遊戯王ZEXAL風の戦士たち外伝 紅蓮の博徒   作:ナタタク

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第4話 祝福

研究施設の屋上、夜の街を見ている凌牙の元へ蓮がやってくる。

受け取ったブレスレッドとDパッドを身に着けた状態でやってきた彼に凌牙は振り返る。

「ドルベ達から話は聞いたな」

「ああ…璃緒からもらった海の祝福だよな?ガルドからも聞いてるけどよ、そんな実感はねえんだ」

バリアンのなる前の人間だった頃、海の祝福を受け取ってからは何か言葉では言い表せないような力が感じられた。

だが、死んでバリアンに転生してこれまでずっとそれを感じることはなかった。

死んだと同時に、祝福も失ったものとずっと思っていた。

「すべてを失ったわけではないだろうとは…俺も思っていた。今思えば、あいつが意識を失っていた時、お前と交信みたいなことができたのは、残った祝福の力が原因かもしれないな」

「かもしれねえが…だが、いまだにわからねえんだよ、その海の祝福ってのが。ただ単に、ポセンドン連合最強の騎士に授ける者ってしか聞いてねえし」

「確かに、お前の出身はポセイドン連合じゃなかったからな。知らねえのも不思議じゃねえよ」

元々、ホークだった頃の蓮はベクターによって滅ぼされた国の騎士だった。

生き延びたホークはベクターを倒すため、ベクターと敵対しているポセイドン連合へと流れてきた。

国も領地も、家族もすべてを失った彼はもはや騎士としての名誉さえも失っていた状態だった。

国にたどり着いたときも行き倒れ同然だった。

「で、その状態で璃緒と会って…で、すっかりお前に夢中になった。あの時は驚いたぜ、ずっと俺にくっついてばかりだったからな」

璃緒がなぜここまで蓮に好意を抱き、蓮もまた彼女が好きになったのか、それを2人とも口で説明することはできない。

彼女の推薦によって、ひとまずは彼女の護衛ということで蓮はそばに置かれることになり、やがてベクターに対抗できる騎士を集めるべく開催した御前試合で優勝し、ナイトの称号と海の祝福を得るに至った。

「海の祝福ってのは、ポセイドン連合国の守護神の力の一部だ。守護神は…お前も知っての通り、こいつのことだ」

《No.73激瀧神アビス・スプラッシュ》。

ポセイドン連合国の全能の神にして、ベクターによって一度は闇に落ちた存在。

「《アビス・スプラッシュ》を制御できるのは王族だけで、俺が国の存亡の危機に立たされた時には彼の力の解放を、璃緒には暴走した時にそれを止めること、そして最強の騎士にその力の一部を与える使命があった。だから、お前に宿っている海の祝福の大元はこいつということだ」

「でもよ、だとしたら変じゃねえか?あの時交信できたのは璃緒で、お前とは何もなかったぜ?」

「璃緒を介して力を宿した、おまけに俺たちは死を経験している。その間に変質もあったんだろう」

 

 

「さあ、姫…どうか私に祝福を。そして、ナッシュ王とともに、再びポセイドン連合を…」

璃緒の前で恭しく頭を下げるガルド。

その後ろには数多くのバリアンと化した人々がいて、彼らもまた璃緒に頭を下げる。

「彼らはあなたの騎士です。この戦力であれば、国を…」

「その国はもうないわ…。それに、私はもうメラグじゃない。神代理緒よ」

「それはあなたの仮の名前、仮のナイトである彼とともにもう…」

「仮なんかじゃないわ!私のナイトは…加賀美蓮、ただ一人よ!!」

「いつまでもそのようなことを…!見ましたか!?何もできずに無様に逃げた彼の姿を!そんな奴のどこが…!!」

何も守れず、今も無様に仲間の力を借りて逃げおおせる蓮。

そんな彼と今、力を持つ己のどちらがメラグの騎士にふさわしいか。

「彼は…蓮は、必ず来る。そういう人だから…」

 

「ガルドもまた、確かな実力を持つ騎士だった。ほんの少しでも違えば、もしかしたらお前ではなく、あいつが海の祝福を得る可能性もあった…」

ガルドの一族がどれほどポセイドン連合国に尽くしてきて、彼もまたどれだけの実力を持っていたかは凌牙も知っている。

蓮に敗れ、海の祝福を得ることができなかったことで大きくプライドを傷つけられたかもしれない。

だが、それでも初心を忘れることなく戦い続け、いつか蓮と絆を結ぶ時が来ると信じていた。

「だが、奴は外道に落ちた。止めるしか…」

話を中断させる通信音がDパッドから聞こえてくる。

「なんだ、ドルベ?動きか?」

(ああ…動き出したぞ、奴め…どれだけ兵隊を抱えていたというのだ…映像を送る)

ドルベから送られる映像にはかつてのドン・サウザンドとの戦いほどではないが、大規模なバリアンの軍勢が映っていて、彼らが人々や建物を攻撃する様子が映っていた。

(既に侑斗たちが迎撃に動いてくれているが、数が足りない!!)

「ドルベとミザエルも合流しろ、俺も行く」

「凌牙…!」

「お前は璃緒の元へ行け!傷なら、今は問題ねえだろ。俺も後から行く」

ブレスレッドが青く光り、バリアンの姿へ戻った凌牙が屋上から飛んでいく。

それを見送った蓮は装備しているブレスレッドを見つめる。

「くっそ…やってやるよ、おおおおお!!!」

オレンジ色の光を放つブレスレッド。

炎のようなオーラに包まれた蓮が火球となってガルドがいるアジトへ向けて飛んでいく。

蓮が立っていた場所には大きく焦げた痕が残っていた。

 

ブラックマンデー中央のステージには甲冑姿のガルドが立っていて、周囲には誰もいない。

バンと扉が蹴り開かれる音が響き、バリアン形態の蓮が入ってくる。

「来たか…また負けるために…」

「んなわけねえだろ。んな格好になって、ナイトにでもなったつもりかよ」

「そうだ…貴様に簒奪されたすべてを取り戻し…ポセイドン連合国を復活させる」

「もうそんな国はねえ。過去の話だ、お前ももうわかってるだろ」

「分かるものか…。貴様のようなすべてを失った者には、何も守れなかった者には分らんさ。代々ポセイドン連合国を守る続け、命と血をささげ続けた私と、私の一族の重みを。貴様が得たものが、われらの存在の証。それを取り戻してこそ…」

ガルドの脳裏に浮かぶ、ポセイドン連合国にすべてをささげた祖先や家族の姿。

彼らが報われ、栄光を得る唯一のものが目の前の男に奪われた。

流れ者のくせに。

「いつまでも過ぎたことをあーだこーだ言ってんじゃねえよ!そんなに称号や力が欲しいなら、俺に勝って取れよ!!」

「なんとでも言え、負け犬が」

盾形のDパッドが起動し、二人の左目の色が変化する。

「「デュエル!!」」

 

ガルド

手札5

LP4000

 

手札5

LP4000

 

「先攻は私からだ。私は手札から《水魔剣の騎士》を召喚」

水色の鎧姿で波のようなエフェクトが発生する片手剣を手にした少年の騎士がフィールドに現れる。

 

水魔剣の騎士 レベル4 攻撃1200

 

「このカードの召喚に成功した時、手札からレベル4以下の水属性モンスター1体を特殊召喚できる。私はさらに《水魔盾の騎士》を特殊召喚」

剣を天に掲げ、号令する《水魔剣の騎士》に応えるように、同じような鎧姿で左右の腕に波のようなエフェクトが発生する盾をつけた屈強な男が現れ、彼を守るように前に立つ。

 

水魔盾の騎士 レベル4 守備2100

 

「レベル4のモンスターが2体…エクシーズ召喚狙いか!」

「ああ、そうだ。私は2体の騎士でオーバーレイ!さあ…来る、来るぞ…!!」

オーバーレイネットワークが構築される中、身震いするガルドの身体に黒いオーラが発生する。

それはかつて見たことのある、ナンバーズの闇だ。

「お前、まさか!!」

「エクシーズ召喚!現れろ、《No.4猛毒刺胞ステルス・クラーゲン》!!」

紫と黒のまがまがしい色をしたクラゲのナンバーズがフィールドに現れ、そのモンスターに蓮は舌打ちする。

そのモンスターは凌牙から聞いたことがあり、彼とトーマスを散々苦しめた存在だ。

 

No.4猛毒刺胞ステルス・クラーゲン ランク4 攻撃1900

 

「てめえ…持ってやがったか、ナンバーズを」

「貴様を倒すためだ。それに…ナンバーズを持っているのは貴様も同じだろう。同じ土俵で戦ってやるだけだ。私は3枚カードを伏せ、ターンエンド」

 

ガルド

手札5→0

LP4000

場 No.4猛毒刺胞ステルス・クラーゲン(オーバーレイユニット2) ランク4 攻撃1900

  伏せカード3

 

手札5

LP4000

場 なし

 

(《ステルス・クラーゲン》はフィールドのモンスターを水属性に変えて、おまけにお互いのターンのメインフェイズ時に1度、相手フィールドの水属性モンスター1体を破壊し、破壊したモンスターの攻撃力の半分のダメージを与える…それだけでもめんどくせえのに…!)

