俺、サトシになってました(笑)   作:黒ソニア

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誤字報告して下さった方々、ありがとうございます。
 今回でコガネシティ編は終わり、ストックが切れたので更新は遅れます。


『第4幕:偽サトシのカメール』


偽サトシのカメール…お調子者なムードメーカーである。

 普段は特に仲が良いフシギダネにちょっかい出したりし、お仕置きされたりと…本当に仲が良いのか疑われたりする。

 だが、元は現ゼニガメ消防団のゼニガメ達を率いてただけあって纏め上げるのが上手く、フシギダネをフォローしながら偽サトシのポケモン達との生活を満喫している。




#123:『うずまき列島』

 

 

 

『第67話:気をつけて進もう』

 

 

 

コガネシティとヤマブキシティで起きたロケット団の騒動から翌日。

 

偽サトシ達はリーフとブルー…そして、執事のセバスチャンと国際警察のハンサムを交えて昨日の出来事を纏める。

 

セバスチャンはヤマブキシティでの出来事を把握し、お嬢様のリーフとブルーにその事を知らせる為に、そしてハンサムは今回の事態に駆けつけており、タケシと共に民間人を救出していた所に偽サトシが大事な話があると声を掛けていたのだ。

 

先ず一つ目…コガネシティとヤマブキシティの騒動は同時に起き、コガネシティは偽サトシ達の活躍しで被害は最小限に抑えられたが…ヤマブキシティの被害は甚大だった。

民間人や街の被害はジムリーダーのナツメが何とかしたが、ロケット団のボス:サカキがシルフカンパニーの本社に襲撃した事もあり、現社長のリーフの爺さんとリーフの親父さんが被害に遭った。

特に親父さんは腕と足を折られて重症との事らしい。

 

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

 

ヤマブキ病院、そこにリーフの父と祖父がそこにいた。

 

 

「………すまんな。

ワシのせいでお前がこの様な…。」

 

「謝らないで下さい、父さん。」

 

 

現シルフカンパニーの社長であるリーフの祖父は自分の不甲斐無さに心を痛めていた。

 

 

「………『アレ』は作るべきでは無かった。

いや、本当は引き受けるべきでは無かったのだ…。

今更ながら、何故私はポケモン協会の依頼を引き受けてしまったのだろうか。」

 

 

『マスターボール』…野生のポケモンなら必ずゲットが出来る究極のモンスターボール。

そう───それが伝説のポケモンであっても、だ。

 

実際に伝説のポケモンに使ったデータは無いが、理論上は可能であると出ている。

 

 

「…しかしです、お父さん。

余りにも、タイミングが良くありませんか?

『マスターボール』が完成し、創立記念日を祝う…と、共にポケモン協会の方々に引き渡す時間帯になってロケット団が襲撃して来ました。

…自分、には…偶然とは思えなくて…。」

 

「………お前もそう思うか。」

 

 

リーフの祖父は秘書に連絡を入れるが…連絡を入れた先の端末が使用されていない、更に他の者に確認をした所…『マスターボール』の研究に関わった者達との連絡も端末が使用されていないと反応が出た。

 

 

「………これは明らかに可笑しい。

この事は、念の為にポケモンGメンと国際警察の者に連絡を通すとしよう。」

 

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

 

そして二つ目…2つの街を行き来するリニア駅が2つ共爆破された事だ。

幸い、大きなイベントだった事もあり、利用者は少なく被害に遭った怪我人こそいたが死者は出なかった。

正に不幸中の幸いである。

 

とは言え、電車が使えない為に執事のセバスチャンが車でリーフとブルーさんをこれからヤマブキに向かうとの事で今ここにいる。

 

 

「…死者が居なかったのは奇跡だが…。

ロケット団…一刻も早く、彼等を捕縛せねば!」

 

「…その事なんですけど、ハンサムさん。

警察はこれからどの辺を調査するんですか?」

 

「む? それは勿論、ヤマブキにサカキが現れたんだ。

先ずはカントーを中心に───」

 

 

明らかに良いように踊らされてるな。

 

 

「いえ、ここジョウトを中心に探った方が良いと思います。」

 

