コガネシティのお話も書き終えたので、このまま投稿を続けます。
誤字報告して下さった方々、ありがとうございます。
…この人間は何を考えているんだ?
僕と、友達になりたい…今まで、どれだけ電撃を浴びさせてきたと思ってるんだ?
…そんな僕と友達になりたいと手を伸ばす彼の手を───
おいっす、偽サトシだ。
俺達はコガネシティに向かってる道中なんだけど…【グリーンフィールド】の一件、というか最後におふくろが『
特にカスミ、こいつは何でまぁこう…人の弱みを握りたがるんだ?
…まぁ、気持ちは分からなくもねぇけどよ。
「人はそういうものよ。」
でしょうねぇ。
ガクッと項垂れる俺だが…セレナが何とかフォローで話を逸らしてくれる。
あぁ…セレナの優しさが身に染みる。
そして、ティアはあれからずっと「まー」と発音の練習をしてる。
実は日頃から発音の練習はしているが中々上達しない。
難しすぎて断念する事が多いんだが…何故か『ママン』は覚えて言えるようになりたい様だ。
ティアよ…勘弁してほしい(半泣き)。
………いや待てよ。
ティアの我儘は出来る限り聞いてやりたいし、叶えてやりたい。
ならここは『ママン』呼びはティアに定着させ、時間をかけさせて違和感ない流れにし、仮に深く言及されても(恐らくカスミ辺りはしつこいだろう)「知らん、忘れたわ(笑)」って有耶無耶にするのは…アリだな(※イケボ)。
…という結論に至り、取り敢えず俺の問題は解決したその時…サイレンタウンという町で『消防グランプリ』と呼ばれるイベントが開催されるらしい。
これを見た瞬間に…俺は思い出した。
これアレだ、サトシくんのゼニガメ離脱回…!
俺のゼニガメは既にカメールに進化しちゃってるんだが…っと、不安がってると、俺達に声をかけて来たジュンサーさん。
側には俺のカメールの子分のゼニガメ達がいた。
「サトシ! 今丁度カメールがいるんだから出してあげなさいよ!」
「ん、あ、ああ…。」
俺はカメールをボールから出す。
すると、子分のゼニガメ達は進化したカメールに驚くも、サングラスをかけていつも通りに振る舞う姿に安堵を浮かべて喜び合うが…そこに色違いのゼニガメが横槍を入れてしまう。
どうやらこの色違いのゼニガメ、今の消防団のリーダーの様で自分の大事な仲間達が横取りされた様で気に入らず俺のカメールを煙たがる。
カメールは色々と言われて何とも言えない顔をし、子分達はリーダーに引きずられて申し訳ない顔をしていた。
「困ったわねぇ…仲良くして欲しいって思った所なのに…。」
「自分の居場所を取られてしまった…って思ってしまったんだろなぁ。」
どうしたものか…そう思った瞬間に『消防グランプリ』に出場するカメールチームが進化前という事もあってゼニガメ達を小馬鹿にしていた。
それを見てリーダーのゼニガメは抵抗するが、カメールチームは『勝利はもらった』と自信満々で立ち去った。
カメールチームの監督役の人は「すみません…!」と頭を下げてはいたが、ゼニガメ達は完全に敵意を持っちまったな。
俺のカメールも子分達が馬鹿にされて腹が立ち、協力しようと声をかけるが、リーダーの色違いゼニガメが断り、子分達を連れてこの場を後にする。
「ごめんなさいね、サトシくん。」
「いえ。俺というより、カメールが…。」
俺はショックを受けてるカメールの頭を撫でる。
カントーの最初の頃から一緒にいるから分かる。
あの色違いのゼニガメの気持ちも分かるけど、こうも煙たがれるとショックだよな。
何だかんだ昼になって『消防グランプリ』が開催される。
出場するチームは───
『ゼニガメチーム』『カメールチーム』
『マリルチーム』『ゴルダックチーム』
『ニョロモチーム』『ヌオーチーム』
『ヤドランチーム』『ベトベトンチーム』
…って、ベトベトンってみず技って覚えるのか?