「さあ、貴様のターンだ。出してみろ、貴様のナンバーズを」

「ハッ!せっかく出してもそいつにお陀仏にされるだけだろ!そう簡単にリクエストには応えられねえよ!俺のターン!」

 

手札5→6

 

「俺は手札から《ゲートウェイ・ドラゴン》を召喚!」

背後に3つの開口のある扉が浮かび、3本腕となっている細見のドラゴンが現れろ。

 

ゲートウェイ・ドラゴン レベル4 攻撃1600

 

「フフフ…《ゲートウェイ・ドラゴン》か。さあ、ナンバーズを…」

「誰が出すかよ!更に俺は《ゲートウェイ・ドラゴン》の効果を発動。1ターンに1度、手札からレベル4以下の闇属性・ドラゴン族モンスター1体を特殊召喚できる。俺は手札の《黒鋼竜》を特殊召喚」

門が開き、そこから飛び出してくる小さな《真紅眼の黒竜》といえるモンスター。

そのモンスターは呼び出してくれた《ゲートウェイ・ドラゴン》の周りと嬉しそうに飛んでいた。

 

黒鋼竜 レベル1 攻撃600

 

「チューナーでもない雑魚モンスターを特殊召喚だと…?何のつもりだ?(いや、待て…)」

ニヤリと笑った蓮が何かカードを発動しようとしている。

その様子に彼の脳裏に浮かぶカード。

(《ドラゴニック・タクティクス》か…!私は《ステルス・クラーゲン》の効果発動!水属性となっている《ゲートウェイ・ドラゴン》を破壊し、貴様にその攻撃力の半分である800のダメージを与える!!」

毒々しい紫の触手が伸びていき、《ゲートウェイ・ドラゴン》の身体に突き刺さる。

そこから流し込まれる毒で体が解けていき、毒の液体となってはじけ飛ぶ。

「《ゲートウェイ・ドラゴン》!!くそっ!!」

 

LP4000→3200

 

「貴様の好きにはさせんよ、ホーク!!」

「…残念だったな。俺は手札の《オーバーフロー・ドラゴン》の効果発動!」

「何!?」

「こいつはフィールドのモンスターが効果で破壊されたとき、手札から特殊召喚できる!」

毒の沼から飛び立つ、6つの炎がついた羽根のついた小さなドラゴン。

そのドラゴンと《黒鋼竜》が蓮の周りを飛ぶ。

 

オーバーフロー・ドラゴン レベル1 攻撃0

 

「そして、これがお前のお待ちかねのカードだろ?《ドラゴニック・タクティクス》を発動!2体のドラゴンをリリースし、デッキからレベル8のドラゴン1体を特殊召喚できる。俺は《銀河眼の時源竜》を特殊召喚!」

ナンバーズの力がないためか、やや小さめとなっている《No.108銀河眼の時空竜》。

だが、それでもレベル8であり、ギャラクシーアイズの名を持つこのカードは伊達ではない。

 

銀河眼の時源竜 レベル8 攻撃3000

 

「このカードの召喚・特殊召喚に成功した時、元々の持ち主はデッキからタキオンと名の付く魔法・罠カード1枚を手札に加えることができる。俺はデッキから《タキオン・トランスミグレイション》を手札に加える(やっぱり、最強のドラゴン使いだけあるぜ、ミザエルのカードは…)」

名前からわかるように、これらのカードはすべてミザエルから借りたものだ。

彼から散々自らのドラゴンのすばらしさとともにプレゼンされたのを思い出す。

「ありがとよ、ミザエル!更に俺は墓地へ送られた《黒鋼竜》の効果を発動。デッキから《レッドアイズ・インサイト》を手札に加える。更に、手札に加えた《レッドアイズ・インサイト》を発動。デッキから《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》を墓地へ送り、デッキから《レッドアイズ・スピリッツ》を手札に加える。バトルだ!《銀河眼の時源竜》で《ステルス・クラーゲン》を攻撃!!」

既に効果を使い終え、おまけのバトルフェイズになっている以上は《No.4猛毒刺胞ステルス・クラーゲン》の効果は使えない。

《銀河眼の時源竜》が放つ光の本流の中にそのモンスターは消えていく。

(やっぱりか…もう、ナンバーズはナンバーズでしか倒せない効果はない…)

その影響を受けているのは偽りのナンバーズも同じということだろう。

だが、このモンスターの場合はそれはそれで厄介なところがある。

「《ステルス・クラーゲン》の効果…。エクシーズ召喚されたこのカードが破壊されたとき、オーバーレイユニットの数だけエクストラデッキから《ステルス・クラーゲン・エフィラ》を特殊召喚し、それぞれ1枚ずつ、墓地の水属性モンスターをオーバーレイユニットにすることができる」

色合いが白と黄色という水属性モンスターとしてはいたって正常な色合いとなった《No.4猛毒刺胞ステルス・クラーゲン》の分身といえるモンスター2体がフィールドに現れる。

 

ガルド

LP4000→2900

 

ステルス・クラーゲン・エフィラ×2 ランク4 攻撃1900

 

「だが、《ステルス・クラーゲン・エフィラ》にはフィールド上のモンスターを水属性にする効果はねえぞ」

「ああ、そうだ…。だが、私は罠カード《ハイレート・ドロー》を発動。私のフィールド上のモンスターを2体以上破壊し、破壊したモンスター2体につき1枚、デッキからカードをドローできる。私は2体の《ステルス・クラーゲン・エフィラ》を破壊する」

特殊召喚されたばかりの2体のモンスターが砕け散り、その2体の残骸が集結する。

「ナンバーズの効果によって特殊召喚された特殊召喚された《エフィラ》が破壊されたとき、墓地のこのカード以外のステルス・クラーゲンを特殊召喚し、そのモンスターに水属性モンスター1体をオーバーレイユニットに加えることができる。私は再び《ステルス・クラーゲン》を特殊召喚し、《エフィラ》をオーバーレイユニットにする」

 

ガルド

手札0→1

 

No.4猛毒刺胞ステルス・クラーゲン ランク4 攻撃1900

 

「また《ステルス・クラーゲン》を…!」

「そして、再びフィールドに現れたことで、効果を再び使うことができる。このままメインフェイズになれば、貴様の《銀河眼の時源竜》は…」

「かかったな、ガルド!!」

「何?!」

「俺は手札から速攻魔法《竜の闘志》を《銀河眼の時源竜》に対して発動!こいつは俺のドラゴン1体にこのターン、相手が特殊召喚したモンスターの数だけ攻撃回数を増やすことができる。お前が特殊召喚した数は3回。よって、3回攻撃できる!やれ!!」

再びエネルギーをチャージした《銀河眼の時源竜》が放つ光の本流。

消滅する《銀河眼の時源竜》と巻き込まれるガルド。

「やったか…」

これでデュエルは終わると思った蓮。

だが、攻撃が終わるとフィールドにはなぜか《水魔盾の騎士》の姿があり、ガルドも無事な様子を見せていた。

「私は墓地の《水魔盾の騎士》の効果を発動した。私のナンバーズが相手によってフィールドから離れたターンにダイレクトアタックされるとき、1度だけ墓地からこのカードを特殊召喚してバトルフェイズを終了させる」

 

ガルド

LP2900→1800

 

水魔盾の騎士 レベル4 攻撃0

 

「更に《水魔剣の騎士》の効果。相手ターンに1度、私のナンバーズが相手によって破壊されたとき、墓地のこのカードを特殊召喚できる」

 

水魔剣の騎士 レベル4 攻撃1200

 

「そして罠カード《捨て身の宝札》。自分フィールドに攻撃表示で存在する2体以上のモンスターの攻撃力の合計が相手フィールドの最も攻撃力の低いモンスターよりも低い場合、私はデッキからカードを2枚ドローする」

「一気に手札補充かよ…。おまけに、またエクシーズ素材をそろえやがった…。俺はカードを2枚伏せ、ターンエンド」

 

