まぁ、だから好き勝手出来るのですがね。
昼時の事だった、珍しい事に奴等と一部のトレーナー達は食堂に集まり一つのテーブルを囲んでいた。
ちなみに食堂を利用してるウマ娘達は興味津々にその姿を見ている。
「ではこれより『今月のやっちゃった会』を始める!」
開始の宣言をするのは三原だ。
今月のやっちゃった会、それは今月自分がやらかした事やウマ娘のやらかしを報告し合い、皆で慰め合って気持ちを切り替えて来月に挑むと言う気持ちの切り替え会だ。
事の発端はニシノフラワーのトレーナーである青年がよりにもよってヤベェ奴代表の秋水に相談、しかし何故か彼を気に入っている奴は「じゃあ報告会で慰め合うか」と提案し、次第にそれが広まってこの人数になったのだ。
「じゃあ先ずは俺からさせてもらうぜぇ」
先陣を切ったのは美咲だ。
周りのトレーナーやウマ娘はどんなやらかし(一部尊いを求めるウマ娘)が出るか期待している。
「先週くらいかなぁ、ケイちゃんとのトレーニング後にちょいとやよいちゃんに出す物が有って出しに行ったんだぁ
で、トレーナー室に戻る途中六さんと会って長話しちまってたんだぁ
それでトレーナー室に戻ったらケイちゃんがソファーで寝ててよぉ、まぁ疲れてるしもう少し寝かせたら起こすかって思ってタオルケットでも掛けようと近づいたんだよぉ」
「ほうほう」
二人の仲の良さは周知の事実であり、その姿を想像したアグネスのヤベェ方は発光して鼻血を出してる始末だ。
「そしたらケイちゃんがよぉ‥‥‥『飲めよオラ!』ってデケェ寝言言って‥‥‥まさか俺、ケイちゃんのストレス元になってたかなぁ」
「そりゃ間違い無くアルハラの寝言だな」
「サキは良くやってるよ
ケイエスさんのそれは多分変な夢を見たからだよ」
秋水と三原は慌てて慰め、泣きながらお茶をジョッキでガブ飲みしてる美咲を慰めてた。
次に手を挙げたのはニシノフラワーのトレーナーである『ガヘリス・富津・クルマルシ』だ。
「えっと‥‥‥この間秋水先輩に書類を届けた時何ですけどニシノが先に先輩に何か相談してたんです
最初は僕がまだまだだから実績のある先輩に相談してたんだって少し落ち込んじゃいました
それでトレーナー室に戻ったらニシノがクッキーを作ってくれてて、僕が疲れてるから料理上手の先輩に作りやすいお菓子を聞いてたらしいんです
僕‥‥‥ニシノの事を信じきれなかった‥‥‥」
「リスは何も悪くねぇ!!!
無駄に実績あるコイツが悪ぃ!!!」
「リス君‥‥‥担当を信じられなくて落ち込む気持ちはよく分かる、でもなそうしたらニシノちゃんが悲しむぞ!」
美咲と黒鉄が落ち込む富津を全力で慰める構図。
まぁ、この二人の健全な仲良し関係は周囲からは壁になって見守りたいと人気なのでヤベェ奴等も壊さない為に全力なのだ。
「じゃあ次は俺だな」
そう言って秋水が手を挙げると、オルフェーヴルの臣下と一部ロリコンの気がある奴等が耳を澄ます。
「と言っても大したことじゃ無ぇんだけど、この間爺さんが再婚してよ相手の孫が俺の妹?みたいなポジになったんだよ」
「意外だよなぁ、お前の爺さんスゲェトレーナーだったんだなぁ」
「少しは自分の事も話せよ」
「でな、トレセン内でも皆お兄とか兄さんって呼んでくるようになったんだよ
でたまたま見てたルナちゃんがよ「秋水トレーナーの趣味に何か言うつもりは無いのだが‥‥‥出来れば自宅でやってくれ」って言われた‥‥‥そりゃ違法熟女が兄様呼びしてたらそう思うけどさぁ」
「お前の爺さんメジロと再婚したのか!?」
「も、もしかして時雨元トレーナーの言ってた凄い孫って秋水君の事なんですか!?」
その事実に驚く三原、そして自身の憧れであり目標でもあるトレーナーの実の孫がこのラリった人間ゴルシと言う事に驚きが隠せない伊集院。
「あ、後もう一つあるんだけど良いか?」
「お、おう‥‥‥」
「出来れば何時ものゴルシモードでは有りませんように」
