俺、サトシになってました(笑)   作:黒ソニア

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ミント大福様
 高評価ありがとうございます。
 お陰様で更にこの作品に対しての意欲が高まりました。
 それから誤字報告して下さった方々、ありがとうございます。

『第16幕:ピカニートと偽サトシ②』


電撃で体が痛むが…久しぶりにサトシくんのピカチュウを見つけた。

んー、なんか前よりも太ってるよね。

でも、俺は初期のピカチュウ…デブチュウが好きなのでつい手を伸ばしてしまうが、また電撃を浴びてしまうのだった。




#107:『VS ジムリーダー〝ツクシ〟』

 

 

 

『第34話:むしタイプのジムリーダー〝ツクシ〟』

 

 

 

翌日、ジムが再開されたとジョーイさんから連絡を受けたので、俺達は早速ジムへと足を運ぶ。

ジムの中は木々に囲まれており、そこにいるのは…多くの虫ポケモン達だった。

キャタピー、トランセル、ビードル、コクーン、レディバ、イトマル…うん、虫ポケモンまみれだ。

ここまで来るとちょっとゾッとするものがある───

 

 

「いやぁぁああああ!!!!

虫は無視なのぉぉおおおお!!!!

お願いだから近寄らないでぇええ!!」

 

 

虫ポケモン苦手なカスミは我慢出来ずに悲鳴を上げてしまう。

あぁ…カスミにはここが『むしタイプ』のジムである事を教えておけば良かったな。

 

などと思っていると、近くの大きな木から「勝手に入って来て虫ポケモンが嫌いとは失礼極まりないなぁ」と俺達に声掛けてくるのはここのジムリーダーのツクシ。

〝歩く虫ポケ大百科〟という二つ名を持つ俺と一つしか変わらないのに天才、虫ポケモンのエリートトレーナー。

 

 

「キミ達何者なんだい?」

 

「俺はマサラタウンのサトシ。

ここへはジム戦に挑戦しに来ました。」

 

「! よく見れば、セキエイ大会で話題になったマサラタウンのサトシ!

へぇ、ここのジムに挑戦しに来たんだね。」

 

 

と、ツクシは近くからバタフリー2匹を呼び寄せ、力を借りて下へと降りる。

 

 

「僕はここのジムリーダーのツクシ。

キミとバトル出来るのは光栄だね。」

 

「どうも。では、早速。」

 

「…それは良いけど、その前にそこのキミはここから出てってくれないかな?

キミは僕の大好きな虫ポケモンを侮辱した!」

 

「…! 虫ポケモンは苦手なのよ!

仕方ないじゃない!

世の中には虫ポケモンが苦手な人が多いって知ってるでしょ!」

 

「確かに、腹立たしい事だが…虫ポケモンが苦手な人が多くいるのは事実だ。

だとしても失礼にも程があるんじゃないか!?」

 

 

ツクシとカスミが火花を散らす。

カスミにはセレナとタケシに任せて、俺は2人の仲裁に入る。

 

 

「そこまで。

…カスミ、ここが『むしタイプ』のジムである事を伝え忘れてたから、それに関しては悪いと思ってる。

けど、流石に言い過ぎだ。

お前だって目の前で『みずポケモンなんて嫌い!』とか、言われたら腹立つだろ?」

 

「当たり前じゃない!

みずポケモンは清く、美しくポケモン達ばかりで───」

 

「それと同じなんだよ。

自分の好きなポケモンを悪く言われたらだれだって嫌な気分になる。

ツクシにとっては虫ポケモンがカスミにとってのみずポケモンなんだ。

一先ず、悪く言ったことは謝れ。」

 

 

俺の言葉にセレナとタケシはうんうんと頷く。

ティアはここの虫ポケモンと仲良く触れ合っており、カスミに『可愛いよ』とレディバを向ける。

 

 

「…そ、そうね……わ、私が悪かった…わよ…。

ごめんなさい。」

 

 

カスミがティアから笑顔でレディバを手渡され、カスミはぎこちない笑みだがレディバの頭を震えながら撫でるのだった。

 

 

「…僕も少し強引に言いすぎたよ。」

 

 

ツクシも冷静になって、謝るのだった。

 

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

 

気を取り直して、バトルフィールドに立つ俺とツクシ。

 

偽サトシが気合いを入れながらグローブを嵌めていると、応援席のティアが「うー!」とここの虫ポケモン達と応援し、セレナ、タケシ、カスミも応援のコールを送っていた。

 

 

「さて、賑やかになって来た所でキミは上限『無し』か『有り』…どちらで挑みたい?」

 

「当然、無しのガチ戦で!」

 

「…良いね。僕もキミと全力で挑みたかったからね!

