僕のヒーローアカデミア 僕の師匠は異世界最強の魔導士!?   作:ポップ推しの視聴者

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突如として雄英高校に乗り込んできたヴィランたちを負傷者を出しながらも何とか撃退した緑谷出久と1-Aの面々。
だが彼らを待ち受けていたのは、正当防衛が成り立たずに、相澤先生が処分を受けるという悲惨な現実であった。
そんな状況に悔しさを感じながらも、その裏ではもう一つの問題が動き出していたのだった。


第12話 邂逅(かいごう)

 

黒い皮膚の怪物の即死耐性は高くはなかった。

だから、魔法使いは即死魔法のみに魔法を絞って戦った。

結果見事に即死が決まり、怪物を倒すことに成功した。

しかし、その他の2名の敵には逃げられてしまい、中途半端な形での終着を余儀なくされたのである。

そんな事を考えている中で、青年は再びオールマイトの視線を向ける。

 

「緑谷少年!瀬呂少年!爆豪少年!大丈夫か!?」

 

オールマイト。

出久に先生と呼ばれていた大男は、出久を含めた3人の生徒であろう人物にすぐさま駆け寄って状態を確認する。

瀬呂、爆豪に目立った外傷は見られなかった。

しかし、緑谷は腹部の体育着が千切られていた。

そこから見える脇腹には大きな青痣ができており、何かしら攻撃を受けて、怪我をしていることが分かった。

オールマイトは後からやってきたセメントス先生に慌てふためきながらも緑谷の状況を説明した。

セメントスはらしくもないオールマイト(No.1ヒーロー)に落ち着いてとジェスチャーをした後、緑谷と轟、切島(負傷した生徒)を担ぎ上げると、病院へと同行した。

そしてオールマイトはその場にいる、瀬呂と爆豪の方に手を乗せて蓋のことを盛大に褒める。

ヴィランが攻め込んだ中、その戦場の中にいながらも無傷で生還した2人のことを素晴らしいと笑みを浮かべて伝える。

瀬呂は自身の戦闘が決して、そんな褒められたものではないことを、オールマイトに伝えるも彼から返ってきた言葉に考えを改める。

 

「援護に徹していた?前線にはでてない?かまわないさ!大事なのは自分にできることを、見極める判断力と実践する胆力だ!君はヴィラン相手に正面戦闘は分が悪いことを理解し、緑谷少年や爆豪少年のサポートに回った、これ決して臆病ゆえの逃げではないぞ。」

 

オールマイトの力強い言葉に瀬呂の瞳からは我慢できなかった大粒の涙が流れ出す。

それを気が付き、涙を拭いながらオールマイトから視線をそらす。

対するオールマイトは続けて、爆豪に言葉を与える。

 

「ヴィランと正面戦闘を行って、無傷で生還した学生などほとんどいないだろう!素晴らしい戦果だぞ、爆豪少年!」

 

オールマイトの言葉に、爆豪は目を背ける。

彼も自分自身の今回の戦績に納得をしていなかった。

雑魚敵は全て力でねじ伏せた。

彼一人でも問題ない程度には強かった。

だが彼が思っていたのはそこではなかった。

その後、勢いよく戦場へ駆け込み、敵の動きを封じるまでの動きは彼自身も納得がいっていた。

その直後だ、

 

(かっちゃん!!そいつ連れて逃げて!!)

 

緑谷(クソナード)に指示を受けた。

それ自体は彼自身も取るべき手段と理解していたから大した問題ではなかった。

それでも彼に指示を出されたことはかなりストレスであった。

さらに、その緑谷(クソナード)は黒い怪物と戦闘を行ったのだ。

彼ですら動きを探知すらできなかった、黒い巨大な怪物と。

それが彼にとって凄まじい屈辱であった。

怪物は、爆豪に襲いかかろうとして、瞬時に姿を消した。

爆豪は、何が起きたのか理解ができなかった。

黒いモヤを逃してしまい、取り返そうとした矢先の出来事だった。

轟音が響いた瞬間、脱兎のごとく駆け出す。

そして木々の間からその様子を観察する。

合計3発の雷が黒い怪物に降り注ぐ。

偶然3発もの雷が、一体の生物に降り注ぐ奇跡など起こり得るはずもない。

つまり、その雷が何者かによって人為的に怪物に向かって落とされたのだ。

それが誰によって行われたのかは安易に想像がつく。

だがしかし、その事実は受け入れがたく、信じたくはないものだった。

そんな爆豪の方にオールマイトは手を乗せる。

 

