転生者はリリベルになったが、追放されてリコリコに流れ込む   作:ライダーGX

21 / 43
第20話

春人たちの案内で俺達は美浜学園へとやって来た。出迎えてくれた仙石一縷に野上姫子、なんでも俺は一縷って言う女が面白いと感じた。

 

何故かって? だって白衣来ている割には少しばかり服装が違うからだよ。

 

保険医には見えないからだよ…。少しばかり露出度が多すぎるからな…。

 

 

グイッ!!!

 

 

「っ!!??!!」

 

「龍~…」

 

俺の横腹に千束のつねが来て、俺は思わず引いた。やばいやばい…千束にバレてる…。

 

ちょっとはひかえよ~…。

 

 

そして俺達は学園長室に到着し、俺達は一縷達と向かう。

 

「さて…ここに招き入れたのは他でもないよ。あんた等が毛利の指示であそこに来たんだろう」

 

「ああ、でもそれはSORDも同じだろう? 毛利のオッサンに言われてあそこに来た」

 

俺がそれを言うと、一縷はポケットからタバコを取り出して、ライターに火をつけて吸う。

 

「…ああ、その男が港の倉庫で何やら不穏な動きがあると言われてな、言われて送ったらそいつ等が武器を密売しているのが分かってな。始末したら案の定あんた等が来たって訳さ」

 

「成程~…、だとさオッサン?」

 

俺達は少しばかり毛利のオッサンの方に目を向け、それに毛利のオッサンは苦笑いをしながら言う。

 

「あ、あはははは! これは本当に参った参った~! いや~俺もこんなミスをするとは思わなかったな~?」

 

「明らかにわざとですね。貴方がこの様な事は決してない」

 

っと野上が口を開き、若干毛利のオッサンを睨んだ。

 

うわぁ…この人、なんか怖いぞ?

 

すると毛利のオッサンが咳払いをして、少しばかり真面目な顔をする。

 

「ゴホン! あー…本当にすまなかった。だが今回お前達も良い経験にはなったと思うぞ? 特に龍達と春人達。お前達は互いに歳が近いもの同士に戦いはかなり違っていたろう?」

 

「確かにね~…、彼女意外といい線いってるわ」

 

っと千束が玲奈の腕前を感心していて、それに玲奈も同じだった。

 

「そうだね! アタシと同じ45口径の銃を使ってるのは、あいつ等以外に君だよ~! でも当たった時血が出なかったのは不思議だったんだよね? あれって」

 

「千束が使っているのは非殺傷弾です。千束は人殺しはしないので」

 

「はぁ?人殺しをしなって、それでもDAで最強のリコリスなの? 馬鹿らしいわね」

 

っと桐花は千束が使っている弾が非殺傷弾と聞かされて、呆れていたが、それを俺とミカが言う。

 

「まあそれは千束の自由だ」

 

「ああ、千束の戦いは千束本人が決める事だ」

 

それを聞いてもなお、桐花は呆れている。

 

「益々くだらないわね。敵を生かしていたら次に殺されるのは貴女よ」

 

「誰に何と言おうと、私には自分のルールで通すの。それに誰も死なない事は良い事だよ」

 

「はぁ…、こんなバカに付き合わされるあんた等も災難ね」

 

桐花は千束の事を否定にする中で、俺は桐花に問う。

 

「ならお前はどうしたんだよ。俺達にとやかく言われる筋、無いと思うがな」

 

「ええないわ、でもね…、殺された被害者たちの事を考えるなら、それくらいの苦痛をあえて死なせる方が、私は最善だと思うわ」

 

そう言う桐花、こいつの考えは俺達の考えとは違う事は知っている。まあそれが普通と言っちゃ普通なんだろうが、聞いていると何だがぶん殴りたくなるな…。

すると野上が俺達のやり取りを見て止める。

 

「いい加減にしろお前等。ここは学園だ、争いの場じゃない。それに桐花、お前は少し言葉を閉じろ」

 