それじゃあ…始めようか!」

 

 

偽サトシとツクシはボールを構える。

 

 

「それでは、同時にポケモンを!」

 

「ベトベトン、キミに決めた!」

「行くぞ、アリアドス!」

 

 

偽サトシはベトベトン、ツクシはアリアドスを繰り出した。

 

 

「ベトベトンか、面白いチョイスだね。」

 

「俺のベトベトンは強いぜ?」

 

「…だろうね!」

 

「それでは…試合開始!」

 

「さぁ、アリアドス! 《こうそくいどう》!」

 

 

さて…ベトベトンは素の素早が速くないポケモン。

俺のベトベトンは《とける》を使った戦法でそれをある程度補えるが…一番手に選出したのは相手の手持ちの強さを確認する為、ここは相手の出方を伺おう。

 

 

「…様子を見てくるか、だったらこっちから攻める!

アリアドス、《サイコキネシス》!」

 

 

むっ、サイキネか…『むし・どくタイプ』なのにそれが使えるのか。

だが、エスパー技対策は当然持っている…!

 

 

「ベトベトン! 《あくのはどう》を展開!」

 

 

ベトベトンは『あくタイプ』の技である《あくのはどう》を防御としてオーラを纏ってサイキネのダメージを軽減させる。

そして、受け耐えてる間に本来の球状の攻撃を放ってアリアドスにダメージを入れる。

 

 

「…やるね。技を巧みに扱ってる。

なら! アリアドス、《つじぎり》!」

 

 

次は急所に入りやすい《つじぎり》で攻撃してくるか。

 

 

「ベトベトンは特殊の耐久に優れているけど、その分物理の耐久が低い!

素早が2段階上がってる速さに《つじぎり》が合わされば!」

 

 

…だが、掛かったな!

物理攻撃で狙ってくるのを待っていた!

 

ベトベトンに通常の《とける》を指示し、体を溶けさせて防御を2段階上げて攻撃を耐えさせる。

そして、この至近距離で渾身の《ほのおのパンチ》を地面に叩きつけさせる。

 

 

「アリアドス!?」

 

「今だベトベトン!

《ほのおのパンチ》を叩きつけろ!」

 

 

目の前に叩きつけられたアリアドスにハンマーの様に《ほのおのパンチ》を鉄鎚の様に叩きつけ…戦闘不能にする。

 

アリアドスは倒れた。

 

 

「アリアドス、戦闘不能! ベトベトンの勝ち!」

 

「お疲れ、アリアドス。

………強いね、特殊耐久だけでなく物理耐久も充分高いね。

物理の攻撃力も高い、実に戦い甲斐があるよ。」

 

「そりゃどうも。」

 

「…じゃ、次のポケモンはどうかな?

頼むぞ、スピアー!」

 

 

ツクシの二番手はスピアーだった。

 

「スピアーか…ベトベトンでも行けると思うが、ここは!

一旦戻って来れ、ベトベトン。

………よしっ、行くぜ!

トゲさん、キミに決めた!」

 

 

偽サトシはベトベトンを戻して二番手にトゲチックを出した。

 

 

「へぇ、トゲチック…珍しいポケモンを持ってるんだね。

でも、珍しい=強い訳じゃ無いよ!」

 

「さぁ、トゲさん初のジム戦だ!

気合い入れて行くぞ!」

 

『チョキチョキ♪』

 

「試合開始!」

 

「今度はこっちからだ!

トゲさん、《でんじは》!」

 

 

開幕から《でんじは》による『まひ』にさせ、特性の『てんのめぐみ』と合わせた戦術に嵌めようとしたが…流石にジムリーダー故に知識があるせいか、ツクシは絶対に『まひ』にさせない様に回避させる。

 

 

「…ま、そう上手くはいかねぇよな。」

 

「そりゃ、特性『てんのめぐみ』と『まひ』…あのシンオウチャンピオン:シロナのトゲキッスが得意とするやり方だからね。」

 

 

だよねー。

俺もテレビで何度も観た事があるが、あの戦い方はエグい。

一度決まればほぼ相手のポケモンを戦闘不能にされるのも同然だったからなぁ。

 

 

「んじゃまぁ、こっちのやり方はどうだ?