「君は強い。この歳で、ヴィラン相手に生き残るやつなど聞いたことがない。」

 

そう言いながら、今度は頭の上に手を乗せて乱暴に撫でる。

爆豪は鬱陶しく思ったのかその手を乱雑に払いのける。

 

「だが、一つアドバイスはしておくぞ。悔しいと思うことは当然だ。それを受け入れることもまた強さだぞ。受け入れた上で、Plus Ultra(越えて)いくんだ。」

 

彼にそう伝えるも、爆豪の様子に大きな変化はなかった。

彼は、オールマイトを人にらみするとそのまま入り口へと戻っていった。

オールマイトは睨み付けられたことに不満を感じながらも、その目線の意味を読み解く。

 

(言われなくてもわかってる。)

 

そんな思いを感じとった。

オールマイトはそれを確認すると、一瞬でもう一人のヴィラン候補を抱えて塚内警部のもとへと駆けていった。

 

 

 

そして、オールマイトと塚内警部の2人による魔法使いへの尋問が始まったのであった。

魔法使いも何を聞かれるのかと身構えていたところであったが、大男から放たれた言葉は彼の予想を覆すものであった。

 

「この度は、ヴィランの強襲から生徒を守っていただき、本校の教師を代表して、心より御礼申し上げます!」

 

深々と頭を下げながら、お礼を口にする大男の姿に目を丸くする。

先程までは、ヴィランの一人と疑われていたため尋問されるものとばかり思っていたがそれが大きく外れて困惑する。

だがお礼を言われることには罪悪感を感じる。

彼はお礼を追われるほど大した成果を残しているわけではない、そう考えていた。

 

「…いや、そんなことを言わないでください。出久は結局ケガをしていましたし、これ以外の子たちもケガをしていた人がいる可能性は高い。」

 

「俺は、守れてなんかいないですよ。」

 

そう言いながら俯く。

出久の姿を見た時、彼の腹部には青痣ができていた。

痛々しいほどに大きな痣であった。

出久にヒーローになるための力を見いだしたのは、魔法使いの彼だった。

だが、彼はまだまだ発展途上の未熟な少年だ。

彼らにすべてを任せるのではなく、見守り、時には手を差し伸べることも必要なのだ。

それなのに、それが間に合わずに怪我を負わせたことに魔法使いは悔しさすら感じていた。

その様子を見ていたオールマイトと塚内警部は互いに顔を見合わせる。

この者は(ヴィラン)ではない。

そう判断する。

そして、ヴィランだと疑いをかけたことを青年に向かった謝罪をする。

魔法使いの青年はその謝罪を素直に受け取る。

そして、塚内警部は戦闘が発生したときの状況の説明を求めた。

青年は、潔く自身がドームの中に入る瞬間からの出来事を包み隠さず話し始めた。

その中で、塚内警部が何度か顔をしかめたのを青年も分かっていたがそれでも話をやめることはなかった。

最終的には話を終えた青年を一人部屋に残し、オールマイトと塚内警部は一度部屋を出て内密に話を進める。

塚内警部の意見、そして次に話したオールマイトの意見に塚内警部は目を丸くする。

だが、彼の性格を知ってるが故かため息をつくだけで彼の意見を否定はしなかった。

2人が部屋に戻ってくると、まず話し始めたのは塚内警部だった。

その内容は、青年に該当するであろう2つの罪の話であった。

1つ目は、殺人罪。

相手が人型であった以上成立する可能性は否定できない。

そしてもう一つが"個性"を不法に扱った罪であった。

個性を社会で使うためには許可が必要である。

彼もそのことは緑谷と出会ったときに聞かされていた。

だから覚悟をしていた。

だが、それでも出久が襲われていたあの瞬間に【助けない】という選択肢などなかった。

そして彼はその罪を甘んじて受け入れるつもりであった。

だが、そんな覚悟も次の大男の話で一変する。

 

