待ちぼうけの騎士〜天童アリスの護衛従者〜   作:弥次郎兵衛

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小学生向け通販にいるアイツ

「ねぇミレニアムプライスまで3日もあるんだよね?じゃあweb版で『テイルズ・サガ・クロニクル2』をアップロードしようよ!」

 

何とかゲームが完成し、ものの数秒のところでミレニアムプライスの申し込みが完了し終えたモモイがなんか言い出した

 

と言うかタイトルくらい変えろよ、意味「物語・物語・物語2」だぞ

いいのかそれで

 

「でも…ちょっと怖いかも」

【別にいいんじゃ無いか?遅かれ早かれどうせ見られるんなら時間の違いだけだろ】

“皆んなが頑張って作ったゲームだから大丈夫だよ“

「ほら!騎士と先生もこう言っているからさ!」

【そーだそーだ、やったれやったれ】

 

煽っていると覚悟を決めたのか、恐る恐ると言った感じでアップロードする事ができた

 

「あっ初コメ」

 

<hermet021:わお、これ前回クソゲーランキング1位を取った、あれの続編? もうゲーム作りはやめたと思ってたけど、懲りないねぇ>

 

「魔力充電100%!光y【待て待て待て!】…騎士?」

【勇者サマ、ダメだぜ?こんな狭いところでレールガン撃っちゃ】

「ですが…」

【大丈夫だ、どうせコイツはプレイせずにコメントしたバカだから。そんな奴のこと気にするだけ無駄ですよ】

「…そうですね、ありがとうございます、騎士」

 

うん、良かった良かった

 

それはそうと、後でこいつの居場所特定して襲撃しよっ

野郎、王女の作ったゲームに難癖つけやがった

 

”こっちのコメントはそんなこと言ってないよ“

 

ユミちゃんに言われて他のコメントでも読もうと思ったその時

 

 

 

衝撃が部室を襲った

 

 

 

「な、何!?」

”襲撃!?“

【ユミちゃん、勇者サマ達もこっち来い!一旦逃げるぞ!】

 

今の攻撃は、対物用の弾か?

こんな部屋にそんな物ぶつけてくんな

 

…つっても弾の軌道上、誰かを狙ったと言うより誘い出すようなイヤらしい攻撃だったな

そう思いながらも急いでオレはユミちゃん達を連れて部室から退避した

 

ーーー

ーーー

ーーー

 

はい、案の定その通りでした

 

「よう、待ってたぜ」

「あ、あれは!?」

 

前方にいるC&Cを目の当たりにしてオレは天を仰いだ……屋内だから天井だけど

にしてもアレが美甘ネルか

 

差押品保管所にアイツが来た時は置物のふりしてたからよく姿を見れなかったが

予想以上に小さ…ん?あれはっ!?

 

【おい!アンタ!】

「ん?おお、話に聞いてたがホントに動くんだな。で、何だ騎士サンよ」

【その服…それにその銃…まさか】

「ちょっと騎士、どうしたの?」

 

 

【ドラゴンか!!!】

「「「「え?」」」」

 

そうなのである

このネルという奴が持っている銃の銃身にドラゴンが描かれており、スカジャン?と言った服もチラッと見えたが背中にもドラゴンが描かれていたのだ

 

【カッコいいな!】

「っ!そうか、このかっこよさが分かるか!」

【ああ、オレも昔この剣にドラゴンの姿を彫ろうかと思うぐらいにはカッコよくて大好きだ】

「だよな!イカすよな、ドラゴン!そう言うお前の鎧もイカしてるぜ!」

 

マジかよ、こんなところで親友(ベストブラザー)に出会えるとは

 

「ちょっと騎士、何やってるの!?」

 

ミュート(静かに)しろモモイ

今オレは親友との再会(別れてない)に喜んでいるんだ

 

【オレもその服着たいが、流石にこの鎧じゃミスマッチか…】

「そう言う事なら今度あたしお勧めの服屋に連れてってやるよ!」

 

マジで!?やったーー!!

 

「いつがいい?日にちは「リーダー」ハッ」

「何をしに来たか、忘れてませんか?」

「いっいや、別に忘れてたわけじゃねぇぞ」

 

ネルがバツの悪そうな顔で言う

 

「わりぃこの件はまた今度だ、今回用があるのは騎士とそこのチビだ」

「アリスもですか?」

 

王女に用?

 

「あっ!アリス知ってます!これは告白イベントですね!」

【何!?ダメです!いきなりそんな事は、もっと相手を知ってからしなさい!】

 

出会って間もないのに他の人のところに行かれると流石に泣く

 

…あ、待って二人って事はオレも!?

とんだプレイボーイ…違う、プレイガールか

 

「違ぇよ!お前ら二人が協力してC&Cに一発入れてくれたって言うからあたしがその実力とやらを試しに来たんだよ!」

 

ああ、そういうこと

 

C&Cには確かに王女とオレで一発かましてやったな

 

…うん

王女がオレの脚を掴んで振り回して攻撃したことを協力したと言うのなら確かに協力したな

そうだ、そうに違いない

 

「決闘イベントですね!では」

【待ってくれ、勇者サマ。ここはオレがいく、オレは勇者サマの騎士だぜ?何よりゲームなら配下を先に倒すもんだろ】

「…確かに!その通りです。さあ、ネル先輩!アリスを倒したければ騎士を倒してください!」

「仲良いなお前ら…まあ最初からそのつもりだったからいいけどよ」

 

ああ、親友よ

結局オレ達は戦う運命なんだな

今でもついさっきの事のように親友との思い出(2分)が思い出されるぜ

 

 

……いい加減切り替えよ

 

 

ゲーーヘッへッヘ!!王女に挑みたければオレ様を倒してから行くんだな!

ミレニアム最強の力見せてもらおうじゃねぇか!

ヒャッハーーーー!!




王女とゲームしまくった結果、思考ルーチンが汚染され始める騎士


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