なんか付き合いの長い友人の初公開情報に唖然としたり驚いたりしてる同期達。
ちなみにお祈りの言葉は伊集院だ。
「この間オルフェがな「臣下を連れて行く、茶の用意をしておけ」って言ってきたんだよ
んでまぁオルフェの臣下だし舌肥えてるよなぁって思って既製品じゃなくて手作りしたんだ」
「何作ったんだぁ?」
「ナッツを砕いて少しスモークしてチョコに混ぜた奴
名前忘れたからSNチョコって呼んでる
でこう始めたら俺も乗っちゃって英国式のティータイムセットまで作ったんだよ
茶葉は喫茶まんはったんの秘蔵の逸品で準備パーペキ
でオルフェが来たんだけど‥‥‥その連れてた相手がニシノちゃんだったんだ‥‥‥
チョコビターだから食べれないじゃん」
そう言って相手を聞いてから作れば良かったと後悔する秋水と、何かスッキリした様に手を叩く富津。
「あのチョコ、秋水先輩の手作りだったんですね」
「?」
「あぁ、流石にニシノちゃん食べられなさそうだからお土産梱包して渡したんだ
あぁ〜‥‥‥料理の失敗はマジ悔しい」
「先輩!ニシノも僕も美味しい美味しいってすぐ食べきっちゃいました!」
そう言われると「次のお茶会の時はそれの数倍は旨いって言わせる」と宣言し次のやっちゃったメンツに発言権を渡した。
「では私のミスを」
「野獣院パイセンがミスとか珍しいな?」
「伊集院だよ桐沢君
大したことでは無いのだが、LANケーブルを何処にしまったか忘れてしまって探してたのだが、徹夜してしまった事と、この間姪に頼まれて一緒に見に行ったコナンの映画が頭に残っててね
何処だLAN、LAーーーN!!!と叫んでしまったんだ
そしたら隠れて見てたセイウンスカイ君が「ここよ新一」って言ってくれてつい二人で笑ってしまったんだ」
なんか、ミスというのかコレは?
「それをルドルフに見られて‥‥‥私は冷静さを欠こうとしてるって言われて一から全部説明する羽目になったんだよ
凄い恥ずかしかった‥‥‥」
「おぉう、LANケーブル探しからコナンとはぶっ飛んでるなぁ」
「伊集院先輩‥‥‥お疲れ様です」
「で、では次は誰かな?」
「それなら俺、行きます」
そう言って手を挙げたメガネを掛けた見るからにインテリな男。
彼の名は女鹿沢徹、エアシャカールのトレーナーをしてる。
「つい最近の事なんですが、俺も徹夜して資料作成してたんですよ
それで放課後にシャカールが来たのに朝と変わらない姿勢で資料作成してたから心配されちゃって‥‥‥」
「担当に心配掛けるのは感心しないな女鹿沢君」
「とか言っていつもルナちゃんに心配されてるじゃん」
「ぐぅ」
「ぐぅの音出たなぁ」
「それで完成寸前の時にパソコンがエラーを起こして全部消えちゃったんですよ
その時にロジカル☆って叫んで机叩いちゃって‥‥‥でその後のエラーメッセージに「いや解るよでもさなんではいなの?せめてそこは無念だろ」って言っちゃって、シャカールに凄い目で見られちゃいました」
「メガちゃんよぉ、寝ねえと死んじまうぜぇ」
「ロジカルじゃないな」
美咲、三原に割りとガチ目にツッコまれガクリと項垂れてしまう女鹿沢。
いや言いたい事はよく分かるし、流石にその気持ちを理解したのか滅茶苦茶反省してる。
「じゃあ次は俺が行っていいか?」
「シコ夏が?珍しいな」
「お前がやらかしたってなるとどんなレベルだよ」
桐沢が手を挙げると秋水、黒鉄の両名に滅茶苦茶ツッコまれてしまうがそれなのなんのその、桐沢は語り始めた。
「この間実家に帰った時に親からそろそろ身を固めろって言われてさ」
「それでシリウス君を婚約者扱いしたのがやらかしかい?」
「いや、気が向いたらって答えたらお前ならそう言うと思ってお見合いを組んだ、相手はいいとこのお嬢様だって言ってきたから取り敢えず顔を潰さない為に見合いはしたのよ
そしたらその相手がシリウス、いやうちの親俺がトレーナーでシリウスが担当って知らなかったんかい!
確かにクソだけど此処までクソならいっそ清々しいわ!
