魔法少女まどか☆アマゾンズーーアマゾン細胞『に』転生なのそんなのあんまりだろ!?ーー 作:暁に
生まれた意味を答えるために
「う、うぅ.........」
それはどこの国にでも起こる交通事故、そんな不運に見舞われ自分の命が消えるのを待つばかりの幼い少女は痛みで意識を失うところであった。
『...あいつらはまだ来ていないようだな、間に合った』
しかし、そんな運命は少しの変化により覆る。
そこに『黒い猫のような生き物が現れた』という事だけで
「...?だ、れ.......」
失いかけていた意識が浮き上がる、少女はそのしゃべる猫?を見る。
『あぁ、俺か...それを言う前にこれから俺の話すことを聞いてから判断しろ』
そう言うと少女の手元までに近づき、じっと少女の目を見つめる。
『お前は生きるために人を辞めるか?それとも人のまま死にたいか?』
その猫?は残酷で理不尽な選択を死にかけの少女に投げかける、だがその選択を投げた本人は___本来感情を持たない筈の宇宙人は___まるで後者を選んでくれとでも願っているように、悲しそうな顔をしていた。
しかしそんな彼(?)の思いとは裏腹に、いや必然的に選ぶしかなく
「たす.....けて.........しに....たく...ないっ」
泣きながら彼に手を伸ばし、『生』にしがみついた。
それが茨の道で、不幸でしかない残酷な未来であったとしても...
『............わかった、その願いかなえよう』
少し長い沈黙の後、彼はそう言って優しく少女の手に触れる。
『だがその代わり、お前の
触れた手から溶けるように、その生物は少女の体に溶け込んでいく。
『これからはお前が寂しくならないように、俺がいつでもそばに居てやる』
まるで赤子をあやす親のように少女は聞こえ、そのまま気を失ってしまった。
その後救急隊が駆け付けるが、奇跡的に少女は一命を取り留めた、しかし他の家族は皆手遅れであった。
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月が照らされる病室に、黄色髪の少女は眠っていた。
『珍しいね、君が契約をするのは66年前以来じゃないかい?』
その窓辺から声が聞こえてくる、そこには白く不思議な耳にふわりとした尻尾をした猫のような生物が座っていた。
「...」
しかしそこには事故で重傷を負った少女しかいない、それでもその生物は続ける。
『確かにその子には魔法少女としての素質がある、僕らもその子にコンタクトを取るつもりでいたんだけど...君に先を越されたようだね』
そう白い生き物が話していたとき、意識がないはずの少女の口が開き、その少女の声ではない誰かの声で言葉を紡ぎだす。
「「こいつにちょっかいかけるんじゃねぇぞ...糞野郎共」」
その時の少女の目は、本来の黄色からピンクに近いマゼンタ色に変色しその生物を殺意を含めた目で睨みつけていた。
『やれやれ、君のそれはいつまでたっても理解できないよ。でもそれはできないよ?なんせその子はもう魔法少女なんだから』
異様な雰囲気を漂わせるその生物はそう言って姿を消すと、再び病室に静寂が戻った。
その頃には少女の目は何事も無かったように閉じられ、夜はふけっていった。
これは始まり、残酷な運命、非情な真実、歪んだ正義、そんな理不尽な現実を真っ向から挑む...そんな少女たちと、命が宿るはずのないただの細胞に過ぎなかった存在の
『ハッピーエンドの未来を掴み取る物語』