転生者はリリベルになったが、追放されてリコリコに流れ込む 作:ライダーGX
千束達と春人達と一緒にショッピング、たきなの服を買った後に下着を買いに来た俺達だが、男の俺と春人は入れないので、春人と一緒にミニ将棋で時間を潰すことにした。
千束達がたきなの事を任せて下着を選ばせている中、千束等がたきなの下に集まる。
「たきな、好きなのあった?」
「…好きなの、ですか?」
「え?」
「仕事にあったのが欲しいです」
「ああ~銃撃戦のランジェリーですか~? んなモンあるか!!」
なんともたきならしい発言であった、仕事重視のものばかりを選ぶ所はまさに仕事人…。
でもそれを邑沙紀が面白がりながらある物を持ってきた。
「たきな、これなら良い感じかもよ…」
「何ですか?それは」
「お目当ての下着」
その下着はラグジュアリーな下着ではなく、何ともセクシー女優が着るようなある様な…。
っとそれを見た千束は驚いて取り上げる。
「ちょいちょいちょい!! たきなに何つけようとしているんだお前さんは!!?」
「千束、意外とこれ結構人気だよ。これを着たら男は大抵ノックアウト、即落ちるよ」
「だからって大人過ぎる!!! もうちょいマシなのないの!?」
っと遊んでいる様子にたきなは首を傾げているが、それを見ていた有坂先生は恥ずかしそうにしてたきなに近づく。
「あ、あの…たきなさん。下着は自分で試しに着て、それで合うかどうかを感じながら買うといいですよ? あまり人に聞くのはちょっと…」
「そうなんですか? でもこれ良いんですけどね、通気性もあって動きやすい…流石店長だなって」
たきなの発言に千束は呆れながら言う。
「いやいや…先生そんな事考えてる訳ないだろう。大体トランクスなんて人に見せられる物じゃないでしょ?」
「パンツって人に見せる物じゃなくないですか?」
「いや、見せる時もあるもんだよ」
「ちょっと黙ってろい!!」
邑沙紀が煽ってくる事に千束が怒鳴りながら止める。
「ゴホン! たきな、いざって時どうするのよ?」
「いざってどんな時です?」
「それはね!マスターに喜んで貰う事だよ! こういう案外エロいコスチュームの下着とか着たら喜んで…」
「でも春人、全然振り向いてくれないよ」
「ぶぅ~~~、どうしたらマスターは振り向いて貰えるかな~?」
「だからちょっと黙ってろい!!!」
今回は真剣な千束で玲奈達に怒鳴る一方、有坂先生が再びたきなの所に来て、あえて教える。
「えっと…たきなさん、確かに見せるものではありませんが、男性の下着をつけるのは少し場違いと言うので、ちゃんとした下着を身に着ける事を心がけましょう」
「はい…、何だか教師みたいですね?」
「私、教師です!」
「え?そうなの?」
その言葉にたきなだけでなく、千束もそれに振り向くのであった。
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そして俺達はと言うと、結構将棋での勝負が拮抗していた。
俺が一歩行けば春人が良い感じに出てくるし、春人が一歩行けば俺が良い感じに出る。そんな繰り返しだった。
するとそこに千束達が戻ってくる。
「お待たせ~」
俺達は帰って来た千束達の方を見て、千束は腕を組みながら言う。
「これでもうトランクスとはおさらば、男物のパンツは全部処分するからね」
「はい」
たきなそれに返事すると、千束は微笑みながら言う。
「さてと! 次は千束さんお待ちかねのおやつタイムだ!」
「目的は完遂しましたよ?」
「完遂って仕事じゃないんだから!今日は付き合ってよ~! 勿論龍達もだよ?」
「はいはい」
「おやつか~、一体なんだろうね!」
玲奈は嬉しそうに千束に付いて行き、俺は苦笑いしながら春人達と一緒に向かう。
全くこいつの買い物後はいつもこれなんだよな、まあそれはそれで面白いからいいけど。
そんな感じで俺達はショッピングモールから出て、とある店に行き、店員に注文を頼んだ。
「フランボワーズ&ギリシャヨーグレットリコッタダッチベイビーケークとホールグレインハニーコームバターウィズジンジャーチップスを各自二つ! 後いちごタルト1つで!」
「コーヒー三つを」
「かしこまりました」
注文を終えた後、たきなはそれに振り向く。
「…名前からしてカロリーが高そうですね」
「野暮な事言わない。女子は甘い物に貪欲で良いのだ」
「私は別に甘いもの以外でも良いけどね」
「ああ!?それなら今の注文なしにするぞ!?」
っと邑沙紀とのやり取りに俺は頭を横に振りながら、水を飲む。
そして有坂先生がその様子を見て問う。
「…あの、DAって食事とかはどうなっているんですか?」
「え?ああ~元宮内庁の総料理長が作ってるって話しだよ。まあスイーツを作ってくれる様子はないけどね」
「ええっ~~!?」
まあ有坂先生が驚くのも無理ないわな、DAは政府公認の組織、SORDも政府には知られているが、そこは仙石家が担っている。
でもSORDは一応民間人の有坂先生を呼んで、一般の事を学ばせているから、そこは問題ないと思うがな。
すると店員が俺達の注文の品を持って来て置いて来た。
「お待たせしました」
「うおっほおおお~!美味しそう~!!」
「すっごいねこれ!?」
「……これは糖質の塊ですね」
「たきな!」
千束と玲奈が興奮する中、たきなが愚痴った際に千束が頭突きを思わずして、それに千束はフォークとナイフを取りながら言う。
「人間一生で食べられる回数は決まってるんだよ? 全ては美味しく楽しく幸せであれ~♪」
「美味しいのは良い事ですが、リコリスとして余分な脂肪はデメリットになります」
「その分走る!その価値にはこれはある!んむ!美味ひぃ~!ほらほらたきなも皆も食べて食べて!」
その様子に俺はコーヒーを飲み、リコリコとは違う味を堪能していた。
う~ん…やっぱりこことは違うな。
恥じらいを持つ千束に対し、玲奈達は全くない…、この差は何だ?