【第二部開始】もしも新宿決戦で五条悟が北を向いて両面宿儺に勝っていたら? - 呪術廻戦『受愚戴転』 -   作:糾縄如氏

35 / 104

【あらすじ】
喇誑(ラテブラ)から婪佳久(らんかく)を引き抜いた禍福。
二人は、己の過去を前に、共に未来へと駆け出していく。



最終話「一途」

 

「よし――よし!」

 

 

 

 困難を極めた摘出作業は、辛くも成功。

 伏黒恵はついつい握り拳に力が籠った。

 

 

 

 ――鹿紫雲(かしも)摩虚羅(まこら)を継承した脱兎による解析。

 共鳴りによる、癒着した呪霊と人体の境界の顕在化。

 そして、天逆鉾による物理切断。

 

 ここまでの全て、どれかひとつでも欠ければ、婪佳久をアイツから無事に引き離せなかった。

 

 

 

 極めて順調。順調過ぎて怖いぐらいだ。

 

 そして――そういう時こそ、不測の事態とは起こるモノで。

 

 

 

「畳み掛けるぞ――領域展か――!」

 

「伏黒くん。ステイ」

 

「――、なんでだよ」

 

 

 

 終止符を打つ。ハズが、止められた。

 隣立った同期の一名。釘崎野薔薇に。

 

 

 

「あーも。これだからウニ頭は、さっすが華ちゃん七年待ちボーケさせる男は違いますねぇ〜!」

 

「?、?」

 

 

 

 首根っこを掴まれ、ズルズル引き摺られてのフェードアウト。

 納得いかぬ、という顔の伏黒を他所に。

 

 

 

「――ねぇ、やっぱアイツ藤原でしょ! ちょっ離せ、せめて一発殴らせろ!」

 

「ホントお前、わかんねぇやつだな。怪我人は黙って帰って服着て寝てろ」

 

 

 

 ついでに、鹿紫雲(かしも)に引きずられながら、安曇野への因縁を勝手にたぎらせる烏鷺(うろ)を他所に。

 

 

 

「行くわよ。あれはもう、二人の問題なんだから」

 

 

 

 ――少年と少女は。最終局面に突入していた。

 

 

 

――

―――

 

 

 

 ――術式『受愚戴転(じゅぐたいてん)』。

 

 それは、非術師の呪力を一身に集める術式。

 いわば呪霊の発生サイクルの侵略。

 

 

 

 特級超過呪霊喇誑(ラテブラ)の呪力は――列島全土の七割にまで膨れ上がっていた。

 

 

 

 だが――その呪力の殆どは、引き出された時点で『彼女』に奪われた。否、それだけではない。

 

 

 

「――オマエは、産まれきれなかった。母体(わたし)を吸い尽くす気満々だったワケだ――けど、考えてみりゃあさぁ」

 

 

 

 術式『受愚戴転』は、この場にふたつ存在している。

 

 

 

「それって逆に、わたしにも言えることなんだよね」

 

 

 

 そう、彼女は――13年、『喇誑(ラテブラ)』を宿してきた。

 

 特級術師・婪佳久。

 その肉体にも、後天的に『受愚戴転』の術式は刻まれていた。

 

 よって『喇誑(ラテブラ)』へ呪力供給源(リソース)は半分となり。

 

 

 

 ――婪佳久を殺さねば、『喇誑(ラテブラ)』は崩壊する事態となっていた!

 

 

 

「あぁ……やっと、わかったよ」

 

「――――ッッツツ‼︎‼︎」

 

 

 

 ぐずぐずにほつれていく死に損ないは、大きすぎる図体で足掻き、親殺しにかかり。

 

 

 

「――オマエは、わたしなんかじゃない!!」

 

 

 

 だが婪佳久は――真正面から。

 呪印の浮かんだ痩身ひとつ。

 

 正の呪力で、怪物を殴り返した。

 

 

 

「出力最大――擬似紡操(フェイク・ブースト)!!!

 

 

 

 ――膨大な呪力のコントロールを手放し、指向性を与えて体外放出する。

 

 本来であれば自壊を伴う技は今や、『正の呪力』となった事で欠陥を克服。

 どころか、それは――擬似的な、反転術式のアウトプットとなっていた。

 

 『黒閃』による潜在能力解放、莫大な呪力量によって成立した芸当。

 こと正の呪力の扱いならば、呪霊よりも人間の婪佳久は上手をいく。

 

 

 

「誰にどう頼まれたってオマエにだけはなるもんかよ。――わたしは人で、呪術師でッ、どこまでいってもオマエは呪いだ!!