シリウスもシリウスで久しぶりに実家に帰ったら相手からの熱望で見合いだけは組んだからって状況だし仕方無えから舐めんなって身内に言って逃げてきたよ」
「???その言い方だと桐沢君の家って割りと良い所なのか?」
「あぁ?シコ夏は準上流レベルのかなり良い家の出だぞぉ、知らなかったのかぁ?」
「変な事するが割りとシンボリ家やメジロ家に並んでも負けはしない位の家だな」
「????????」
実は名家出身と言う事に頭の処理が追いつかない伊集院。
そりゃ、こんな奇人が実は良いところのお坊ちゃんでしたとかあり得ないだろうが‥‥‥まぁ抱き合ってる奴が奴だけにか。
「一つ聞きたいのだけど‥‥‥君達って実は良い家の出?」
「黒鉄工務店のガキだ」
黒鉄工務店
日本でも有数の工務店であり、多数の県に寮を完備してるガテンでは知らない人物は居ないほどの大手だ。
社長(黒鉄の父親)自ら常に現場へ出ており、誰よりも職人魂を熱く燃やしてると言われており新人や平からも慕われているThe職人。
それ故にその熱さに惹かれた職人達が集まると、滅茶苦茶熱い会社なのだ。
尚、書類は苦手過ぎて秘書(体は弱いが頭の良い社長の助けた人)が全て担当している。
「俺はぁ美咲グループのガキだぜぇ」
美咲グループ
全国各地に存在する病院であり、医者の腕は勿論その精神性すらも何度も表象される大手病院グループだ。
一にも二にも腕と人間性を大事にしており、そのお陰で常に病院には人が居りましてや緊急搬送でも既に退勤した名医と呼ばれる人すらも慌てて駆け付けるまさに医療の頂点と言える人々から最も信頼されてる病院系列だ。
「俺は普通のサラリーマンの息子ですからね」
「あ、そうなんだ」
三原が本当に普通な家庭と言う事に安心する伊集院。
いや、実はコイツ等全員スゲェ出身だったら困ってたらしい。
「あ〜‥‥‥爺さんがスゲェトレーナーってだけで俺は(育ての)親は『Tout pour toi』のシェフってだけだぞ
セージよりの普通だな!」
「ダウトだ秋水君」
「ね〜ね〜お姉ちゃん‥‥‥Tout pour toiってパパと行かなかったっけ?」
「そうよ‥‥‥いや、嘘じゃないの?」
Tout pour toi
ミシュラン三ツ星を会得しているが店の雰囲気は三ツ星らしい硬いものではなく、人々が自由に会話している優しく柔らかい雰囲気の店だ
特に異常なのは予約を受け付けて居らず、気が向いたら来てねと適当過ぎるシステムであり他にもウェイターやウェイトレス達には近隣の旨い料理屋の情報を徹底的に教え、それを並ぼうとしてる客に教えて近隣さえも潤す独特過ぎる店だ。
だがそれでも味は良く、少し前はスーシェフの作るスペシャリテは今日はどんなのが出るのか楽しみにする人が多く、有名な映画俳優やスポーツ選手もお忍びで良く来る店だ。
尚、有名人から渡されたサインは一切店には飾らずシェフは「メニュー表重いし短冊にしない?」と言って他のシェフ達に殴られた模様。
「嘘だろ‥‥‥」
「マジです、そのスーシェフがソーマですから」
「更っと情報告げたしましたね三原先輩」
「孤児だな」
あー、天宮の傷に触れるからコレはいつか解説しよう。
名家や実は凄いとかやたらとバラバラ過ぎる個性的な面々に結構驚いてる周りの人々。
実は良い出とか誰が思う?
周りからの評価(秋水)
ヴィヴロス
ハロウィンの時にお菓子あげたら旨くて懐かれた
結構気に入ってる
シュヴァルグラン
サトノクラウンの食レポ(肉まん)を聞き食べたくなってたところたまたま出会い流れで作ってもらえた
ものすごく気に入ってる
ヴィルシーナ
貴婦人を越えるために練習していたところ暴君と旅人を使い煽りまくって一回り強くしもらった
感謝してるし少しは気に入ってる
サイレンススズカ
脚を骨折してしまうが四十八のソーマさん料理の一つ「風林火山」なるものを食べて早く良くなりかなり感謝している
オルフェ相手に「私の方が速いです」と言い切る先頭民族
オルフェ家臣
凄いけどとあるガチ目にヤバイ奴と出身地も特長も一致するので絶対に逆らわない
なのに何故か荒くれ側のウマ娘からはオルフェと同様に慕われている
尚、ちびっこ家臣は奴のデレ甘対応で大好きに分類されている
デュランダル
同じ犬科生物だからか滅茶苦茶中が良く、喫茶まんはったんのオープンの日にはサクラチヨノオー、デュランダル、ドゥラメンテを招待し楽しんだとか
サクラチヨノオー
同類だからかものすごく仲が良い
バレンタインにトレーナーの為にわざわざ材料から厳選してコレはどうだと教えてもらい喜んだとか
マルゼンスキーさんみたく言うとマブダチですね!と本人は言っている
ドゥラメンテ
同類で中身が少し似ていたからか滅茶苦茶仲良い
普段エアグルーヴに世話になってるからと何か贈ろうとした時に奴に尋ね、そのまま田分が喜ぶお菓子を一緒に作りエアグルーヴに少し嫉妬させたりとなんか無口な自由奔放になりかけてる
凄いヤバイ奴
赤髪高身長常に睨んでる目筋肉質
こんな特長
昔の人殺し以外は全部したってからかわれる秋水の若かりし頃