そんな疑問を浮かべたが、『ベトベトンチーム』は《あまごい》を使い、雨で消化しつつ自身達が濡れたヘドロの体を使って鎮火するという中々面白いものが見れた。
前大会の優勝チームである『ゴルダックチーム』は優勝した事もあって手早く鎮火した。
「きゃー! ゴルダック達素敵よー!」
カスミは『みずタイプ』達の活躍に目をハートにしていた。
次に『カメールチーム』は優勝候補って事もあり『ゴルダックチーム』よりも早く鎮火させていた。
そして…遂に『ゼニガメチーム』の番となった。
消火活動が開始され、ゼニガメ達は《みずでっぽう》をするが、バラバラで纏まりが無く…ギリギリの所で鎮火した。
見た所、リーダーの色違いゼニガメが自分に続いてこいってスタンスなのだろう。
そのせいでチームがバラバラだった。
何とか対戦相手だった『ニョロモチーム』に勝ったものの、このままでは『カメールチーム』に勝てないのは明白だった。
残ったのは『ゼニガメチーム』『カメールチーム』『ゴルダックチーム』『ベトベトンチーム』。
最初の鎮火試合では小さな建物だったが、今度は大きな一軒家サイズでこれを一番に鎮火したチームが優勝らしい。
そして…試合が始まる前に、カメールがジュンサーさんと一緒に監督役をすると一緒にフィールドに立った。
リーダーの色違いゼニガメは困惑していたが、カメールが真面目に良い点と悪い点を指摘し、子分達にも喝を入れていた。
喝を入れられて子分達は顔つきが変わって動き、色違いゼニガメは戸惑いつつもカメールの指示に従ってると上手くいき、それに従って鎮火させていく。
それもあって【カメールチーム】と互角の勝負をする中…建物の一部が倒れ、1人の子分に当たりそうになる。
しかしそれに気づいた色違いゼニガメが庇って防ぎながら指示を送って鎮火させ…【カメールチーム】と同時に鎮火を終える。
この場合、映像を確認して先に消えた方が優勝なのだが、実際の消防活動ではトラブルは付き物、それらを考慮して同時に鎮火した事で【ゼニガメチーム】に軍配が上がり、見事優勝を果たすのだった。
優勝を果たしたゼニガメ消防団はカメールと共に喜び合っていた。
中でも色違いゼニガメはカメールを仲間と認めて、消防団に勧誘する。
カメールはそれを聞いて心が揺らぐが…。
※ここからは偽サトシ達には聞こえていないカメール達の特別会話です(ティアは聞こえてる)。
『…悪いな。お前達の気持ちは嬉しいけど…俺はサトシについて行く。
身勝手で悪いとは思う。
けどよ…俺はサトシの漢気に惚れちまったんだ。
この気持ちは譲れねぇ。』
『…そうか。』
『…しゃあねぇっすね!』
『兄貴が選んだ道っすから!』
『それが正しいっす!』
『応援してるっすよ!』
子分達は寂しい思いを抱きつつも、兄貴の行き先を肯定する。
『それによ、今のリーダーはお前だ。
頼んだぜ、リーダー。
俺の子分達を…いや、俺の大切な兄弟達を頼むぜ。』
『『『『兄貴ぃ〜!』』』』
子分ゼニガメ達は感激の涙を流す。
そしてカメールは新たなリーダーに、三角サングラスを渡そうとする。
『それは流石に受け取れねぇよ、
俺のサングラスは…新たに兄弟達に選んで貰うぜ!』
『…そっか。ああ、それが良い。』
カメールがそう言うと…ゼニガメ達はカメールと一緒に肩を組んで円陣を組む。
『俺達兄弟はいつでも一つだ!』
『『『『おう!』』』』
『…っ! ああ!! いつでも一つ!』
カメールとゼニガメ達は例え離れ離れであろうと、一つの『消防団』であり続ける。
その後、カメールは偽サトシの元へと歩み寄る。
「俺を選んでくれてありがとな、カメール。」
『ガメガメッ!』
偽サトシとカメールとの友情もまた強くなるのだった。
偽サトシ達はジム戦・コンテストに向けて修行をしながら森の中を進む。
修行と言えば、昨日エアームド使いのミキと出会った。
彼女は偽サトシを知っており、炎ポケモンと勝負をかけれたが…今の手持ちに『ほのおタイプ』はいなかった。
ショックを受けるミキは「残念、勝負出来たら最高の勝利の美酒を味わえたのに…」と、自分が勝つ事を疑わなかった。
偽サトシは「悪いな」と、謝るが…偽サトシを小馬鹿にされた事に怒りに震えるセレナがテールナーを出す。
「炎ポケモンなら私のテールナーがいるわ!
