【第二部開始】もしも新宿決戦で五条悟が北を向いて両面宿儺に勝っていたら? - 呪術廻戦『受愚戴転』 -   作:糾縄如氏

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【あらすじ】
男女オリ主がスト6で遊びます。
なお筆者はスト6全然知りません。ゆるして。



備忘録⑤ 2025年9月7日

 

 ――ここ最近、よく眠れない夜が続いている。

 

 一級術師になり、業務負荷が増えたせいだろう。

 眠ろうにも、枕の上の脳はあまりに硬化している。

 

 仕事から離れていても、仕事のことを考えてしまう。周囲の音も時間も気にせず、終わったハズの課題を思い返しては、不毛に掘り返そうとする。

 

 この悪循環を自覚すると、安曇野禍福は決まって身を起こし、本を読む。簡単な心理学の本だ。

 

 わかるようでわからないマインドの話をされているうちに、やがてさっきまでの事はどうでもいい悩みになってくれる。一昔前じゃ持てなかった、安定した生活の中で得た発想だ。

 

 

 

 しかし、その日は特に神経過敏であった。

 普段であれば聞き取らなかっただろう音に、彼は気づいた。

 

 猫の喧嘩のような声音だ。

 

 一人修行の時、稀に感じる耳鳴りか。

 いや違う。そういえば最近は、これを何度も聞いてきた気がする。聞き流す事が当たり前になるほどに。

 

 改めて、この金切り声はなんなのか。壁に寝ぼけた耳を当て、そうして漸く。

 

 

 

 ――隣室からの騒ぎ声が、ここ最近の睡眠阻害要因(はんにん)だったのだと知った。

 

 

 

「うるせえええ!!」

 

 

 

 そうして禍福は、いきなりキレて怒鳴り込んだ。

 

 

 

「うぁぁあ!? ちょノック! まずノックし――」

 

「深夜2時にどんちゃん騒ぎしてるヤツに常識を問われる道理はねぇっ!!」

 

 

 

 ドカドカと容赦なく、禍福少年は怒り心頭に、件の隣室へと上がり込む。

 

 一級術師のフィジカルで、ついカッとなってドアノブを破壊しての強行突入。

 

 見れば――呆気に取られた婪佳久の手にはコントローラーが。モニタにはゲーム画面が。今しがた『You lose』などと出ていた。

 

 ……火に油であった。

 

 

 

「……そうか、道理でこのところ眠りが浅かったわけだ。まさかゲームでムキになって叫び散らかしていたとはな――テメェ、言い訳はあるか?」

 

 

 

 禍福はギロリと睨みつける。

 彼は神経質だ。一度目が覚めればどうあっても、今日の睡眠の質は一定以下になり、明日に少なからずの不調が出る。それをどうしてくれようというのか問いただす。

 

 対して、婪佳久は――、

 

 

 

(――やばいやばい禍福超怒ってんじゃん怒るとこんな怖かったのやばいなんとかしなきゃ――!)

 

 

 

 キョドッていた。なんなら彼が迫る足音を聞いた時点で、いやまさかと思いつつ底冷えしていた。

 

 その少女には、戦闘中や訓練時ならばともかく、日常で怒鳴りこまれた試しがこれまでなかったのだ。

 

 ――五条悟が人として常識を問えるわけもなく、五条悟以外対処手段のない不発弾に五条家の執事らが深入りしようとするハズもなく――。

 

 

 

(てかドア壊された!? 鍵閉めてたのに!? やばい全然準備してなかった部屋散らかってるし変なの転がってたの見られたらマズいジェラピケパジャマじゃなくてダサTだし最悪すぎる油断した完全に油断した――!)

 

 

 

 かつてない状況、予期せぬタイミングで混乱し、視点がアワアワと暴れ、思考と感情が大回転する。

 

 その結果、導かれた言い訳は――!