「フン!」

 

「工藤、お前に一応言っておく。殺さない戦いは…やがて己の過ちを見る事になるぞ」

 

「とうの昔に腹をくくっている。その時は俺はその運命と向き合い、戦うさ」

 

「…そうか」

 

俺の言葉に野上はそれ以上言葉を掛けなかった、俺の強い意志のある目を見て野上は何も言わなかったのだろう。

 

そしてそれを見た一縷は両手を叩く。

 

「はいはい、そこまでだ。それとアタシ等はこいつ等との話し合いがある。退出してくれ」

 

「了解」

 

っと俺達は外に出ようとした時に、一縷が俺と春人に話しかける。

 

「おい春人、そいつ等を学園内をかるく案内してやってくれ」

 

「え?客人を?」

 

「ああ、それにお前と同い年のそいつだ。話しもきっと合うと思うぞ?」

 

一縷がそう言って、俺と春人は顔を見合い、俺はそれに首を傾げながら外に出る。

 

 

 

 

───────────────────────────────────────────

 

 

 

 

俺達は春人達と一緒に学園内を歩いている中、俺は廊下の外を見て、子供等が授業を受けている様子に、少しばかり懐かしさを感じた。

 

そう言えば俺も前世では学生らしく授業を受けていたな、…途中で居眠りしていたけど。

 

でもここで授業を受けている子供たちはただの授業じゃない。

ここで戦いや生き残る為の授業を受けている子ばかりだ。

 

そう言う所はやはりSORDもDAと同じか。

 

「気になる?」

 

「ん?」

 

突然春人が俺の方を向いて話してきて、それに俺は振り向きながらそれに若干頷く。

 

「…まあ、子供たちの様子なんて。保育園で見ている以外に何事も無いからな。でもここはちょっと違う、DAは違って洗脳的な事はしていない所がまた違う所だ」

 

「そっか…、DAってやっぱり強引に教え込む所があるんだね」

 

春人は俺の話しを聞いて、少し分かっていた様な感じの顔をする。

 

「ああ、それにこれは後から知ったが、DAは現役を終えたリリベルとリコリスを国外に追放して、何事も無かったかのようにしているって聞いてな。それには腹が立ったよ…」

 

「うっわ!それ聞きたくなかったな~」

 

俺の事に千束は嫌な感じをして、DAから独立してよかったと思っているだろう。

まあ俺もリリベルからリコリコに来て良かったと思ってるよ。

 

「なんだかそっちは大変だね…」

 

「私達はそんな事ありませんでしたが、DAの方々はさぞかし苦労したんですね」

 

っと邑沙紀とクリスは俺達の事をそう言って、それに俺達は少しばかり顔を見合う。

 

それ…君等も人の事言えないんじゃないのか…?

 

 

 

 

そして学園長室を退室した俺達を除いたミカと毛利のオッサンは一縷と野上と対面している。

 

「…こうして顔を合わせるのは、何年ぶりだ?」

 

「こっちも驚いてるよ。まさかミカの旦那があの子等の責任者とはね…」

 

っと一縷はミカの方を見ながら話す。どうやらミカ達は顔見知りらしく。俺達と話している間は他人のフリをしていた様だ。

 

「全く…毛利はつくづく隠し事が多い奴だ」

 

「ははははは! それはミカ、お前もだろう? お前があの子に隠し事をしているのは知っているんだぞ?」

 

すると今度はミカが毛利のオッサンの言葉に言葉を詰まらせ、それに一縷は口角を上げる。

 

「フッ、旦那も悪い人だね~…。なんでもかんでも隠し事が多いと来たものだ…」

 

「…隠さなきゃ行けない時もあるのだ。察してくれ」

 

っとそう言うミカ。

 

どうやらミカにはまだ秘密があると言うのを、俺はこっそりと知っているのは言うまでも無かった。

 

 

 




桐花だったら龍や千束の行動を否定するのは必然だと思うのは自分だけかな?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。