この世界にはダンジョンがあるらしい。
じゃあ行ってみたいと思うのは当然よな。
というわけでノックスのおっさん、連れてってー
「ダンジョンか···」
すんごい嫌そうな顔をされた。
まあそりゃそうか、こんなちっこい幼女が行けるわけないモンニ。知ってたよ。
「···良いんじゃないか?」
いいの!?俺ロリだぞ!?
半分冗談で言ったのが受け入れられて、逆にビビった俺が聞き返すと、条件をつけられた。
「ただしダンジョンアタックの前にみっちり訓練すること」だそうだ。
おう!やるぜ訓練!
異世界無双の第一歩だ。
ふふふ···興奮してきたな。
普段生活している小屋の外に連れ出され、地面に埋まった収納庫をおっさんが開ける。
中には大量の武器があった。
···うおおおかっけぇ!
長い剣が2本、短い剣が十数本。
長さの違う3種類の槍も2本ずつ。
その他いろいろ。
モーニングスターはさすがにないか。
あと銃も無いな。
銃無いのか···。
現代チックな世界なら有ってもおかしくないと思ったんだけど、教えてノックスせんせー。
······ふむふむ。
大砲ならともかく、拳銃なんかは
銃弾に魔力を込めるくらいなら、そのまま打ち出した方が強いと。
ふぁ、ファンタジー···(ふるえ)
じゃあ俺が使うのは?
···槍ですか。剣じゃなくて?
おっさんが腰に差してるみたいなの、カッコいいから使ってみたいなー。
扱いやすく
槍ってそんな良い武器だったのか。意外。
足軽とか雑兵が使ってるイメージが強かったよ。
俺の読んでた漫画の槍使いにも“作中最強”と呼ばれるキャラはいなかった気がするし。
前世の記憶は結構ボンヤリしてるけどさ。
武器も決まったし、訓練開始じゃー!
···数時間後。
狩りに行ってたビリーのおっさんに「何やってんだ」とノックスのおっさん共々叱られました。
その後2人が俺から少し離れたところで、何やら口論をおっ始めた。前途多難だなあ。
(あーだこーだ)
(あーだこーだ)
(うだうだうだうだ)
(うだうだうだうだうだうだ)
(決着!!)
えー、結論だけを語るなら、俺がダンジョンへ行く許可はなんとか下りた。
ただし条件付き。
・訓練で合格点が出るまではダンジョンアタック禁止
・合格後も単独のダンジョンアタック禁止
・ダンジョン内で少しでも負傷した場合は即座に撤収、その後一ヶ月はダンジョンアタック禁止
3つ目が厳しすぎない?過保護かよ。