 

 

 

 よって、ここでの婪佳久は――列島半分の呪力を使い果たすまで、無敵と化した。

 

 

 

「決着つけようか。オマエを殺して――初めて、わたしは産まれ落ちる!」

 

 

 

 喇誑(ラテブラ)の『受愚戴転』が弱るほど、婪佳久の『受愚戴転』に呪力供給量は傾く。

 

 いわばこれは、互いの存在を食い合うシーソーゲーム。

 

 加えて、心臓を抜かれたも同然な今の喇誑は、大きくキャパシティを損ない、呪術の学習容量が減っていた。今、新たな技能を獲得できる余裕はない。

 

 

 

 故に――、呪術戦の極地は、解禁される。

 

 

 

「……そこは、わたし『達』だろう。婪佳久」

 

 

 

 ――安曇野禍福(あずみのかふく)は、居合を構えていた。

 

 その構えは、シン・影流『簡易領域』のそれだ。

 

 だが。結界は――カウンターのプログラムを排除。

 相手を領域内に収める縛りによって――範囲を拡張。

 

 

 

 そして。上がる彼の片手には――――韋駄天の印。

 

 

 

 安曇野禍福は――シン・影流『簡易領域』により、結界術の基礎を習得している。

 

 

 

「――領域展開――――」

 

 

 

 刹那。とりまく世界は一変した。

 

 

 

 婪佳久・喇誑に必中される『術式開示』によるルール説明。

 

 術式情報を得た事で、その場の全員は結界に浮かんだ『線』と。

 

 

 

 ――煌々と紅く燻る、溶岩地帯を視認する。

 

 線を踏めば、擬似加速。

 線を踏まない――もしくは線内に足の収まらない人外は、マグマ。

 

 

 

「――――忌定想縁線(きていそうえんせん)

 

 

 

 喇誑(ラテブラ)もまた簡易領域を展開、しようにも。

 

 あらゆる速度が停止するマグマに体積の大半を晒し、一切の挙動は絶たれる。

 

 線から落ちれば、あらゆる動きは停止する。

 無論、術式も機能不全。代謝と抗いは不能となり、

 

 

 

 さながら、焼けた鉄板の上に乗った氷が如く――泡と悪臭を放ち、盛大に溶けていく。

 

 

 

「――婪佳久、いけるな」

 

「――勿論っ!」

 

 

 

 そこへ。禍福の有する『天逆鉾』と、婪佳久の『正の呪力』が畳みかける。

 

 

 

 二人は、『無為転変』による記憶の交換・定着により、互いの人生の一部を追体験した。

 いわば憑依による訓練をしたように、肉体でなく魂に、それぞれの術式経験は刻まれた。

 

 婪佳久は、これまでの禍福の『線』を踏む技能を譲り受け、そこに呪力の意図を読む能力も伴い――禍福と共に、領域の加速に乗って、呪力コントロールのギアをより高め、

 

 

 

「「――『黒閃』ッ!!!」」

 

 

 

 正の呪力による、黒い火花。

 婪佳久にとってあり得えざるハズの、呪力掌握という待望を果たすに至っていた。

 

 

 

 ――喇誑(ラテブラ)の学習能力はすでに容量オーバー。

 そこに叩き込まれる、少年少女の全盛期。

 このままいけばオーバーフロー、間違いなく祓われる。

 

 

 

 その認識が。

 理解し難い恐怖が――より。

 

『呪いに対する呪霊』の、逆鱗を起こした。

 

 

 

「――、!!!!」

 

「ぅ、わ!?」

 

「婪佳久!?」

 

 

 

 ――――黒閃は、微笑む相手を選ばない。

 

 

 

 死中に見出した活。

 有り合わせの技能を結集した一撃が、婪佳久を『線』から突き飛ばす。

 

 

 

 とはいえ、婪佳久は『擬似紡操』による呪力放出で飛行可能、マグマに接触することはないだろう。そう禍福は即座に前へ集中した。

 

 

 

 なにせ――眼前の事態の方がよほどヤバい。

 

 

 

「あ、ァァア――アズミノ、カフク――!」

 

「コイツ、ここに来て――!」

 

 

 

 二度目の、変態。

 

 焼け落ち、溶解する蛹を破り、顔を出す、呪詛。

 

 その様相は一転、人間大となり、知性を得て。

 

 

 

「――――キサマさぇ、居なければ!!!」

 

 

 

 そのキャパシティは全て、禍福殺害へと向かう。

 

 結界の『線』に、眼のついた足は乗り、喇誑(ラテブラ)にも加速が付与された。

 

 そして――両肩より伸びるブレードを備えた鞭が、壮絶に領域内を掻き乱す。

 

 

 

(――逆鉾が弾かれる。なんだよ、この硬度は!)

