転生者はリリベルになったが、追放されてリコリコに流れ込む 作:ライダーGX
そして最新話です。
サイレント・ジンが依頼人を殺しに来たとクルミから連絡が来て、丁度出会ったクリスと邑沙紀に協力して貰い、俺達はサイレント・ジンの所に向かっている。
向かう際に俺はクリスに無線で問う。
「クリス、そっちではどのように分かる? サイレント・ジンの動き」
『ちょっと待ってください。えっと…その辺りだと少し商店街付近に居ます。大体はタナトスさんに聞いて見て下さい』
「分かった。タナトスってそんなに優秀なのか?」
「まあ私達が何時も使っているプログラムだからね、詳しい事はクリスかタナトスに聞いてね」
そう邑沙紀は丸投げするかのように言いやがった。こいつ面倒くさい事は好きじゃないな?
まあそれは良いとして、タナトスか…、前に使ったみたらかなり良い感じのシステムだったな。タナトスシステム、また利用させて貰おう。
「タナトス、サイレント・ジンの居場所は?」
『サイレント・ジンね、奴らなここに居るわ』
するとタナトスがすぐにサイレント・ジンの居場所を特定した。クリスが示した商店街付近より更に路地裏の所にマークさせている。
ハハハ、流石だ。
「クルミよりやるじゃないか」
『おい龍、それは聞き捨てならないぞ』
『あら、悔しかったらもっと自分のスキルを磨きなさい。相手に見下されたくなかったらね』
『言ってくれるじゃないか』
クルミとタナトスが何やら言い争いを始めやがった。こいつ等…任務だって事忘れてないか? 喧嘩している場合じゃないぞ。
「やめろお前等、邑沙紀、お前は上からサイレント・ジンの居場所を見つけ次第、俺に無線で教えてくれ。お前は武器ないだろう?」
「まあね。今回は非番でクリスと買い物に来ただけだから」
邑沙紀はそう言ってビルの屋上に向かい、俺はコンバットマスターを取り出して、サイレンサーを出して取り付ける。
サイレンサーはOSPREYタイプのサプレッサーだ。取り付けた後は場所を自由に調整出来て、そこに固定すれば良いだけのサイレンサーだ。今リコリスやリリベル達のハンドガンもこのタイプだ。
よし…行くか…。
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一方サイレント・ジンの方は暗殺目的である松下の所に向かっていた。無論路地裏からだ。
だがサイレント・ジンは何かが近づいている事に気が付いていた。
その事を踏まえてサイレント・ジンは辺りを警戒する。
だが一向に現れそうにない感じだ。
「(…どこだ?)」
「お疲れさん」
「!!?」
上からの一声にサイレント・ジンは驚きながら上を見る。するとそこには俺が居たからだ…。路地裏は幅が狭いからその間に足を踏ん張りながら俺は相手に見ている。
俺は口角を薄っすら上げながらサイレント・ジンにコンバットマスターを向けて撃つ。
サイレント・ジンはそれに驚きながらもそれをかわしながらその場を去る。
おいおい、折角俺が来たんだから遊んで行けよ?
俺が降りて、奴を追いかけようとしたが、すぐに人混みの中に雲隠れした。
あいつめ…、この中に紛れて千束達の所に行くつもりだな?
だがそうはさせない。なぜなら俺は上に居る邑沙紀と連絡を取る。
「おい邑沙紀、アイツはどこか分かるか?」
『彼なら今人混みの中を素早く移動してる。かなり早いね? このままじゃ千束達の所に着くかも』
おっとそりゃあ不味いな。原作よりも速く到着してしまう。よし、次はタナトスに問おう。
「タナトス。千束達への最短ルートを示してくれ」
『了解、すぐに教えるわね。そこからだと○○通りから○○道路を出て、そこからビルの路地裏を通ったら速く着くわ』
『おい龍! ボクも居るんだからボクに言え!』
クルミが何やら対抗意識を持ったような感じで言ってきた。まあ仕方ないだろうな、タナトスはお前と違ってAIだしかなり優秀だから。
まあとにかく、俺は千束達に連絡しておこう。
「おい千束、たきな。サイレント・ジンがちょっとばかし向かう可能性があるが、俺が対処するから問題ないぞ」
『待ってください龍さん! 私も対処します、なので居場所を教えてください!』
「おいたきな、忘れるな。お前等には依頼人の護衛が『たきなの方がそこから近い、たきなに任せた方がいいぞ龍』おいクルミ!」
クルミがたきなにGoサインを送ってしまい、たきながそれに向かってしまった。それに千束が慌てて問う。
『龍!たきなが!』
「分かってる!たくぅ…クルミの奴! 後で覚えてろよ!?」
『状況が不味いんだ、さっさと行け!』
っとそう言って通信を切った。アイツ…マジで覚えてろ!
俺はすぐさまサイレント・ジンを追いかける。
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俺が向かっている間、たきながサイレント・ジンと交戦していて、サイレント・ジンのコートが防弾仕様である事に気が付く。
『コートが防弾です!』
「たきな!俺が行くまで待ってろ!! 奴にはお前達よりも経験値は上だ!!」
『そんな言ってられません! 龍さんはそのまま来てください!!』
「おいたきな!」
全くアイツ!少しばかり行動が激しすぎるんじゃないか!?
俺はそう思いながらも邑沙紀に通信を入れる。
「邑沙紀!先に行ってたきなを見てくれ! 俺もすぐに行く!」
『了解』
邑沙紀は直ぐに向かい、俺もすぐに向かうとする!間に合うといいがな…、たきなはのめり込むと深入りしてしまうから…。
そしてその様子を見ていたのを、ある人物が見ていた。
それは俺があの時ショッピングモールで見かけた、あの瓜二つの白髪の俺だった。
「・・・