 

 

 

「ちょうどよかった! 禍福、わたしを黙らせたかったらゲームで勝負だ――ッ!」

 

「……は?」

 

 

 

 ――勢いで誤魔化す、ただそれのみだった。

 

 棚を引き、もうひとつのコントローラーを持ち出し、婪佳久は叫んでいた。

 

 

 

 まさしく寝耳に水。

 禍福の脳裏に広がる大宇宙。

 だがその女を前に、一瞬でも主導権を譲っては負けである。

 

 惚けた禍福の手は婪佳久に捕まれ、モニタの前に腰を落とされ、コントローラーを握らされていた。

 

 

 

(……え。は? はぁ? そもそも、なんでこいつコントローラー2つも持って――?)

 

「あー違う違う。握り方はこう。あとは雰囲気でボタン押す感じでよろしく!」

 

「は。近。え、は?」

 

「そっちのキャラは、まぁLukeにでもしとくか! うしやってみよ〜!」

 

「は!?」

 

 

 

 少年の首筋に息が当たる。小さな体は、その背を覆うように被さって、真っ白い手のひらが彼の手に重ねられていた。

 そして指先をいじくりまわされ、反応するまもなく、モニタにはステージが広がりカウントダウンが進んでおり。

 

 気づいた時には、全てが遅かった。

 

 

 

「おらぁ! 死ねええええ!」

 

「な、あ!? は!? これどこがどうな、え!?」

 

 

 

 婪佳久のキャラは、なにやらジャンプ混じりに殴りかかってきて、一方的に袋叩きにされる。ガンガン削られる禍福のキャラ。出鱈目にボタンを押す事で禍福は拮抗するものの、技の冴えの差は見るに明らか!

 

 

 

「かーっ、最高! やっぱ右も左もわからん初心者(あかちゃん)弄ぶ方が楽しいわ!」

 

「どっ、どんだけ負けが込んでたんだお前! そもそも対人ゲーなんて何で選んだ! たいていそんなのは相手にやりたいことをさせないモンだろ!」

 

「そーだよ組み伏せるのが楽しいんだよ! 九回負けようが一回ハメ殺せればそれでチャラ! その瞬間を求めて遊んでんだよこっちは!」

 

「それ見たことか! お前だけは手ェ出しちゃいけないゲーム性じゃあないか!」

 

 

 

 当然画面端まで追いやられ、コンボを擦り倒され、やがて禍福のキャラは死んだ。

 

 すぐにも幕開ける第二ラウンド。もう一回禍福が負ければ婪佳久の完勝で、試合は終わる。

 

 

 

「やー、初試合にしちゃ結構足掻いてきたけど。チョロいチョロ〜い。ちょっとガチるだけで簡単に捻られちゃうとか、分かっちゃいたけどか弱いねぇ?」

 

(……ひょっとしてこいつ、環境に恵まれただけのカスなのか?)

 

 

 

 ケラケラ笑いながらもたれかかってくる少女をウザったく跳ね除け、禍福は思考する。

 

 ――こりゃ説教は明日に回すしかない。

 この女は散財癖といい、刹那的な快楽にとことんまで弱い。その場その場の感情で動いているに過ぎない。

 

 こないだ軽い気持ちでゲーセンに連れてかれた時なんか、なんだかんだモンハンのコインゲームに4時間も付き合わされたほどだ。

 

 このまま禍福が適当に負ければ、この女は満足する。そうすれば眠る事ができる。それがこの場の最善だと、要領のいい少年は理解した。

 

 していた、のだが――。

 

 

 

「まっ次は最短でハメ倒してすぐ終いだろーけどねっ! 最高速度でぶちぬい――へ?」

 

 

 

 意気揚々。屈伸煽りを連打していた深夜テンションの少女の言葉が途切れた。

 

 第二ラウンドの開始とほぼ同時――禍福(Luke)が繰り出した攻撃(Flash Knuckle)に、婪佳久(M:ブランカ)は反応できなかった。

 

 

 

「あれ。おかしいな。えっ、あれ?」

 

 

 

 ――先ほどの一戦、ボタンを出鱈目に押した中で、いくつか有効に働いた技があった。

 

