転生者はリリベルになったが、追放されてリコリコに流れ込む 作:ライダーGX
美浜学園で仙石一縷等一旦は話しを終える俺達、ミカだけを残し、俺達は春人の案内である場所に来ていた。それは射撃場。この学園に地下射撃場があるとは…、美浜学園は文字通りの訓練学校として機能しているな。
地下射撃場に来た俺達、そこで作業着を着た1人の女性が俺達の方を見る。
「おう春人に皆。ん?そいつ等は何なん?」
「イヅミさん。この方たちはDAの人たちだよ。正確にはDAから独立したリリベルとリコリスで、今は表稼業として喫茶リコリコで動いている人たちだよ」
「なんや、DAの関係者かいな。通りで洗礼された動きをすると思ったわ」
「関西人…ですか?」
たきながそう言うが、実際は違う。彼女は【山本 イヅミ】、この美浜学園でSORDの銃器を担当するガンスミス。
春人の日本刀と、玲奈達の銃も彼女が手掛けた物ばかり。
だからこそ切れ味と精度の高い銃が仕上がるんだ。
「いや、彼女は関西の人じゃないよ。多分師匠か何かの先生が関西系の人だったんろう」
「お?それに気づくやなんて、兄ちゃん中々鋭いやん。確かにウチの師匠は関西弁を喋る人やったで」
「当たってますね」
俺が言った言葉にイヅミが頷き、それにたきなは呟く。
「それで、ここに何しに来たんや?」
「はい!私がこの人たちに射撃を見せてあげようと思いまして!!」
「いや頼んでないだろう」
玲奈の言葉に俺が即座にツッコミを入れた。
それに気にせず、玲奈が自分の銃の“イグニス”を取り出して、シューティングレンジを始める。
ブザーが鳴ったと同時に5つの的をダブルタップで撃つ。
全て早い感じに撃っており。それに千束が口笛を吹きながら感動する。
「♪~! いいねそれ!」
「でしょう? 私これを毎日200発撃って練習してるんだ!」
「200発も…、火薬と弾頭はどうしてるんですか?」
たきながそれを呟き、それにイヅミが答えてくれた。
「それはウチが調合して作ってるから、いくらでもあるから問題ないで」
「成程な…。でも俺から見た感じだと…、どうも手首が少しひねっている感じがして、その射撃の制度を損なわせている感じがするな~?」
「…あんた、意外といい目をしているのね」
「ええっ!? それどう言う事?!」
俺が言った言葉に桐花がそれに同意するかの様に言って来て、それに玲奈は驚きを隠せないでいた。
まあ何故分かったかと言うと、俺も千束も動体視力が途轍もなく半端ないからな。
玲奈の少しばかり悪い所が見えたんだ。
アイツはどうも手首に力が入り過ぎる為、どうしても手首が捻ってしまう所がある。
こればかりは彼女が直さなきゃいけない所だ。
俺達が何やら騒いでいると、そこに1人の女性がやって来る。
「あ!ここに居ましたか蒼井君!」
俺達は声を掛けられた方に向くと、そこにはセミロングの女性【有坂 秋桜里】がやって来て、それに春人は振り向く。
「あ、有坂先生。どうしましたか?」
「実はまた学園長が呼んでいまして。その…その方たちも呼んで欲しいと」
「俺達を…?」
その事にまたしても俺達は事件に巻き込まれたのかと思いながら、春人達と一緒に学園長室へと向かうのだった。
有坂は俺達が去って行くのをじっと見つめていて、それにイヅミが問う。
「どないしたん、先生?」
「あの…、あの方たちが客人なのです…よね? それと蒼井君達と同じ…」
「せや、ウチも聞いていたけど、なかなかの兄ちゃんたちや。まあ本人たちは既に本家から独立しているみたいやけどな」
有坂はその事を聞いて、少しばかり俺達を見るのだった。
やはり絡みは難しい…。