トゲさん、《エアカッター》!」

 

 

素早く攻撃範囲の広い鋭い風による攻撃で攻める。

対してあちらは避けづらいならば…と、《どくづき》の攻撃によって防ぐ戦法を取ってきた。

 

そのまま鋭い風を無力化しつつタイプ一致の弱点を付ける技で接近して来る。

このまま当たればレベル差もあってやられかねないが…意外性の高いトゲさんなら!

 

 

「トゲさん今だ、《でんじは》!」

 

 

攻撃が届きそうなギリギリの距離で《でんじは》を浴びさせて『まひ』にさせる事に成功する。

そこへ更に『まひ』になって硬直してる隙に距離を取らせ、《エアカッター》を即座に撃たせ、スピアーに大ダメージを入れる。

 

 

「くっ! スピアー!!」

 

「よしっ! トゲさん!

もう一度《エアカッター》!」

 

「《おいかぜ》で攻撃の無力化と距離を取れ!」

 

 

ツクシが《おいかぜ》を指示し、鋭い風を吹き飛ばすと同時に距離を取り、技の効果で自身の素早さを補って来た。

 

成程、そういう使い方があるのか…覚えておこう。

とはいえ、これでは『まひ』による素早さ半減を無効化したか。

 

 

「流石はジムリーダー、慌てつつも的確な指示をしてきやがる…!」

 

「どうも。けど、こう見えてかなりギリギリなんだけどね…!」

 

 

互いに不適な笑みを浮かべる。

そして先に動いたのは…偽サトシ。

 

 

「トゲさん、《エアカッター》!」

 

「無駄だ! 《どくづき》!」

 

 

再度《エアカッター》に《どくづき》で無力化する展開になる。

 

 

「何度やっても無駄さ!

『まひ』状態でも、《おいかぜ》の恩恵を受けた僕のスピアーはさっきと変わらない速さで動ける!」

 

 

ツクシがそう叫ぶが、偽サトシはトゲチックに《エアカッター》を連発させる。

 

 

(何でだ? 《エアカッター》は既に攻略されてるって分かってる筈なのに………そうか、『まひ』による痺れで攻撃がミスるタイミングを狙らってるのか!)

 

 

…っていう顔をしてるな?

まぁそれも狙ってはいるが、ジムリーダーの本気のポケモンだ…そう上手くはいかないのは分かってる。

なら、それを陽動にさせて貰うだけさ!

 

 

「トゲさん、《エアカッター》を維持したまま《ねっぷう》!」

 

 

長いこと鋭い風を展開し、慣れてきた状態から《ねっぷう》を使って鋭い風に熱による恩恵で威力アップからの更なる弱点で行動不可にするって戦法さ!!

 

スピアーはそのまま《エアカッター》と《ねっぷう》により行動が縛られ、ダメージを受け続け…戦闘不能になった。

 

スピアーは倒れた。

 

 

「スピアー戦闘不能! トゲチックの勝ち!」

 

「も、戻れ、スピアー。

………まさか、『まひ』による痺れを陽動に使うなんてね。」

 

「ジムリーダーのポケモンなら、『まひ』の痺れに対する訓練は積んでるのは明白だ。

ならそれを上手く利用すればいい。

打つ手が無い、痺れを狙っている素振りからの奇襲は…効くだろう?」

 

「…全く、簡単に言ってくれるよ。

確かに状態異常を受けた状態での訓練はさせているけど、ジムリーダーだからって手持ち全部のポケモンがそれに対応出来る訳じゃないからね?

…長い付き合いのスピアーだからやれたんだからさぁ。」

 

「成程な。でも、長い付き合いだろうってのは見抜いてた。

スピアーはお前なら的確な指示を送ってくれる安心感を抱いてる様子だった。

なら、自分は指示通りに動けるように…って。」

 

 

トゲチックも10近くのレベル差があるスピアー相手に善戦してたスペックの高さに加えて偽サトシ自身のトレーナーとしての技量も上がっている。

自分のポケモンだけでなく、相手と相手のポケモンの相性も見抜く洞察力を高めてそれを利用する手口を身につきつつあった。

 

応援席にいるタケシはそれに薄々気づいていたが、改めて目の当たりにして偽サトシの成長にうんうんと頷き、カスミはポカンとし、セレナは「流石サトシ…」とうっとり、ティアは偽サトシ達の連勝に「うー! うー!!」とテンションが高かった。

 

 

「…やっぱりキミとのバトルは楽しいね。

僕自身も成長余地があると気付かされる。

───だからこそ、最後の僕の切り札で巻き返す!

