俺、サトシになってました(笑)   作:黒ソニア

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シリアスに入るので、短編ストーリーはお休みです。


牙螺様
 高評価ありがとうございます。
 お陰様で更にこの作品に対しての意欲が高まりました。
 それから誤字報告して下さった方々、ありがとうございます。




#109:『VS 凶悪な最高幹部〝ビシャス〟』

 

 

 

『第36話:ロケット団最高幹部〝ビシャス〟』

 

 

 

再びセレビィが狙われた為に【ウバメの森】の中へ入った偽サトシ達。

タケシ、セレナ、カスミはスイクンに頼み、偽サトシは走っていた。

その途中…ティアが偽サトシが切羽詰まってる表情に心配して途中、偽サトシを掴んで背中に乗せる。

 

 

「…ティア?」

 

『ウー!』

 

 

ティアが任せろと告げている。

…そうだな。ここはティアに頼もう。

 

2人の様子見を見て少し安堵したタケシ、カスミ、セレナとゲッコウガ。

スイクンも小さく頷いていた。

 

爆撃の方が再び起こる。

森に入ってからは静かだったが、どういう意味なのか…その答えは木にもたれていたツクシを見て悟った偽サトシ。

そして、怪我を負ったツクシを治しているムコニャがいた。

 

 

「ツクシ、大丈夫!?」

 

「………ああ、みんな。

それに、サトシ……すまない、ジムリーダーだというのに…セレビィを数分逃すので精一杯だった…。」

 

「お前の実力なら、大丈夫な筈だが…一体、何があった?」

 

 

偽サトシの疑問にムコニャ達が答える。

 

 

「ニャァ…あいつは、ロケット団の最高幹部の1人、ビシャスにゃ。

奴が作り出した、邪悪なボール…『ダークネスボール』で強化されたポケモン達に敗れてしまったのニャ。」

 

「…『ダークネスボール』だと?」

 

「あいつが長い間研究し、作っていたボールだ。

人のポケモンを奪う事も出来、ボールの所有者の絶対命令も出来…何より、凶悪化する…とんでもない代物だ。」

 

「あいつは危険よ。

…あんたも出鱈目だけど、あいつの悪意はそれ以上なのよ。

悪い事は言わないから、さっさとここからトンズラするのが───」

 

「そういう訳にはいかねぇんだよ…!」

 

 

偽サトシが拳を強く握りしめると…再び爆発が鳴り響く。

 

 

「…悪い、ツクシ! 敵を片付けて来る!

ムサシ、コジロウ、ニャース!

ツクシを頼む!」

 

 

偽サトシ達は先へ進んで行った。

 

 

「………気をつけろよ、サトシ。

敵は…普通のポケモンじゃ、無い…。」

 

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

 

森の中を進んで行くと、倒れている無数のポケモン達。

恐らくセレビィを守ろうと戦ったが、敗れてしまったのだろう。

 

 

「酷い…!」

 

「ああ。気を引き締めていくぞ。

…大丈夫、俺とタケシが前に立つから、セレナとカスミは俺達のサポートを頼む。」

 

 

非常時だ。ここは俺とタケシが前に立ってカスミとセレナにはサポートに専念して…と、思っている内に、敵の姿が見えてきた。

蜘蛛みたいな兵器に乗っており、セレビィを庇う森のポケモン達が攻撃をするが、謎のバリアーで仮面の男は守られ…側近のハッサムとヘルガーが荒れ狂う様にポケモン達を吹き飛ばした。

 

 

「さぁ、セレビィ!

この私のモノとなり、力を使うが良い!」

 

 

セレビィにランスが使っていた不気味なボールをセレビィに投げつける。

ボールがセレビィに当たる…そう思って邪悪な笑みを浮かべるビシャスだったが、偽サトシの『蒼』によって不気味なボールは吹き飛ばされて粉砕された。

 

 

「セレビィ! もう大丈夫だ!

…そして、このクソ野郎!

テメェはここで確実に仕留める…!!」

 

「…やれやれ。

この私を怒らせるのが好きな少年だ。

やれ、ヘルガー! ハッサム!」

 

「サトシ1人じゃないぞ!

