待ちぼうけの騎士〜天童アリスの護衛従者〜   作:弥次郎兵衛

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久しぶりに詳細見たら評価9のところが緑色になっててさ、虫みたいでなんかキモかった
アレってあんな色に変わるのね、なんで緑なんだよ

それと久々に言います、評価下さい、出来れば☆9に
分かってます!『9ってお前、高望みしてんじゃねぇぞ』とか思ってるんでしょ!そうでしょ!だけどあのちょびっとした中途半端な緑がキモいんだよぉ、助けてくれよぉ( ; ; )(切実)


語り部はもらったぁ!!

「お〜いチビ共、ゲームしようぜ……ってヨッちゃん?何だ帰ってたのかよ」

 

「あ!ネル先輩が出現しました!」

 

[おっすネル!聞いてくれよ!オレ王女から絶対に嫌いにならないって言ってくれたんだ!]

 

ゲーム開発部の部室でみんなとフルーツケーキを食べていたところで部室にネルが現れた

相変わらずメイド服にスカジャンと奇妙奇天烈な組み合わせだが、妙に様になってやがる

ネルから貰った虎のスカジャンは宝物の一つでもある

そう言えば、ネルと最後に会ったのはトリニティに行く前の時だったか

 

[『調月リオ半額弁当爆買い事件』の時以来だな]

「あの件で一生分の半額弁当を食ったしな、しばらくは半額弁当って文字すら見たくねぇや」

 

そうなのだ、リオのやつ横領するくせに半額弁当がスーパーのコーナーに大量に残ってたから後先考えずに大量に買い、食えなくなった処理としてオレとネルが召集された事件だ

とても大変だった、具体的に言うと……こう……本当に、大変だったのである

 

「そんで……ケイはヨッちゃんに馬乗りになって何やってんだ?」

 

『ただのスキンシップです』

 

言い忘れていたが、まだキィのあーんから身を守ってる途中でもあり

仰向けに寝っ転がったオレの上に跨るようにキィが座っている

ひぇ〜!もう眼前に凶器(フォーク)が迫りきてらぁ!

 

『そろそろ受け入れてはどうですか?』

 

[そのフォークに刺さったケーキに害意がトッピングされてなきゃ喜ぶんだがな]

 

何というか、もうオレがこれを受け入れるまでこの闘いは終わらない空気になってきた

えー、この相棒結構力入れててきてるんですけどー、絶対痛いやつなんですけどー!

助けを求めて周りを見るが……あっそうですか、ケーキの方が重要ですか

 

[なんて薄情な奴らだ]

 

『相棒からのあーんを断る方もどうかと思いますよ』

 

それはそう

 

「お!フルーツケーキか!いいもん食べてんじゃん、1口くれよ」

 

[上に乗ってるフルーツのどれかならいいぞ、あと助けて]

 

「サンキュー!」

 

そう言うとネルはオレのフルーツケーキに乗っていた1番でかい桃をとっていった

無視するし遠慮がねぇなコイツ……まぁいいけど

二〜三口食べたけど思いのほか甘すぎて食えなくなっていたから正直のところ助かる

 

[そうだネル、今度どっか遊びに行こうぜ。ちょっとトリニティでいざこざがあってな、精神的にいろいろ疲れた]

 

「……んぐっ、そういやヨッちゃん、トリニティで何したんだ?」

 

[勉強教えるはずが政治的紛争に巻き込まれてな、いろいろあってブチ切れて100人ぐらい叩きのめした]

 

「マジで何したんだ?」

 

いやほんとアリウスに手を出さないって昔言ったのに……やらかしちゃった

クソッ、天国に行ったらユスティナの皆んなに怒られるリストが更新されてしまったぜ

だがしかし!任務先で必ず問題を起こすC&Cの00(ダブルオー)さんには言われたくないかな!

 

……って、あ!おいネル!勝手にケーキの本体を食べてnうおおおおおおおおおおおお?!?

あっぶねぇ!!キィさん今オレの眼球狙いませんでしたか?!

『目は口ほどに物を言う』を言葉通りに受け取っちゃいましたか!?

 

「いいじゃん少しくらい……今度何かおごってやるから、な?」

 

[クソっ、オレが身動きが取れねぇのをいいことに……じゃあ今度ポーロ買ってくれよ、マイブームなんだ]

 

「ポーロ?それガキ食うもんじゃねーか、ヨッちゃんは子共舌ってわけか?」

 

[なんだ?ネルも食いたいのか?しょうがないなぁ、言ってくれればいいのに]

 

「あたしがチビのガキだって言いたいのか?やるか?あ?」

 

いやチビとは言ってねえよ

ユミちゃんが少しハラハラしているが、まぁいつも通りの会話なので気にしなくていい

ポーロに関しては本当だ。オレがなんか胃に優しいもの食べたいなぁ、ってぼやいてたらユミちゃんが『ならポーロ食べれば?』と提案し、食ってみたら結構美味かったのでそれからマイブームだ。

 

……ちなみユミちゃんは変な目で見てきた

何でや、お前が言ったんだろ

 

「そういえばネル先輩はいつからヨジロウのことヨッちゃんって呼ぶようになったんですか?」

 

ミドリがケーキに乗っていたラズベリーをフォークに刺したまま聞く

確か……オレが()()()()可愛い格好をしたあの件からだったか?