行くぞ、僕の最後のポケモン…ハッサム!」

 

 

ツクシが最後に出したのはハッサム。

 

 

「…来たか。ハッサム。

ジムリーダー:ツクシのエースにして、『むし・はがねタイプ』の優秀なタイプを持つポケモン…!」

 

「へぇ、中々詳しいね。

だったら、その強さも当然知ってるだろう?」

 

 

知ってるさ。

けど、ウチのトゲさんはハイスペック(多分6V)だ、使える技も悪くないし…あわよくば!

 

 

「トゲさん、《ねっぷう》!」

 

「安易だね! 僕のハッサムなら《こうそくいどう》で!」

 

 

ハッサムは《こうそくいどう》を発動し、周囲の木の壁を利用して一瞬でトゲさんの背後に現れた。

 

 

「キミのポケモンの背後なんて一瞬さ!

ハッサム、《バレットパンチ》!」

 

 

即座に先制技の《バレットパンチ》が炸裂し、防御出来ずに効果抜群の攻撃を直で受けるトゲチック。

《バレットパンチ》は先制技なのでそこまで高くない威力のだが、トゲチックが受けた時の衝撃音は大きかった。

恐らく特性が『テクニシャン』なのだろう。

 

しかし、トゲチックはその一撃で体力を半分以上持ってかれたが痛みを耐えて《でんじは》を至近距離から放ってハッサムを『まひ』状態にする。

 

 

「やるね。でも、これでトゲチックは終わりだよ。」

 

「頼む! 《マジカルフレイム》!」

 

 

迷わず最後の4つ目の技を指示するが、炎を生成する前に《バレットパンチ》を受けてトゲチックは倒された。

 

トゲチックは倒れた。

 

 

「トゲチック、戦闘不能! ハッサムの勝ち!」

 

「戻ってくれ、トゲさん。

お疲れ様………『まひ』には出来たが、あの攻撃力と速さ…一筋縄ではいかないな。

でも、お前なら…!

頼むぞ、ストライク! キミに決めた!」

 

 

偽サトシは二番手にストライクを繰り出した。

 

 

「はは! キミもストライクを持っていたんだね!

他にも虫ポケモンを持っているのかい!?」

 

「ああ。このジョウトでヘラクロスを仲間にした。」

 

「いいねぇいいねぇ。

ジム戦の後で、そのストライクとヘラクロスをじっくりと見させてもらいたいねぇ!

………さて、切り替えさせて貰おうか。

さっ、どんな事をしてくれるのかな?」

 

 

見せてやるぜ、俺のストライクの力をな!

 

 

「ストライク、《こうそくいどう》で囲め!」

 

 

ストライクは《こうそくいどう》をしながらハッサムを囲い、いつでも奇襲掛けられる状態へ移行していた。

 

 

「へぇ、面白いじゃないか。

ハッサム、ここは敢えて受けてあげよう。」

 

 

…随分と良い挑発を言ってくれるじゃないか。

だったら重い一撃喰らわせて大恥かかせてやる…!

 

 

「ストライク、《つばめがえし》のラッシュ!」

 

 

囲むのを止め…背後から《つばめがえし》を炸裂させ、それを連続で放つが…ハッサムはそれを受けて尚、防御の体制で平然としていた。

 

何、だと…!?

確かに、ハッサムは進化して『ひこう』から『はがね』になった事で素早が削られて攻撃と防御が上がっているのは知っているが、《つばめがえし》のラッシュだぞ…?

 

 

「驚いたかい?

僕のハッサムは物理攻撃と耐久、特殊攻撃と耐久、素早さ…全てを極めてるんだ。

キミのストライクも中々に育てられているけど、僕のハッサムには及ばないよ!」

 

 

ハッサムがカニバサミの手でストライクの両腕をガッチリと掴み、動きを止める。

咄嗟に渾身の《つばめがえし》の蹴りを炸裂させるが、少しはダメージが入った様子を見せるが、まだまだ余裕を見せていた。

 

 

「ハッサム、《アイアンヘッド》!」

 

 

ストライクの頭へハッサムが力強く鋼鉄の頭突きを炸裂させ、ストライクにダメージを入れる。

ストライクは暴れる様に拘束から逃れようとするが、ハッサムの腕力には敵わなかった。

 

…この状態では、ストライクに有効打が無く…やられる。

舐めては無かったが、こうもストライクとトゲさんが圧倒されるとは…!

 

 

「ストライク、《にらみつける》だ!