頼むぞ、イワーク!」

 

 

タケシがイワークを出し、カスミとセレナもスターミーとテールナーを出し、ゲッコウガはヘルガーに《アクアブレイク》で吹き飛ばし、ハッサムは偽サトシの『はどうだん』で吹き飛ばす。

しかし、ヘルガーとハッサムは本来なら大ダメージを負ってもおかしく無いが、再び戦う為に立ちはだかる。

 

スイクンは3人を下ろした後、敵は偽サトシ達に任せて倒れているポケモン達を避難させていく。

 

 

「くくく…このガレオスがある限り、『ダークネスボール』のポケモンは倒れないのだ!

…とはいえ、敵の数も厄介だな。

お前達も出てサッサと片付けるのだ!」

 

 

ビシャスは4つの『ダークネスボール』を投げ、中からカスミとセレナにマニューラとニドクイン、タケシにはバンギラスとニドキングが立ちはだかる。

 

 

「…ティア、お前はセレビィを頼む。

ゲッコウガ! それからエレキブル!

セレビィと森を助けるぞ!」

 

 

偽サトシはゲッコウガとボールからエレキブルを出し、ヘルガーとハッサムが立ちはだかり…それぞれ戦うのだった。

 

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

 

「スターミー、ニドクインに《ハイドロポンプ》!」

 

 

カスミはニドクインに弱点をつける《ハイドロポンプ》を指示するが…ニドクインが《かみなり》で迎撃し、その隙にマニャーラが《だましうち》でスターミーに迫る。

 

 

「そうはさせない!

テールナー、マニューラに《かえんほうしゃ》!」

 

 

マニューラにはテールナーの《かえんほうしゃ》を炸裂させて吹き飛ばし、スターミーは《ハイドロポンプ》と《かみなり》で拮抗してる時に《サイコキネシス》でニドクインを操り、《かみなり》をあらぬ方向に逸らしつつ弱点を突いてダメージを与えつつ、地面に叩きつけて《ハイドロポンプ》も加えて倒す、その後も《かみなり》や《10まんばりき》で襲いかかるもカスミは何とか対処し…時間をかけて倒した。

 

マニューラにはセレナがヤンチャムとアローラロコンを出し、テールナーは《かえんほうしゃ》とアローラロコンが《ムーンフォース》で弱点を突いて倒れさせ、その隙にヤンチャムの《ローキック》で大ダメージを与えてマニューラを押していき…何とか倒した。

 

2人は倒して安堵するが…。

 

 

「さっき言った事を忘れたのか?

この私がいる限り、私の兵士達は何度でも立ち上がるのだ!」

 

 

ビシャスが乗っている兵器から謎のエネルギーを放出して倒れてるニドクインとマニューラに被弾する。

二人は苦しい声を上げるも、直ぐに凶悪な顔付きになって牙を向ける。

 

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

 

「イワーク、《10まんばりき》!

(色違い)イワーク、お前も《10まんばりき》だ!」

 

 

タケシは相棒のイワークと、色違いのイワークを出して二人の《10まんばりき》でバンギラスとニドキングを相手取る。

相手の二人はパワーが高く《10まんばりき》では耐えられるが、《すなじごく》も同時に使用する事で、パワーを上げて押し返していく。

 

相棒のイワークが吹き飛ばしたバンギラスは倒れ…一瞬、ボールによる影響が解けて理性を取り戻すと、苦しそうな顔をして尻もちつく。

その様子を見てタケシは分かってはいたが、バンギラス達が無理矢理戦わせていた事に表情を強張る。

 

 

「…ロケット団、ポケモンを…命を何だと思っているんだ!」

 

「何だと思っている…?

そんなもの、私の為に利用されるだけのものですよ!」

 

「…!! お前は人間じゃねえ!!」

 

 

タケシはビシャスに殺意に近い怒りをぶつける。

しかし、ビシャスは邪悪な笑みで兵器から謎のエネルギーを倒れているバンギラスとニドキングに被弾させ、二人は苦しい顔を浮かべ悲痛の叫びを上げるも…凶悪な目つきになって再び立ちはだかるのだった。

 

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

 

「ゲッコウガ! 《アクアブレイク》に《つばめがえし》を加えろ!

