【第二部開始】もしも新宿決戦で五条悟が北を向いて両面宿儺に勝っていたら? - 呪術廻戦『受愚戴転』 -   作:糾縄如氏

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【あらすじ】
自殺悲願者の少女に出会った乙骨。見過ごせずに着いていくことに。



第2部 7話『磨滅』

 

「――ホント。ここには、いい思い出なかったなぁ〜」

 

 

 

 その言葉を、何度も彼女は言っていた。

 

 

 

「ここの幼稚園なんか先生感じ悪くてさ。言葉遣いキツくて言葉足らずで、先生同士でばっか饒舌で。そのくせ私が傷作って帰った時なんか、親が初めて気づいたんだよ? 報告なんもなかったんだってさ」

 

 

 

 他人事のように、そう言っては思い出の場所を通過する。

 

 口調の軽さに反し、伸び惚けた髪の下、影色の瞳は上の空。

 

 無表情極まる冬服セーラー姿の少女に、乙骨は続いていた。

 

 

 

 ――変わり果てた街は、彼の奮闘もあってほぼ鎮圧済み。

 ――人の都合など知らぬ存ぜぬと、広がる夕焼けに雲は無し。その日は、実に散歩日和であった。

 

 

 

「中学校も、親がそうだからってキリスト教のとこで。毎日お祈りしなきゃなの嫌だったなぁ。どうせ外じゃただ手を合わすだけなのにね。友達なんかいなかったし、毎日毎日『これでやっと帰れる』って気持ちしかなかったよ」

 

 

 

 廉直女学院中等部・新潟校。

 砕け散ったステンドグラス。

 十字架を前にしても、彼女はただ無感動に通り過ぎるのみ。

 

 ――自殺願望を溢す口は、なおも軽薄に続ける。

 

 

 

「父さんなんか最低だったなぁ。わけわかんない理由でバカみたいにキレるわ、次には何事もなかったみたいに『美味しい美味しい』ってご飯食べるわ。私すごい顔してんのに、母さんも何も言わないでさ――だから。呪霊(オバケ)になって帰ってきたとき速攻で殺せた。スカッとしたよ」

 

「――呪霊に、なって?」

 

 

 

 黙々と聞いてきた乙骨は、顔を上げる。

 実際、この街は、呪霊で溢れ返っていた。

 

 

 

 掃討こそできたが――問題は、出所だ。

 

 

 

 この、呪術師しかいなくなった日本で。

 呪霊の7割が東京に発生し、東京の呪いが全て尽きた現在において。

 

 何故どのようにして、呪霊はここに発生したのか。

 

 

 

「そう――ここはね、呪霊(オバケ)にやられたんだよ。交通事故だの何だの、デスゲームなんて起こさなくても死人は出る。――あの日から、死んだ人は、皆んな呪霊になるようになった」

 

 

 

 ――悪い予感と、予想が当たった。

 伽藍堂の目が、これ以上なく彼の胸を抉る。

 

 

 

 今の日本は、そこらじゅうに呪力が拡散している。

 死後の呪力と、漏出した呪力が。

 

 2018年の死滅回游においては、そういった呪力は土地に吸われていた。土壌の『慣らし』が目的だったからだ。

 

 今回はそれがない。呪力の行き場がない。

 東京への集中も既に機能不全。

 

 

 

 ――だから、その場で呪霊に転じざるを得ない。

 

 一般人が、呪術以外で命を落とせば。

 あるいは、そこにいるだけで――呪霊発生は、不可避なのである。

 

 

 

「そこから、もう大パニックだったなぁ。呪霊に襲われて殺されたり、人間不信を起こして殺し合ったり。あんなバケモノになるくらいなら一緒に死のう、とか母さんから言われたっけ」

 

 

 

 そう、彼女は、彼らは『疑似術師』。

 

 あくまで、呪力を『持たされた』だけの一般人――なまじ、『見える』だけに不幸でしかない。

 

 コントロールがまともにできず、呪力漏出を垂れ流すだけの彼らが、襲いかかる呪霊になぜ対応できようか。

 

 呪術師でさえ、後悔のない死はない――というのに、選択の余地なく呪術師に『された』一般人が、この未曾有の事態に刃向かえようか。

 

 

 

 この死滅回游の二次災害――呪霊の過去最多同時多発的発生という、未曾有の超災害に!