ガルド

手札1→3

LP1800

場 水魔剣の騎士 レベル4 攻撃1200

  水魔盾の騎士 レベル4 攻撃0

  伏せカード1

 

手札6→1

LP3200

場 銀河眼の時源竜 レベル8 攻撃3000

  伏せカード2

 

手札及び伏せカードのうち2枚《レッドアイズ・スピリッツ》、《タキオン・トランスミグレイション》

 

ライフを大幅に減らすことに成功したとはいえ、それでもガルドのフィールドにはエクシーズ素材となるモンスター2体が存在し、手札も3枚ある。

(おまけにナンバーズを倒してもあの余裕、まだまだあるってことかよ…)

「私のターン」

 

ガルド

手札3→4

 

「罠発動、《トラップ・スタン》。このターン、このカード以外のフィールドの罠カードの効果は無効化される」

「くそ…!」

「やはり、2枚とも伏せていたか。これで、気にせずに使える。私は手札から永続魔法《ナンバーズ・ギフト》を発動。このカードが存在する限り、自分か相手がナンバーズのエクシーズ召喚に成功した時、私はデッキからカードを1枚ドローする。そして、《水魔盾の騎士》の効果。ターン終了時まで、このカードと《水魔剣の騎士》のレベルを2体のレベルの合計と同じになる」

 

水魔剣の騎士 レベル4→8 攻撃1200

水魔盾の騎士 レベル4→8 攻撃0

 

「今度はランク8か!!」

「私はレベル8となった2体のモンスターでオーバーレイ!エクシーズ召喚!現れろ、《No.1インフェクション・バアル・ゼブル》!」

Mr.ハートランドがエースカードとした偽りのナンバーズがガルドの手によって再び表舞台に現れる。

その禍々しさはカイトたちから聞いていた以上のものが感じられた。

 

No.1インフェクション・バアル・ゼブル ランク8 攻撃3000

 

「《インフェクション・バアル・ゼブル》の効果。このカードのエクシーズ召喚に成功した時、相手のエクストラデッキに存在するカード1枚を墓地へ送る。さあ、見せてもらおう。貴様のエクストラデッキの中を!!」

「くそ…!」

 

蓮のエクストラデッキ

・No.55竜騎兵グレン

・No.55再臨する闘志 竜騎兵グレン

・CNo.55灼熱竜騎兵グレン

・CNo.55竜闘士グレン

・No.55+108ロード・グレン

・No.108フレイムロード・アクイラ

・CNo.108カオスロード・バハムート

・No.7ラッキー・ストライプ

・No.71リバリアン・シャーク

・No.97龍影神ドラッグラビオン

・No.90ヒート・ガストラフェテス

・CNo.90ブレイジング・デスペナルティ

・No.5亡朧竜デス・キマイラ・ドラゴン

・CNo.5亡朧竜カオス・キマイラ・ドラゴン

・迅雷の騎士ガイアドラグーン

 

「このナンバーズは…」

2つのナンバーズが一つになったと言える奇妙なナンバーズはガルドに違和感をもたらす。

《No.55+108ロード・グレン》。

そのカードの効果を考えると、見過ごすわけにはいかない。

「私は《ロード・グレン》を墓地へ送る!そして、《ナンバーズ・ギフト》の効果によりデッキからカードを1枚ドロー。《インフェクション・バアル・ゼブル》の効果。1ターンに1度、オーバーレイユニットを一つ取り除くことで、相手フィールドのカードを1枚破壊する。私は《銀河眼の時源竜》を破壊する。そして、この効果で表側表示のモンスターを破壊した場合、そのモンスターの攻撃力の半分のダメージを与える」

オーバーレイユニットを取り込んだ《No.1インフェクション・バアル・ゼブル》の羽根から発生する波紋が《銀河眼の時源竜》を消滅させ、更に蓮に襲い掛かる。

「うおおおお!!」

 

LP3200→1700

 

取り除かれたオーバーレイユニット

・水魔剣の騎士

 

「これで貴様のフィールドにモンスターは存在しない!そして、《トラップ・スタン》の効果により、伏せカードの効果も使えん!《インフェクション・バアル・ゼブル》でダイレクトアタック!」

再び羽根から放たれる波紋。

今度は阻んでくれるモンスターはおらず、蓮に一直線に襲う。

「死ね、ホーク!!」

「ざけんじゃねえぞ!!俺は《リアクティブアーマー・ドラゴン》を特殊召喚!」

ホークの盾になるように出現した、深緑色の追加装甲でおおわれた亀のようなドラゴンが主を守る。

「こいつは相手の直接攻撃宣言時に特殊召喚でき、攻撃モンスターを破壊する!」

波紋を受け切り、ひび割れた装甲が爆発して飛び散り、その残骸が《No.1インフェクション・バアル・ゼブル》を巻き込んでいく。

 

リアクティブアーマー・ドラゴン レベル4 守備2000

 

「《インフェクション・バアル・ゼブル》が…!」

「《水魔剣の騎士》の効果は相手ターンにしか発動できないぜ」

「なめるな…まだ私のターンが終わったわけではない!私はメインフェイズ2に、手札から《水魔槍の騎士》を召喚」

波のエフェクトが発生している槍を手にした、水色のトーガ姿の騎士がフィールドに現れ、その場で槍を振るう。

 

水魔槍の騎士 レベル2 攻撃1000

 

「このカードの召喚に成功した時、墓地からレベル4以下の水属性・戦士族モンスター1体を効果を無効にして特殊召喚できる。私は《水魔盾の騎士》を特殊召喚。そして、この効果で特殊召喚したモンスターとこのカードのレベルをどちらかのモンスターのレベルと同じにする」

 

 

水魔盾の騎士 レベル4→2 攻撃0

 

「レベル2の《水魔槍の騎士》と《水魔盾の騎士》でオーバーレイ!エクシーズ召喚!現れろ、《No.2蚊学忍者シャドー・モスキート》!」

先ほどのナンバーズとは異なり、目を凝らしてみるとかろうじて見ることができるくらいの、まさに蚊と同じ小さなのモンスター。

小さいがナンバーズを冠するだけあり、その力を侮ることはできない。

 

No.2蚊学忍者シャドー・モスキート ランク2 攻撃0

 

「今度は2かよ!お前…持ってやがるな、もう1枚も…」

3枚の偽りのナンバーズを出してきたなら、あの1枚が脳裏に浮かんでも不思議ではない。

《No.3地獄蝉王ローカスト・キング》。

Mr.ハートランド率いる悪人たちが使っていた偽りのナンバーズがまさにそろい踏みといえる。

「貴様こそ、ドン・サウザンドがいなくなったとしても、これほどのナンバーズをいまだに抱えているのだ。いわれたくないな。《ナンバーズ・ギフト》の効果により、私はデッキからカードを1枚ドロー(さて…せっかく《シャドー・モスキート》の召喚に成功したが…)」

ここで彼にとって問題になるのは次のターンで《トラップ・スタン》の効果から解放される蓮の2枚のカード。

特に、ミザエルから借りたカードの1枚である《タキオン・トランスミグレイション》はギャラクシーアイズがいなくては意味をなさないものの、蓮の墓地には《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》が存在する。

「(そのモンスターの効果で墓地から《銀河眼の時源竜》が再び現れては厄介だ…)私は手札から《RUM-バリアンズ・フォース》を発動。私のフィールドのエクシーズモンスター1体をカオス化する。私は《シャドー・モスキート》でオーバーレイネットワークを再構築!」

「偽りのナンバーズにもカオスナンバーズが…!!」

「カオスエクシーズチェンジ!現れよ、《CNo.2混沌蚊学忍者カオス・モスキート》!!」

オーバーレイネットワークが再構築され、カオス化したそのモンスターの大きさはカオス化前と変化がない。

だが、その小さい体から放出されるエネルギーが巨大なシルエットを生み出していた。

 

CNo.2混沌蚊学忍者カオス・モスキート ランク3 攻撃0

 

「《カオス・モスキート》がエクシーズ召喚されたことで、《ナンバーズ・ギフト》の効果。デッキからカードを1枚ドロー。更に、《カオス・モスキート》の効果。1ターンに1度、自分または相手の墓地に存在するモンスター1体を自らのカオスオーバーレイユニットにすることができる。貴様の《銀河眼の時源竜》をカオスオーバーレイユニットにする」

「しまった!!」

《CNo.2混沌蚊学忍者カオス・モスキート》のシルエットが蓮の墓地へ侵食していき、引っ張り出された《銀河眼の時源竜》がカオスオーバーレイユニットへと変貌していく。

