「魔法カード死者蘇生発動!
現れよブルーアイズホワイトドラゴン!
そしてドラゴンを呼ぶ笛を発動!
さらに二体のブルーアイズでオーバーレイ!オーバーレイネットワークを構築!
エクシーズ召喚!現れよNo.107!
銀河駆ける時の竜よ、数多の敵を討ち滅ぼし己が頂点と示せ!!!
ギャラクシーアイズタキオンドラゴン!!!」
「くっ!?トラップ発動!エクシーズリボーン!
俺はこの効果で希望皇ホープを蘇生!そして速攻魔法クイックカオスを発動!
現れよCNo.39!
勝利を掴むため混沌を光に変え突っ走れ!
カオスエクシーズチェンジ!
希望皇ホープレイヴィクトリー!!!」「」
あー‥‥‥本日は晴天なり、ここ中央トレセンのグラウンドではいい年した男(しかも無駄に顔が良い)が何故かVRを使い遊んでいた。
いや、マジで何なの?
「ぎ、疑問!
彼等は何故カード遊びを?」
「そんなの決まってる!」
「公式ウマッターの中の人を賭けた決闘だ!!!」
「驚愕!!!
理解不可能だ!」
ロリ理事長こと秋川やよいは何か変な事してるし、変な物賭けてる二人に困惑してしまう。
いや、マジでこれ困惑するよ。
しかもVR使って何かドラゴンとか白い騎士が滅茶苦茶ダイナミックに動くし、何なら騎士を自称するワンコが尻尾振って「これぞ騎士です!」なんて騒いでる。
ここウマ娘の施設だよねとツッコミたい!!!
「フフフ‥‥‥フハハハ‥‥‥ハァー!!!!!ハッ!!!ハッ!!!ハッ!!!
美しい!!!美しいぞタキオン!!!
タキオンこそ至高!!!
タキオンこそ最上!!!
タキオンこそ究極!!!
さぁタキオンの前にひれ伏せ!!!」
「五月蝿いよ君!!!」
タキオンタキオンと連呼し、終いには美しいだ何だと騒いで大声では叫ぶのでアグネスタキオンが顔を赤くし黒板消しを投げつけて来た。
「うお!?俺が好きなのはカッコいいタキオンであってヤベータキオンじゃない!!!
間違えるなよ!カッコいいタキオンだからな!!!」
「ふん!!!」
タキオンリストことトラトレーナーがそう断言すると、ウマ娘の超パワーで投げられたチョークが眉間にめり込み気絶させられた。
説明を忘れてたがこの遊び、トラトレーナーとソーマトレーナーの二人でしている。
「ほほほ‥‥‥トレーナーさん、何故タキオンさんの名前を連呼しているので?」
倒れてるトラトレーナーを通り過がりのほほほの姉ちゃんことジェンティルドンナが持ち上げ、割りと殺意を纏い問いただした。
「お、俺はカッコいい方のタキオンと叫んだだけでヤベェ方のタキオンはどうでもいい‥‥‥」
(無言の腹パン)
そして完全に意識を失ったトラトレーナーは、ジェンティルドンナに担がれて去っていくのだった。
「流石中断竜‥‥‥リアルでも中断するなんてよ」
一人汗をかいているソーマトレーナーだがオチは近いからな。
「ミ ツ ケ
タ!」
今はテケリ・リしてそうなキョダイマックスゴンズイことドリームジャーニーが現れたのだ。
「き、貴様!姉上に何をした!!!」
そしてその後ろには抑えようと全力疾走してる苦労人のオルフェーヴル。
いや情報量多い!
「何って‥‥‥ジャニ上に弁当作っただけだよ!」
「沈める‥‥‥滅ぼす‥‥‥根絶やしにする‥‥‥」
「なら何故姉上が此処まで怒る!!!」
「え?あ〜‥‥‥それ、新しい家族をモチーフにしたから?」
「なんだそれは!」
「ゴンズイ――――――けぺっ!?」
此処まで言った時、ガチギレジャーニーはその小柄な体格を活かしオルフェーヴルの拘束を抜け見事なハイキックをソーマトレーナーの首に叩き込むのだった。
「騒がしいっすね」
「何時もの事だよ‥‥‥」
「お疲れ様っす」
「ありがとうな」
この世界はウマ娘が振り回すのではなく、トレーナーが振り回すヤバい世界。
大体のウマ娘が誰かに耳を絞ってる世界なのだ。