エレキブル! 《ほうでん》からの《ほのおのパンチ》!」

 

 

キズナゲッコウガがヘルガーに《アクアブレイク》の水のオーラを帯びた拳に《つばめがえし》を加える事で、素早く攻撃の連打をして倒し…エレキブルは《ほのおのパンチ》でハッサムに大ダメージを与え、そこへ《ほうでん》を纏うことで雷炎の纏った拳で大ダメージでハッサムを倒す。

 

 

「フッ、我が兵士達は何度でも立ち上がるのだ!」

 

 

ビシャスが兵器から謎のエネルギーが放出され、倒れているヘルガーとハッサムに被弾し…悲痛の叫びを上げると凶悪性を増して襲いかかる。

 

…みんな、ろくに指示を送られていないから強力な力があっても対処出来てるが、あの装置がある限り…敵は何度でも立ち上がってしまう。

ツクシも、これのせいで負けたのだろう。

なら、ここは俺が!

 

偽サトシはキズナゲッコウガとエレキブルに対処を任せ、地を強く蹴ってビシャスへ殴りかかる。

しかし、ビシャスにはバリアーによって防がれてしまう。

 

 

「ふはは! 残念だったな!

この私に如何なる攻撃が当たらん!」

 

 

ビシャスはそう豪語するが…偽サトシが怒りのパワーで『波導』が強まり、バリアーにヒビが入り───バリアーを粉砕してビシャスに拳をぶつけ、兵器ごとビシャスを殴り飛ばした。

 

 

「ぐぁぁぁあああ!!!

ば、馬鹿な…!? こ、こんな事が!!」

 

 

ビシャスと兵器を倒した事で、偽サトシはビシャスの仮面に渾身の拳を放って更に吹き飛ばし、更に所有していた『ダークネスボール』を粉砕した。

 

それにより、エネルギー供給が上手く不作動したのか…倒れたポケモン達は凶悪性が解けてマニューラ、ニドクイン、ニドキング、ヘルガー、ハッサムは逃げていく。

せめて手当してあげたいと思ったタケシ達だったが…仕方がないと思うも、バンギラスの方は倒れて苦しそうにしていた。

タケシはそのバンギラスを見て、一時的な対処としてバンギラスに…。

 

 

「ボールの中ならある程度苦しみを抑えられる筈だ。

頼む…抵抗なく、少しの間ボールに入ってくれ。」

 

 

タケシの二匹のイワークに声をかけられ、バンギラスは大人しく聞いてタケシのボールに入った。

 

 

「さぁ…歯を食いしばれ!」

 

 

偽サトシがトドメを刺そうとした…その時───

 

 

『ウー…!』『…!』

 

「フヘヘヘ!! セレビィを出し抜けただけでなく、ラティアスまで確保出来た!」

 

 

セレビィを救出し、ビシャスから距離を取られせていたティアとセレビィが謎のジジイに拘束されていた。

このジジイはポケモンハンター。

長い間、ハンターとして行動し…それ故なのかセレビィの情報を持っており、ビシャスに手駒を横取りされたと同時にセレビィの情報を取られてしまった。

しかし、実はずっとビシャスの行動を背後から追っており、気を伺っていたのである。

 

 

「最後に良い思いをするのは、このワシだぁ!!」

 

 

ジジイはラティとセレビィを連れて逃げ去っていく。

それを見て偽サトシはビシャスをタケシ達に任せ、ティア達を奪還するべく全力で走り出していくのだった。

 

 

「ぐっ…おっ……!! こ、この私がぁ…!!」

 

「観念するんだな!!」

 

 

タケシ、カスミ、セレナ達が何もさせないように包囲する。

…しかし、ビシャスは最後の手段を用いるのだった。

 

 

 

 

 

『第37話:セレビィを救え!』

 

 

 

バイク型の大きな自動車で逃げ去って行くハンターのジジイは愉快そうに笑っていた。

 

 

「アジトを奇襲され、ワシの商品が盗まれた時はもうここまでかと思ったが…最後の最後に天はワシの味方をしたぁあ!!」

 

 

「ガハハ!!」と高笑いする…が、直ぐに何かがのしかかった事で背後に顔を向ける。

そこには───

 

 

「ひぃぃぃいいい!!!」

 

 

とてつもない殺気を出し、人を殺しかねない表情をしていた偽サトシが自動車を粉砕する。

粉砕された事でティアとセレビィは宙に放り投げられるが、偽サトシが優しく抱きしめ、勢いで倒れ込むも直様拘束を解く。

解放された事でティアは怖かった為に偽サトシに抱きつく。

少し震えているティアを優しく撫でる…が。

 

 

「こ、このぉお!!

