転生者はリリベルになったが、追放されてリコリコに流れ込む   作:ライダーGX

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第40話

サイレント・ジンを倒し、松下が千束の殺人を強要しようとしたものの、千束はそれを拒否、俺はそれを問い詰めようとしたが奴は言葉を出さずに逃げた。

松下…、その人物から見ていた奴は千束以外に興味ない。

 

あいつめ…。

 

まあいい、アイツの事は何時でも問い詰める事は出来るさ。

 

そして俺達はミズキと合流し、ミズキの車にサイレント・ジンを乗せて、遠くへと逃げた。

 

場所を変えては河川敷辺りに来て、ミカと毛利のオッサンと合流した後、俺達は再びサイレント・ジンと向き合う。

 

ジンはミカの顔を見る。

 

「ミカ…。彼等はお前の部下か?」

 

「彼女達の方がな…、それにこの子達は別ので、彼の方は毛利の関係者だよ」

 

ミカは隣にいる毛利に言い、それにジンは納得する。

 

「そうか、ミカ…良い部下だな」

 

そして毛利のオッサンとミカとジンは少しばかり遠い場所で話し、ジンに問う。

 

「ジン…お前の依頼人は誰だ?」

 

「3週間前に女が直接俺に会いに来た。現金先払いだ、依頼者のプライバシーは聞かない主義だ」

 

「…まさにプロだな」

 

毛利のオッサンはその事に呟き、ミカはそれに気にせず、気になっていた事を問う。

 

「20年前…松下の家族を殺したのか?」

 

「その頃はお前と仕事していたろう? ミカ…足はどうした?」

 

「…ちょっとな」

 

ミカはそう呟き、毛利は少しばかり考えながら、今後の計画を練る事にした。

 

 

 

 

そして毛利のオッサンはその場で別れ、俺達は帰路に付いていた頃、ミズキとクルミ、そしてタナトスから報告があった。

 

「さっきクリーナーから連絡があったわ、依頼人の指紋から身元が判明…先々週病棟から消えた薬物中毒の末期患者だって、もう自分で動いたり喋ったり出来ないらしいわよ」

 

「そんな!今まで皆と喋ってたじゃない!」

 

『ネット経由で第三者が千束達と話してたんだよ。ゴーグルのカメラに車椅子はリモート操作で音声はスピーカーだよ。タナトス…お前の言った通りだったな』

 

『言った通りでしょ?』

 

タナトスは少しばかり微笑みながら自慢そうにし、それにクルミはちょっとばかり悔しそうな感じになる。

 

そんな中で千束とたきなは信じられない様子になっていた。

 

「松下さんは存在しない…?」

 

「じゃあ誰が…?何で私に殺させようとしたの?何の為に?」

 

千束はそう話す中で、ミカはある仮説を思い浮かべる。それはミカがよく知る人物…、その事にミカはあまり考えたくも無かった。

 

そんな中で千束が俺に話しかけようと、インカムで話して来た。

 

「龍! そっちで何かわかった事ないの?」

 

「すいません、今龍さんはお話しできません」

 

っとクリスが変わりに出て話し、それに千束は首を傾げる。

 

「え?どうして?」

 

「それはですね、今龍さん、春人さんと話しをしている最中で…」

 

スープラの後部座席に座っているクリスと邑沙紀は運転している俺の方を見る。

 

俺は今現在、春人と話しをしていて、今回クリスと邑沙紀を借りた事を話していた。

 

『もうー困るな龍、勝手にクリスと邑沙紀を仕事に連れ出して…』

 

「ごめんごめん、ちょっと索敵をするのに必要だったから。今度上手いコーヒーを奢るよ」

 

『うん、そうさせてもらうね。ただ龍…こっちで少し気になる事があったね…』

 

「気になる事?」

 

春人の言葉に俺は思わず耳を傾ける。

 

俺の言葉に頷く春人はPCの画像をクリスの端末に送信し、それを見せるように言う。

 

『クリスの端末に送信したから、その画像を見て』

 

「…っ、龍さん」

 

クリスから端末を渡され、それを受け取り見る俺、そして俺は思わず目を見開く。

 

それは今日仕事をしていた時の映像で、ビルの上に瓜二つの俺が見ていた映像だったのだ。その映像に俺は驚きを隠せない。

 

「これは…!」

 

『君達が仕事していた時の映像だよ。その映像には君とそっくりの人物が映っていてね、タナトスが撮ってくれたんだ』

 

春人の話しを聞いた俺は少しばかり考える。

 

こいつ…俺達の仕事を見ていた…? しかも俺が感じ取れないなんて一度もなかった…。こいつは一体…。

 

俺はこの人物に少しばかり警戒を積もらせることにした。

それが今後の新たな戦いを呼ぶ事になる事も…。

 

 

 

 

そして別の場所…、第三者の人物であり、この事件の黒幕である吉松シンジが姫蒲に命令をしていた。

 

「あの男達を使う計画を…進めてくれ」

 

「かしこまりました」

 

姫蒲がそう言ってその場を去り、シンジは少しばかり考える。

 

「(誰かを助ける仕事をしたい…? 私の様な…? 千束…一体何を考えている…』

 

そう考えこむシンジであった。

 

 

 

───────────────────────────────────────────

 

 

 

そして同時刻、あるテロリスト達が何やら旧電波塔近くの手すりで話し合っている様子が描かれていた。

 

「コンテナを4つ隠しておいた」

 

「また指示がある、上手く行けば半分渡す」

 

そう言ってテロリストは現金が入った茶封筒を渡し、その者と別れて夜の街を歩いて行く。

だが1人、テロリストの1人を尾行する者が居た。

 

ベージュ色のリコリス。DA所属のサードリコリスだった。

 

彼女がその者を尾行し…、人気のない夜の街に来て、ゆっくりと銃を抜いた瞬間だった。

突如彼女にライトが照らされ、リコリスが振り向いた瞬間。彼女の身体に衝撃の痛みが走ると同時に中に浮いた。

 

そして地面に叩きつけられる。

 

猛スピードで突っ込んできたスポーツカー…、【GT-R R35型】がリコリスに突っ込み、跳ね飛ばしたのだ。

 

そのまま反転しながら停車し、運転席から1人の男が降りてくる。

 

その人物こそ、あの地下鉄の銃撃事件の主犯である【真島】であった。

真島は笑みを浮かばせながらリコリスを見る。

 

「まずは1人目だ。リコリス…」

 

そう言った直後に大勢のテロリスト達がやって来て、銃を構えてサードリコリスに向けて銃を乱射するのであった…。

 

真島は笑みを浮かばせていると、1人の人物が…。

 

「えげつないね…」

 

「あ?」

 

真島が振り向くと、あの俺と瓜二つの男が真島の所にやって来て、それに真島は不機嫌そうになる。

 

「何だよ…またお前か、しつこいな…」

 

「そう言わないでよ…。まあ僕からしたら、この仕事はまだお遊びの段階だね」

 

「ああ…、バランスを取る為にあぶり出すからな…、出て来な…リコリス、そしてリリベル!」

 

その予感は新たな事件を呼ぶきっかけとなるのだった。

 

 

 

 

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