「君は…教職に就くつもりはないかい?」

 

言葉の意味が分からなかった。

教職という言葉を考える。

たしか教師、いわゆる学校の先生を指す言葉だった気がする。

この男は、見ず知らずの人間を教壇に立たせようとしている。

それが何を意味するのか全く分からなかった。

それが表情に表れていたのか、大男も順を追って説明をする。

本来であれば先ほどの罪状で警察に捕まる。

だが雄英高校としては、生徒たちを救ってくれた恩人に恩を仇で返すような真似をしたくはない。

そのために、大怪我を負った相澤先生や13号先生の代わりとして、学校に来てはくれないかという話だった。

正直、避けたかった。

子どもに何かを教えるという行為を、彼は生まれてこの方したことがなかった。

何をどう教えれば良いのか全く想像すらできない。

そんな無責任なことはしたくはなかった。

しかし、大男と塚内警部が言うにはこの条件を飲まなければ逮捕されるらしい。

選択肢は与えられていたが、事実としてはほぼ一択だった。

捕まるよりはその方が良いだろう?

大男の考えが手に取るように分かる。

だがむしろ塚内警部の感情は一切読み取れない。

警察としては捕まえなければならない存在である以上、大男の話をのめば、色々と隠し事をしなければならない…もっと言えばお天道様には言えぬようなことをしなければならないのだろう。

それ故か、感情を隠し切る。

だが、彼の中では選択に揺らいでいた。

そんな中大男が放った一言が彼の決断を一気に加速させた。

 

「君は緑谷少年のお師匠様なんだろ?」

 

その瞬間、頭には出久の姿が思い浮かぶ。

彼を導き、大成させる。

青年の中で、答えが決まる。

 

「俺を、雄英高校の教師として認めてください。」

 

青年が2人に対して頭を下げる。

塚内警部はため息をつくが大男は力強い海をつなげながら右手を青年に差し出す。

 

「私はオールマイト。今年からこの雄英高校の教員になった新任だ。これから同僚としてよろしく頼む。」

 

自己紹介をしながらオールマイトは彼に握手を求める。

青年もその大きな右手に同じく右手を差し出し、握りしめる。

 

「俺は…魔歩(まほ)緑谷(みどりや) 魔歩(まほ)です。よろしくお願いします、オールマイト。」

 

この出会いもまた、世界を変える奇跡への大きな一歩になった。

握手を終えた、2人だったがそこでオールマイト身体から煙のようなものが出てくる。

それを見た塚内警部は焦ったような表情を見せるも、オールマイトはそれを手で制する。

やがて、オールマイトという大男の身体は萎んでいき、ひょろひょろの男が姿を現した。

そのわけの分からない状況に目を丸くする魔歩。

その状況をオールマイトは説明し始めた。

 

「私は平和の象徴と呼ばれているヒーローだ。私は君の"個性"に非常に興味を持っている。私の今持っている情報…つまり秘密を話す。だから、君のことも隠さずに教えてほしい。」

 

オールマイトは鋭い目線を魔歩に向ける。

ひょろひょろ似なったはずの目の前の男の視線に思わず、全身が総毛立つのを感じる。

一度大きく息を吐くと、短く返事をして、オールマイトの話に意識を集中させた。

彼が話す内容は、この世界の根幹に係る内容であった。

ワン・フォー・オールとオール・フォー・ワン。

少し前の決戦とその結末、その代償。

恐ろしく大きな事実を魔歩は聞きながら、顔を険しくしていく。

まるで、自分の元の世界の魔王との戦いを思い起こしているような感覚になっていた。

全てを聞き終えると、魔歩はオールマイトに向かって。

突然恐ろしいことを話し始める。

 

「オールマイト、貴方は初対面の人間に命を預ける覚悟はあるか?」

 