「…何か、理由があるのかな?」

 

「警察の状況や推測はどうかは知りませんが、多分…前まではジョウトを中心に暴れていたので、今度はカントーを中心に捜索しようとしてるんじゃないですか?」

 

「…ああ。先程言ったように、ボスのサカキが自ら姿を現したのもあってね。

それに、何人かの者達がカントーで目撃していると証言してるのもある。」

 

 

…どうやら、警察内にもロケット団と通じてる者がいるのか。

 

 

「それは誘導されている。

…考えすぎかも知れませんが、今回の事態は何か大きな目的があってヤマブキにロケット団のボスが現れたんです。」

 

「…何かの目的、か。」

 

「はい。それから俺の思うに、カントーで目撃したと述べてる奴等は裏でロケット団と関与してる可能性があると思うんです。

それにアイツ等、ブルーさんを念入りに対策していましたからね。

 

アレはどう考えても、事前にブルーさんがこっちにいると分かってたからの行動だと思うんだ。」

 

「…確かに、あからさまに私対策をしていた気がするわね。

私がいた場所とか、手持ちに『でんきタイプ』の対策をしていなかった…というか、スタッフから手持ちのポケモンの事をやたらと聞いてきたのが多かったわね。」

 

 

ほーら、もう完全に黒の連中が多い。

もうこれはどっち側にも内通者がいると言ってるもんじゃないか。

 

 

「…成程な。言い分からするに、シルフカンパニーにロケット団の内通者がいたのは分かった。

…だが、警察側に内通者がいるとは…。」

 

「いる訳が無い…というのが、向こうの作戦なんです。

ジョウトからカントーに活動拠点を移したという認識を持たせるのも、奴等はそれを逆手に今後はジョウトで活動するつもりだと思うんです。」

 

「…だがしかし、私の意見で方針が決まるとは…。」

 

 

ハンサムが困惑してる中…端末に通知が入り、それを見たハンサムは驚いた。

 

 

「………私1人で何処まで通じるか分からないが、一応言っておこう。

少なくとも、私はここジョウトでロケット団の動きを探ろう。

聞く限り、サトシくん達は幹部のランスと最高幹部のビシャスと戦っている。

キミ達にこれ以上被害が及ばない様に尽力を尽くそう。」

 

 

おお、これは嬉しい反応が返ってきた。

…さっきの通知が何か関係してるだろうし、気になるが…まぁ答え辛そうだから、ここは流すか。

 

 

「…さて、ロケット団について何か分かったら教えてくれますか?

ハンサムさん、そしてサトシくん。

───今回の件で、ロケット団は私の敵と定めたわ。

見つけ次第、徹底的に潰してやるわ…!」

 

 

ブルーさんが静かに闘志を燃やしていた。

あーあ、ロケット団…いや、サカキと言うべきか。

お前達は怒らせては不味い人を怒らせたな。

 

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

 

その後、ハンサムさんは今後について警察達と合流する為にここで別れ、リーフとブルーさんもヤマブキの方に向かった。

因みに、リーフは今回ジョウトリーグを目指すべくジョウトのバッジを集めているが、ブルーさんはカントーのグランドフェスティバルに出場するそうで、リボンは既に5つ集め終えてるらしい。

 

…確か、マリナはカントーのグランドフェスティバルに出るって言ってたな。

ブルーさんが出る以上、優勝は正直かなり難しいだろう。

まぁ、こっちには前にアメリアと聞く限り、現カロスクイーンのエルがいるから難しいだろうが。

 

それでも、俺達が必ず負けない実力を付けさせる。

 

 

「…さて、今回の事について博士とナナミさんに連絡を入れるか。

それと合わせて手持ちの交換、と。」

 

 

と、博士とナナミさん、ケンジと今回の話をした。

3人は色々と反応していたが、少なくてもこっちは大丈夫だと言っていたから一先ず一安心だ。

 

それから手持ちの交換を行った。

次に向かうジムはエンジュシティ…では無く、タンバシティのシジマに挑む。

別に原作通りにエンジュシティに行く必要は無いからな。

 

