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くっそー、雑ピの奴め、朝だけでなく放課後まで追い回しやがって。なぜ学校終わりにも走らねばいかんのだ。あいつ運動部まで徴兵するから学校の空き教室の場所に詳しくなったんだよな。大体いくら尋問しようと、ない話が出てくるわけないだろ。クソ要素はゲームだけにしろ。
そういえば最近はシャンフロにGH:Cと神ゲーばかりでクソゲニウムが足りていない気がするな。ここらで一度クソゲーを挟んでおかなければ。
「ということで岩巻さん、何かよさげなクソゲーありますか?」
「学校帰りにクソゲー漁りって高校生としてどうなのよ…今は陽務君好みのはないわよ」
「まじすか、」
うーん、掘り出し物はなしか。となると家にあるもので我慢だな。便秘はそこまでクソじゃないし、ラブ・クロッk……いや、やめておこう。自ら傷を抉る必要はない。
「そんなことより陽務君、浮いた話の一つや二つないの?」
「げっ、岩巻さんまで。クソゲーに身を捧げた男にそんなものあるわけないじゃないですか」
「それじゃあ気になる女の子は?玲ちゃんとか」
「玲さんはそういう感じじゃないっすよ」
あの人を恋愛対象として見るのはゲーマーとして失礼な気がする。
「なによつまんない、次来るときには気になる人でも見つけておきなさいよー」
「在庫処理で十分じゃないっすか。それじゃ、俺帰りますね」
◇
「ただいまー、ん?」
玄関に見慣れない靴が綺麗に揃えてある。そういえば朝に瑠美が、
「お兄ちゃん」
「どうした?」
「今日私の友達が家に来るから」
って言っていたな。エナドリ取るついでに挨拶くらいはしておこうか。
「お兄ちゃんお帰りー」
「瑠美ちゃんのお兄さんお邪魔してます!」
「グォッ……おう」
ま、眩しい、不意打ちの光属性は死んじゃう。
「私、隠岐紅音っていいます!」
「俺は陽務楽郎、よろしく」
隠岐紅音かぁ…なんか聞いたことあるんだよな。何だったかな?キャラクターの名前じゃないし。うーん…隠岐紅音、おきあかね、アカネ…あっ。いやいやまさか、そんなわけ……でも一応な?
「隠岐さんは何かゲームしてるの?」
「最近はシャンフロとベルセルク・オンライン・パッションをしています!」
はい確定。
「そっか、ところでドラゴンフライ、あのバグ技の名前は決めたか?」
「はい!
「改めて自己紹介だな。俺は陽務楽郎、サンラクだ」
「えー!そうなんですか!!」
わーすっごい嬉しそう。そりゃゲームのフレンドとリアルで会うことなんて中々ないからな。まさか秋津茜にも会うことになるとは、世界ってのは案外狭いんだな。
「え、何?2人って知り合いなの?」
「あー、便秘、クソゲーで知り合って今はシャンフロで同じクラン、チームに入ってる」
「ふーん」
「じゃ、俺部屋にいるから」
「はーい」
「瑠美ちゃんのお兄さんがサンラクさん…」
「どうしたの紅音、ぼーっとして」
「う、ううんなんでもない!」
◇
「瑠美ちゃん、今日はありがと!」
「また遊びに来てねー」
「あれっ隠岐さん帰るの?」
「っはい、暗くなる前に帰ろうかと」
あれ、紅音がまた赤くなってる。そういえばさっき赤くなったのもお兄ちゃんがいるときだったような……ははーん、紅音まさか…
「そうだ、お兄ちゃん紅音のこと家まで送っていってあげなよ」
「ええっ!?」
「俺は別にいいけど隠岐さんはどう?」
「あっ、はい!むしろお願いします!」
「なんか顔赤くない?大丈夫?」
「うぇっ!?だ、大丈夫です!」
「つーか瑠美はこないのかよ」
「私は考えることがあるから。それよりほら早く行かないと暗くなるよ?」
「へいへい、それじゃあ行こうか隠岐さん」
「はい!」
あの動揺のしかた、やっぱり惚れたな?でもお兄ちゃんかー、紅音と性格合うかな?明日詳しく聞かせて貰お。
本二次創作内での設定
時期:竜災大戦後
陽務楽郞
原作と同じです。全く。解像度が低くて話し方に違和感があるかもしれません。
隠岐紅音
性格は同じですが細かい設定が違います
住居:陽務家からは5~10分程度
年齢:16歳の高校一年生。楽郞とは一歳差
学校:楽郞と同じ高校で瑠美と同じクラス
この設定にしたのはやりたいことがあってですね……