 

 

 

「もうとにかく戦って、逃げて、隠れて――そうこうする間に、気づいたら、街も友達もなくなっていた」

 

「だから……もう、生きたくないの?」

 

 

 

 それでも、この子は生き残った。

 ……生き残れて、しまったのだ。

 

 

 

「そう。もう、抗いたくない。でも、死んだら楽になるとも思えない――だってそうでしょう、死んだ後にだって、安嶺はないって知ってるんだから」

 

(……呪力を持って殺せば、少なくとも呪霊に転じることはない――けど)

 

 

 

 ここまで聞かされて、分からない乙骨ではなかった。

 

 もはや、理屈など意味がない。

 彼女は、もう本当に手詰まりなのだ。

 絶望し切っているのだ。

 

 

 

「――だから、消えたいの。『魂』のカケラもなく、一片の『残穢』も残さすことなく――この世から消えて、なくなりたいの」

 

 

 

 だが、それだけに。

 そこだけは、不可解だった。

 

 

 

「……どうやって? 君の術式なら、できるの?」

 

 

 

 彼女は、本当に頑張って生き残ったのだろう。『魂』や『残穢』という言葉を知っている――それならば。

 

 本当に、そんなことが可能なのか。

 

 

 

 『魂』を、抹消するなど――?

 

 

 

――

―――

 

 

 

「そうッ、可能なのです! なぜなら、私の元には『天啓』が(くだ)っている!」

 

 

 

 ――カルト教祖だった。

 それが、少女に連れ込まれ、示された根拠であった。

 

 それはもう、目がキラッキラに澄んだタイプの狂人であった。オマケに坊主頭で、袈裟姿の宗教家ときた――当てつけだろうか。そうであるなら、これ以上なく的確だ。

 

 

 

「おお可哀想に、そんな目の下にクマを作って! いったい何度と眠れぬ夜を過ごされたのか!」

 

「え、ぁ、まぁ、はい」

 

「ですがご安心! 私はこの厄災を予言せし者。そして、私はこの苦しみから解放される手順さえも――大宇宙根源に接続せし、この『第三の目』でお見通しなのです!」

 

(いやどう見ても作り物じゃないか。胡散臭さしかない……)

 

 

 

 彼は、仰々しく乙骨の手を取って、勝手に涙を流し出す。

 なお、取って付けたように、額に開かれた目玉に変化はない。

 

 ――生存者が他にいたのは喜ばしい。喜ばしいのだが――。

 

 

 

「ようこそ、ロアノークの悪魔教へ。私は教祖、クロアトアンと申します。あなたも眠り(すくい)を欲する者ですか?」

 

 

 

 やっぱり、勧誘してきた。

 つうか仏教ですらないのかよ、カタカナじゃないか。

 しかも悪魔教って、悪いことしてるって自覚あるのか?

 

 とはいえ――現代人ともなれば、見過ごすわけもいかない。

 

 

 

「えっ、あっ、はいそうです!」

 

「よろしい! さ、そう決まれば、どうぞ教会へ! 三可紗(みかさ)さん、無事でよかった。最後の散歩は満足されましたか?」

 

「……はい、教祖様」

 

 

 

 招かれるまま、その男に乙骨は続き、教会――もとい、キャンプ小屋へと踏み入って。

 

 目を、剥いた。

 

 

 

(こんなにも、生存者が――!?)

 

 

 

 なんと、そこにいたのは。

 老若男女、軽く見積もっても20人弱!