私が勝ったら、サトシを侮辱した事を謝ってもらうから!」
と、セレナが叫ぶとミキは「良いじゃない、相手してあげるわ」と勝負を受けた。
偽サトシはセレナに「俺は別に大丈夫なんだが…」と告げるが、タケシとカスミが「お前(あんた)だって逆だったら怒るだろ(でしょう)?」と言われ返してしまい、何も言えない偽サトシだった。
偽サトシは自分を悪く言われても、基本無視するか平然とするか、しつこすぎれば成敗するスタイルだが、自分の仲間・友達のセレナ達、そして仲間・家族・ヒーローのポケモン達を馬鹿にされるとキレる…自分よりも身内を最優先する人間なのだ。
それを当然タケシ達も同じで…特にセレナは偽サトシを悪く言う者に対しては容赦しないタイプだ。
ティアもセレナを強く応援していた。
「…えっと。んじゃ頑張ってセレナ。」
「任せて…! 絶対に勝つから!」
と、闘志を燃やしてミキと戦う。
結果として………勝者はセレナだった。
最初はミキのエアームドが空中からの奇襲からのヒットアウェイ戦術に苦戦していたが…練習していた《でんげきは》を会得して逆転勝利を収めたのだった。
昨日の事を振り返っていると、偽サトシはある事に今更気づく。
…そう言えば、サトシくんはジョウト御三家をゲットしていたけど、俺は一人もゲット出来てねぇな。
というか、遭遇すらしてねぇけど…何でだろう?
違和感を感じながら進み…。
後は…あっ、確か唯一の色違いのヨルノズクもいたよな。
何処で出会ったんだろう。
流石に10歳になるまでの月日に旅に出てから色々とあって生前のサトシくんのゲット回の殆どがどうだったを忘れていた。
そんな時…噂をしていた色違いのヨルノズクが偶然偽サトシ達の近くの木に現れたのだ。
「あれは…ヨルノズクだな。」
「でも、ハヤトさんのヨルノズクと色が違う…色違いの個体ね!」
偽サトシもヨルノズクを目にし…このヨルノズクがサトシくんのヨルノズクだと分かって、早速ゲットしようと試みる。
それに気づいてヨルノズクが《さいみんじゅつ》で俺達を催眠にかけようとするが…偽サトシ以外の4人は催眠状態になって変な行動を取るが、偽サトシは自動で『波導』による精神状態を無効にしていた。
「よし、ゲッコウガ!
先ずは弱らせる為に《みずのはどう》!」
ゲッコウガを出して《みずのはどう》を仕掛けるが、色違いヨルノズクは予想外の事態に驚愕するが、攻撃を躱し…ゲッコウガが迫るが、冷静に至近距離の《あやしいひかり》で目眩しをして離脱する。
ゲッコウガは直前に腕で光から目を守っていなかった為に『こんらん』せずに地面に着地し、偽サトシは力強く『波導』の力でパンッ!と手を叩いて皆を正気に戻した。
「あれ、綺麗なお姉さん達は?」
「アタシのウパーとマリルは?」
「え? サトシと一緒に遊園地に来ていた筈なのに…?」
「うー?」
と、それぞれの催眠で何を見ていたのかを口にした。
タケシとカスミは想像通りだが…セレナは意外だな(ティアは分からないのでしょうがない)。
遊園地に行きたいのかな?
ジョウトの遊園地って何処だ?
…と、思っていると、カスミに足を踏まれた。
「いてぇぇぇえええ!!」
「───こっちか!? ヨルノズクは!?」
悲鳴を上げる偽サトシに反応して、ヨルノズクによって悲鳴を上げたと勘違いしたトリガイという人物が現れた。
話を聞くと、どうやら大分前から色違いのヨルノズクを狙っていたのだが、ここ最近ポケモン密猟者が近くで活動している情報が入って数日前から色違いのヨルノズクをゲットすべく行動に出ていたらしい。
「トリガイさんには悪いが、ここは…。」
「ああ。こういうのは誰が早くゲット出来るかの早い者勝ちさ。
という訳で、お先に失礼! ホーホー!」
トリガイはホーホーを繰り出して色違いヨルノズクを追う。
後に知ったが、ホーホーを出したのは油断を狙うためだったらしいが…。
色違いヨルノズクは賢い為にその手にはかからない。
その後、偽サトシ達もヨルノズクを追いかけ、森の中を探し回ると…近くからトリガイとポケモンの悲鳴が聞こえた。
直ぐに駆けつけると…トリガイは網によって捕まり、ポケモン密猟者が沢山のこの辺りのヨルノズクとホーホーを捕らえ、痛ぶらせて色違いヨルノズクを無理矢理拘束していた。
色違いヨルノズクは賢いが、同胞達の危機を見過ごせない為に試行錯誤して救出しようと試みるが、密猟者の捕獲機にやられてしまったのだ。
「ようやく捕まりやがって。
さて、このホーホーとヨルノズク達はそう大した金にはならないが、色違い個体は…さて、どれだけの大金が手に入るんだろうなぁ!