「(最も、《カオス・モスキート》の効果はそれだけではないがな)私はカードを1枚伏せ、ターンエンド」

 

ガルド

手札4→3

LP1800

場 CNo.2混沌蚊学忍者カオス・モスキート(オーバーレイユニット4) ランク3 攻撃0

  ナンバーズ・ギフト(永続魔法)

  伏せカード1

 

手札0

LP1700

場 リアクティブアーマー・ドラゴン レベル4 守備2000

  伏せカード2

伏せカードのうち2枚《レッドアイズ・スピリッツ》、《タキオン・トランスミグレイション》

 

「蓮…」

奥の部屋で、玉座に座らされた状態で幽閉されていた璃緒は外から聞こえる衝撃音から、戦いが始まっているのを感じていた。

どうにか脱出しようと何度もドアを開けようとしたが、施錠されているため開く気配がない。

デッキもDパッドなどもそばにはなく、使えるものも見当たらない。

 

「俺のターン!」

 

手札0→1

 

「俺は手札から魔法カード《カップ・オブ・エース》を発動。こいつはコイントスをし、表なら俺が、裏ならお前がデッキからカードを2枚ドローする」

「なめたカードを…!!」

「いくぜ!!」

懐から出したコインに裏表があるのをひっくり返して相手に見せた後で、蓮はコイントスをする。

下手をするとここで敗北が決まるようなギャンブル。

息が詰まるスリルを覚える中、蓮はトスしたコインを見る。

「よし、表だ!俺はカードを2枚ドローする。そして、罠カード《レッドアイズ・スピリッツ》を発動。その効果で、俺は墓地の《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》を特殊召喚」

 

レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン レベル10 守備2400

 

「これで《レッドアイズ》の効果を…」

「馬鹿め!!《カオス・モスキート》の効果発動!相手がモンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚を行った時、カオスオーバーレイユニットを1つ取り除くことで、そのモンスターに幻覚カウンターを1つ置く。幻覚カウンターが乗ったモンスターの効果は無効化される!!」

「何!?」

カオスオーバーレイユニットを取り込んだ《CNo.2混沌蚊学忍者カオス・モスキート》が召喚されたばかりの《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》に取り付き、吸血を行う。

吸血と入れ替わるように入れた唾液がそのモンスターの視神経に影響を与え、視力を一時的に奪う。

「く…」

「この効果にターン制限はない。よって、まだあと3回効果が使える」

「3回って…次のターンにまた俺の墓地のモンスターを奪ってカオスオーバーレイユニットを増やすんだろ!?」

「それだけではない。《カオス・モスキート》が幻覚カウンターが乗っているモンスターと戦闘を行う場合、戦闘ダメージは代わりにお前が受ける。次のターンで貴様は負けだ」

 

取り除かれたオーバーレイユニット

・水魔槍の騎士

 

たとえ守備表示であったとしても、《CNo.2混沌蚊学忍者カオス・モスキート》が攻撃を仕掛けてくるため、どちらのターンでダメージを受けるかというだけ。

余裕の態度を見せるガルドに蓮がニッと笑う。

「残念だったな」

「何?」

「俺は手札から魔法カード《三戦の才》を発動。こいつは俺のメインフェイズ時に相手がモンスター効果を発動したターンに発動できる。その効果で、俺は《カオス・モスキート》のコントロールをターン終了時まで得る」

背後に出現した軍配から放たれる魔力で制御された《CNo.2混沌蚊学忍者カオス・モスキート》が蓮のフィールドに移動する。

「これで、《カオス・モスキート》を気にする必要はねえ!俺は魔法カード《セブンストア》を発動。俺のフィールドのエクシーズモンスター1体をリリースし、リリースしたモンスターのオーバーレイユニットの数に1を加えた数だけ、デッキからカードをドローする。《カオス・モスキート》のオーバーレイユニットは3。よって、カードを4枚ドロー!」

奪ったナンバーズによって一気に補充される蓮の手札。

ここから蓮の逆襲が始まる。

「俺は手札から魔法カード《死者蘇生》を発動。その効果で、俺は墓地の《インフェクション・バアル・ゼブル》を特殊召喚。そして、このカードは俺のフィールドに存在するドラゴン族またはナンバーズのエクシーズモンスター1体をリリースすることで、手札から特殊召喚できる。《見習い竜騎兵グレン》を特殊召喚!」

蓮のフィールドに現れたばかりの《No.1インフェクション・バアル・ゼブル》が消滅し、入れ替わって表れたのはトカゲのような騎乗用のドラゴンに乗った古代ギリシャ風の鎧姿の兵士が現れた。

 

見習い竜騎兵グレン レベル5 攻撃2100

 

「《グレン》の効果。こいつがナンバーズをリリースして特殊召喚した場合、ターン終了時まで俺のフィールドのドラゴン族モンスターのレベルを俺のフィールドか墓地のドラゴン族と同じにする。俺は墓地の《銀河眼の時源竜》を選ぶ」

《見習い竜騎兵グレン》が手にしているアサルトライフルを空に掲げて勝鬨を上げる。

それに応えるように2体のドラゴンも咆哮した。

 

レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン レベル10→8 守備2400

見習い竜騎兵グレン レベル5→8 攻撃2100

リアクティブアーマー・ドラゴン レベル4→8 守備2000

 

「俺はレベル8の《リアクティブアーマー・ドラゴン》と《見習い竜騎兵グレン》でオーバーレイ!」

蓮のエクストラデッキから自動排出された、かつてのドン・サウザンドに呪われていた自らの象徴のカード。

ほかのオーバーハンドレッドナンバーズとともにドン・サウザンドから解放された今は真の意味で蓮の力となってくれている。

「エクシーズ召喚!現れろ、《No.108フレイムロード・アクイラ》!!」

 

No.108フレイムロード・アクイラ ランク8 攻撃2800

 

「…《ナンバーズ・ギフト》の効果の効果により、私はデッキからカードを1枚ドロー」

「《フレイムロード・アクイラ》は攻撃する時、オーバーレイユニットを一つ取り除くことで、攻撃力を800アップする。更にこの効果を発動したターン、このカードが攻撃する時に相手は魔法・罠カードを発動できない。そして、エクシーズ素材になった《リアクティブアーマー・ドラゴン》の効果。このカードをエクシーズ素材として、ドラゴン族かナンバーズのエクシーズ召喚に成功した時、墓地のドラゴン族モンスター1体を手札に加える。俺は《ロード・グレン

》をエクストラデッキに戻す。バトル!俺は…」

「罠発動!《威嚇する咆哮》!!このターン、お前は攻撃宣言を行えない!」

「攻撃できないのかよ…だが、《カオス・モスキート》がいなければ、《レッドアイズ》の効果は使える!俺は《レッドアイズ》の効果を発動!墓地の《銀河眼の時源竜》を特殊召喚!」

 

銀河眼の時源竜 レベル8 攻撃3000

 

「《銀河眼の時源竜》の効果。俺はデッキから《殲滅のタキオン・スパイラル》を手札に加える。そして、カードを1枚伏せてターンエンド」

 

ガルド

手札3→4

LP1800

場 ナンバーズ・ギフト(永続魔法)

 

手札1→3

LP1700

場 No.108フレイムロード・アクイラ(オーバーレイユニット2) ランク8 攻撃2800

  レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン(幻覚カウンター1) レベル8 守備2400

  銀河眼の時源竜 レベル8 攻撃3000

  伏せカード2

伏せカード《タキオン・トランスミグレイション》

手札からは伏せカードのうち1枚《殲滅のタキオン・スパイラル》

 

「蓮、蓮!!」

何度も扉をたたき、向こう側で戦っているであろう蓮の名を呼ぶ。

脳裏によみがえるのは2度も見ることとなった蓮、そしてホークの死。

なんでここでこんな記憶がよみがえるのかはわからない。

ただ、一つだけわかるのは何か嫌な予感がすることだ。

 

「はあ、はあ、はあ…」

どうにか生き延びることができたとはいえ、3枚の偽りのナンバーズを使ったにもかかわらず追い詰められていることで、ガルドの脳裏にあの屈辱的な記憶がよみがえる。

「ふざけるな…ふざけるな、ふざけるなふざけるなふざけるなふざけるな」

何度も何度も、記憶を振り払うために同じ言葉を繰り返すがそれでも泥のようにまとわりついてくる記憶。

「私から奪って、名誉を得ただけの盗人のくせに…ポセイドン連合を守れなかった貴様が…ふざけるなああああああ!!」

叫ぶとともに放出される闇のオーラ。

血走った眼で憎むべき相手を見つめ、デッキトップに指をかける。

「私のターン!!」

 