ワシのビジネスの邪魔をするなぁあ!!」

 

 

ハンターのジジイは拳銃を偽サトシに向ける。

それを見て偽サトシはティアを庇いながら前に出て…放たれた銃弾を『波導』で無力化し、握りつぶした。

 

 

「こ、このぉお!! 化け物めぇええ!!」

 

 

その後も偽サトシに銃弾を撃ち続けるが、偽サトシは弾切れになるまで無力化して握り潰す。

弾切れになった所へ容赦無く渾身の拳を振り下ろし、ハンターのジジイを殴り…意識を奪う。

 

 

「……はぁ、はぁ………テメェ等みたいなクソがいるから…!!」

 

 

偽サトシは内から怒りが溢れそうになるが、ティアが頬ずりしてくれたお陰で理性を取り戻した。

ティアに「ありがとう」と、頭を撫で倒れているセレビィまで駆け寄ろうとすると───偽サトシ達に粒子砲が襲い掛かり、偽サトシは咄嗟に『蒼』をぶつけるが、軌道を逸らしたので精一杯でティアと共に吹き飛ばされる。

何だ…と、思っているその時、ビシャスが兵器と同化して接近し、セレビィに『ダークネスボール』を投げ…入ってしまう。

 

 

「セレビィイイイ!!」

 

「フハハハハ!! 遂に!

遂にセレビィを手中に収めたぞ!!」

 

 

ビシャスは囚えたセレビィをボールから出す。

出てきたセレビィは凶悪なオーラに包まれていた。

 

 

「さぁ! セレビィよ!

お前の力を使い、私に歯向かう全ての敵を葬りされ!!」

 

 

ビシャスがそう命令をすると、セレビィは自身を中心に森のエネルギーを吸収し、自然エネルギーの…森の怪物にへと成り果てた。

 

 

「フハハハハ!! 素晴らしいぞ!!

さぁ、そこにいるクソガキを! 葬り去れ!!」

 

 

森の怪物と化したセレビィが偽サトシに襲いかかる。

その偽サトシを…駆けつけたスイクンが偽サトシ(ティアも)の服の後ろ襟を加えて退避する。

 

退避して行くと、追いかけて来たタケシ達も駆けつけてきた。

 

 

「すまないサトシ!

奴を逃して……な、何だあれは!?」

 

「…悪い、油断してセレビィを捕獲された。」

 

「そんな!?」

 

「どうするのサトシ!」

 

「…決まってるだろ。

───セレビィを、必ず助け出す!」

 

 

もう2度と…ラティオスの様な悲劇を…!

 

偽サトシはその決意を抱き、ティアをタケシ達に任せて前に出る。

 

 

「…スイクン、タケシ達を頼む。」

 

『…』

 

「大丈夫。もうアルトマーレの悲劇は起こさせねぇ…!

俺なら大丈夫…だから、頼む!」

 

 

スイクンは偽サトシを信じてタケシ達の前に立つ。

 

森の怪物が…偽サトシを追いかけて来る。

 

 

「待ってろよ、セレビィ。

お前は必ず、俺が助け出す…!!」

 

 

偽サトシは『波導』の力をフルパワーで解放し、全身からオーラを放出して…地を蹴って森の怪物の頭辺りまで飛び上がる。

 

森の怪物は両腕で偽サトシを叩き潰そうとするのに対し、偽サトシは…両の拳に怒りを…摩擦熱と共に炎にして具現化させ、それを高速の連打を解き放つ!

 

 

「はぁぁぁあああ!!!

オレ式喧嘩殺法───『朝孔雀』!!」

 

 

木ノ葉の気高き碧い猛獣を自称していた男の技を再現し、炎の連撃打が森の怪物を…押し返していく。

『炎』で弱点を突き、『波導』で全体に影響を与えてエネルギーを無力化していく。

…そして、セレビィの姿を捉えた所へ『波導』の力で空気を蹴り、セレビィの元まで駆け寄る。

 

 

「…負のエネルギーは、俺の…お前を助けたい、覚悟の『波導』で消し飛ばす!」

 

 

セレビィに生命エネルギーを与える様に『波導』をぶつける。

『波導』をぶつけられたセレビィは痛みよりも、体を蝕む負のエネルギーが抜けていく感覚…心地良さを覚えていく。

 

 

「な、何をしている!!

