・『ShinyDays』で足利いのりが登場するルートの夏休み明けの世界線。
・伊藤誠は誰とも付き合っていない。
・いのりが絡んだ都合上、刹那は乙女と親しい。
・刹那は言葉とも親しいが現時点だとあだ名呼びするほどではない。
・CrossDaysのキャラも登場。
以上になります。世界ファンの人にとっては辛い内容になっていくと思われますがご了承ください。
長かったようで短かったような夏休みという期間があっという間に終わり、それまでは休みを謳歌していた学生達が慌ただしく学校へと向かう姿があちこちで見られる。
「ほらっ!
「うん。」
ここにいる二人の女子高生、
二人は幼馴染み且つ、親友同士という関係性だった...
...少なくともこの時は。
「ねぇ、刹那。ちょっと私の恋愛相談に乗ってもらってもいい?」
世界が刹那にそう切り出したのは通学に利用している電車からホームに降りてすぐの事だった。
「構わないけど...」
「実はね...」
そして、世界はその男子を好きになったきっかけを語り始めた。
明るくて気さくな性格の世界は同じ学校の男子の中でも人気がある方だ。そんな世界が自分から好きになった男子がいると知った刹那は親友として彼女の恋を応援してあげようと誓った。
「それで、その...彼は私達と同じクラスなんだよね。」
「私達と?その男子の名前を聞いてもいい?」
「それはね...」
いよいよ、刹那が世界の恋愛の核心に迫ろうとした時だった。
「あっ、清浦さんじゃん!おはよっ!」
「えっ?あっ...」
誰かが刹那に声をかけてきた。聞き覚えのある声に刹那が振り向いてみれば、そこには一人の女子の姿があった。しかも、世界や刹那と全く同じ制服を着用している事から同じ学校だという事が容易に分かる。
「おはよう、
「あっ、ごめん!お取り込み中だった?」
「それは...」
いくら仲良くなったとはいっても、世界の恋事情を勝手に乙女に話すわけにもいかない。刹那が返事に迷っていた時だった。
「...問題ないよ!別に私の話は放課後でもいいからさ...刹那は加藤さんの話を聞いてあげて!」
「あっ、世界...」
世界が笑顔を保ったまま、そう言うと刹那の返事を待つ事もなく、その場を立ち去ってしまった。
「うわ...ほんとにごめん、少しタイミングを考えるべきだったよね。」
「ううん、加藤さんは悪くないよ。」
乙女の様子や言動から見ても、彼女に悪気はなかったという事が分かる。
「あはは...あっ、そうだ!清浦さん、夏祭りの件は本当にありがとう!いのりのためにあそこまで協力してくれて、私もいのりも清浦さんには本当に感謝してるよ!」
「こちらこそ。いのりとの出会いは最悪な形だったけど、いのりや加藤さんと関わる内にあの子の願いを叶えてあげたいって思えるようになれたから。」
「えっと、確か...清浦さんはいのりにうっかり、制服をずり下ろされたんだっけ?」
「まぁ、うん...その後につい衝動的にいのりを蹴飛ばして気絶させちゃって...」
「なるほどね...可憐がラディッシュでエロスとバイオレンスがあったって言うのも分かる気がする...」
刹那と乙女の二人は夏休みの時の話題にお互いに花を咲かせていた。
「私は清浦さんなら最初から協力してくれると思ってたよ!」
「ふ~ん、こんな破廉恥な人とか言っておいて?」
「そっ、それは~!いのりに騙されたってだけだよ!」
「冗談。もう気にしてないよ。」
そんな感じで二人の会話が弾んでいた時だった。
「あっ、
「清浦さんに...加藤さん?」
夏休みにてもう一人、刹那と親しくなった女子がやって来た。
彼女の名は
「げっ、桂...」
「加藤さん...」
ちなみに言葉は乙女とは同じクラスだが彼女にいじめられており、それが原因で乙女が絡んでいると知ると、一度は巫女役を降りようとした事もあったほどだ。この時は乙女がとある男子が同伴のもと、言葉に謝った事で事なきを得たのだが。よって、今だと微妙な関係性だ。
「えっと、その...夏祭りの時はありがと...」
「えっ?あっ!いえいえ!気にしないでください!私がやりたくてやったんですから。」
流石の乙女も夏祭りに協力してもらっておきながら、新学期早々に掌を返して言葉をいじめるというのは思うところはあったのだろう。ぶっきらぼうだが彼女に礼を言い、言葉も普段とは違う乙女に困惑しながらも咄嗟に返事を返した。
「二人とも、早くしないと遅刻する。」
「やばっ!桂、早く行くわよ!」
「えっ?ちょっと待ってください!」
こうして、彼女達の波乱の新学期がスタートするのだった...
次回は未定です。