ガルド

手札4→5

 

「私は手札から魔法カード《ブラックホール》を発動!貴様のフィールドのモンスターをすべて破壊する!!」

「カウンター罠《タキオン・トランスミグレイション》を発動!俺のフィールドに銀河眼が存在し、相手がカード効果を発動したチェーン2以降に発動でき、このチェーン上で発動した相手のカード効果をすべて無効にする!そして、無効となったカードがフィールド上に存在する場合、そのカードはすべてデッキに戻る!」

モンスターを1体も飲み込むことなく消えていく《ブラックホール》。

発動させられた、というのは一目瞭然だろう。

「ククク…私は《水魔銃の騎士》を特殊召喚…。このカードは手札から特殊召喚できる」

波のエフェクトを発している銃を手にした、これまでの騎士とは異なりビロードマンド姿の軽装な騎士がフィールドに現れる。

銃は縦に背負ったままで、発砲するそぶりを見せない。

 

水魔銃の騎士 レベル3 攻撃600

 

「《水魔銃の騎士》の効果。このカードの特殊召喚に成功した時、私の墓地にナンバーズが3体以上存在する場合、デッキからカードを2枚ドローできる。そして、手札から《水魔杖の騎士》を召喚」

《水魔銃の騎士》が一歩後ろに下がり、出現した魔法陣から波のエフェクトを発している杖を手にした鎧姿の騎士が出現する。

 

水魔杖の騎士 レベル3 攻撃1400

 

「このカードは手札のRUM1枚を相手に見せることで、自分フィールドの水属性・戦士族モンスターすべての種族を宣言した種族に変更できる」

「種族変更のカードってことは…」

「私が見せるのは…このカード」

《HRUM-バリアンズ・フルフォース》。

「《バリアンズ・フォース》じゃねえ…それに、お前…」

このカードから放出される闇の力。

それがガルドをむしばんでいるように蓮には見えた。

「私は2体の水属性・戦士族の種族を昆虫族に変更する。私はレベル3の昆虫族となった2体のモンスターでオーバーレイ!エクシーズ召喚!現れよ、《No.3地獄蝉王ローカスト・キング》!」

かつて遊馬とミハエルが戦った偽りのナンバーズである漆黒の蝉。

墓地に眠る3体も含めて、これで4体の偽りのナンバーズすべてを見ることとなった。

 

No.3地獄蝉王ローカスト・キング ランク3 攻撃1200

 

「《ナンバーズ・ギフト》の効果により、カードを1枚ドロー。そして、私は…」

見せたばかりの《RUM-バリアンズ・フルフォース》がD・パッドにセットされる。

同時にカードからさらに多くの闇のオーラが放出され、周囲を包み込んでいく。

「私は…《HRUM-バリアンズ・フルフォース》を発動…。私のフィールドにこのターン、エクシーズ召喚されたナンバーズが存在する時、私のフィールドのモンスターがそのモンスター1体のみの場合、私の墓地に存在するすべてのナンバーズを特殊召喚する」

墓地に眠る4体のナンバーズが蓮への恨みを晴らさんと言わんばかりに一斉に闇の中からフィールドに現れ、蓮を包囲する。

「そして、私のフィールドに存在するすべてのナンバーズをエクシーズ素材として、その中で最もランクの高いナンバーズよりも、この効果で特殊召喚したナンバーズの数だけランクが高いナンバーズにランクアップさせる」

蓮を包囲していたナンバーズたちが《No.3地獄蝉王ローカスト・キング》とともに再び闇の中へと消えていく。

姿が見えなくなっても、強烈なプレッシャーが感じられ、蓮を守るように3体のドラゴンが彼を中心に円陣を組む。

「存在を否定されし力よ、今こそ一つとなり、存在の証を示せ!ダイレクトカオスエクシーズチェンジ!!現れよ、《CNo.Null偽骸合神カオス・ユナイト・ドラゴン》!!」

ギャアアアアアアアアア!!!

悲鳴のような咆哮とともに、強烈な悪臭を放つ2つ頭で四本足のドラゴンゾンビが現れる。

背中からは蝉の羽根が生え、露出した肋骨部分から生えているイカのゲソ、左側の頭の口についている彼の吸血針、右側の頭が《No.1インフェクション・バアル・ゼブル》と同じというあまりにもいびつなモンスター。

4体の偽りのナンバーズが一つとなり、まさに偽りとして生み出された憎しみをぶつけようとしていた。

 

CNo.Null偽骸合神カオス・ユナイト・ドラゴン ランク12 攻撃?

 

「《カオス・ユナイト・ドラゴン》の攻撃力は自らのオーバーレイユニットの数×1000となる。今のこのカードのオーバーレイユニットは7」

 

CNo.Null偽骸合神カオス・ユナイト・ドラゴン ランク12 攻撃?→7000

 

「攻撃力7000!?」

「そして、《ナンバーズ・ギフト》の効果により、カードを1枚ドロー。そして、《カオス・ユナイト・ドラゴン》の効果。1ターンに1度、フィールド上のモンスター1体をこのカードのカオスオーバーレイユニットにする。私は《ダークネスメタル》をオーバーレイユニットにする!」

《No.2蚊学忍者シャドー・モスキート》の吸血針が急速に伸び、それが《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》の鱗を突き破って吸血する。

血液を失ったそのモンスターはカオスオーバーレイユニットへと変換され、ガルドの手に渡る。

 

CNo.Null偽骸合神カオス・ユナイト・ドラゴン ランク12 攻撃7000→8000

 

「更に、私は手札から装備魔法《カオス・ブレイカー》を《カオス・ユナイト・ドラゴン》に装備。更に、手札から魔法カード《オーバーレイ・チャージ》を発動。私のフィールドに存在するモンスターがエクシーズモンスター1体のみの時、手札2枚をそのエクシーズモンスターのオーバーレイユニットにする」

手札をすべて使い切り、その代わりに10個ものカオスオーバーレイユニットを手にした《CNo.Null偽骸合神カオス・ユナイト・ドラゴン》が激しく咆哮し、体中から黒いオーラを放出させる。

 

CNo.Null偽骸合神カオス・ユナイト・ドラゴン ランク12 攻撃8000→10000

 

「カオスオーバーレイユニットが10以上になった《カオス・ユナイト・ドラゴン》は相手のカード効果を受けない。あとは貴様のモンスターに一撃を与えれば、貴様のライフは尽きる!!」

「くそっ…!」

攻撃力が10000もあるうえに、カード効果を受けないモンスター。

そんなものを倒せるようなカードは今の蓮の手札とフィールドにはない。

「バトル!!《カオス・ユナイト・ドラゴン》で《フレイムロード・アクイラ》を攻撃!カオス・ストリーム!!」

《CNo.Null偽骸合神カオス・ユナイト・ドラゴン》の口から放出される、螺旋を描く紫のブレス。

それが《No.108フレイムロード・アクイラ》を貫き、蓮に襲い掛かる。

「これで貴様は終わりだぁーーーーー!!」

「うおおおお!!俺は手札の《メグレス・ドラグーン》の効果発動!俺のモンスターが相手の攻撃対象になった時、手札のこのカードを守備表示で特殊召喚できる!」

女性的な体つきで、水晶でできた冠と槍を手にした青い竜人が現れ、槍をガルドに向ける。

その体つきと顔立ちは璃緒に似ていた。

 

メグレス・ドラグーン レベル4 守備2100

 

「姫に似たモンスターを…貴様ぁぁ!!!だが、今更…」

「《メグレス・ドラグーン》の効果。お前はサイコロを1回振ることができる」

「何?」

突然蓮から投げられるサイコロ。

それを手にしたガルドに対して、《メグレス・ドラグーン》は槍を構えてにらむ。

「サイコロの出た目が奇数なら、俺は攻撃モンスターの攻撃力分のライフを失う。偶数なら、お前は攻撃モンスターの攻撃力分のダメージを受ける。サイコロを振らない場合、この戦闘で発生するお互いへのダメージは0になり、ダメージステップ終了と同時にバトルフェイズも終了する」

