転生者はリリベルになったが、追放されてリコリコに流れ込む 作:ライダーGX
たきなの下着を買いに行った翌日、千束がたきなの下着を処分をしていた所だった。
だが…。
「キャアアアアアアアアアア!!ハレンチイイイイイイイイイイイイ!!!」
「ん?」
ミズキの叫び声が店内に響き渡り、それに俺達は向かうと、ミズキが千束の首を絞めていた。
「アンタ!昨日龍の所に泊って行ったな!?その男物のパンツが何よりの証拠だああああ!!」
「違う違う違う!!! って言うかミズキだって知ってるでしょ!! 龍はトオル君と一緒に住んでるって!?」
「未だに男が出来ない私へと当てつけか!!この野郎おおおおおッ!!!」
ミズキが悔しそうな感じで千束を締め上げていた。やれやれ…こうなったミズキはしばらく止まらないぞ。
男に敏感なこいつはしつこいからな…。
「聞けよ~~~!!! っ!たきな!たきなのだから!!」
っと俺達の横に居るたきなに指を指し、それにミズキは勢いでやって来て、たきなのスカートを上げて見た。
当然俺とトオルは咄嗟に後ろを振り向き、たきなのあれを見たミズキは言う。
「可愛いじゃねぇか」
「いやだからそれを昨日買いに行って、え、あ、ちょい何処へ」
千束が何処かに行くミズキに言うと、ミズキはホールで大声で叫ぶ。
「皆さーん!この店に裏切り者と嘘つき野郎が居ますわよーーー!」
面白半分で叫ぶミズキに千束はかなり慌てた様子で駆け寄る。
「うわあああああ!!!やめろやめろやめろおおおおおお!!!」
「はいお披露目~!」
千束がミズキを止めようとしたが、逆に掴まってミズキにトランクスを見せびらかせてしまった。
その様子に俺は呆れていて、トオルは深いため息を吐く中で、たきなは真っ赤な果実の様に顔を赤くして固まっていた。
たきなの様子に俺は問う。
「おいたきな。大丈夫か?」
「…あ、あの…み、見ました…か?」
「見てねぇよ」
「僕もです」
そう言って俺は千束の様子を見て、ただ呆れるしかなかった。
───────────────────────────────────────────
そして一ヵ月後。喫茶リコリコは本日も平和、しかし世間ではあのニュースが話題を呼んでいた。
「おっ、このニュースまだやってるぞ」
例の地下鉄の脱線事故、その事故は余りにも悲劇的な事故だったらしく、話題を呼んでいたらしい、だが本来は違う、これはDAがテロリスト達を殲滅する為に偽装映像を流している。
「この社長も気の毒ですね」
「この社長は知らないんだろうな~…」
たきなは洗濯物を入れたかごを持って言い、クルミはそう言ってせんべいをかじりながら言う。
っとその際クルミは店の中に誰かが居ない事に気付く。
「ん?おい、そう言えば龍の奴はどうしたんだ?」
「龍さんですか?」
「私も知らなーい」
たきながクルミに振り向いて言い、千束が厨房から顔を出して言う。
するとトオルがドアから入って来て言う。
「先輩なら今DA本部に行ってます。何やら急な呼び出しが来た様で…」
「え?本部に? 何で…?」
千束はその事に只々首を傾げるしかなった。
そして俺はと言うと、DA本部に呼び出され、俺は楠木の所に足を運んだ。
「…俺を呼んでどうしたんだよ?」
「これを見ろ」
楠木はスクリーンを展開し、ある映像を俺に見せた。それは一ヵ月前に待ち合わせの駅で爆破が起きたあの場所、DAはそこでテロリストを殲滅する作戦を行ったが、テロリストが爆破を行い、リコリスに大勢の犠牲者が出たのだ。
それを見た俺は楠木に問う。
「これが俺と一体なんの関係があるって言うんだ?」
「今から見せるのは、まだ上層部やリリベルには見せていない物だ」
っとそう言って楠木は次の映像を俺に見せると、それに俺は思わず目を大きく開かせる。
それは髪と瞳の色違いの瓜二つの俺が映っていて、それに俺は思わずソファーから立ち上がる。
「こいつは…!?」
「サードリコリスの1人がカメラを搭載していてな。テロリスト達を殲滅する際に入手した映像だ。これを見てお前は何か心当たりがあるか?」
楠木はまるで俺が何かを知ってるかのような目で問いかけ来た。おいおい、ふざけんじゃねぇよ。こんなの俺も初めてだよ!
「俺が心当たりがあるって言うのか? 馬鹿かお前は…俺はこんなの今日初めて見たんだ」
「だが紛れもなくこの男はお前だ。どう説明する?」
ガチャ!
「それについてはウチの連中が説明してあげるぞ」
っとドアから美浜学園の春人と一縷がやって来て、楠木は一縷の方を見て問う。
「お前達、それはどう言う事だ?」
「そいつはうちの春人と一緒に居る映像がある、丁度そいつと将棋していた時だったな」
「…そう言えば春人、なんか動画に撮ってたような気が」
「うん、龍との勝負、結構いい感じだったから撮ったんだよね」
春人は俺との勝負でスマホで動画を取っていたな。まあ別に構いはしないんだがな。でもそのお陰で俺の潔白が証明されたな。
「ならこいつは一体何なんだ…?」
「だから俺もそれ知りたいっての。たく…」
でもこいつ…、一度俺がショッピングモールの所で目撃した奴だよな。まさかこいつがあの地下鉄の事件に関わっているなんて。
一体どうしてこんな奴が現れたんだよ。
こいつの謎、少しばかり調べないといけないな…。
───────────────────────────────────────────
そして俺はDA本部の外に出て、俺は春人達と向き合う。
「それじゃ俺はリコリコに帰る」
「うん、俺達もまたリコリコに遊びに行くから」
「その時は上手いコーヒーを頼むぞ」
そう言って俺達は別れ、俺はリコリコに帰る帰路に付く。
「…一体何者なんだあいつは…?」
俺はそう思いながらスープラを運転する。
この時はまだ知るよしも無かったが、これにはうちのリリベルの虎杖が大きく関わっている事に、俺は知る事となる。