 

「そういえば……いつからだ?」

 

[アレだアレ、あの船の一件からお前にそう呼ばれてる]

 

"ああ、あのバニーの件だね"

 

「なにそれ、どんな事あったの?」

 

今度はモモイがスポンジを頬張りながら聞いてきた

見ればミドリは勿論、ユズも聞きたいらしい

だが別に特筆したことなんてなかったし、強いて言うならアスナがなんかよく分からない星の下に生まれたバケモンってことぐらいしかない

 

「んー色々とな、それにしてもこのケーキ結構美味いな」

 

ネルもなんとなく言うのがダルい様だ

……つーかコイツ!オレのケーキほとんど食ってやがる!

 

[全部食うこと自体は別に良いが、無断ってところがムカつく]

 

『そうですか、それはそうと手を離してください、あーんが出来ません』

 

[じゃあその逆手持ちをやめてくれませんかねぇー?]

 

正直言って別にお前になら殺されても良いが……

もっとこう、もう少し役に立つ様な死に方をしたいんですよ、ボクは

 

そんなことをしているとユミちゃんが少し眉を困らせ、失笑気味に笑っている

ここは頼んだぜ我らが聖人、モモイ達にこの前のこと説明してやってくれ

オレは迫りくるキィのあーん(殺意付き)をどうにかしなきゃならん

 

「アリスも聞きたいです!」

 

"うん、あれは[あれはこの前オレたちがC&Cの任務に同行した話で『えい』ムグォ!!]あれー?ヨジロウくーん?"

 

わ、悪いなティーチャー、王女に聞かれたからにはオレが言わせてもらうぜ……

オレは口の中で痛さと甘さを感じながら語り部を奪ったのだった




『調月リオ半額弁当爆買い事件』

文字通り、スーパーの策略に模範例として使用できそうなほど見事にハマったリオが竜田揚げの半額弁当を買いまくった事件。

一定数買うと更に割引されると言うもので、リオが買ったのは脅威の13個。実に不吉である。
しかし、半額弁当。当然、半額になった所以もある。消費期限があと1日だったのだ。
リオも何とか自分で食べるようとするも、結構ボリューミーな弁当故に2つ目の途中でリタイア、誰かに助けてもらう思考に切り替わる

だがミレニアムのセミナー会長という肩書き、自分の犯したエリドゥでの一件がある手前、生徒は勿論、先生にも無闇に助けを求められないと考えた結果、文句を言いつつも助けてくれるネル。そしてネル経由で完全部外者かつ……そこまで深く思っているわけではないが自分の美的センスに共感してくれる数少ない(1人)知り合い、もといヨジロウに頼む事にした。

そしてネルに連絡した際、偶然一緒にいたヨジロウにも連絡が行った。
要件を手短に聞いた2人はリオのアジトに向かい、積み上がった竜田揚げ弁当の前で体育座りしながら涙目のモグモグリオを見て若干引きつつも、ある程度状況を把握する。

ネルはそれはもう大きな溜息を吐きつつも手伝う方向へ、対して最近自分の体に油ものが合わない事が分かったヨジロウは逃げようとする……が、ネルが素早く先回りし、ドアの鍵をロックして確保された。チビだから速いのかと言ったヨジロウは殴られた。

最終的には必死に()()()()様にしながらヨジロウが弁当をサラッサラになるほど切り刻んだチャーハンにした為、噛む動作をなくすことができ、全てを食す事に成功する。
サラサラチャーハン誕生の瞬間でもある。
全体の食事記録はネルが4割、ヨジロウが3.5割、リオが2.5割で終わった。ネルすげぇ

ちなみに、何だかんだ三人とも弁当を捨てる発想にならない良い子ちゃんでもあった。

ーーー

「ふ……二人とも、感謝するわ……あと少し…よ」

「だ…としても残り4個、一人1つ食べると残り1個は……や…やめだ、今考えることじゃねぇ」

[ぐっ、何故こんな目に……オレ脂っこいの苦手なのに……横領の、せいで…金銭感覚バグったんじゃねぇの……うぷっ]

「は、吐くなよ?ヨッちゃん……それと…ダチ、は…一連托生って言う……だろ?」

「あ…貴方は料理が出来ると、聞いたの…だけれど……何か、アレンジは出来ないかし…ら」

[無理だ……この竜田揚げは完成されちまっ、てる……オレ達に出来るのはっ、精々マヨネーズでも片手にすること…くらい……あと、あ…あまり喋らせるな……()()()()()

「ヨッちゃん、そ…そこを…何とか、ならねぇかな?」

[だから無…いや、待てよ?……頑張って刻めばこの弁当をチャーハンとかに……いけるか?]

「ヨッちゃん頼む!パラパラに…いや!サラッサラになるほど切り刻んでくれ!」

「是非ともお願いしたいわ…っ!」
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