転生者はリリベルになったが、追放されてリコリコに流れ込む 作:ライダーGX
クルミがこの喫茶リコリコに来てくれて翌日、俺はトオルを連れてある場所に向かっている。
それはソムリエの所だ、トオルを今そこに連れて行っているんだ。
昨日あの戦闘の後、ARX160がいよいよ壊れてしまって、トオルの新しいライフルが必要になった。
俺は前から考えていたソムリエの所に連れて行くことにした。
「先輩、今から行くところって…」
「…まあ、お前の考えの通りだろうな。今からお前のライフルを新調しに行くんだ」
「前から気になってましたからね。ライフルやショットガンを何処で調達したか」
トオルは少しばかり呆れる感じで俺を見てくる。ハハハハハ……これは参るな。まあ仕方ない、そう思われてもな。
そして俺達は入り口がある雑貨店に到着し、俺は雑貨店の中を通り、トオルは慌てて俺の後を追いかけ、俺は入り口のコイン投入口に金貨を入れる。
扉が開いて、俺達は階段を下りて行き、そしてホールに到着してソムリエの所に行き、ソムリエは俺の方を見る。
「こんにちはミスター工藤。おや?新しいお客さんをお連れに?」
「ああ、俺の相棒のトオルだ。トオル、彼は武器を進めてくれるソムリエだ」
「こんにちは、柳田トオルと言います」
「どうもミスター柳田。さて…今日はどうなさいましたかな?」
「今日はトオルに新しいライフルを新調しに来たんだ。前使っていたライフルがとうとう壊れてしまってな、彼に合うライフルはあるか?出来れば扱いなれているAR系で頼む」
俺はソムリエにトオルのARX160が壊れた事を話し、それに頷くソムリエ。
「成程…そう言う事ですか。それならばこちらはどうでしょうか」
っとソムリエはあるライフルをトオルに渡す。
「【M4カービン】です。銃身は14.5インチ、ボルトキャリアの強化は勿論、アッパーレシーバーとロアレシーバーは耐久性と排水性が優れた強化パーツを使用しております、なので水から出てもすぐに使用できます。更にチャージングハンドルは左右どちらでも扱いが可能の物を装備、ハンドガードとグリップにストックは全てMAGPUL製に交換してあります。フロントサイトとリアサイトは全てフリップアップサイトに変更、光学機器の妨げにはなりません。そしてスコープはミスター工藤と同じVictOptics製です」
それを受け取ったトオルは動作確認をして、それが全く無駄のない作りになっている事に驚いている。
「(凄い…!こんな高価な銃を扱っているなんて…! 通りで先輩はあんな銃を持っている訳だ)」
「どうだトオル、その銃は」
俺はトオルの様子を見て問い、トオルはM4を置いて俺を見る。
「凄いです、僕の手に馴染みます」
「よし、ソムリエ。これにするよ」
「かしこまりました。ではこれをケースに詰めますね」
そう言ってソムリエはライフルケースにM4を詰め始める。
「これでわかりました。先輩がどうやってあんな高級品を手に入れたかを…、でも先輩…これDAも扱っている可能はあるんですか?」
「多分ないだろう。いくら何でもあいつ等がこれを持っている可能性はない」
そう言ってソムリエはM4を詰めたライフルケースをトオルに渡す。
「お待たせしました」
「ありがとうございます」
「それじゃあまた、今回はこいつのだけだから」
「ありがとうございました。またのご利用お待ちしております」
そう言って俺達はその場を後にするのであった。
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そしてクルミがここに来て一ヵ月、ここ喫茶リコリコではある遊びは始まろうとしていた。
「それでは~閉店ボドゲ会スタート!」
『『『『おー!』』』』
常連客が集まって行う【閉店ボドゲ会】、週一回に行われるこの交流会は常連客でいつも賑わっているのだ。
「締め切り明日って言ってたっすよね」
「今日のあたしには関係ないし」
「止しましょう。仕事の話しは」
「実は、自分も勤務中で」
「刑事さん、ワルだねぇ」
「早く、始めましょうよぉ」
常連客の中に刑事の阿部さんの姿もいる、おいおい阿部さんよ…アンタこんな所にいて大丈夫か?
「じゃあ順番決めるぞ~」
「ねえたきな~、たきなも一緒にやろうよ~? レジ締め一緒にするからさ」
「もう終わりました。レジ誤差ゼロ、ズレ無しです」
「「はや~」」
俺と千束は既に終えたたきなの作業を見て言葉をこぼし、たきなはレジ締めを終える。
「それじゃあたきなちゃんも暇になった事よね」
「たきなちゃん、こっちにおいでよ」
常連客がたきなを誘ったが、たきな「いえ、結構です」とお断りを入れて、店の奥に入って行く。
たくぅ…素直になれない子だな。
俺はトオルに目を向け、それにトオルは頷いて接客をし。
俺と千束は千束はたきなを追いかけていった。
たきなが更衣室に手に掛けようとした際、俺達が追いついた。
「たきな~!一緒に遊ぼうよ!」
「…そうすればDAに戻れますか?」
「おいおい、それとこれは関係ないぞ?」
「なら結構です」
そう言ってたきなは更衣室へと入って行き、俺は壁にもたれる。
「はぁ…こりゃ前途多難…って言った所か」
「困ったね~「千束」はい?何先生」
俺達の下にミカがやって来て、千束に話しかけてくる。
「健康診断と体力測定、もう終わってるのか?」
「いやぁ、だってあんな山奥まで行くのだるいしぃ」
「ライセンス更新には必要な手続きだ、仕事続けたきゃ行って来い」
「うぇぇ~、それは先生が上手く言っといてくれないかな~。先生の頼みなら聞いてくれるでしょ?楠木さん」
千束はめんどくさがり、その様子に俺は苦笑いをする時だった。
「司令と会うんですか?」
なんとたきなが上が下着姿のまま出て来たのだ…わとととと!!
「うおぉ!バカ!!服ぅ!!」
バタン!!
ゴキッ!!!
瞬時に扉を閉めて、そのまま俺の首を90度に曲げて、反対方向に向かせる!こらこら!俺の首が…!首が!!
俺の様子を見て、ミカは若干冷や汗を流しながら呟く。
「…リリベル最強と言われるこいつを、唯一圧倒する所が、この場面だからな」
「先生!そんな事じゃない! ごめん龍!でもこれは最低限のマナーって事で!」
「そ!そういう話しじゃ…!」
俺は首を抑えながらしゃがみ込み、何とか首を元に戻した時にたきなが制服に着替えて出てくる。
「私も連れて行って下さい」
「はや…」
「お願いします」
「(大丈夫か? あの意地悪な楠木が聞くと思えんが…)」
たきなの様子に俺はそう思い、千束はたきなを見て頷く。
「分かったよ、たきな」
「ふぅ…」
「そうだ龍、お前も明日リコリスの本部に行って貰いたいんだ」
「え?何で」
ミカの突然の事に俺は思わず振り向く、何で俺がリコリスの本部に?
「実は楠木が話があると言ってな、リコリスの本部に来て欲しいそうだ」
「…マジ?」
おいおい…、リリベルの俺がリコリス本部に行くってどういう事だよ。何か嫌な予感しかしねぇ…。
っとそう思う俺であった。