さっさとそのクソガキを───」

 

 

ビシャスが『ダークネスボール』でセレビィに指示を送ろうとすると、キズナゲッコウガがエレキブルの《テレポート》で急接近し、渾身の《アクアブレイク》のパンチを放つ。

しかし、バリアーがビシャスを守る。

 

 

「残念だったな!

このガレオスがある限り、私に攻撃は───」

 

 

偽サトシの『波導』の力も加わってバリアーがひび割れていく。

それによって焦ったビシャスは新たな『ダークネスボール』でキズナゲッコウガを囚えようとするが、一緒にいたエレキブルが《サイコキネシス》でねじ伏せ…バリアーを突き破って、ビシャスを殴り…エレキブルと共に兵器ごと粉々にしていく。

 

兵器を壊され、吹き飛ばされるビシャス。

 

 

「…っ!! うおぉぉぉおおおお!!!」

 

 

最後の一押しでセレビィから凶悪な負のエネルギーを消し去り、『ダークネスボール』から解放し、疲れ果てたセレビィを優しく受け止めて地に着地する。

 

 

「…良かった、寝込んでるだけだ。」

 

 

偽サトシは安堵する。

…ビシャスと戦ってる時に思い出した…この話は映画の話に似ていると。

だから、セレビィが命を落としてしまうのを思い出して、今回は回避できて一安心するのだった。

 

 

「サトシ!」

 

 

セレナが駆け寄り、タケシ達も駆け寄る。

みんながひと段落ついて安心…してる時に、懲りずにビシャスが『ダークネスボール』を構えていた。

 

それを見て…偽サトシはセレナにセレビィを託し、ビシャスに殺気を向けて歩む。

 

 

「一体…一体何なのだ、貴様は!!

この私の崇高なる行いを───」

 

「…お前みたいな……お前みたいな連中がいるからぁっ!!」

 

 

一瞬でビシャスの懐に入り…みぞおちに会心の拳を放った。

そして、宙に放り投げると…オレ先喧嘩殺法『オラオラ』でビシャスをボコボコにしていく。

もう2度と悪事が出来ないように、心も体も粉々に粉砕して。

 

 

「テメェが何でもう2度と立ち上がれない体になったか、分かるか?」

 

「…」

 

「テメェは俺を、怒らせた。

お前達みたいな私利私欲でポケモン達を苦しめる連中は…!

俺が! 必ず、裁く!!」

 

 

偽サトシの殺気に完全にビシャスの心は折れ、意識を失った。

 

 

「………終わった、な。」

 

「良かった…セレビィも、サトシも無事で…。」

 

「………でも、被害は大きい。

こいつらのせいで傷ついた、この森は…。」

 

 

ビシャスのせいで『ウバメの森』は酷く傷ついた。

 

 

「…これをどうやって戻すか…。」

 

 

偽サトシが心を痛める。

───すると、ズボンのポケットから眩い光を放っていた。

それが何なのか…取り出すとそれは───

 

 

「これは…じ、『GSボール』!?」

 

 

ガンテツに渡していた『GSボール』が何故か偽サトシの元にあった。

 

 

「どうしてこれが…!?」

 

 

偽サトシの疑問に答えられるものはいない。

…たが、眩い光を放つ『GSボール』が…長い間、開く事が無かったボールが静かに開く。

そこから飛び出したのは───

 

 

()()()()()()()!?」

 

 

天真爛漫に飛び回る『色違いのセレビィ』だった。

 

 

 






・『ダークネスボール』について。
 これは無論見た目も性能も劇場版の『ダークボール』。
 しかし、それよりも更に凶悪に改造されており…ポケモンコロシアムに出て来るダークポケモンみたいに心が閉ざされ、ストロングスフィアの様に暴走した力を引き出す…強制的に改造されたポケモンにしてしまう。
 ランスのレディアン、ラムダのケンタロスのボールもこれに該当し、ビシャスが作り出していた。
 ビシャスは更に人のポケモンまで強奪出来るようにしてから、それを自分だけの物としてロケット団から離反して今回の騒動を起こした。

・ポケモンハンターのジジイ。
 こいつも劇場版で出て来た見知らぬバンギラス達を囚えていたジジイ。
 原作よりもタチ悪く、ビシャスの後をつけていた。


…さて、最後に『GSボール』から色違いのセレビィが出てきました。
 実は偽サトシの『波導』を通じて『GSボール』を忍ばせ、出て来たんです。
 この後どうなるのか…次回をお待ちください。

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