最後のベトベトンの為にも、意地を見せろ!」

 

 

ストライクは悔しながらも、偽サトシの指示を尊重して《にらみつける》で防御を下げさせる。

 

ツクシもこの行動は予想外の様で、苦虫を噛む顔を浮かべるが…直ぐに切り替えて《にらみつける》を一度で抑える為に《アイアンヘッド》で決める。

しかし、ストライクはその一撃を耐え…もう一度《にらみつける》を決めると、為せることは果たしたと戦闘不能になった。

 

ストライクは倒れた。

 

 

「ストライク、戦闘不能! ハッサムの勝ち!」

 

「よく頑張ったぞ、ストライク。

お疲れ様………頼む、ベトベトン!」

 

 

偽サトシは最後の1匹、ベトベトンを繰り出した。

 

 

「…キミのストライク、見事だったよ。

本当は自分の力で倒したかっただろうに、主人を勝たせる為…ジム戦であるのを活かして《にらみつける》で防御を下げる事に力を尽くした。」

 

「…俺のストライクの性格を見抜くとはな。」

 

「後、性別は♀だろう?」

 

「…流石は〝歩く虫ポケ大百科〟。

さて、ベトベトン…後はお前だけだ。

トゲさんが残してくれた『まひ』、ストライクが物理防御をある程度下げてくれた。

後は、勝つだけだ!!」

 

『ベトォ〜!!』

 

「…キミのベトベトンの技は《あくのはどう》《とける》《ほのおのパンチ》の3つ使用済みで残す手は1つ。

さぁ、どうやってハッサムを倒す?」

 

「意外とあっさり決着つくかもな。

ベトベトン、《ほのおのパンチ》!」

 

「…じゃあ、そっくりそのまま返すとしよう。

ハッサム、《バレットパンチ》で返して《ハサミギロチン》!」

 

 

ベトベトンの《ほのおのパンチ》にハッサムは《バレットパンチ》で受け止め、そのまま《ハサミギロチン》で一撃必殺を狙って来る。

ハサミがベトベトンに挟まった瞬間、勝負は決したとツクシは顔に出るが…かかったな?

 

 

「さぁ今だ、ベトベトン!

《とける》で全身を使って奴の腕を拘束しろ!」

 

 

《とける》で防御を2段階上げ…全身が液状スライムになってハッサムの腕に全身で絡みつく。

 

 

「な、何!? こんな《とける》は知らないぞ!!」

 

「そうかい、そりゃ良かったな。

これを公式戦で知ったのはあんたが最初だよ!

ベトベトン、《いやなおと》だ!」

 

 

言葉通り嫌な音でハッサムを防御を更に下げると同時に硬直状態にし、その隙に片腕を伸ばさせて《ほのおのパンチ》を腹部に炸裂させ…一撃で戦闘不能にした。

 

ハッサムは倒れた。

 

 

「ハッサム、戦闘不能! ベトベトンの勝ち!

よって勝者、サトシ選手!」

 

「やったあ! サトシが勝った!」

 

「うー!♪」

 

「ギリギリだったけど、勝てたわね。」

 

「ああ。白熱した試合だったな。」

 

 

応援席のセレナ、ティア、カスミ、タケシが偽サトシの勝利を祝う。

 

 

「お疲れ、ハッサム。ご苦労だったね。

………見事だったよ、サトシ。

僕に勝ったキミにはこの、インセクトバッジを是非受け取って受け取ってくれ!」

 

 

ツクシから差し出されたバッジを受け取る。

 

 

インセクトバッジ、ゲットだぜ!

 

 

「さぁ、サトシ!

ストライクの手当てをしよう!

それとキミのヘラクロスも是非見せて欲しい!」

 

「…ベトベトンとトゲさんの手当てもな?」

 

 






・ツクシと今回の手持ちのレベルを公開。
アリアドス【51】
スピアー【51】
ハッサム【55】
(主観では10代前半…という事で偽サトシ達よりも1年歳上の11歳〜12歳へ)虫ポケモンのエリートトレーナー。

・やはりベトベトン強い。
 何でベトベトンを使わなかったのか…WCPで大活躍して欲しかったなぁ。
 というか、意外にもバトルでベトベトンを書いてると色々出来てより一層好きになった。

・ストライク、トゲさん。
 トゲさんはレベル差あるスピアーに勝利したが、ハッサムには勝て無かった…でも、善戦したのでこれからに期待。
 ストライクは悔しい事に敵わなかった…種族値は一緒だけどタイプが優秀なハッサムを相手取ってどう思ったのか…続きは次回へ。

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