 

 あれだけ荒んだ場所にあって、これほどの生き残りがいた奇跡に、乙骨は驚愕し。

 

 

 

 ――続いて、困惑した。

 ――なぜ、彼らの呪力(そんざい)を、ドアが開かれるまで、微塵も感じなかったのか。

 

 

 

「この建物、いや、結界なのか――これを、あなたが?」

 

「おや、お目が高い。そうっ、これもまた大宇宙との調和によって実現されし――!」

 

 

 

 妄言については聞き流すとして。

 乙骨は、キャンプ小屋に向き直る。

 

 

 

(結界に転用された建築物――これだけの要件を満たせる結界術ができるなんて)

 

 

 

 思想はともかく、結界術の腕は確からしい。

 

 

 

 この小屋の内部には、閉鎖された瞬間にのみ結界が生じる。

 

 この結界は謂わばノイズのレイヤー。モザイクだ。

 外からの呪術的観測をボカして薄めていたのだ。

 そのうえで、結界と建築物の境界を、極限まで曖昧にしている。

 

 二重の隠蔽。こと隠密においては申し分なしの結界――!

 

 

 

(結界の内郭からはちゃんと外が分かる。薄められる限度はあるだろうけど、僕が入っても見られてる気配がない……とんでもなく、高レベルだ)

 

 

 

 ――それだけじゃない。

 ――設備もまた、思ったより本格的だ。

 

 

 

「皆さん、『祭壇』の最終チェックは順調でしょうか。ええ待ちきれないでしょうとも私もです。今宵、私の齎す奇跡を共に仰ぐ時がついに――!」

 

 

 

 こうなると、新たな疑念が生まれてくる。

 

 ――彼らは、オカルトに誑かされたのか。

 ――或いは、本気なのだろうか。

 

 意を決し、乙骨は、例外なく据わった目で作業に勤しむ彼らに話しかけ――。

 

 

 

「――陸上は俺の全てだったんです。呪霊からはなんとか逃げれました。けど、もう右足が――」

 

「――お婆ちゃんの、遺体搬送中だったんです。病院でお見送りしようって時、体から呪霊が――そこで私以外、みんな――」

 

「――たまたま交通事故で、関越トンネルの渋滞に捕まって。急に前の車がひっくり返ったんです――荷台のガスに引火して、一気に炎上し出して、台風だから飛び火になるんじゃともう一目散に――」

 

「――重症者が次々連れ込まれて、やむなくトリアージを判断しました。けど、それによって死者が発生して――」

 

 

 

 ――本気だった。

 

 誰もが、全てを失っていた。

 希望を、家族を――呪霊と混乱に攫われ、取り残されたのだ。

 

 

 

「っ……、君も、本当にこれでいいの――三可紗ちゃん」

 

「……まあ、言いたいことはわかるよ。私だって、あの人は信じてない。ずっと前からUFOが何だの、地球は滅ぶとか喚いて、相手されてなかった人だし」

 

 

 

 おそらく、皆んな同じ考えなのだろう。

 

 仮にも教祖が侮辱されたというのに、誰一人として異議を唱える者はいなかった。

 

 

 

 そう、彼らは――同類であっても、仲間ではなかった。

 

 

 

「けど、これしかないから――もう、苦しい思いをしてまで、生きてたいって思えないんだよ」

 

「――、ッ……!」

 

 

 

 少女の瞳に、彼らの瞳に映るものを、乙骨はよく知っている。

 

 ――孤独なのだ。

 ――誰に癒せるものかと、そう信じてしまうほどに底なしの、孤独。

 

 吸い込まれそうな伽藍堂の目を前に。

 乙骨の心もまた、深く、突き落とされていた。

 

 

 

 ――なにも、ないのか。

 

 僕が、この人たちにできることはッ、なにも――!

 

 

 

「――おや、奇縁なものだね。まさかここに、見知った顔がいようとは」

 

 

 

 ――その声で。

 ――今度は。無理解に、放り込まれた。

 

 

 

「――は、――ぁ?」

 

 

 

 振り返る。目を疑う。

 だって、その人は、ここにいるはずがない。

 

 生きている、ハズがない。

 

 

 

「まさか君が、自殺志願――いや違うか。抹消志願者なんてことはないだろう。乙骨くん」

 

 

 

 ――でも、間違いない。

 

 長い金髪。鍛えられた長身を包む、ジーンズに肩出しハイネック。

 

 きりりと光る、理性と野心に満ちた眼差し!