「くっ…貴様、この神聖な決闘に運任せなど!!」

「璃緒をさらって、今更神聖とかなんとか言ってんじゃねーぞ!さあ、サイコロを振るのか、振らねえのか!!さっさと決めろよ、ガルド!!」

蓮の言葉にガルドの視線が手にしたサイコロに向けられる。

確かに奇数が出れば、その場で彼の勝利は確定する。

だが、逆に偶数が出れば10000のダメージで敗北することになる。

確率は2分の1。

確率の天秤にかかる勝敗がガルドの決断を鈍らせる。

「さあ、しねえならサイコロを返せよ。それは俺のものだからよ」

ガルドのサイコロを持つ手が震える。

脂汗をかいているのが自分でもわかる。

「…フン!たった1ターンがなんだという!既にカオスオーバーレイユニットが10に到達した《カオス・ユナイト・ドラゴン》であれば問題はない。サイコロは振らん!」

蓮に投げ返すと同時に、蓮を襲おうとしたブレスが消滅する。

「おい、ここでイモを引くなんてなぁ。誇りはどうした?」

「黙れ!だが…ここで敗北しなかったことを後悔させてやろう!装備している《カオス・ブレイカー》の効果。装備モンスターが相手モンスターを戦闘で破壊した時、破壊したモンスターのレベルまたはランクの数値と同じ数だけ、相手のエクストラデッキのカードをランダムに墓地へ送る。私が破壊した《フレイムロード・アクイラ》のランクは8!よって、8枚のカードを墓地へ送ってもらう!」

《CNo.Null偽骸合神カオス・ユナイト・ドラゴン》の叫びとともに蓮のエクストラデッキから飛び散る8枚のカード。

まさかの事態に驚く蓮だが、歯を食いしばりながら飛び散ったカードを手にし、すべて墓地へ送る。

 

エクストラデッキから墓地へ送られたカード

・No.71リバリアン・シャーク

・No.97龍影神ドラッグラビオン

・No.90ヒート・ガストラフェテス

・CNo.90ブレイジング・デスペナルティ

・No.5亡朧竜デス・キマイラ・ドラゴン

・No.55竜騎兵グレン

・CNo.55灼熱竜騎兵グレン

・CNo.55竜闘士グレン

 

「これで、貴様に太刀打ちできる手段はない!さあ、ラストターンだ!!」

 

ガルド

手札5→0

LP1800

場 CNo.Null偽骸合神カオス・ユナイト・ドラゴン(オーバーレイユニット10) ランク12 攻撃10000

  ナンバーズ・ギフト(永続魔法)

 

手札3→2

LP1700

場 銀河眼の時源竜 レベル8 攻撃3000

  メグレス・ドラグーン レベル4 守備2100

  伏せカード1

手札からは伏せカードのうち1枚《殲滅のタキオン・スパイラル》

 

「蓮…」

開かない扉を前にひざを折り、何かできることはないかと必死に考えを巡らせる。

扉の隙間から入ってくる黒いオーラ。

そこから感じるものに璃緒は冷や汗をかく。

(だめ…怖がってはいけない。それよりも…)

今、それを一番間近で受けているであろう蓮。

彼のためにできることはないか。

不思議と、璃緒は両手を組み、祈りの体勢に入っていた。

なぜこんなことをするのか璃緒自身にもわからない。

(蓮…!)

 

「…璃緒…?」

急にどこからか聞こえてきた彼女の声。

周囲を見渡す蓮だが、当然ながら彼女の姿は見えない。

だが、少しだけ違うものがあった。

「これは…」

蓮の右手甲に浮かぶ青い光。

光はポセイドン連合も紋章と同じ形となっていて、そこから何か暖かさを感じる。

「この光、は…ホーク!!やはり今も持っていたか!!祝福を!!」

「祝福、これが…」

デッキトップに指をかけ、その手と幻影のように映る璃緒の手が重なる。

「今いくぜ、璃緒…!ガルド!お前にこれ以上璃緒も、ポセイドン連合の名前も好きにはさせねえぞ!」

青の光がやがて蓮のデッキトップにも発生する。

もう蓮に恐れるものはない。

「いくぜ!!ポセイディア・カオス・ドロー!!」

 

手札2→3

 

「俺は手札から《ベネトナシュ・ドラグーン》を特殊召喚!このカードは俺のフィールドにレベル4のドラゴン族モンスターが存在する場合、手札から特殊召喚できる!」

《メグレス・ドラグーン》と同じ槍を手にし、赤いマントで身を包んだ男性的な体つきの竜人。

彼女が璃緒に似ているのであれば、そのモンスターは凌牙と似ていた。

 

ベネトナシュ・ドラグーン レベル4 攻撃2100

 

「俺はレベル4の《ベネトナシュ・ドラグーン》と《メグレス・ドラグーン》でオーバーレイ!エクシーズ召喚!出やがれ、《No.55再臨する闘志 竜騎兵グレン》!!」

人間に転生した蓮がナンバーズと関わるきっかけとなった《No.55竜騎兵グレン》。

全身にオレンジ色の炎のようなオーラで包まれたそのモンスターと蓮は拳をぶつけ合う。

 

No.55再臨する闘志 竜騎兵グレン ランク4 攻撃2400

 

「だが、その程度のモンスターでは…」

「俺は新たな《グレン》の効果を発動!オーバーレイユニットを1つ取り除き、墓地からドラゴン族エクシーズモンスターまたはナンバーズを装備カード扱いとして自らに装備できる。それは《フレイムロード・アクイラ》を装備。こいつは攻撃する時、自らの効果で装備したモンスターの攻撃力をコピーできる!」

墓地からよみがえり、《No.55再臨する闘志 竜騎兵グレン》に後ろに待機する《No.108フレイムロード・アクイラ》。

バリアン、そして人間としての蓮のエースがそろう。

「まったく足りないな、ホーク!《カオス・ユナイト・ドラゴン》の攻撃力は…」

「誰が攻撃するって言ったんだよ。俺は手札から《RUM-アーマード・エクシーズ・フォース》を発動!」

「何!?」

蓮がポセイディア・カオス・ドローによってドローしたカード。

海の祝福によって生まれ、蓮によって発動されたそれは《No.55再臨する闘志 竜騎兵グレン》と《No.108フレイムロード・アクイラ》に新たな力を呼び覚ます。

「このカードは装備カードを装備している俺のエクシーズモンスター1体をランクが1つ高いエクシーズモンスターへとランクアップさせる」

「だが、貴様のエクストラデッキにはもうランク5のモンスターは…」

「最後まで聞けよ、その装備カードがエクシーズモンスターの場合は、その装備されているエクシーズモンスターと同じランクのエクシーズモンスターへランクアップできるんだよ!俺は《グレン》と装備されている《アクイラ》でオーバーレイネットワークを再構築!」

2人の間に発生するオーバーレイネットワークの中に2体のモンスターが飛び込み、同時にオーバーレイネットワークが紅蓮の炎に包まれていく。

「見せてやるよ…これが、過去と今が一つになった…俺の力だ!来やがれ、No.55+108!ドラゴンと鷹、灼熱の炎とともに一つとなりて、闇を焦がせ!アーマードエクシーズチェンジ!現れろ、《ロード・グレン》!!」

オーバーレイネットワークが爆発を起こし、それが周囲を包む闇を焼いていく。

そして、オーバーレイネットワークから出てきたのは鷹の翼を模したマントとドラゴンを模したアーマーとバイザーを身に着けた《No.55竜騎兵グレン》。

銃は手にしておらず、ただ拳を相手である《CNo.Null偽骸合神カオス・ユナイト・ドラゴン》に向ける。

 

 

No.55+108ロード・グレン ランク8 攻撃2800

 

「それがどうした!?たかが攻撃力2800では、私の《カオス・ユナイト・ドラゴン》は倒せん!」

「《ロード・グレン》の効果発動!こいつのエクシーズ召喚に成功した時、俺のエクストラデッキまたは墓地のドラゴン族かナンバーズのエクシーズモンスターを装備カード扱いとして自分に装備できる!そして、その際にNo.55かNo.108の名を持つモンスターをエクシーズ素材とした場合は、2体装備できる!俺は墓地の《ブレイジング・デスペナルティ》と《デス・キマイラ・ドラゴン》を装備させる!」

地面が砕け、そこから飛び出してきた灼熱を宿したのは紅蓮の炎を宿したマント姿をした人間のスナイパーと骸骨をいたるところにつけた蛇のようなドラゴンがそれぞれ炎の剣と骨でできた剣に姿を変え、《No.55+108ロード・グレン》に握られる。

「《ロード・グレン》は装備しているエクシーズモンスターの数だけ攻撃できる!そして、1度のターンに2体以上の相手モンスターを破壊するか、俺のドラゴンが2回以上攻撃したターン、装備しているエクシーズモンスターをエクストラデッキに戻してエクシーズ召喚し、自分のオーバーレイユニットを与える!」

