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ゲーム開発部の窓からエンジニア部に置いてきたことについて恨み言を言いながら帰ってきた騎士を含め
今度こそG.Bibleを探しに私たちは廃墟に来ていたのだが
「さすがアリスの従者です!」
【どうだ見たか勇者サマ!これがあんたの従者の力だ!】
騎士がいつの間にかアリスの従者になってた
何でもゲームで騎士が出てきてアリスと話してたら勢いのまま従者になったらしい
襲いかかるロボットを斬り伏せる騎士とそれを見て興奮するアリス
それを微妙な目をで見るゲーム開発部と私
「ねえ先生…騎士ってあんなに張り切ってたっけ?」
「最初来た時より明らかにテンション高いんだけど」
“う〜ん…”
ゲーム脳のアリスに騎士であることを見せつけたいのかな?
「はっ、まさか騎士ってロリk「ビュン!」ヒエッ」
【わりぃモモイ、ロボの破片がそっちに飛んでっちまったみたいでな。なんか言ったか?】
明らかに失言しようとしたモモイの顔のすぐ横をものすごい勢いで破片が飛んでいった
何ならそのまま壁に激突して穴を開けた
モモイはそれを見て冷や汗をかきながら首をブンブンと横に振っている
そんなこんなで進んでいくと
「ここ…知っています」
“アリス?”
そう、アリスは言った
◼️
ま、そうだよな
スタスタと皆んな置いて先に進んでいく王女を見てオレは思う
ここは昔オレ達三人で通った道だし
もしものために王女の深層心理に道を覚えさせておいて良かった
それにしても懐かしいな
オレも昔はよくここに来ていた
つってもアイツは王女にしか反応しないようにしてたからオレだけ来ても何も無かったんだけど
色々懐かしんでる間にも王女はアイツのいる機器の前に着いたようで
アイツはアイツで王女の声を聞いて最終確認しているようだ
…うわ、アイツ今ゲーム開発部の目的がG.Bibleだと分かった瞬間脅し始めたぞ
機器から表示される文字列だけのアイツのことだ
G.Bibleに乗じて自分も移る気だろうな
モモイが慌ててデータを移せるものを探しているが…ゲーム機?
いいのかそれで
ほら見ろ文字のアイツめっちゃ不服そうだぞ
意趣返しと言わんばかりにゲームデータも消していくという外道スタイル
無事に移し終えたらしく(データを強制削除されたモモイを除いた)ゲーム開発部は喜んでいる
これで、ようやく三人揃ったな
【…久しぶり、相棒】
そういえば、あのG.Bibleにはそこそこ厳重なセキュリティをつけた記憶が
ーーー
ーーー
ーーー
「結論から言うとこのG.Bibleの中を見ることはできないね」
「そんなっ!」
「ついでにモモイのゲームデータは全部消えていたよ」
「そんなぁぁーーっ!!」
あはれ、モモイ
今オレたちはミレニアムのハッカー集団、ヴェリタスとやらで解析を頼んだわけだが
結果として無理だったらしい
というかハッカー集団って、学校としていいのかそれ
「パスワードを解析出来るハッキングツール、“Optimus Mirror System"…通称"鏡"があったんだけどね」
「この前危険すぎるからと言う理由でユウカに押収されて生徒会の差押品保管所送りにされました」
そう、そのオ…オプ…オプティマ……え?なんて?
……その“鏡”と言うものが必要らしい
とにかく、パスワードを解くためには"鏡"がなければならないらしく
ヴェリタスも開発者の部長である明星ヒマリとやらにに怒られないためにも"鏡"を取り戻さなければならない
と、いうことでゲーム開発部とヴェリタスの協定が結ばれた
「問題はそこを守っているのがミレニアム最強のメイド部なんだけどね」
「え?」
騎士は騎士で今の状況を楽しんでるからパスワードを解いてあげるつもりが無い外道スタイル