ある時、美咲は街を歩いていると水色の髪をした少女が倒れてしまった。
突然の出来事や、不関心を貫く周りだが男として年上としてそして人間としてこの子を見捨てるなんて出来なかった。
ウマ息子、そう言われる程の俊足でその子を病院へと運び息絶え絶えながらも医者に「この子助けろテメェ!!!」と口は悪いが、優しさに溢れており当時の医者は「絶対助ける!!!君がそうなっても救いたい女の子‥‥‥絶対に救うから今はお休み」と休まされていた。
そして現在。
「止めなさいケイちゃん!!!」
「俺、止まりたくないです!」
あの時救われた女の子は救ってくれた男と共に道を歩むが‥‥‥思いは伝わっていないそうだ。
ある日の事、とある栗毛の女の子は公園で一人悲しんでいた。
親は自分より人の子を見る環境に涙が浮くのだ。
仕事故に仕方ないのだが‥‥‥それでも子供としては悲しい。
「どうしたお嬢ちゃん?」
「ひゃ!?」
「あ‥‥‥デカくて悪いな」
学生服を着崩しているデカい男が声をかけてきた。
彼は心配そうにしている。
「そっか〜‥‥‥よし、両親が忙しいんなら俺に甘えな!」
「え?お兄ちゃん?」
「な〜に黒鉄工務店の野郎殴るよりお嬢ちゃんの涙を見る方が辛いさ
遠慮せずに甘えな!」
その子は胸に抱きつき、涙を流してそばに居てねと叫んだ。
そして数年後、その男は赤ん坊の格好をさせられベビーカーで運ばれていた。
昔昔の事だ。
とある男は迷子の少女を道案内していた。
その子は泣かず、本当に強い子だ。
そんな強いレディーを道案内するなら自分も気取ろう、彼はそう思うと「此方ですよレディ」や「此方には段差がありますよレディ」と彼女への態度が変わった。
そして交番に着くと手の甲にキスをして「貴方に幸福を」と気取るのだ。
「天宮のクソガキめ」
「天宮さん?」
「暮石の問題児の一人だよお嬢ちゃん
スナイパータイガー、彼奴はそう呼ばれてるよ」
助けてくれた人の名前を、ずっと忘れる事は無かった。
現に‥‥‥
「はぁぁあ!!!」
「良いぞドンナ!
そのタイミングだ!行っけぇ!!!」
少年の様に熱く、自分の敗北を考えない杖を手にしたのだから。
昔の話だ。
暮石の地では荒れた一人の怪物が居た。
ウマ娘の不良がとある子供を襲っていたがただとある理由でその不良を全て倒した男。
「イライラが収まらねぇな‥‥‥テメェ等滾らせたのに寝るんじゃねえ!!!」
姉妹の反応は別れていた。
姉は力で絶対に反発を許さない姿に憧れ、妹はその暴君の様な姿に恐怖した。
「フゥ〜‥‥‥あ?
なに見てんだよガキ、殺すぞ」
当時を知るものなら皆が言う狂った殺し屋、殺す事を躊躇わない男。
そしてサイコパスと快楽殺人鬼をドブで煮込んだ男、彼こそが秋水颯真。
寧ろ警察が呼ばれる事を望み、ただ壊すために暴れたい頭のイカれた奴だった。
「お兄ちゃん‥‥‥迷子になりました」
「あ?なら死ね」
「え?」
まぁ、容姿的に言えば二人とも美少女でこんな対応されるとは思わなかった。
だがコイツは問答無用で切り捨て離れていくのだ。
「助けてくれないのですか?」
「あ?うぜえ失せろ」
「お姉ちゃん!」
「助けて‥‥‥くれませんか‥‥‥」
姉として強く有ろうとするが、涙を流してしまうと彼は舌打ちを一つして駅へと連れて行った。
「帰れクソガキ」
だがその言葉に先程の怒りは無く、ただ子守りは嫌だの気持ちが満ちているが。
そして数年後。
「うおおおおおおお!!!」
「いっけーファースト幼なじみ!
燃焼系アミノ式!」
「ふふふ‥‥‥全く理解出来ませんね」
あの時の姉妹は妹だけ大きくなって、なんか滅茶苦茶活躍してるのだった。