「滑稽だな!私のフィールドにいるのは《カオス・ユナイト・ドラゴン》1体!攻撃力10000!それに、貴様の装備しているエクシーズモンスターごときでは、勝つことなど…」

「俺は手札から永続魔法《エクシーズ・バーサク》を発動!このカードを発動した時、お前の墓地に存在するモンスターを可能な限りお前のフィールドに守備表示で特殊召喚する!」

「何!?」

いきなりガルドのフィールドによみがえってくる、これまで彼にエクシーズ素材として貢献してきたモンスターたち。

彼らもまた、なぜここで蘇生させられたのか分からず、困惑していた。

 

水魔剣の騎士 レベル4 守備1300

水魔盾の騎士 レベル4 守備2000

水魔槍の騎士 レベル2 守備1000

 

「そして、このカードを発動したターン、俺はエクシーズモンスター以外攻撃できなくなるが、俺のエクシーズモンスターはこのターン、戦闘では破壊されず、戦闘で発生する俺へのダメージも0になる。そして、俺のエクシーズモンスターが相手モンスターを攻撃を行うたびに、このカードの上にバーサクカウンターが一つ乗る。そして、相手モンスターとバトルする俺のエクシーズモンスターの攻撃力はダメージステップ終了時まで、乗っているバーサクカウンター1つにつき、1500アップする!バトルだ!俺は《ロード・グレン》で《水魔剣の騎士》と《水魔盾の騎士》を攻撃!」

二刀流の《No.55+108ロード・グレン》の姿が残像だったかのように消え、それと同時に2体のモンスターが真っ二つになる。

彼らの背後には消えたはずの《No.55+108ロード・グレン》の姿があった。

 

エクシーズ・バーサク(永続魔法) バーサクカウンター0→2

 

「これで、このターンにドラゴン族が2回以上戦闘を行う、そして相手モンスターを2体以上破壊する、どちらもクリアだ!解放しろ、《ロード・グレン》!!」

再び蓮のそばへ戻った《No.55+108ロード・グレン》が声を上げるとともに手にしていた2本の剣を空へ投げる。

投げられた2本の剣は本来あるべき姿へと戻り、《No.55+108ロード・グレン》の左右に並び立つ。

 

CNo.90ブレイジング・デスペナルティ ランク6 攻撃3000

No.5亡朧竜デス・キマイラ・ドラゴン ランク5 攻撃1000

 

「《デス・キマイラ・ドラゴン》はオーバーレイユニットを持っている場合、相手フィールドのすべてのモンスターに1回ずつ攻撃できる!いけ、《デス・キマイラ・ドラゴン》!!」

《エクシーズ・バーサク》によってその体に炎を宿した《No.5亡朧竜デス・キマイラ・ドラゴン》が《CNo.Null偽骸合神カオス・ユナイト・ドラゴン》と《水魔槍の騎士》にブレスを放つ。

ブレスを受けた《水魔槍の騎士》が消滅したが、攻撃力10000の《CNo.Null偽骸合神カオス・ユナイト・ドラゴン》に対しては傷一つ与えることができなかった。

 

エクシーズ・バーサク(永続魔法) バーサクカウンター2→4

 

 

 

「くうう…!」

「いくぜ、ガルド!!《ブレイジング・デスペナルティ》で《カオス・ユナイト・ドラゴン》を攻撃!これで、バーサクカウンターは5つ!《ブレイジング・デスペナルティ》の攻撃力は7500アップする!!」

 

CNo.90ブレイジング・デスペナルティ ランク6 攻撃3000→10500

 

「これで攻撃力はこっちが上だ!!」

「ぐおおお!!ふざけるな!!《カオス・ユナイト・ドラゴン》の効果!破壊されるとき、代わりにカオスオーバーレイユニットを一つ取り除く!!」

《CNo.90ブレイジング・デスペナルティ》が上空へ飛び、《CNo.Null偽骸合神カオス・ユナイト・ドラゴン》の頭部に向けて放たれる弾丸。

だが、弾丸はカオスオーバーレイが盾となって代わりに受け止め、倒すべき相手は無傷の姿を見せる。

 

CNo.Null偽骸合神カオス・ユナイト・ドラゴン ランク12 攻撃10000→9000

 

ガルド

Lp1800→1300

 

「これで、《カオス・ユナイト・ドラゴン》を倒せないままバトルフェイズは終了だ!そして、このターンで《エクシーズ・バーサク》の効果も終わる!これで貴様の…!」

「いいや…俺の勝ちだ!《ブレイジング・デスペナルティ》がナンバーズをエクシーズ素材としているとき、俺のフィールドのドラゴン族かナンバーズに装備カード扱いで装備できる。そして、このカードを装備したモンスターの攻撃力は1000アップし、一度のバトルフェイズ中に攻撃できる回数が1回増える!」

「な、なにぃ!!」

「いけ!!《ロード・グレン》!!」

再び剣となった《CNo.90ブレイジング・デスペナルティ》を手にした《No.55+108ロード・グレン》が大きく跳躍し、両手で握って《CNo.Null偽骸合神カオス・ユナイト・ドラゴン》に振り下ろす。

縦一文字に切り裂かれた偽りのナンバーズの集合体が大爆発を引き起こし、爆発にガルドが巻き込まれる。

「馬鹿な、私が…この、私が、なぜ、また…なぜ…貴様ごときにーーーーー!!」

 

ガルド

LP1300→0

 

No.55+108ロード・グレン ランク8 攻撃2800→10800

 

 

 

 

水魔剣の騎士(アクアソード・ナイト)

レベル4 攻撃1200 守備1300 効果 水属性 戦士族

このカード名の(2)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しか行えない。

(1):このカードの召喚に成功した時に発動できる。手札からレベル4以下の水属性モンスター1体を表側守備表示で特殊召喚できる。この効果で特殊召喚されたモンスターの効果は無効化される。

(2):このカードが墓地に存在し、相手ターンに自分の「No.」Xモンスターが相手によって破壊されている場合に発動できる。このカードを墓地から特殊召喚する。

 

水魔盾の騎士(アクアシールド・ナイト)

レベル4 攻撃0 守備2100 効果 水属性 戦士族

このカード名の(2)の効果はデュエル中1度だけ発動できる。

(1):1ターンに1度、自分フィールドに存在する水属性・戦士族モンスター1体を対象に発動できる。ターン終了時まで、このカードとそのモンスターのレベルは2体の元々のレベルの合計と同じ数値となる。

(2):このカードが墓地に存在し、自分の「No.」Xモンスターが相手によってフィールドから離れた相手ターンの相手による直接攻撃宣言時に発動できる。墓地のこのカードを特殊召喚し、バトルフェイズを終了させる。

 

ナンバーズ・ギフト

永続魔法カード

(1):自分または相手が「No.」XモンスターのX召喚に成功した時に発動する。自分はデッキからカードを1枚ドローする。

 

リアクティブアーマー・ドラゴン

レベル4 攻撃0 守備2000 効果 闇属性 ドラゴン族

(1):相手の直接攻撃宣言時に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。その後、攻撃モンスター1体を破壊する。

(2):このカードをX素材としてドラゴン族または「No.」XモンスターのX召喚に成功した時、そのXモンスターは以下の効果を得る。

●このカードのX召喚に成功した時、自分の墓地に存在する「リアクティブアーマー・ドラゴン」以外のドラゴン族モンスター1体を対象に発動できる。そのカードを手札に加える。この効果は1ターンに1度しか発動できない。

 

見習い竜騎兵グレン

レベル5 攻撃2100 守備1400 特殊召喚/効果 炎属性 ドラゴン族

このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか発動できない。

このカードは通常召喚できない。

自分フィールドに存在するドラゴン族または「No.」Xモンスター1体をリリースすることで、このカードは手札から特殊召喚できる。

(1):このカードの特殊召喚に成功した時、自分フィールドのドラゴン族モンスター1体を対象に発動できる。ターン終了時まで自分フィールドのドラゴン族モンスターのレベルはそのモンスターのレベルと同じになる。このカードの特殊召喚のために「No.」Xモンスターをリリースした場合、代わりに自分の墓地に存在するドラゴン族モンスターを対象とすることもできる。

 

 

 

 

水魔槍の騎士(アクアランス・ナイト)

レベル2 攻撃1000 守備1000 効果 水属性 戦士族

このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードの召喚に成功した時、自分の墓地に存在するレベル4以下の水属性・戦士族モンスター1体を対象に発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。その後、この効果で特殊召喚されたモンスターとこのカードのレベルをターン終了時までこのカード、またはこの効果で特殊召喚されたモンスターのレベルと同じにする。この効果を発動したターン、自分はX召喚以外の方法でEXデッキからモンスターを特殊召喚できない。

