転生者はリリベルになったが、追放されてリコリコに流れ込む   作:ライダーGX

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遅れて申し訳ありません、更新です。


第35話

DA本部に呼ばれた俺は、楠木に俺そっくりの奴の映像を見せられ、それに問いかけられた…。

勿論俺は知らないし、証人である春人達が言ってくれたから何とかなった…。

 

でもあいつは一体なんだ? 何で俺と瓜二つなんだよ。

 

これは今後の為にちょっとばかり用心する必要があるな。

 

「…ちょっと寄り道しよう」

 

俺はちょっとばかり寄り道する事にした。あんな映像を見せられたんだ、少し対策と言うか多めの備えをしておく必要がある。

 

俺はソムリエの所に行き、ソムリエと会う。

 

「どうもミスター工藤、またまたお会いしましたね。さて今日はどんなものをお探しでしょうか?」

 

「強力な拳銃が欲しい、頑丈で、信頼できる奴を」

 

「強力で、頑丈な上、信頼できるもの…」

 

ソムリエは少しばかり考え、ある銃を思い浮かべ、それを俺の前に持ってきた。

 

「S&W M629です。銃身は6.5インチ、バレルは反動とヘビーウエイトを咥えたカスタムバレルに交換、トリガーはシングルアクションやダブルアクションをよりしやすい様に改造、シリンダーも耐熱や耐久性に強い強化型シリンダー、グリップは手にフィットする特殊形状のグリップにしております。そしてサムピースは大型にしております」

 

俺はそのM629を持ち、構えて確かめる。リボルバーは持ちにくい印象だったが、こいつは違う…、特殊形状のグリップで持ちやすくなってる上に、シングルアクションやダブルアクションをやり易い様にカスタムしている。

更にカスタムバレルは熱がこもりにくい上に、反動を抑える様なコンペンセーターの役割を補っている。

 

これならやれそうだ。

 

「これにするよソムリエ、44マグナム弾を大量に」

 

「かしこまりました、あとホルスターも渡しておきます」

 

「ホルスター?」

 

俺はソムリエからあるホルスターを受け取る、それは太ももに取りつけるレッグホルスターであり、リボルバー用に設計されたホルスターだ。

 

ソムリエはそのホルスターの説明をする。

 

「このホルスターはリボルバー用に設計したもので、すぐに取り出せるようにしてあります。後肩にかけるショルダーホルスターもお渡ししておきます、これらはサービスです」

 

「…いいのか? こんな事をして?」

 

「構いません。私共はその為に居るのですから」

 

その言葉を聞いて、俺は思わず耳を傾ける。その為に居る?どういう事だそれ。

 

まあいいや…、これならリボルバーをしまうのも問題ないな。

 

俺はこれらと弾薬を持って帰り、リコリコに帰って来て、千束が俺の方を見る。

 

「ああ~~!やっと帰って来た龍! 本部から帰って来るのにどれくらい時間かかってるのよ!」

 

「すまんすまん、そんなに怒るなよ」

 

全く…帰って来てそうそう、千束のやかましい愚痴を聞くとなると逆に疲れるよ…。

 

 

 

 

───────────────────────────────────────────

 

 

 

 

そして夜。夜、リコリコのホールで千束が何故かウキウキ状態な感じでタブレット端末を持って俺達に叫んでいた。

 

「はいはい~皆さん注目! 今回の依頼内容を説明しよう!とっても楽しいお仕事ですよ~!」

 

「(…そう言えばこの時期だったな、あの爺さんの)」

 

俺は原作の事を知っているからあえて言わないが、確か薬物中毒の犯された末期がんの爺さんだったな。

そいつは目にカメラ付きのゴーグルを取り付けられ、電動車椅子で遠隔操作、音声はスピーカーで行っていた。

 

一体誰に連れ去られ、その役をさせられたかは定かじゃないが、恐らく吉松と一緒にいたあの女…【姫蒲】だろうな。

アイツは戦闘能力が結構高いが、俺の敵じゃない。

 

「トオルさんとミズキさんが説明しないのですか? 私…もう読みましたけど」

 

「今回やたら乗り気なのよ…」

 

「だから、今回僕達はお休みです」

 

「ちょいちょいちょい!ちょい!! そこ!私語はしない!そしてそこのリス! ゲームしてない?」

 

「聞いてるよー…」

 

2階でVRゲームをしているクルミは、ゲームをしながらも返事をする。

 

「そして龍!私達少女組にチョコレートパフェを作って!」

 

「全くお前って奴は…」

 

お決まり通り、千束は俺にパフェを作る事を頼んで来た。まあ別に良いんだけどさ。

 

でもまあそれは近くの奴が…。

 

「こら千束、説明の時にそれを頼むのは駄目ぞ」

 

「ハーイ♪」

 

ミカに注意されながらも、千束は返事した後小さく咳払いをした。

 

「えーと、依頼人は72歳男性日本人、過去に妻子を何者かに殺害され、自分も命を狙われた為に、長らくアメリカに避難していた。現在は…筋…き、き…筋」

 

「筋萎縮性側索硬化症」

 

千束が読みずらそうにしている所をクルミが変わりに言い、それにトオルが納得する。

 

「ALSですか」

 

「自分では動けないのでは?」

 

「そう!去年余命宣告を受けた事で、最後に故郷の日本、それも東京を見て回りたいって!」

 

「観光…ですか?」

 

たきながそれを聞いて呟く。

 

「泣ける話でしょう~? それで~まだ命を狙われている可能性がある為、BodyGuardします!」

 

「何故狙われているのですか?」

 

「それがさっぱりなのよ…、大企業の重役だって敵が多すぎるのよ…。その分報酬がたっぷりだから」

 

「ミズキさんの場合、恐らくそれが目的でしょうね」

 

トオルがミズキの考えを察して、それにミズキは睨む。

 

「うるせぇんだよ!」

 

「やれやれ…。だがいきなり戻って来てすぐ狙われるって事は無いだろう」

 

「確かに日本に来てすぐ狙われるとは思えないけどね、行く場所はこっち任せるらしいから、私がバッチリ!プランを考えるから!」

 

「それは僕がやりますよ」

 

トオルがそれを言うと、千束は猛抗議する。

 

「ダメダメ!!今回私がやりたい~~!!」

 

「あははは…」

 

その様子に苦笑いするトオル、するとクルミがある事を言う。

 

「旅のしおりでも作ろうか?」

 

「それだ!」

 

千束がフィンガースナップをしながらクルミのアイデアをすぐに採用する。

 

全くこいつは…、でもこの任務に確かあの男が居るんだったな。静かな奴…【サイレント・ジン】が…。

 

 

 

 

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