 

 そう、彼女は――!!

 

 

 

「つ、つッ――九十九由基さん!?」

 

「イェエス! アイ・アムッ♡」

 

 

 

 ここぞとばかりの『だっチューのポーズ』で。

 

 ――九十九由基が。

 ――2018年の時と同じ姿形で、乙骨憂太を出迎えていた。

 

 

 

―――

――

 

 

 

「……おや、九十九さん。お知り合いで?」

 

「あぁそうなんだよ教祖さん、彼にはまだ『呪印(スティグマ)』入れてないよね? どうも美女との再開で生きる気力を取り戻したらしいんだ。私が追放してくるよ」

 

「おやまぁ、そんなことが――分かりました。くれぐれも、儀式の前には戻ってきてくださいね」

 

「勿論だよ、『他者間の縛り』なのだからね」

 

 

 

 来る者拒まず、去る者追わず。

 なにか、そんなやりとりがあった気がする。

 

 気づいたら、九十九に手を掴まれ、キャンプ小屋の外に連れ出されていた。

 

 あまりに予想外の出来事に、乙骨は口をパクパクするしかなく。

 

 

 

「なっ、あ、つ、九十九さん! なんなんですかこれ、わけわかんないですよ!」

 

 

 

 だが、いつまでも呆けてはいられない。

 疑問は、ひとたび口にすると一斉に吹き出した。

 

 

 

「なぜあなたがここにいて、彼等の協力しているんです? まさか、あの儀式を構築したのは――!」

 

「してない、してない。そんな人望ないかなぁ私……まぁ、座って座って。ひとつずつ答えていこうじゃないか」

 

 

 

 が、そこは九十九由基。努めて冷静。

 キャンプ小屋から離れた空き家で椅子を拝借、机の上で腕を組み――淡々と、答え出す。

 

 

 

「まず、私がなぜここにいるのか。こればっかりは分からない、ただただ驚かされているよ。羂索に殺された記憶はあるのにね――この儀式、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()私の所感では、埋め合わせのNPCとして配置されたってとこかな?」

 

「……総則にある、『永続』の一環ってことですか?」

 

「かもしれないね。どうも前回とは毛色が違うから、解釈が読めないけれど」

 

 

 

 ――九十九由基ほどの探求者が『分からない』と言えば、乙骨とて、そこは分からないものと割り切った。

 

 乙骨自身、分からないことも多い。たとえば、

 

 

 

 2018年の死滅回游では『自ら結界(コロニー)に入る縛り』ありきで成り立っていたのに、なぜ今回は強制参加が成り立っているのか。

 

 なぜ、呪力を『持たされた』だけの疑似術師に、伏黒の姉のようなショック症状が一切発生しないのか。

 

 

 

 ……言い出してはキリがない。

 なのでそこは、おいおい考えるとして――。

 

 

 

「次に、私とあの教会の関係だが。私は単なるボディーガードだよ、儀式構築には携わっていない――あの儀式を見届けたいのさ。『呪力からの脱却(わたしのスローガン)』において、貴重なモデルケースだからね」

 

「……呪術的完全自決、ってやつですか」

 

「そうだ。驚くべき事に、あのイカれた教祖の儀式は、それを成立させうるのさ」

 

 

 

 ……目の前の問題に、改めて向き直る。

 

 あの設備。あの生存者たち。

 もとい、儀式の構成について。

 

 

 

「なかなかどうして、呪術的理論は完璧でね。シュレディンガーの猫のようなものさ。外部観測を完全遮断した『呪術的観測不能領域』において、『ここには何もなかった』という結論が設定された儀式を行う。儀式過程の証明ができる人物を作らない『縛り』の元、完遂されれば恐らく――次に小屋が開かれたら、そこには痕跡ひとつ残っていないだろう」

 

 

 

 ――なるほど。九十九由基は外部観測者が発生しないためにいるわけだ。

 

 見返りに、儀式(じっけん)が終われば、結果を知る権利がある――と。

 

