転生者はリリベルになったが、追放されてリコリコに流れ込む 作:ライダーGX
さてさて、俺達はショッピングセンターへとやって来た俺達一行…、たきなの下着を買いに来たついでに、私服を買う事になりました。
たきなの私服に付いては千束と玲奈達に任せる事にする。え、俺?俺は選ぶ事は…正直言って勘弁して欲しい。
俺がたきなの私服を選んだ所で良い感じなのか正直分からん。
たきなはああ見えてまだ感情表現は出来ないからな、どう言った感じか言う事が言えないからな。
そう言っていると、千束と玲奈がスカートを持って色々と重ね合わせる。
「ねえ、どっちがいい?」
「こっちが良いよ千束! たきな可愛いよ!」
「おっ!いいねそれ!!」
持ってきた私服を試着室で着させ、それをたきなは着て試着し、試着室のカーテンを開けて披露する。
「おお~いい!」
「可愛い~~♡」
「それもいい~!」
「いいよたきな~~!」
千束と玲奈の事に少しばかり照れるたきな。
「…どうも」
その様子を見て俺は少しばかり笑みを浮かばせ、隣にいる春人が俺に問う。
「たきな、とっても緊張しているね」
「まあな、あいつにとっては一般の世界はまだ三ヶ月ちょっとだが、それでもなかなか苦労するところがある様だ」
「仕方ないね。そこは彼女の頑張り次第って所かな?」
春人がそう言っていると、たきなが俺の方を向いていて、それに俺は気づく。
「…? どうしたたきな」
「龍さんからも1つお願いしてもいいですか?」
「え?」
たきなからの突然の言葉に俺は少しばかり驚く、おいおいマジで…? たきなから選んで欲しいってマジかよ?
すると千束が何だか気に入らなそうな表情をしながら頬を膨らませ、玲奈がニヤリと笑い、邑沙紀は薄ら笑いをし、クリスと有坂先生は若干返答に困っていた。
えっと…たきなよ、マジか?
「たきな…マジで言ってるのか?」
「はい、千束達が選んでくれた物は良いものですが、龍さんの選んだものも着て見ようかなと…」
その事に俺は少しばかり言葉を失う。たきな…俺にそれを選ばせてほしいって、それはそれで嬉しいが、正直言って自身が無いな~…。
女の子の服なんて、何をどう選べばいいか迷うんだよ。
でもたきなが選んで欲しい目をしているし、断る訳には行かないよな…。
「龍、たきなが選んで欲しいって言ってるんだから、ここは行かないと」
「そうだよ龍! たきなを可愛くしてあげなきゃ!」
「そうだね。龍、行ってきな」
「えっと…、頑張ってください…」
春人の他に玲奈と邑沙紀、クリスの三人がそう言うと、俺はまあ仕方ないと思いつつ、たきなの服を選ぶ事にしよう。
うーん…そうだな~…、今のたきなに似合う服装と言えば、これはどうだ?
白のワンピースに青のブラウス。これが良いかもしれない。そして最後の白い帽子をかぶらせて、鏡の前に立たせる。
「どうだ?」
「…凄く、いいですね…」
っと少しばかり恥ずかしそうな顔をしながら言うたきな。よし、これで良し。
すると千束が何やら気に入らなそうな表情をしていた。
「……よし」
千束が何やら服を取りに行き、たきなの隣の試着室へと入って行った。その様子を見て玲奈達は顔を合わせ、玲奈が千束の試着室に頭を突っ込む。
「千束、どんな服?」
「ちょ!ちょいちょいちょい!! 着替えている最中に覗くな!?」
「良いじゃん!女の子同士だし!」
千束と玲奈の絡み、なんだかコントみたいだな。まあそれはいいとして、覗かれたままじゃ千束が着替えられないだろうし、俺は有坂先生の方を見て、それに有坂先生は気づき、玲奈を連れ戻す。
玲奈が離れたと同時に千束はせっせと着替え、そして試着室のカーテンを開ける。
千束の服装はたきなと同じ白のワンピースとブラウスだが、色は青じゃなく赤のブラウスを着ている。
色違いの着たのか…。
「ねえ、どう?似合う龍?」
「え?俺に言ってるの?」
「あったり前だろう!」
千束の言葉に少しばかり考える俺、どうって言われても、千束はどんな服も似合うもんだ。スタイルも良いし、おまけに……これ以上は言わない事にしよう。
変に間違いを起こさせる訳には行かないな。
「…良いじゃん。かなり似合ってるぞ」
「え?ホントに? あ、アハハハ…」
若干照れてる千束、おいおい、可愛い奴だな。
それと面白がっている玲奈、こっち見んな。こっちも恥ずかしいわ。
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何だかんだで服選びが終了、一応もう少しだけ買う事にしている千束達。
「ねえたきな、リップクロス持ってる?」
「…千束」
「ん?何」
「そろそろ本来の目的を…」
「え?」
その言葉に千束は振り向き、それに玲奈が問いかけてくる。
「ねえ、本来の目的って?」
「そうだった…下着だった」
「ああ~」
その事に玲奈も思い出し、それには俺はノー返事。
すると有坂先生がこう言いだした。
「あ、あの…あまり男の人がいる前でその話しはしない様に!」
「「はーい」」
っと千束と玲奈が声を合わせて言う。この2人、本当に息ピッタリだな。
まあそれはそれとして、下着の件は千束達に任せるとしよう、俺はベンチで時間を潰すとするか。
すると春人がある物を取り出した。
「ねえ龍、時間が余ってるから将棋をしようか?」
春人がコンパクトで持ち運びができるミニ将棋を取り出して、それを並べる。
へぇー、意外といい趣味してるじゃないか春人、よし!ならイッチョやるか!
「よし、それじゃあまず……ッ!!!」
俺が顔を上げた瞬間、春人の後ろに映った人物の様子を見て、俺は思わず立ち上がった。
その様子を見た春人が問う。
「龍、どうしたの?」
「……いや、何でもない」
俺は春人にそう言い、そのままベンチへと座る。
今のは一体…俺の見間違いか?でもあれは…いやそんな筈はない。
俺の目に…
白い髪と赤い瞳をした俺と瓜二つをした奴が通り過ぎた事なんて、ある筈がないんだ。
最後辺り、龍の強敵が出現、この人物は凶敵。龍は必ず苦戦します。