[完結]自傷スキル持ちは配信するな!   作:訥々

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ダンジョン

ダンジョンアタック反対派、ビリー視点です。

 

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アカリをダンジョンへ連れていくか否か。

ノックスとの議論は紛糾していた。

 

 

「あの子にも自衛手段は絶対に持たせたほうが良いだろ?」

「駄目だ。危険すぎる」

 

「最近ここらへんの魔物が増えてきてるのは、今も狩りに出てるお前はよく知ってるハズだ」

「俺たちが守れば問題ない」

 

「おいおい、俺達も結構いい年なんだぞ。いつまでも身体が動くわけじゃない」

「···ならもっと安全な場所に避難させる」

 

「このご時世、難民を受け入れてくれる国なんか皆無だぜ?留学扱いならともかく、あの子の見た目じゃそれも無理だ」

「······」

 

 

最終的には言いくるめられ、仕方無しにダンジョンアタックを許可することになった。

それにしてもアカリは何故、あんなにもダンジョンに行きたがるのか···。

 

 

「なに、俺たちもガキの頃は散々やっただろ。それも護衛無しに。だから少しずつ慣らしていけば平気さ」

 

 

ニホーンでは“フラグ”って言うらしいぞ、それ。

 

 

 

 

 

武器選択に関しては最初から意見が一致した。

 

 

取り回しやすさなら短剣だが、リーチが短すぎて危険すぎる。

接近戦を避けるなら弓や魔法だが、弓は魔力を纏わせても威力に難があるし、魔法に関してはそもそも使える人間が稀だ。

魔力を魔法として変質させるのは生まれ持った才能が必要で、鍛錬では身に付かない。

銃器は論外。誰が使っても一律で威力が全く足りない。魔力を直接ぶつけた方がマシだ。

 

 

そうなると槍が最適ということになる。

ある程度非力でも、弱点を正確に狙えれば一突きで魔物を殺せるからな。

 

 

 

 

 

訓練は明日から。

まずは訓練に耐えられるスタミナを付けて···そこから筋トレや技術を教えたり···。

やることは無数にあるが、当面の最終目標───“合格点”は俺やビリーと一対一で模擬戦をし、()()することと決めている。

 

 

若い頃は俺たちもそれなりだったが、今は老いて身体も思うように動かない。

情けない話だが、死と隣り合わせの魔窟(ダンジョン)で、少女を守りきれる自信が無いんだ。

だから“合格点”はかなり厳しく設定している。

 

 

ダンジョンに潜れるようになるまでは3年。

だが、“合格点”を出すまでは···5年か10年か。

過保護だと言われても、そう簡単にダンジョンへ挑ませるわけにはいかない。

悲劇なんて、若い頃に散々見てきた。

アイツが留学して、安全な暮らしを手に入れるまでは···負けられん。

 

 

◆◆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

───半年で負けた。

 

 

 

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1000字未満だと投稿できないのがまあまあ辛い。

カクヨムへの投稿も検討中。

 

 

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