 

 

 取り戻した平静さで理解を示し――乙骨は、改めて歯噛みした。

 

 

 

「……すいません、卑怯なことを聞きます――九十九さんは、彼らを止めなかったんですか」

 

「あぁ、止める気はない。そんな権利はないし、無理やり踏み込めるほど私はイカれてない――あの絶望は本物だった。彼らが何を選ぼうと、『間違っている』なんて言えないさ」

 

「……ッ!」

 

 

 

 感情(エゴ)でなく、思想による発言だった。

 

 その対応は、きっと正解なのだろう。

 取り止めのない綺麗事を言うより、ずっと。

 

 

 

 ――僕の侘しさも。

 この絶望を前には、潰されるしかないのか。

 

 

 

 そんな、乙骨の感慨など置き去りに――その時は、来た。

 

 

 

―――

――

 

 

 

 ――ふと、七瀬(ななせ)三可紗(みかさ)の脳裏には。

 ――彼との、別れ際の記憶が浮かんでいた。

 

 

 

『ありがとね。最後の散歩、付き合ってくれて』

 

 

 

 言えなかった。何やらドタバタと、気づいた時には追放されていた、らしい。

 

 最近、ひどくぼーっとする。

 そのせいだろう、タイミングを逃したと知ったのは後々になってのことだった。

 

 ――つくづく、嫌だ。やっぱり、何をやっても嫌なことしか積み重らないのだ。

 

 

 

 ――――あの女の人とは、どういった仲だったのだろうか――。

 

 

 

 ――いいや。もう、関係ない。

 

 

 

「皆さん、ここまでの献身に感謝を。――いよいよ『ソア』の時! この『祭壇』、この儀式をもって、今こそ救済(ねむり)に至りましょう!」

 

 

 

 儀式体制は整った。

 

 祭壇に、あらかじめ摘出された自分の骨を置く。

 ただそれだけで、全ては、終わるのだから――。

 




次回は12月3日(水)です。



この乙骨は余裕なくて必死なので、原作乙骨より落ち着き払ってはいられません。原作と呪術0の中間くらいのテンションを想定してます。

しっかし原作の『永続』って、結局どういう意味だったんでしょうね……? もう分かんないなりに、独自路線でやっていければと思います。



【解説:もっと詳しく! 呪術的集団自決の儀!】

まずは事前準備から。

①観測不能状況の構築
・まず、キャンプ小屋の窓とかドアとかを全面目張りにします。

②儀式の要件である『縛り』を満たす
・全員を『呪印(スティグマ)』でマーキングします
・人数分、『祭壇』に呪術的重要部位を置きます。今回は骨です



これで『祭壇』の起動準備は完了しました! いよいよ本番です!

③まずはみんなで死にます。呪力は使わないでください

④『祭壇』の効果発動! 儀式の構成員全員を『命を賭ける縛り』で生け贄に捧げ、彼等の魂を統合した『呪胎』を発生させるゼ!!

・この『呪胎』は、祭壇の真上に、ある程度構造を指定された形で発生します。
(だから、さっきの『縛り』を結ぶ必要があったんですね)

・どんな形状かというと、弱点が剥き出しになっており、そこに『魂』が位置します。
 まだ発生過程ですので、呪力と魂のつながりが甘い段階です。

⑤ここでトラップ発動!
 呪力に反応し、祭壇から『呪具』の針を射出!
 弱点を貫き、発生しようとした『呪胎』はあえなく爆☆散!!

・この時点で『魂』の含まれた部位が破壊される
・『魂』と呪力の繋がりが成立しなかったため、呪術的には完全に死亡する

⑥『呪胎』の発生が不成立になったことで、呪力が大爆発。
 祭壇や彼等の痕跡が木っ端微塵に砕け散る!

⑦次にキャンプ小屋を開いたら~?
 そこには、まったくなにも最初から無かった、という状況ができました! びっくり~!



……そう。跡形もなく消えるんです。普通なら残穢残るのにですよ?
この『完全に』消えるという点で、九十九はこの儀式が気になってるわけですね。
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