待ちぼうけの騎士〜天童アリスの護衛従者〜   作:弥次郎兵衛

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他作品を読んでいたら今更感想という存在を知った作者
調べてみたら初期とつい最近の2つの感想があり、驚いた作者

2つもあったんですね
ありがとうございます、何だか嬉しかったです


毒舌な相棒

【よっキィ、元気してたか?】

『久しぶりですね』

 

そう画面に表示される

 

【久しぶり】

 

オレは今モモイのゲーム機

に、入っているキィに話しかけていた

 

キィ、正式名称『(Key)

役目を大事にする頑固AI

個人的には王女を守る相方みたいな、そんな奴

 

『あれからどれくらい経ったのですか?』

【さあ?分からん。今更時の流れを感じたく無いし、時々意識とかトんだりしてな。ククッ目覚めたら崖下とか砂漠でビックリした記憶があるぜ】

 

実際ずっと稼働してると発狂しかけたが生憎そんなやわな作りはしていないからな

精神も変わらず、仙人みたいな話し方はしない

 

『水の中にいなくて良かったですね』

【全くだ、目覚めたら水中とか下手な悪夢よりタチ悪い】

 

ああ、嫌だ嫌だ

想像しただけでも鳥肌立ちそうだ…立たないけど

 

『それよりも話しかけていいのですか?』

【ああ、どうせ話聞いてたと思うがG.Bibleを解析する”鏡“とやらを入手するためにこの学園最強の組織とやり合うらしい。今はその詳しい作戦会議にそこそこ時間がかかるんだと】

『…あなたは何故抜けているのですか』

 

オレ?

オレはいいんだよ、どうせ話聞いても碌に分からねえし

 

『G.Bibleというと、このファイルですね。……何とくだらない』

 

くだらなくねえよ

そこそこ時間かけて考えたわ……3分くらいだけど

 

『こんな物に頑張るとは、少し同情します』

【すげぇ言うな】

 

久しぶりに会った相棒に散々言うぞコイツ

 

『それよりも、早く王女の中に私を入れて下さい』

【やだ】

『は?』

 

今はダメだ

 

『拗ね【拗ねてねえ】…では、何故?』

 

何故、何故か

 

【昔言ったがオレは王女を護る騎士だ】

【そしてその王女は今この世界を楽しんでいる】

【そんな王女の楽しみを奪うわけにはいかない】

 

『だから私を入れるつもりが無いと』

 

そういうこと

何も別に永遠に入れるつもりが無いとか言うわけじゃ無い

何よりキィのことだ、自分で入ろうと思えばあの手この手使って入ろうとするだろう

 

【お前のことだ、まだこのキヴォトスを滅ぼそうと思っているんだろう】

『………』

 

はい、図星

 

これでも随分マシになったもんだ

昔ことだが存在意義についてキィと大喧嘩した事がある

そのおかげか少しぐらい悩んでくれるようになっただけ御の字だ

 

【今王女はゲーム開発部ってところで元気にやっているんだ。最悪、無理矢理入ってもいいとオレは思う。それでもこの一件の最後までは見届けようぜ】

『…分かりました』

 

よーし説得成功

 

王女達の方からオレを呼ぶ声が聞こえる

 

【それじゃ呼ばれ『騎士』…何だ?】

『王女の件については納得いかない部分もありますが、それでも』

 

 

 

『…長い間、お疲れ様でした』

 

【…おう、ありがとな】




Q.何故騎士はモモイのゲーム機を持っていたのですか?
A.パスワードについて色々試してみると言いくるめました。チョロっ
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