガチでヤマノケがミッションとか笑えねーだろ!」

「ユウマ!ハカちゃんからヤマノケを引きずり出して!」

「やっぱそうなんのかよ!ハカの憑依体質にこのミッションとか相性最悪だっての」

 

ユウマはハカに触れて、取り憑いたヤマノケを引きずり出そうとしたが、

 

「ユウマさん、ヤマノケ出てきませんよ!?」

「って⋯うげ!?何でだ!?反応しねえぞ」

 

「そ⋯そっか、女性にしか憑かないってことは男のあんたじゃ触れることもできないかも」

「まじかよ⋯」

「中々に面倒臭いですね!この怪異!!」

 

ユウマは必死で考える、どうすればハカからヤマノケを取り出せるのかを、そして3人はハカの意識を起こし始める、

 

「ハカちゃん!起きて!頑張ってそいつを追い出すのよ!」

「どうせなら!ハカさんが持ってたこの、ハイパーハバネロランクのレッドスペシャルソースを口にぶち込めば!」

「辞めたれや!ハカ!ヤマノケなんかに負けんな!戻ってこい!」

 

すると、体を震わせながらハカは、

 

「テン⋯ソウ⋯メツ⋯テン⋯ソウ⋯メツ⋯」

 

体を仰向けにし、手足だけで這い回り始める、そして動き回るハカ、基ヤマノケを追う、

 

「⋯え」

「これちょっとやばいかも⋯てか同じ女なのにどうして私はスルーなのよ」

「「姉貴/ミレイの姉御の霊感がヤバすぎるからだろ/でしょう」」

 

「もしくは女と思われてねぇか!」

「ふんっ!」

 

ユウマの言葉を聞き、思い切り腹パンをする、

 

「ぐぇっ!食ったモン全部出るっての!」

「追跡途中に嘔吐って洒落になりませんよ!」

「お姉ちゃんだって女として見られたいの!⋯ん?全部出る⋯?」

 

「確か⋯49日過ぎてもダメなら一生このままって言ってたよな」

「元々、ヤマノケってのは、物の怪だったり山の神だったりですけど、体験談を聞くにそうですね」

 

すると、ミレイは自信を持って言った、

 

「ユウマ⋯一か八かの賭けに出るわ」

「賭け?」

「ええ、お姉ちゃんの霊気を全開放してハカちゃんに腹パンしたら取り出せるかも」

 

「お⋯おい、まじで言ってんの?ハカに穴開くだろそれ⋯」

「いや、肉片になってもおかしくないでしょうよ」

「大丈夫、軽く撃つわ」

 

だが、軽くと言ってもミレイの異能力は身体強化である、その為、もし本気も本気のミレイの一撃をハカが食らってしまえば、恐らく骨も残らないだろう、

 

「軽くって⋯姉貴の異能力はやべえって⋯俺デコピンで隣の家まで吹き飛ばされたことあんぞ!」

「それはそれでミレイの姉御何してるんですか」

 

だが、霊気を纏うとミレイは言った、

 

「拳はあてない、霊気をぶつけるのよ」

「仙人みたいなこと言ってんじゃ⋯」

 

「テン⋯ソウ⋯メツ⋯テン⋯ソウ⋯メツ⋯」

 

そしてミレイはハカの腹に思い切り、霊気をぶつけた、

 

「どりゃあああぁぁあぁーーッ!!!」

 

するとミレイよ腹パンの勢いからか、凄い勢いでハカの体からヤマノケが吹き飛ばされていく、

 

「うげええぇーーっ!!」

 

「「えええええーーーー!!!?」」

 

それを見て、ユウマとワタルは若干引いていた。

 

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〜翌日〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おい⋯目ぇ覚ませ、ハカ!」

「⋯⋯⋯ん?一体何が⋯?」

 

ハカが目を覚ますと、寝ているハカを覗き込んでいるユウマとミレイとワタルがいた、

 

「よかったー!」

「ユウマ?ミレイさん?ワタルさん?う!?お⋯お腹が痛い!?え⋯何ですかこれ⋯」

 

ハカは腹部を押さえ始める、

 

「痛い⋯痛い、病気みたいです⋯う!痛い痛い痛い⋯!ううううぅ⋯!!!」

「何つーか⋯それは」

「ご愁傷様です、ハカさん」

「あはは⋯ごめんね、ハカちゃん」

 

ユウマとワタルはジト目、ミレイは苦笑いしながら言った。

 

 




感想等お願いします

俺クロの百鬼夜行編が始まる前に、主人公には仮想現実シュミレーションを単身で行ってもらうのですが、どれがいいと思います?

  • SCPや都市伝説のミッション
  • ラブ&ピースの世界のミッション
  • クロスオーバーのミッション
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