 

「死ね死ねシね死ネ死ね死――!!!」

 

 

 

 切断は不可能と即断、というか下手に手を出せば絡みつかれてズタズタだ。

 

 混沌に取り合わず、禍福は術式解釈を拡張。

 空中に『線』を設定し、空を『面』で捉え、駆け上がる。

 

 爆縛呪法『空奏疾駆』を発動し、立体軌道で魔の手を逃れ――否。

 

 

 

「嘘だろ――!?」

 

「――コロすッ、アズミノカフク――ッッ!!」

 

 

 

 ――『喇誑(ラテブラ)第三形態。

 

 

 

 童女の日本人形を着飾ったクリーチャーは。

 

 見た一度で、『空の面』を学習。

 

 領域のバックアップによる加速と相まって、

 禍福の足が乗った『空の線』を踏み、

 二次元から三次元へと飛び上がる。

 

 

 

 ――かくして、球状のサーキットを越える速度の交錯。

 ――怒り心頭に振るわれる蛇腹剣との接戦が開始され、

 

 

 

 禍福は、理解した。

 

 

 

(逆鉾が通らない。こいつ呪力を質量に変換してやがる。呪霊としてでなく物理的に存在している! しかも――これまで己を縛った13年分の呪力を解放したか!

 

 

 

 そう、『喇誑(ラテブラ)』は今、溜め込んだ自分自身の呪力を解放した。

 

 

 

 そして、これまでの学習内容を棄却。

 全学習容量を禍福に傾け、

 

 生物として成立しない形状であるのを無視した、

 加速に対応でき、禍福を殺すだけのフォルムに至った。加えて、

 

 

 

オマエさえ――オマエッ、さえ!!!」

 

 

 

 その呪力全てを放棄、質量に変換する縛りにより。

 その効果が切れる30分の間まで。

 

 呪力皆無の――フィジカルギフテッドとなる。

 

 

 

(こいつはもう――俺を殺すだけの存在になったんだ!)

 

 

 

 せめぎ合う斬撃の応酬は、『喇誑(ラテブラ)』に傾き、

 唯一勝っていた速度でさえ逆転する。

 

 

 

 禍福の加速要素――、

 

・爆縛呪法の『命を賭ける縛り』による術式効果

・空中の線を歩けという『無理難題の縛り』での効果向上

・空を面で捉えて蹴る加速

 

 

 

 なのに対して、今の『喇誑(ラテブラ)』は、

 

・呪霊の身で呪力を捨てる『命を賭ける縛り』

・領域による爆縛呪法の加速効果

・空を面で捉えて蹴る加速

 

 そこに、フィジカルギフテッドの敏捷性までもが加わった。

 

 肉体構造は呪霊のままの全身武器庫状態で、だ。

 

 

 

「ッ――『黒閃』!!!」

 

「コロ――――ッ!!?」

 

 

 

 辛うじて、クリティカルを叩きだして殴り飛ばす。

 

 むしろこっちの拳のが壊れるかと思わされる。

 

 

 

 だが、これだけは通用した。

 

 そりゃそうだ。人間のフィジカルギフテッドとは異なり、素体は呪霊である以上、多少丈夫でも、術師の呪力をぶつけられたら祓われる。

 

 

 

 ――禍福の呪力量は有限だ。

 

 だが命を賭ける縛りによって、呪力出力の上限は限りなく解放されている。

 速度でも体力でも押し切られたコイツを倒すには、今。

 

 

 

 最大出力の黒閃を、決めるしかない……!

 

 

 

(完全に防御を解いて攻撃する。道中の鞭を全部足でちぎって――できるか?)

 

 

 

 互いに加速した今、呪力のタイミング合致だけは実現できるだろう。

 呪力のブレンドは自分の技量次第。

 あとは運あるのみ――――否。

 

 

 

(いや。ここまでくりゃあ――理屈じゃないだろッ!!)

