転生者はリリベルになったが、追放されてリコリコに流れ込む   作:ライダーGX

33 / 43
第32話

千束達と春人達と一緒にショッピング、たきなの服を買った後に下着を買いに来た俺達だが、男の俺と春人は入れないので、春人と一緒にミニ将棋で時間を潰すことにした。

 

千束達がたきなの事を任せて下着を選ばせている中、千束等がたきなの下に集まる。

 

「たきな、好きなのあった?」

 

「…好きなの、ですか?」

 

「え?」

 

「仕事にあったのが欲しいです」

 

「ああ~銃撃戦のランジェリーですか~? んなモンあるか!!」

 

なんともたきならしい発言であった、仕事重視のものばかりを選ぶ所はまさに仕事人…。

でもそれを邑沙紀が面白がりながらある物を持ってきた。

 

「たきな、これなら良い感じかもよ…」

 

「何ですか?それは」

 

「お目当ての下着」

 

その下着はラグジュアリーな下着ではなく、何ともセクシー女優が着るようなある様な…。

 

っとそれを見た千束は驚いて取り上げる。

 

「ちょいちょいちょい!! たきなに何つけようとしているんだお前さんは!!?」

 

「千束、意外とこれ結構人気だよ。これを着たら男は大抵ノックアウト、即落ちるよ」

 

「だからって大人過ぎる!!! もうちょいマシなのないの!?」

 

っと遊んでいる様子にたきなは首を傾げているが、それを見ていた有坂先生は恥ずかしそうにしてたきなに近づく。

 

「あ、あの…たきなさん。下着は自分で試しに着て、それで合うかどうかを感じながら買うといいですよ? あまり人に聞くのはちょっと…」

 

「そうなんですか? でもこれ良いんですけどね、通気性もあって動きやすい…流石店長だなって」

 

たきなの発言に千束は呆れながら言う。

 

「いやいや…先生そんな事考えてる訳ないだろう。大体トランクスなんて人に見せられる物じゃないでしょ?」

 

「パンツって人に見せる物じゃなくないですか?」

 

「いや、見せる時もあるもんだよ」

 

「ちょっと黙ってろい!!」

 

邑沙紀が煽ってくる事に千束が怒鳴りながら止める。

 

「ゴホン! たきな、いざって時どうするのよ?」

 

「いざってどんな時です?」

 

「それはね!マスターに喜んで貰う事だよ! こういう案外エロいコスチュームの下着とか着たら喜んで…」

 

「でも春人、全然振り向いてくれないよ」

 

「ぶぅ~~~、どうしたらマスターは振り向いて貰えるかな~?」

 

「だからちょっと黙ってろい!!!」

 

今回は真剣な千束で玲奈達に怒鳴る一方、有坂先生が再びたきなの所に来て、あえて教える。

 

「えっと…たきなさん、確かに見せるものではありませんが、男性の下着をつけるのは少し場違いと言うので、ちゃんとした下着を身に着ける事を心がけましょう」

 

「はい…、何だか教師みたいですね?」

 

「私、教師です!」

 

「え?そうなの?」

 

その言葉にたきなだけでなく、千束もそれに振り向くのであった。

 

 

 

 

───────────────────────────────────────────

 

 

 

 

そして俺達はと言うと、結構将棋での勝負が拮抗していた。

 

俺が一歩行けば春人が良い感じに出てくるし、春人が一歩行けば俺が良い感じに出る。そんな繰り返しだった。

 

するとそこに千束達が戻ってくる。

 

「お待たせ~」

 

俺達は帰って来た千束達の方を見て、千束は腕を組みながら言う。

 

「これでもうトランクスとはおさらば、男物のパンツは全部処分するからね」

 

「はい」

 

たきなそれに返事すると、千束は微笑みながら言う。

 

「さてと! 次は千束さんお待ちかねのおやつタイムだ!」

 

「目的は完遂しましたよ?」

 

「完遂って仕事じゃないんだから!今日は付き合ってよ~! 勿論龍達もだよ?」

 

「はいはい」

 

「おやつか~、一体なんだろうね!」

 

玲奈は嬉しそうに千束に付いて行き、俺は苦笑いしながら春人達と一緒に向かう。

全くこいつの買い物後はいつもこれなんだよな、まあそれはそれで面白いからいいけど。

 

そんな感じで俺達はショッピングモールから出て、とある店に行き、店員に注文を頼んだ。

 

「フランボワーズ&ギリシャヨーグレットリコッタダッチベイビーケークとホールグレインハニーコームバターウィズジンジャーチップスを各自二つ! 後いちごタルト1つで!」

 

「コーヒー三つを」

 

「かしこまりました」

 

注文を終えた後、たきなはそれに振り向く。

 

「…名前からしてカロリーが高そうですね」

 

「野暮な事言わない。女子は甘い物に貪欲で良いのだ」

 

「私は別に甘いもの以外でも良いけどね」

 

「ああ!?それなら今の注文なしにするぞ!?」

 

っと邑沙紀とのやり取りに俺は頭を横に振りながら、水を飲む。

 

そして有坂先生がその様子を見て問う。

 

「…あの、DAって食事とかはどうなっているんですか?」

 

「え?ああ~元宮内庁の総料理長が作ってるって話しだよ。まあスイーツを作ってくれる様子はないけどね」

 

「ええっ~~!?」

 

まあ有坂先生が驚くのも無理ないわな、DAは政府公認の組織、SORDも政府には知られているが、そこは仙石家が担っている。

でもSORDは一応民間人の有坂先生を呼んで、一般の事を学ばせているから、そこは問題ないと思うがな。

 

すると店員が俺達の注文の品を持って来て置いて来た。

 

「お待たせしました」

 

「うおっほおおお~!美味しそう~!!」

 

「すっごいねこれ!?」

 

「……これは糖質の塊ですね」

 

「たきな!」

 

千束と玲奈が興奮する中、たきなが愚痴った際に千束が頭突きを思わずして、それに千束はフォークとナイフを取りながら言う。

 

「人間一生で食べられる回数は決まってるんだよ? 全ては美味しく楽しく幸せであれ~♪」

 

「美味しいのは良い事ですが、リコリスとして余分な脂肪はデメリットになります」

 

「その分走る!その価値にはこれはある!んむ!美味ひぃ~!ほらほらたきなも皆も食べて食べて!」

 

その様子に俺はコーヒーを飲み、リコリコとは違う味を堪能していた。

 

う~ん…やっぱりこことは違うな。

 

 

 

 




恥じらいを持つ千束に対し、玲奈達は全くない…、この差は何だ?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。