魔法少女まどか☆アマゾンズーーアマゾン細胞『に』転生なのそんなのあんまりだろ!?ーー 作:暁に
あの事故から数週間が経った、その頃には少女ー巴マミーは目覚め事故の内容を知らされ、マミ以外の家族は全員あの場で亡くなっていたことを知らされていた。
「………」
たった一瞬の出来事で彼女は天涯孤独となってしまった、親が残した遺産や生命保険によって生活は不自由ない、しかし…まだ中学生の少女にそれを受け止めるには、重すぎた。
「…」
それからマミは歩けるまでに回復はすれど、心ここに在らずな状況が続いていた。そんな中の、真夜中のことである。
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月夜が綺麗な真夜中、マミはただボーッと窓辺の月を見つめていた。今の彼女にその月に何を感じているのかはわからない、ただ…
『待たせたな』
突然背後から声をかけられた、病室のドアは開いた音はしなかったと言うのに不思議に思い振り向くと、そこには黒い猫?の様な生き物が鎮座していた。
「…誰か、居るの?」
黒い猫?を見た後、声の主を探す様に周りをキョロキョロと見る。それを見た黒い猫?は
『俺が喋ったんだ、驚いたか?』
そう言ってマミの太ももの上に乗り、マミに真っ直ぐ顔を向ける。
「…喋る猫さん?」
『猫又だったらそうだろうな、だが俺は生憎尻尾は一本だ』
そう言って尻尾をゆらりと揺らし答えると、マミへ言葉を投げかける。
『巴マミ、君は俺と契約した。その契約内容の再確認だ』
「けい…やく?」
首を傾げるマミに『あー、やっぱこうなるか』と何か愚痴るその黒猫?は話を続ける、マミは『死にたくない』と願った。それを自分が契約として叶えた事を
『契約したことでお前は魔法少女となった、魂が肉体から切り離されたゾンビにな』
「ゾンビ...」
『でも今回は本来の方法で契約をしたわけじゃない、そもそも俺も似たようなものだからな。』
「?」
『まぁそれはおいおいな』
そう言いながら尻尾が一瞬6本に見えるが、マミは特に反応しなくて黒猫?はそれに事態を重く受け止める。
『だがなぁ...それとは別に今お前に問題が起きている、今のお前は事故のショックで心がすっぽ抜けた状態だ、これで契約完了なんて俺は認めない。それにな…』
「?」
黒猫?はマミの肩に乗り、彼女の頬に前足を添える。
『俺は『お前を一人にしない』と言った、なのに今お前は家族を失ってひとりぼっちだ。尚更認める訳にはいかない、だからこれから俺はお前と暮らす事にする』
「え?」
驚いた様な声を出してマミは黒猫?に顔を向ける、見た目は愛らしく喉を撫でたら喉を鳴らしそうだ。だが『彼』にはその可愛らしさの他に、何か『確固たる意志』を持った一人の大人の様に感じる。そうマミは思った
「…本当に、一人にしないの?」
不安だった、あの事故のせいで彼女心には深く癒えない傷が蝕んでいた。もしかしたら彼も同じく、いやまた同じく居なくなってしまうのでは無いか、と…
それを見透かす様に彼は目を閉じ、再び目を開けると真っ直ぐマミの目を見てこう答える。
『あぁ、トイレとかプライベートに関わる事以外なら…ずっと一緒に居てやる。これは契約なんてものとしてではなく、お前と俺との『約束』だ』
迷いなく、そして確固たる意志が彼にそう答えさせる。もう二度と同じ過ちを犯さない様に、あんな結末をこの時代に起こさない為に。
「本当に…?」
『本当だ』
「本当の本当に?」
『絶対だ』
「絶対に?」
『二言は無い』
何度も聞き直すマミをあしらわず、無下にせず、優しく、納得してくれるまで答え続ける。泣いてる子供を慰めるように、寂しがる子供をあやすように、怖がる子供を安心させるように
『俺はお前をひとりぼっちにはさせない』
彼はマミに、本心の言葉を紡ぎ続けた。
「......................」
その言葉に、マミは
「...じゃあ、約束...守って、ね?」
事故から今まで流せなかった涙を流しながら、心から笑顔を浮かべれたのだった。
マミ「ところで貴方に名前はあるの?」
『ん?前は猫又から二又って言われてたが、そうだな...元はキュウべぇなんて言われてもいたが実際違うし』
マミ「なら、私ってもうゾンビなんでしょ?」
『いやまぁそうだが』
マミ「ゾンべぇも似たような状態なのよね?」
ゾンべぇ『いやまぁそu...おいまていまなんて』
マミ「じゃあゾンべぇに決定ね!」
ゾンべぇ『ゑゑゑ!?ちょっまてそんな名前安直過ぎるだろ!?嘘だよね巴マミ、巴?マミさん!?』
次回に続く