そう言いながら立ち上がり、右手に白い光を放ち始める。

塚内警部はすぐさまオールマイトの前に飛び出し、守るように立ちふさがる。

オールマイトは鋭い視線を崩さずに、魔歩を見つめる。

塚内警部は当然どうするつもりだ!と魔歩に全力の警戒と敵意を向ける。

魔歩は、オールマイトに視線を送り彼が自分に対して敵意を向けつつも、殺意を感じないことを確認するとそのままの姿勢で話し始める。

自分の力のことを。

自分が異世界から来たであろう人間であること、記憶がないこと、魔歩という名前が偽名であること。

そして、オールマイトが最も知りたがっていた個性擬きの力(魔法)についても話した。

それを聞いていた2人は、信じられないとでも言いたげな評定をするものの、それを声に出すことはなく黙って彼の話を聞く。

そして彼は最後にこう付け加えた。

 

「俺の魔法には"回復魔法"が存在する。どんな傷であろうが生きていれば治せる代物だ。」

 

そう言いながら立ち上がり、一歩前に踏み込んでくる。

 

「胃の全摘出はなくなっているから分からないが、呼吸器官の半壊ならば残った半分から治療することは可能だろう。」

 

「俺の"上級回復呪文(ベホイム)"なら、オールマイトを治せる。」

 

「まさか…」

 

「そんなことが…」

 

2人は言葉を失う。

現代の医学や医療系の個性をもってしても治すことができなかったオールマイトの決戦による代償(深手)、それを彼は治すと言っているのだ。

目の前の大きな話に、塚内警部はオールマイトに向かって小声相談を始める。

全ての話が突拍子もない彼の話を信じるのか?と問いかける。

これまで異世界や魔法などの信じられない話ばかりを彼は話し続けていた。

信用できる点が存在しない、というのか塚内警部の本音であった。

これがもしも逆で毒などであればオールマイトは再起不能に追い込まれる可能性も否定できない。

そうなればこの超常社会は間違いなく崩壊する。

それを懸念していた。

オールマイトはそんな相談を受けながらも、魔歩の事を見続けていた。

その目の中の光を見据える。

数秒、時が流れる。

 

「お願いしたい。」

 

「オールマイト!?」

 

オールマイトの発言に使うには、猛反対する。

せめて、少し彼の素性を確かめてからでも斗食い下がる塚内警部にオールマイトは静かに答える。

 

「彼の目に濁りを感じない。それに、胸騒ぎがするんだ。今日の一件は決して油断できる内容ではない。おそらく、【やつ】がバックにいるだろう。」

 

それを聞いた塚内警部派苦虫をつぶしたような顔をする。

 

「やつが動くのであれば私もこのまま摩耗を続けるわけにもいかないだろう。」

 

そう言うと立ち上がり、魔歩の前に立つ。

それを止めるものは誰もいなかった。

いいんだな?と視線でオールマイトに訴えかけるもそれを沈黙が肯定する。

両の手のひらをオールマイトの腹部に向ける。

 

上級回復呪文(ベホイム)。」

 

魔歩の手から緑色の光が放たれて、オールマイトの腹部を包みこんだ。

 

 

 

 

それから数分がたった。

その間に誰も言葉を発することはなく、重たい沈黙だけが場を支配していた。

時間にしてものの数分しかなかったはずだが、当人たちは気が遠くなるような感覚にさえ陥っていた。

やがて、両手から光が消え魔歩が大きく息を吐く。

オールマイトは糸が切れた人形化のように、崩れ落ち、椅子に座り込む。

塚内警部はすぐさまオールマイトに駆け寄り、様態を確認する。

オールマイトは特に変化を感じることもなく、首を傾げながら腹の傷を確認する。

すると、そこには先ほどまでなかったはずのかさぶたができていた。

 

「治癒は正常に行われてる。」

 

魔歩の言葉に2人は顔を向ける。

 

「だが、傷から時間がたちすぎている。そんなすぐに全快できるような傷ではないですよ。」

 

