転生者はリリベルになったが、追放されてリコリコに流れ込む 作:ライダーGX
どうか見て下さい。
青い空…白い雲、そして何より………すっごく身体が痛い…!
俺の名は【工藤(くどう) 龍(りゅう)】、何処にでもいる普通の高校2年生…なのだが、俺はどうやら車にはねられた様だ。
俺が横断歩道を渡っていると、1人のおばあちゃんが手押し車を押しながらゆっくりと歩いていたんだ。
その時、1台のトラックが猛スピードでやって来て、おばあちゃんの方へ突っ込んできたんだ。あのままじゃおばあちゃんがひかれてしまう。
その時俺は慌てておばあちゃんを押し退き、代わりに俺がひかれてしまったんだ。
勿論ひかれた代償はかなりの物だった…。
身体中は痛みで動けない上に、所々で身体が曲がってるし、腕も足も明後日の方向に向いている…。
ヤバい…これはもう…もたな…い。
そう思いながら俺は意識を失ってしまい、目を閉じてしまうのであった。
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……どの位の時間が経っただろう、俺は意識を失ってからもうかなり立つと思うけど。
でも何か暖かい感じがする。なんでだろう…。
俺はゆっくりと目を開けると、そこには白く、少しだけ虹の様な感じの空間に俺は浮かんでいたのだ。
ここって…。
「ここは生死の狭間よ、貴方は残念だけど死んでしまったんだよ」
………へ?
突然後ろから誰かが話しかけて来た。俺は後ろに振り向くと、そこにはさっきのおばあちゃんがいたんだ。
「え?貴女は…」
「さっきはありがとうね、それとすまないね…アンタを死なせちまって」
え?さっきはありがとうねって…、どう言う事? それに貴女は一体…。
するとおばあちゃんが光に包まれていき、そしてそこに居たのは白いローブを来た若い女性が立っていたのだ。
ええええ~~~~~~~~~~~~~~!? どう言う事これ!?
俺が驚いてる中でその女性が俺に言ってくる。
「先ほどは助けていただき、ありがとうございます。私は女神と言いまして、散歩ついでに下界に降りていたのです」
「は!はい!? 散歩ついで!?」
「はい。下界だと変に思われますので、老人の姿となって降りていたんです。ですが本当に申し訳ない事をしてしまいました」
「い、いえ…、ご無事で何よりです」
えっと…一体何が起きているのかさっぱりだ、相手は女神様で俺は死んで、更に変に思われない様おばあちゃんになっていたって事…。
本当に何がなんやら…。
そう俺が思っていると、女神様っと言う方が俺に話しかけてくる。
「本当に申し訳ない事してしまいました。本来なら貴方を生き返らせるのですが、もう死んでしまった貴方を生き返らせる事は出来ないのです」
「…それは良いのですが、俺を引いたトラックのドライバー、あの人はどうなのですか?」
俺はちょっと気になっている事を女神様に問い、それに女神様は目をつぶりながら言う。
「…トラックの運転手様は、貴方を引いた後に電柱にぶつかり、そのまま心臓発作で亡くなったそうです。どうやらそのトラック運転手様の会社は過酷な労働時間を費やしていたそうで、国に抑えられたようです」
「ま、マジっすか」
どの社会もヤバいな…、ていうか俺…もう死んだのかよ。
あ~あ…、俺…もうちょっとまともに生きたかったな~。親にちょっとばかり迷惑して、時に喧嘩もして、あげくは死んだ…。
どうしようもない人生だったな。
そう俺が思っていると、女神様がこう言ってきた。
「あの…、助けてくれたお礼を兼ねて、貴方を別世界に転生させてあげましょう」
「え?別世界…?」
「はい、貴方を別世界に転生させて、そこを第二の人生を歩ませましょう。ですが既に転生させる世界は既に決まっていますが」
「えっと…そこってどんな世界なんですか?」
俺は女神様が転生させてくれる世界の事を聞き、その問いに女神様は答えてくれた。
「その世界は…【リコリス・リコイル】と言う世界です。ご存知でしょうか?」
「リコリス・リコイル…、知っているぞ」
確か本とかネット、そしてアニメでも見た事ある、確か平和な日本で犯罪を未然に防ぎ、それを無かった事にする組織、DAに所属する少女二人、千束とたきな…。
その2人が出会う時、物語が動き出すって言う事だった筈。まさかその世界に決まっているのかよ…。
「そしてその世界では貴方は生きる事になりますが、そのままでは多分犯罪に巻き込まれてしまいそうなので、私から能力を授けましょう」
そう言って女神様は俺に向けて手を翳すと、光が俺に向かって浴びさせ、光が止むと俺にこう言った。
「貴方の身体能力は極限に高くなりました。そして学習能力も高くなりましたよ。これなら問題ありません、それから貴方が不満が無い様に助っ人も付いておきますね」
「あ、ありがとうございます…」
一応礼は言っておこう、それにしても本当に身体能力は高くなったのか…。そう言えばなんだか身体が妙に軽い感じがする。
おまけに何だか頭の中に知らない事も知っている様な感じがする。
すると女神様がこう言ってきた。
「それでは貴方を転生させます。何か他にリクエストはありませんか?」
「え?い、いや…特に」
「はい、それでは貴方を転生させます。第二の人生も素敵に過ごしてくださいね?」
そう言って女神様は俺を別世界に転生させて、俺を送り出すのだった。
そして送り出した後、女神様は転生先にある違和感が覚えた。
「あら?これは…」
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そして転生してから7年後、俺は転生した際は両親が俺を見て微笑んだ事は覚えていた。
俺を沢山可愛がってくれたことも…。
ただ、ある事件に俺は両親を亡くし、孤児となっていた頃にある組織に拾われた。
それはあのDAだった…。DAは俺を迎え入れ、君影草と呼ばれる下部組織の【リリベル】に入った。
そこはただただ訓練ばかりだった…。中には洗脳されるかの様な感じだったが、俺は違った。
俺はそこで耐える訓練を密かにしながら、自分で何かできる様な事を探していた。
そこにある1人の人が俺にやって来たんだ。
「少年よ、君は今人生を楽しんでいるか?」
「え?」
その人は【毛利】と呼ばれる人で、後に俺はその人から色々な援助をする事になるなんて、思いも寄らなかったんだ。