(2):自分フィールドに存在する「No.」Xモンスターが戦闘・効果で破壊されたとき、このカードが墓地に存在する場合に発動できる。このカードを墓地から手札に加える。

 

CNo.2混沌蚊学忍者カオス・モスキート

ランク3 攻撃0 守備0 エクシーズ 風属性 昆虫族

レベル3の昆虫族モンスター×3

(1):このカードは戦闘では破壊されず、このカードの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0となる。幻覚カウンターが置かれているモンスターとの戦闘の場合は代わりに相手が受ける。

(2):攻撃可能な相手モンスターは攻撃しなければならない。

(3):相手がモンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、X素材を一つ取り除くことで発動できる。。そのモンスターに幻覚カウンターを1つ置く。幻覚カウンターが置かれたモンスターの効果は無効化される。

(4):このカードが「No.2蚊学忍者シャドー・モスキート」をX素材としている場合、以下の効果を得る。

●1ターンに1度、自分または相手の墓地に存在するモンスター1体を対象に発動できる。そのモンスターをこのカードの下においてX素材にする。

 

水魔銃の騎士(アクアガン・ナイト)

レベル3 攻撃600 守備600 効果 水属性 戦士族

このカード名の(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しか行えない。

このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードは手札から特殊召喚できる。この方法で特殊召喚したターン、自分はX召喚以外の方法でEXデッキからモンスターを特殊召喚できない。

(2):このカードの特殊召喚に成功した時、自分の墓地に「No.」Xモンスターが3体以上存在する場合に発動できる。自分はデッキからカードを2枚ドローする。

 

水魔杖の騎士(アクアロッド・ナイト)

レベル3 攻撃1400 守備400 効果 水属性 戦士族

このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか発動できない。

(1):自分の手札に存在する「RUM」魔法カード1枚を相手に後悔することで発動できる。種族を一つ宣言する。ターン終了時まで自分フィールドの水属性・戦士族モンスターの種族を宣言した種族に変更する。

 

HRUM-バリアンズ・フルフォース

通常魔法カード

このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか発動できない。

(1):自分が「No.」XモンスターのX召喚に成功し、自分フィールドに存在するモンスターがこのモンスター1体のみの場合に発動できる。自分の墓地に存在する「No.」Xモンスターを可能な限り自分フィールドに特殊召喚する。この効果で特殊召喚されたモンスターの効果は無効化される。その後、自分フィールドに存在するXモンスターのうち、もっともランクの高いモンスターのランクにこの効果で特殊召喚したモンスターの数の合計と同じ数値のランクを持つ「CNo.」または「CX」Xモンスターを自分フィールドのすべてのモンスターの上に重ねてX召喚する。対象のモンスターがX素材を持っている場合、それらも全てX素材とする

 

CNo.Null偽骸合神カオス・ユナイト・ドラゴン

ランク12 攻撃? 守備0 エクシーズ 闇属性 ドラゴン族

レベル12モンスター3体以上

(1):このカードの攻撃力はこのカードのX素材の数×1000となる。

(2):1ターンに1度、自分または相手フィールドに存在するモンスター1体を対象に発動できる。そのカードをこのカードのX素材とする。

(3):このカードが破壊されるとき、代わりにこのカードのX素材を一つ取り除く。

(4):このカードのX素材が10体以上存在する場合、このカードは相手のカード効果を受けない。

 

メグレス・ドラグーン

レベル4 攻撃0 守備2100 効果 水属性 ドラゴン族

このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか発動できない。

(1):このカードが手札に存在し、相手が自分フィールドのモンスターを攻撃対象としたときに発動できる。このカードを手札から表側守備表示で特殊召喚する。その後、相手はサイコロを1回振ることができる。そのサイコロの出た目によって以下の効果を適用する。相手がサイコロを振らなかった場合、戦闘で発生するお互いへのダメージは0となり、ダメージステップ終了後、バトルフェイズを終了する。

●1・3・5:自分は攻撃モンスターの攻撃力分のライフを失う。

●2・4・6:相手は攻撃モンスターの攻撃力分のダメージを受ける。

(2):自分フィールドに「ベネトナシュ・ドラグーン」が存在し、このカードをドラゴン族XモンスターのX素材とする場合、このカードのレベルを3または5として扱うこともできる。

 

ベネトナシュ・ドラグーン

レベル4 攻撃2100 守備0 効果 水属性 ドラゴン族

このカード名の(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しか行えない。

(1):自分フィールドにレベル4のドラゴン族モンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。

(2):自分フィールドに「メグレス・ドラグーン」が存在し、このカードをドラゴン族XモンスターのX素材とする場合、このカードのレベルを3または5として扱うこともできる。

 

RUM-アーマード・エクシーズ・フォース

通常魔法カード

(1):自分フィールドに存在する装備カードを装備しているXモンスター1体を対象に発動できる。EXデッキから装備モンスターよりもランクが1つ高いXモンスター1体をそのモンスターの上に置き、X召喚扱いで特殊召喚する。その時、Xモンスターを装備している場合、代わりに装備しているXモンスターと同じランクのXモンスターをそのモンスターの上に置き、X召喚扱いで特殊召喚することもできる。その後、装備モンスターが装備していたカードをこの効果でX召喚したモンスターの下においてX素材とする。

 

No.55+108ロード・グレン

ランク8 攻撃2800 守備2500 エクシーズ 闇属性 ドラゴン族

レベル8のドラゴン族モンスター×4

このカード名の(1)(3)(4)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

このカード名のカードは自分フィールドに1体しか存在できない。

(1):このカードのX召喚に成功した時、自分のEXデッキ・墓地に存在するドラゴン族または「No.」Xモンスター1体を対象に発動できる。そのカードを装備カード扱いとしてこのカードに装備する。このカードのX素材に「No.55」または「No.108」Xモンスターが存在する場合、代わりに2体を対象にできる。

(2):このカードは装備カードとしているXモンスターの数だけ、1度のバトルフェイズ中に攻撃できる。

(3):自分フィールドのドラゴン族モンスターが2回以上戦闘を行った自分ターンのメインフェイズまたはバトルフェイズに発動できる。このカードが装備しているXモンスター1体をEXデッキに戻し、X召喚扱いで特殊召喚する。その後、このカードのX素材1体をこの効果で特殊召喚したモンスターの下に置く。

(4):相手フィールドのモンスターを2体以上破壊した自分ターンのメインフェイズまたはバトルフェイズに発動できる。このカードが装備しているXモンスター1体をEXデッキに戻した後、X召喚扱いで特殊召喚する。その後、このカードのX素材1体をこの効果で特殊召喚したモンスターの下に置く。

 

CNo.90ブレイジング・デスペナルティ

ランク6 攻撃3000 守備3000 エクシーズ 炎属性 炎族

レベル6モンスター×4

(1):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時、このカードのX素材を1つ取り除くことで発動できる。そのモンスターを自分フィールド上に表側攻撃表示で特殊召喚する。

(2):このカードが「No.」XモンスターをX素材としている場合、以下の効果を得る。

●自分フィールドのドラゴン族または「No.」Xモンスター1体を対象に発動できる。このカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。この効果でこのカードを装備したモンスターの攻撃力は1000アップする。この効果は相手ターンでも発動できる。

●この効果でこのカードを装備したモンスターは1度のバトルフェイズ中に攻撃することのできる回数が1回増える。

(3):このカードが装備状態の場合に発動できる。装備状態のこのカードを表側攻撃表示で特殊召喚する。この効果は相手ターンでも発動できる。この効果は(2)の効果を発動したターン、発動できない。

 

エクシーズ・バーサク

永続魔法カード

このカードの発動処理として、相手の墓地に存在するモンスターを選択し、可能な限り相手フィールド上に表側守備表示で特殊召喚する。

(1):このカードが存在する限り、自分はXモンスター以外のモンスターで攻撃できない。

(2):このカードが存在する限り、自分のXモンスターが相手モンスターとの戦闘では破壊されず、戦闘で発生する自分へのダメージが0となる。ダメージステップ終了時に、このカードの上にバーサクカウンターを1つ置く。

(3):自分のXモンスターが相手モンスターと戦闘を行うとき、ダメージステップ開始時に発動する。その自分のモンスターの攻撃力はダメージステップ終了時までこのカードの上に乗っているカウンターの数×1500アップする。

(4):このカードを発動したターン終了時に発動する。このカードを除外する。この効果は無効化されない。

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