[完結]自傷スキル持ちは配信するな!   作:訥々

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日本(ニホーン)

前世含め初めての空港である。

なんか前世のTVで見た空港よりもかなり小さくてボロっちいが、空港である。

ワクワクが止まらんね!

 

 

高崎のおっちゃん曰く、マソリアからニホーンへの直通便はないから、()ーロッパを経由して行くんだと。

ナーロッパ名物のご飯とか食えるかな。

 

 

離陸と着陸の衝撃に驚きつつ、無事にナーロッパのハブ空港へ着陸。

そしてほぼシームレスにニホーン行きの便へ。

···全然待ち時間無かったな。

ナーロッパ観光はまたの機会にとっておこう。

 

 

乗り継いだ飛行機には機内食が出たんだが、これがちょっとしたサプライズだった。

カレー()()()だったのだ···!

久しぶりの白米、めちゃめちゃ美味かったです。

 

 

◆◆

 

 

朝に出発したからニホーンへ到着する頃には夜···なのかと思いきや、日本時間だと早朝だった。

時差の事をうっかり忘れていたぜ。

 

 

計さんとは空港で別れて、俺はバスと電車を乗り継ぎ、国から割り当てられた寮へと向かった。

ぴかぴか新築(のように見える)アパートである。

 

 

間取りはそこそこ広めのワンルーム。

確か8畳だっけ。

荷物は事前に業者さんが運び入れてくれたから、荷解きさえ済ませれば引っ越し完了である。

洗濯機付きの部屋なのが有り難い。

 

 

「ふぁぁあ······」

 

 

半日以上かけて移動したからクソ眠い。

機窓から見える景色が最高でなぁ···見入っていたから飛行機で寝てないんよ。

外がめっちゃ明るいから感覚バグりそうになるけど、マソリア時間で言えば深夜だし、もうさっさと寝てしまおう。

フローリングに寝転んでグッナイ!!

 

 

◆◆

 

 

おはよう!もう夜だぜ!(なにっ)

腹減ったぜ!!!!!(クソデカ大声)

 

 

だけどこの部屋に食い物は無い。全く無い。

買い出しに行こうにも、スーパーはもう閉まっている時間だ。

適当にコンビニ行って、なんか買うか。

 

 

外に出ると、少しの肌寒さが俺の目を覚ましてくれた。

マソリアほどの寒暖差は無いから快適だな。

夜でも街灯がある道を歩くこと僅か1分で到着。

 

 

自動ドアを通って、まず店内の光が強すぎて驚いた。え、こんなに眩しかったっけ。

やっぱ先進国って凄えんだな(?)

 

 

商品の種類も豊富で、俺は数分迷ってから牛丼を手に取り、お会計を済ませた。

「温めますか?」「はい」のやり取りが懐かしい。

···そういえば電子レンジはまだ買ってないから、すぐに食べないと冷めちゃうよな。

イートインスペースも無いし、急いで帰らねば。

 

 

 

 

 

「ただいま」

 

 

まあ誰もいないんですけどね。

···冷める前に食べよう。

割り箸をパチンと割って「いただきます」。

 

 

うん美味い。お米最高。

マソリアの豆やパンも美味かったけど、やっぱり本来の“俺”は日本人なんだなって思うよ。

 

 

「ごちそうさま」

 

 

···おっさんたちがいないと部屋が静かだな。

前世の俺も飯は一人で食ってたし、“こういうの”には慣れてると思ってたのに。

 

 

「······」

 

 

腹ごしらえも済んだし、とりあえず荷解きを終わらせるか。

 

 

 

 

 

深夜テンションで爆速荷解き。

でも気付いたら夜が明けてたぜ。

爆速とは何だったのか。

 

 

しかもまた眠くなってきたし。

夜明けの太陽を見ながらまた寝るとか、完全に昼夜逆転生活じゃねえか。

早く改善しとこ。

 

 

···( ˘ω˘)スヤァ

 

 

──────────────────────

 

次回から高校編です。

 

 

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