うひひひひっ!」
「止めろ! こんな事をして心が痛まないのか!」
「ああ!? 痛む訳ねぇだろ!
オッサンはロケット団に奴隷として売ってやろうか!」
「ひぃぃいい!!」
「───んな事、させるわけねぇだろ。」
「んな!? 誰だ!?」
密猟者の前に堂々と歩む偽サトシ。
密猟者は嘲笑いながら火縄銃を向けるが、偽サトシは『蒼』を使って引力で火縄銃を奪い取ると同時に粉砕した。
「…は?」
唖然とする密猟者だが、偽サトシは瞬時に懐に入って『ファルコンパンチ!』を決め、用意していただろう檻へ殴り飛ばした。
「ポケモン達の命を軽んじる奴は、俺が…裁く!」
つい俺の中の承太郎が出てしまったが、帽子が無い事で正気に戻った。
その後ワイヤーで密猟者を拘束し、拘束されたホーホーとヨルノズク、そして色違いヨルノズクを解放した。
解放されたホーホーとヨルノズク達は急いで逃げ、色違いヨルノズクも逃げるが…偽サトシをジッと見つめて立ち去る。
「…す、すまないが、こっちも助けてくれ〜!」
「今助けるのでお待ち下さい。
カスミ、セレナはジュンサーさんに連絡を入れておいてくれ!」
「おっけ。そっちは頼んだわよ、タケシ。」
「火縄銃が見えた時は一瞬ハラハラしたけど、サトシが無事で良かった。」
と、タケシ、カスミ、セレナは行動に移すのだった。
因みに偽サトシはタケシと一緒にトリガイを助けた。
無事にジュンサーに密猟者を引き渡し、日が落ち始めたので色違いヨルノズクは諦め、トリガイと別れて先に進み…今晩野宿する場所で偽サトシとセレナはテントを立てていた。
「…ヨルノズク達、人間嫌いにならなければ良いが。」
「そうね。世の中って悪い人が多いから困っちゃうね。」
「うー。」
俺達は改めてポケモンハンターや密猟者が多い事に溜息を吐くのだった。
料理してるタケシとその手伝いをしてるカスミも偽サトシとセレナに同情してると…偽サトシの頭に色違いのヨルノズクが乗っかってるのを見てビックリする。
「サトシ! 頭!」
「頭? そいやぁ、帽子被ってないのに何か…ジュナイパーか?
たくっ、いつも言ってるだろう?
乗るのは良いけど涎は…あれ、垂れてない?
───って、ヨルノズク!?」
「今気づいたの、アンタは…?」
気づかなかったんだからしゃーないやん、キャスミ(カスミの事)。
「んで…どうした? ヨルノズク?」
「多分、サトシを認めたのよ! よね?」
セレナの問いに頷く色違いヨルノズク。
「マジ!? んじゃあ…俺と一緒にポケモンマスターを目指そうぜ!」
偽サトシの差し出されたボールに触れたヨルノズク。
ヨルノズク、ゲットだぜ!
新たに色違いのヨルノズクを仲間に加え、今晩のタケシの料理は最高に美味かった。
目的地のコガネシティまであと少しだ。
・カメールは偽サトシに付いて行く道を選んだ。
仲間達と消防団として活動するのも良いと思ったが…それでも、偽サトシについて行きたい気持ちが勝った。
・セレナちゃん激おこプンプン。
愛する偽サトシを侮辱されて激おこになって代わりに戦い勝利した。
バトル後、ミキは凄い謝った。
・サトシくんの色違いヨルノズク、無事ゲット。
久々に新たな仲間が増えた。
ジョウトの御三家とは縁が無かったが、ヘラクロスとヨルノズクは縁があり、無事に仲間になった。
色違いヨルノズク♂(レベル30)
覚えている主力技───
《ゴットバード》《リフレクター》《きりばらい》
《アクロバット》《あやしいかぜ》《くろいきり》
《フェザーダンス》《フラッシュ》《わるだくみ》
《エアスラッシュ》《じんつうりき》《おいかぜ》
《かげぶんしん》《だましうち》《みやぶる》
《さいみんじゅつ》《あやしいひかり》