 禍福はその記憶に従ってすぐにボタンを押し、先手を奪い――片っ端から、有効打突を総当たりする。

 

 

 

「えっ、は!? 起き攻め!? てかなんでコンボできてんの急に! え――ちょ、まってタンマタンマ!!」

 

 

 

 間髪入れず、文字通り後隙から誤差1コマの間も作らず、禍福はボタンを連打していた。

 

 コンボなんて知らない。総当たりでたまたま組み合わせを引き当てたにすぎない。

 

 突如として変貌した彼の立ち回り。慌てた婪佳久は、なんとかこれまでの技を駆使して――怒涛の連打を逃れ、反撃に打って出る。が、

 

 

 

「は!? なんで対応できるんだよ、きしょっ! ドライブゲージの用途とかいつ覚えた!? さてはコソ練してただろコソ練!」

 

 

 

 ここぞとばかりに禍福は、ゲージ消費の無敵技で強引に押し切ってくる。

 禍福は既に、それが有効手段であると理解していた。

 

 むろん婪佳久とて同じ手段は持っており、禍福より習熟しているものの、さっきの反撃で先に消費しており――後手に回っていた。

 

 

 

「さっきから、散々に言ってくれやがって――望み通りにしてやる! ゲームでテメェを黙らせてやるよ!!」

 

 

 

 その差を、禍福は圧倒的な気迫でもって押し広げていく。

 反応速度の一点で優位を譲らない。

 

 そう。彼は加速の術式を有するが、その速度に対応できるのは彼の動体視力(じりき)があってこそ。

 

 それに、そもそも婪佳久の立ち回りは雑なのだ。待っていれば隙を晒してくれる。大味なキャラ性能を選んだとあっては尚更に、見逃すハズもない。

 

 後は、簡単だ――速度で潰す!

 

 

 

「ちょっ、冗談じゃないんですけど! プレイ時間1分未満の相手に負けるとか万が一にもあってたまるか!!」

 

「テメエが叩き起こしたせいだ! もうこの際、俺が勝った暁には朝まで説教してやる。今日という今日はその生活習慣を改めさせてやる!」

 

 

 

 過集中を深め、モニタに穴を開けんという気概で前のめりになっていく少年。もはや完全に睡眠を放棄し、覚醒し切った目は『最速』を体現する。

 

 学習を深める過程で、コントローラーは体の一部となっていた。

 よりダメージを与えるため、瞬間瞬間で戦術を更新させ、効率を加速させていく。

 怒りに支配されながらも、完璧に己を飼い慣らし切った冷静な手捌きの元、敵の殺し方が確立されていく。

 

 

 

 完全に戦闘時のスイッチが入った。その横顔に、少女は――内心、高揚していた。

 

 

 

(――あー、どうしよ。なんかもう、色々と思わぬ収穫っていうか……)

 

 

 

 少年は知るまい。少女にさえ自覚はない。

 だが婪佳久にとって、それは琴線に触れる表情だった。

 

 

 

 そう――()()()()()()()()()()()()なのだ。

 

 自身のオリジン、血まみれの五条悟に救い出された記憶を垣間見る。

 新宿決戦の配信を『もう見たくない』と『もっと見たい』の二つの激情に挟まれ、見入っていた刹那を想起する。

 

 ひとえにこのゲームをやりこんだのも、相手の苦悩する顔が目に浮かぶからだ。相手を滅茶苦茶な目に遭わせる事が楽しいのだ。ゲームならばそれが許される。呪術師として、呪霊や呪咀師を誅伐する時のように。

 

 

 

 泥臭く足掻く禍福の様に、同じものを見出した婪佳久は、無自覚なまま口端を悦に歪め――つい、致命の隙を晒す。

 

 

 

「――獲った!」

 

 

 

 ここぞ、とばかりに発揮される変態的反応速度。声を発した時には既に攻撃が実行されていた。

 

 一気に画面端へと押し倒し、畳み込まれる渾身の連撃が、短くなったHPバーを底に沈める――その間際。

 

 

 

「おいクソ生徒ども! なに夜中にまで電気つけてんだ、なんでドア壊れてんだあぁン!?」

 

「「――げっ」」

 

 

 

 部屋に押し入った、釘崎野薔薇を前に。

 一気に、サーっと、二人仲良く顔が青ざめていた。

 

 もはや試合結果など目に入らなかった。

 棚上げしていた現実が視野を占領した。

 

 まずい――そういやつい勢いでドアを壊したんだった。そもそも消灯時刻を無視していた。なんなら原則禁止の他生徒の私室侵入を目撃された――!