 

 

 

 愚問。空の上で一呼吸、迷いなどない。

 気分は、最高記録に挑むスプリンター。

 

 自由落下手前の、マグマの上――見出した『面』と『線』を、蹴る。

 

 

 

「アズミノ――ッ!!!」

 

「勝負だ――復讐鬼」

 

 

 

 ――――水平、駆け出す、少年の身体。

 

 

 

 領域による術式解釈拡張により、『線』は複数発生が可能となった。

 よって結界の『線』と空中の『線』を交互に踏み分け、不規則に迫る。

 

 

 

 出迎える殺意の応酬。

 

 だが必然的に上から叩くとなれば『マグマ』に接触するリスクがある。

 前傾姿勢で進む彼の足元をすくうには足りない。となれば、

 

 

 

「――――死ね――ッ!!!」

 

 

 

 『喇誑(ラテブラ)』もまた、まったく同じ手段で接近した。

 

 むしろこちらは、前方に鞭を渦巻かせ、ドリル状の矛を形成しての突貫であった。

 

 互いの殺傷力の差は見るに明らか――否。

 

 

 

 もう、安曇野禍福は一人ではない。

 

 

 

「だとよ――婪佳久」

 

「――!?

 

 

 

 ――『喇誑(ラテブラ)』の、見落とし。

 禍福しか目に入っていない以前に、『喇誑(ラテブラ)』は、それを認識できなかった。

 

 

 

 婪佳久は吹っ飛ばされて以降、隠れ潜んでいたのだ。

 

 周囲に展開された――我流・『簡易領域』。

 自身を悟らせない結界によって。

 

 

 

「そっちがその気なら……こっちだって」

 

 

 

 呪力を極限まで排除した、フィジカルギフテッドと同様、呪術的には建物に値する結界。

 

 故に、禍福の領域を中和することはない。

 そして、自身で張った結界を壊す縛りによって、再現されたのは。

 

 

 

「――『全部』、くれて、やるよ――!」

 

 

 

 婪佳久の全呪力――『正の呪力』の高出力志向放出が。

 

 喇誑(ラテブラ)』を、禍福もろとも撃ちぬいた。

 

 

 

「――――ッ、ラン、か、く――ッ!??!!!?」

 

 

 

 13年、己を縛った母体への怒り。

 質量のみの存在とはいえ呪霊。

 致死の光線に身を焼かれて、再燃した怨恨の眼は他所を向き、

 

 

 

 目の前を、見落とす。

 

 

 

「光栄だね――俺だって、そのつもりさ」

 

 

 

 ――正の呪力は呪霊に対し、致死となり。

 ――人体に対しては、治癒として働く。

 

 正の呪力の光線に焼かれた禍福は――その間のみ、無敵。

 

 

 故に放たれるのは自壊覚悟、『無制限』の。

 

 

 

「――――『黒閃』ッツ!!!!!」

 

 

 

 最大加速、最大呪力の乗った一蹴りが。

 脆く焼け爛れた怪物を穿ち――黒い火花が吹き荒ぶ。

 響き渡る、音速突破の快哉。

 

 これまでの疾走は、その一撃へと結実し。

 

 

 

「またな……今度は、呪い以外の何かを見つけろよ」

 

 

 

 悪感情の器は――音を立てて、崩れ落ちていく。

 

 ――最期まで、その手が禍福の足を掴んでいた。

 

 

 

――

―――

 

 

 

「や~。完全、出し切ったぁ……」

 

 

 

 領域が解ける。

 呪力をごっそり吸い尽くされた、東京の空を仰ぎ、

 無人都市の真ん中で、婪佳久は大の字になっていた。

 

 

 

「はは……勝手に術式使えるって。こんなに身軽なんだ……」

 

 

 

 これで、この世に術式『受愚戴転』はひとつだけ。

 人体の使用を前提としない呪いは、今後も彼女に注がれる。

 

 

 

「……あと。復讐達成、おめでとう。禍福クン」

 

「ついでみてえに言うな。てか、バテてる場合かよ。新東京校ふっ飛んだんだ。始末に行くぞ」

 

「え~やだよ。別にわたしがやったわけじゃないじゃん~」

 

 

 

 生涯に渡る呪縛が確定した、というのに。

 薄汚いアスファルトに、白髪と白い制服を汚し、

 少女は、これ以上ない笑顔でいた。

 

 

 

「言い訳無用だ。今後は自己責任だろう、その道理は通らないんじゃないか?」

 

「そっか……そっかぁ。そうだね」

 

 

 

 だって――ようやく。その呪いが、自分だけの力になったから。

 

 

 

「それはそれとして。これからはアンタのせいで呪われるんですけど。せめて小休憩を要求しまーす!」

 

「……参った。それはそうだ――大仕事だったしな」

 

「そうだよ。たぶん人生最大だよ?」

 

「それほど実感ねぇな。術式使うだけで、死ぬか生きるかだったし」

 

 

 