という訳で、『かくとうタイプ』のジムにメンバーとして、今回初挑戦となるヨルノズク、そして弱点を付けるトゲさん、それからウーラオスで挑む事にした。

 

特にトゲさんとウーラオスは中々良い成果を出させてあげられて無いからな。

ここで挽回させて自信をつけさせるぜ。

 

後、ヘラクロスも呼び戻そう。

ジョウトリーグに向けてヨルノズク、ヘラクロス、トゲさん、ウーラオスのレベリングをしないとな。

 

その為、タンバに向けて【うずまき列島】を経由しながら進む事にした。

無論俺だけでなく、セレナの実力も高める為に。

 

…と、いう訳で、ジュナイパーとゲンガーを交換してトゲさんとヘラクロスを呼び戻した。

 

 

「さぁ、行くぞ! うずまき列島!」

 

「「「おぉおお!!」」」

 

「うー!!」

 

 

こうして、偽サトシ達はタンバジムとコンテストに向けて特訓も兼ねて【うずまき列島】に向かうのだった。

 

…そこで再び、ロケット団の魔の手が偽サトシ達に襲い掛かろうとしていると知る由もなく…時は進んでいく…。

 

 

 

 

 

『第68話:うずまき列島の平和旅』

 

 

 

【うずまき列島】に到着し…早3日が経った。

その間、最初に訪れた島がデカポッポ島という…本当にデカい、というか太ったポッポ達がいた。

 

 

「スゲェ…こんなポッポ初めて見たわ。」

 

「うん、びっくり。

それにしても…この子達、空飛べるのかなぁ?」

 

 

島の住民に聞くと、案の定ここのポッポ達は空を飛べないらしい。

ティアが飛び方をレクチャーしても、当然体型からして無理だった。

 

ですよねぇー。

というか、この姿のままだとピジョン、ピジョットに進化するのだろうか?

え? 進化しない? ですよねぇー(2度目)。

 

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

 

チョンチーの群れとも遭遇した。

その際、みずポケモンLOVEのカスミは目をハートにして一目散とゲットしようとしていた。

 

だが、この辺りに住む少年がこのチョンチー達は仲間意識が強く、欠ける事なく島を渡りたがっているのを聞き、それを聞いたカスミは流石にゲットするのを止めたが、物凄くショックを受けてた。

 

まぁ、次の機会があるだろう。

と、チョンチー達が無事に海へと辿り着き、旅立った所を見送ると、少年がもう直ぐ『みずタイプ』のポケモンのみで戦う『うずまきカップ』というのがもう直ぐ開催される事を教えてくれた。

 

それを聞いたカスミは立ち上がり───

 

 

「それを聞いて、落ち込んでる場合じゃないわ!

みずポケモンマスターを目指す身として、必ず優勝してやるんだから!」

 

 

と、不死鳥の如く蘇った。

それを見届けて俺達は無事立ち上がって何より…っと温かい目で見ていた。

 

 

「サトシは出ないの?

みずポケモンはゲッコウガ、アシレーヌ、カメール、ウーラオスと4匹も揃ってるもん。」

 

「だな。こういう催しは好きだから出て、優勝を目指す。」

 

「ふふん。悪いけど、今回はサトシにスポットは浴びさせないわよ。」

 

 

…別にスポットを浴びた覚えは………まぁ、勝ち進んでいけば、自然とカスミも注目されるだろ。

 

 

「とういう事で、タケシ!

これから『うずまきカップ』に向けてアタシの相手よ!」

 

「え? こういうのって公平だろ?」

 

「アタシルールよ!」

 

 

何ぞよそれ…。

呆れる偽サトシだったが、タケシが「サトシの言う通り、公平な」と話は纏まった。

 

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

 

『うずまきカップ』の会場がある街へ向かう中、家そのものが海に流されているのを目撃し、俺達は助けを求めていた少女達を助けた。

詳しい事を聞くと…どうやらこの辺はサニーゴの巣が多くあり、家は丁度巣の上に建っていたらしい。

そこで、サニーゴ達のツノを加工して生活していたらしいが…他所の野生の好戦的なサニーゴ達に襲われて、この付近に住んでいたサニーゴ達は逃げ出し、好戦的なサニーゴ達が暴れたせいで下の巣が壊され、家が流されるという大惨事になってしまったらしい。