そう言いながら椅子に腰を落とす。

つまり成果を感じるのもまだ先になるとのことだ。

塚内警部は心配そうにオールマイトに視線向けるも、彼が信じた相手だと割り切り一礼をしてから部屋を出ていった。

部屋に残された、2人は明日からのことを簡単に話してからそれぞれ学校と家に戻ることとなった。

オールマイトは今回の話を全教員に相談する。

最初は難色を示すものもいたが、校長がそれを認める旨を話すと全員が承諾をする。

だが、快く受け入れるものがすべてではなかった。

なぜならそれは…

 

「いるだろ?内通者。」

 

この学校には裏切り者がいるからである。

学校のカリキュラムが割れていた。

つまり内部から情報を抜き取るものがいたということだ。

そういった状況の中で外部から人を招くなどリスクの高い行動を見過ごすことはできなかったのだ。

だが校長曰く、学校関係者ではないからこそ見えてくるものがある、と別の視点から魔歩の事を見ているようであった。

因みにこの時の説明に、彼が異世界の人間であることはなかった。

あくまで"個性":魔法としてこの学校に赴任するのである。

因みに相澤先生は魔歩を教師として招き入れるために犠牲になった。

責任問題の押し付けという犠牲者に…。

 

 

 

 

「切島くん…大丈夫かな?」

 

「…分からねえ。あの怪物の攻撃をまともに受けたからな。死んでないって話だが、無事ではないことも確かだろ。」

 

病院のベットに横になりながら、緑谷と轟は切島のことを話していた。

緑谷も轟も、怪物【脳無】の攻撃を受け、重傷を負っていた。

だが、それ以上に切島のほうが問題であった。

その瞬間を認識できなかったが、おそらく切島は脳無の攻撃を正面から受けた。

轟は氷による軽減、緑谷は小指を掠めたことと、風圧で吹き飛ばされただけで互いに直撃を受けたわけではない。

切島だけがその圧倒的な破壊力の直撃を受けてしまった。

緑谷も轟も攻撃を受けた故にその破壊力を完全ではないとはいえ、肌に感じていた。

だからそこその直撃を受けた切島が心配だった。

そんな話をしているなら、それ以外の音が彼らの耳に響いてくる。

 

「…?どうぞ。」

 

緑谷はその音の主を病室に招き入れる。

入ってきたのは見覚えのある人物だった。

 

「…!あんたは、」

 

「し、師匠!」

 

部屋に入ってきたのは、魔歩であった。

魔歩は緑谷の元まで歩いていくと、怪我の心配をする。

緑谷が笑いながら「大丈夫」だと答えると、安堵したような笑みを浮かべる。

そして次に轟のもとへと足を運ぶ。

すると、頭を下げて轟に謝罪をする。

それに困惑する緑谷と轟。

 

「もう少し早く来ていれば、君とあそこで寝ている少年にケガを負わせることもなかった。すまない。」

 

轟からすれば彼はなんにも関係がない一般人(?)だ。

彼が轟を守る理由がなければ守らなければならない道理もない。

だから謝罪を受けたことに困惑すら感じていた。

 

「あなたが頭を下げる理由がない。俺の力不足が原因だ。」

 

そう呟きながら自身の右手を見つめ、握りしめる。

緑谷も師匠の行動を否定する。

自分の力不足だと同じようなことを話す。

だが、それでもと続けて

 

「助けてくれて、ありがとうございます。師匠。」

 

感謝を告げる。

轟もそれに続くように感謝を言葉にする。

魔歩は、小さく頷くと切島のベッドへと向かい、緑色の光を彼に浴びせる。

彼が帰った数分後、意識を回復した切島と何気ない会話をした轟と緑谷はその日のうちに退院し、自宅へと帰った。

ただし、切島は意識を失い、一番ダメージが大きかったため、一日の入院をすることとなったのであった。




遅くなってしまい大変申し訳ありません。
ここ最近更新が遅くなってしまい、不定期になってしまっています。
プライベートが多忙ゆえ中々時間を割けなくなっているのが現状です。
少ししたら落ち着くとは思うのですが、現状土日も休みがない状況で執筆が難しい状態です…
楽しみにしてくださっている方々には大変申し訳なく感じていますが、私情が落ち着くまで温かい目で見守っていただければと思います。
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