 と、言いつつも。

 隣に腰を落とした禍福は、それで漸く、疲労を自覚する。

 

 確かに、これはしんどい。あと、

 

 

 

「……いい空だ」

 

 

 

 呪いが晴れ、人口の光もなく。

 僅かに顔を出した夜明けの灯と、まだ白く残る月。

 

 

 

「……花火、観に行かないか」

 

 

 

 ふと、思い浮かんだコトが口に出ていた。

 それは、いつかの雨に流された予定のやり直し。

 

 

 

「……任務?」

 

「んなわけがあるか」

 

「あ~……だよね。そうだよね?」

 

 

 

 晴れ渡る空の下。

 突然に切り出す少年を少女はからかい、少年は唇を尖らせる。

 

 

 

「一言で分かれバカ女。で、返事は?」

 

 

 

 これまでと同じように。

 

 つい先程まで、激闘の最中だったのが嘘のように。

 

 

 

「む。そのイヤミは変わらずなのかぁ……まぁ、でも――」

 

 

 

 けれど――眼を逸らす事と、前を向く事の違いを知ったから。

 

 これからの、彼ら若人が生きるのは――本物の、青春なのだ。

 

 

 





えー、完走した感想ですが。

疲れました。でも、なんだかんだ充実した日々でした。
何より、マイベストフレンドと積み上げてきた構想が、しっかりと形になって世に出し切れた事、嬉しく思います。



過去に屈さず、エゴを通して怒りを晴らし、前へ進む。
諦めたなんて言わせない。想像の先をいけと肯定する。

そんな呪術廻戦が、ひとつくらいあってもいいでしょう。



最後のお願いです、高評価コメントのほど、よろしくお願いします。



……などと、ゴールテープ切ったふうな雰囲気で言ってみたわけですが。



実は、次回あります。
エピローグ3話あります。



一応、禍福・婪佳久の出番もありますが、他も出ます。
てか、全体の幕引きするなら、五条さんの話しないと終わりませんよね。

ってなわけで、もう一週間だけ続くんじゃ。



【オマケ①・禍福の必中のみの領域展開】 

第三話「貧者の韋駄天」にて、
命をかける縛りと、術式効果の開示を行うと、
相手にも『線』が視認できるようになる、という描写がありました。

この現象を、領域で拡張しています。

元が『線』見えるようになるだけだったのが、
『マグマ』も見えるようになり、
両方に触ることもできるようになりました。

禍福の領域はこの『ルール説明を必中させる』事で、
『線』や『マグマ』が視認できるようになり、
だから相手にもどっちか機能するようになる、という領域です。

結果的にマグマという『必殺』を相手が喰らうこともありますが、
あくまでも『必中』のみの領域となります。

そのため、相手にも『線』踏んだら恩恵あります。

ただ、このルールで命落とさず、
ランダム配置に対応できるもんならやってみな?って感じですね。



【オマケ②・最終回禍福ってどのくらい強い?】

 原作における高専三強。乙骨、真希、秤には負けます。

 真希は、呪霊直哉に勝ってるんだから、呪霊直哉未満の禍福が勝てる道理がありません。

 秤は、無敵入られると長期戦になって、
 禍福がミスを踏むか、先に呪力切れするかで負けます。

 乙骨も同じ理由で呪力差的に敗色濃厚、そうでなくともリカちゃんに単純に敵わないので負けます。



 あと、特級呪霊サークルには基本的に負けます。

 ギリギリ陀艮に勝てるぐらい?(でもあれ生まれたてだよな…)

 石流とならいい勝負できるのでは?
 鹿紫雲は絶対ムリです。

 結論。高専三強の手前くらいの強さです。



【オマケ③・婪佳久の『簡易領域』について】

 作中の説明通り『呪術的に建物にあたる簡易領域』となります。

 呪力で簡易領域を設け、
 後から呪力を、術が維持できる限界まで引き抜いて作られた、

 最終回限定で高まった呪力コントロールによる結界となります。

 もちろん、呪力に対する防御力は皆無です。



 とはいえ本領は隠密性。

 いわばフィジギフの簡易領域内は、
 呪術的透明人間が、内臓まで透明であるように、
 中にいる婪佳久は視認する他に見つけようがありません。


 ……ていうか、内臓まで透明理論を参照するなら、

 窓ガラスを目張りして中身見えない状態にした車両(呪術的には建物に値する)で領域に突入するのが、一番いい対領域の手段なのでは?

 とか思ってたのですが、流石に作中ではやらせませんでした。

 ラスボス候補相手に車で突っ込むなんて、高羽で十分です。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。