 

 

 

「いや、これは! 俺は叩き起こされて、注意しようと上がり込んだだけでして――」

 

「その割には熱中してたわよね」

 

「うっ」

 

「あの〜、釘崎先生。今日って、なんか寮に寄る予定ありましたっけ?」

 

「たまたま仕事終わって通りかかっただけよ。でなんか明かりついてたから、私神教師なわけだし、不安になって様子見しに来たんだけど――真相が、これとはね」

 

「は、あはは……」

 

 

 

 語るに落ちる苦し紛れの抵抗。

 それも無意味とわかって絶望の静寂が満ちる。

 

 

 

 特に禍福はタイミングが悪すぎた。

 今、この時期は一級術師なりたての試用期間だ。

 

 年齢離れした、徹底した自己管理能力を買われていた節があり、その評価にヒビが入るのでは、とさえ思った。

 

 だが何もかも遅かった。

 すでに生殺与奪は握られている。

 彼女の一存によって、彼らの処遇は決定づけられる。下されたジャッチは――!

 

 

 

「だいたいね――今ッ更スト6とか古い古い! 今も昔も、時代はスマブラXだろーがぁッ!」

 

「「……はぁ?」」

 

 

 

 ――支離滅裂だった。

 

 釘崎野薔薇は、それが当然とばかりに使い込まれたゲーム機を持ち出し、ズカズカと部屋に踏み入り、コンセントにそれを指してモニタを付け替え、

 

 明らかに、一昔前の格ゲーを起動していた!

 

 

 

「は? なにその顔。格ゲーといったらこれでしょ。私イチオシのヤツなんだけど文句ある?」

 

「……先生。お言葉ですが今は2025年です。先生の中でメジャーなのは分かるんですが、その」

 

「えー。釘崎さん、もうそれ飽きたんですけど。どうせ勝てないし。なんで頑なにそこだけは譲らないんですか?」

 

「うるせぇ! 文句あるなら戦って勝って言うことね! まだまだコイツも生涯現役、ロングセラーもまた時代の最先端と言えるでしょうよ!」

 

((思い出補正で普段絶対言わないこと言ってる…!))

 

 

 

 婪佳久はすでにプレイしていたのか。

 さては釘崎先生の影響で手を出したな?

 

 新情報が多く、頭が痛くなってきた禍福少年はであるが――もはや今さら人のことは言えまい。

 

 堪忍したように、改めてモニタの前に座り、差し出されたWiiリモコンを受け取る。

 

 

 

「お手柔らかにお願いします」

 

「いや、フツーにガチって倒すわよ。不良生徒はコテンパンにしないとだし。一本取ったら、諸々見逃してあげないこともないけど?」

 

「えぇ? はぁ……婪佳久、お前のが詳しいらしいな。やり方ちゃんと教えてくれ」

 

「えー。禍福なら自力でいけるでしょ。わたしは動画撮るの忙しいんで〜」

 

「はぁっ!?」

 

「おらぁスタートぉ!! 覚悟しろ指導の時間だぁ!! 死ねぇえええ!!」

 

 

 

 ――かくして、またも少年は転がり回される。

 夜通しで足掻き、その様を両隣の女性からゲラゲラと嘲笑され――なんとか、朝を迎えたという。

 

 

 

―――

――

 

 

 

 その後、朝日に照らされる教室にて。

 

 

 

「禍福おっはよー! いやぁ今朝もいいお日柄ですなぁ」

 

 

 

 ――白々しさもここまでくれば立派なものだ。

 

 ワイドパンツに、魔改造された男子用の上着。襟唾を結ぶのはリボンの黒蝶々。白制服という問題児の証を前に、

 

 

 

「ああ。それはそうとこれ、昨夜のドアの弁償代だ。放課後に謝った後で説教したい。それでいいな?」

 

「あ〜……はい。じゃあそれで……」

 

「わかった。もう授業始まるぞ。準備しとけ」

 

 

 

 もはや見慣れたように、黒制服の彼は応対する。

 挨拶代わりに封筒を押し付けて、あとは自分の机に向き直り、最初の授業用品を準備する。

 

 

 

「はぁい、ええと一限目なんだっけ……あごめん筆箱忘れたわ貸してくんない?」

 

「やなこった。お前シャー芯食い潰すだろ」

 

「え〜? そんなぁ、ご無体なぁ」

 

 

 

 どんなに軽薄振られても、隣に座った彼女から不躾に視線を向けられていようと、たとえ完徹明けだろうとも。

 

 なんだかんだで鋭い目つきのまま、マイペースを譲らない安曇野禍福なのであった。

 

 

 

 ――もう二度と、この形には戻れなくなるなんて。

 この時の二人には、知る由もなかったのだ。

 





すんません本当に四月時間ないっす。
次回投稿は一週間後にさせてください。



【オマケのオマケ モンハン(メダル)やる二人」

婪佳久「だーっまた1/2外した! どーしたんスかラージャン先輩さっきまで4回も『継続』してくれてたのに!」

禍福「いや、そう簡単に続かないモンなんだろ『確率変動』って。たまたまだよ。大体なんだったんだ1500枚ゲットっておかしいだろ……序盤の下積み時間が嘘みたいだ」

婪佳久「連打とか早打ちなら禍福がなんとかしてくれるのになぁ。とうとうビギナーズラック終わっちゃったかぁ」

禍福(……なるほど。俺はそれ目当てで連れ込まれたのか)

婪佳久「ほんと確率ってゴミだわ、ほんっと――あっちょっと青ポケット入ってないよ何やってんの〜? そっち球多いんだから頑張ってよ」

禍福「いや難しいんだよこれ。メダルすげえ重なってるのに、やたら落ちてくれないんだよ」

婪佳久「あーフルフル先輩じゃんちーっす!」

禍福「なんだこの呪霊みたいなヤツ」

婪佳久「あーこの子ね、目ぇ無くて変な生態してて可愛いんだよね。なんでか固有BGMないとこなんか、『ただの敵』って感じして好きでさ〜」

禍福(コイツちょくちょく変な趣味してるよな……)

婪佳久「おわー! またクエストの時間だぁ!」「って、なんか画面開いた! うおーなんか眩しい!」

禍福「あー、さっきから盛大に何も起きないヤツか」

婪佳久「そういうこと言わないの」

禍福「てかボール落ちるの眺めるって、いよいよパチンコじゃないかこれ?」

婪佳久「まぁぶっちゃけそう」

禍福「……、やってられねぇ。もうメダル30枚もねえし、いい加減帰るぞ。まさか3時間も付き合わされるとは……ん? これってまさか」

婪佳久「え!? いいんですか!? マジで!? いやったー! 5000枚っ! あ5000枚っ! えーまだ100枚しか出てない、『100枚』しか!? これが2%ってバカでしょもう! ぃやっほぉおおい!!」

禍福「……(帰れないのが確定した絶望)(あまりのメダル量に報酬系が壊れた)(まずいぞコイツに成功体験を与えちまった)(いちおう軍手使っててよかったという安堵)」

※その後に3500枚溶かした。

※なんならゲーセン帰りでカフェ行った矢先、婪佳久はバカ音量に三半規管がやられた+電池切れで気絶、禍福が目を離した隙に机に突っ伏し爆睡して朝まで起きなかった。そして翌日は腰が死んでいた。
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