 

サニーゴと聞いて、カスミがサニーゴを捕まえると言い出し、サニーゴの捜索に移る。

意外…というか、ティアはこういう冒険事に積極的で見事サニーゴを見つけ出したのだ。

 

 

「見つけたわ! さぁ、早速勝負よ!」

 

 

と、カスミはパルシェンを出し、《つららおとし》で攻める。

対してサニーゴは《パワージェム》で相殺し、《げんしのちから》で返してきた。

 

カスミはパルシェンに《なみのり》を指示し、《げんしのちから》を無力化すると同時に接近して来ていたサニーゴにダメージを入れる。

…だが、サニーゴは《なみのり》をトリガーに《ミラーコート》でパルシェンに大ダメージを返したのだ。

 

 

「あのサニーゴ、中々に戦い慣れてるな。」

 

「ああ。カスミのパルシェンは40を超えている。

それを踏まえると…かなりレベル高いな、あのサニーゴ。」

 

 

カスミはパルシェンを戻し、スターミーを…では無く、ニョロモがボールから飛び出したのである。

折角のやる気に、カスミもレベルの差を自身の腕前で乗り越えようと決める。

 

ただ、その隙にサニーゴは《じこさいせい》で先程のダメージを回復していた。

こりゃ、かなり苦戦するな。

 

カスミがニョロモに《さいみんじゅつ》を指示する。

『ねむり』状態にすれば、状況を優位に運べるからな。

 

サニーゴはまんまと『ねむり』状態になり、その隙に《たきのぼり》でダメージを入れる。

 

このまま連打で…とは上手く行かず、一撃目の攻撃で目を覚まして返しの《もろはのずつき》を炸裂させた。

 

 

「今のは《もろはのずつき》!

不味いぞ! 今のでニョロモの体力が!」

 

 

と、タケシが声を上げてカスミが悔しそうにすると…ニョロモが立ち上がると…青白い光に包まれ───ニョロモがニョロゾに進化を果たした。

 

 

「おお! このタイミングで進化した!」

 

「頑張れぇえ! カスミ! ニョロゾ!」

 

「うー!」

 

 

セレナとティアの声援で気合いを入れ直したカスミが《だいちのちから》を指示する。

 

サニーゴに攻撃が命中する。

しかし、サニーゴは再び《ミラーコート》で受けた分攻撃を返すが…カスミは自身の足場を《だいちのちから》で浮かして躱し、その足場を思いっきり飛び出したニョロゾは進化した事で新たに習得した《かわらわり》でサニーゴに炸裂させ…戦闘不能にした。

 

その隙にカスミがルアーボールを投げ…無事、サニーゴを新たにゲットした。

 

 

「ヤッタァー! サニーゴ、ゲットよ!

そして、ニョロモがニョロゾに進化してダブル勝利よ!!」

 

 

と、嬉しさの余りに珍しくピョンピョンと飛び跳ねていた。

それを真似てティアもいつの間にかメイド姿になってピョンピョンと跳ねていた。

 

おいおいティアさんや、その姿で跳ねられるとスカートの裾が───

 

 

「…サトシは何が何でも見ちゃダメ。」

 

「あ、うん。あ、ありがとう…?」

 

 

後ろからセレナに手で目隠しされていた為に無事(?)だった。

因みに、タケシは自重して自分で目を隠していたとか。

 

 

 






・前半はシリアスだったが、後半はカスミ回でした。
 新たにサニーゴをゲットし、ニョロモもニョロゾに進化を果たして大はしゃぎのカスミン。
 因みにティアもピョンピョン跳ねててスカートのその先が………(※因みにその先は不思議な光で守られているので見る事が不可能!)。

 ハンサムが誰かと通信して偽サトシの言う通りになった流れになった。
その者は何者なのかは…ジョウトでは語られず、次のホウエン(予定)で明らかになるつもりです。
 因みに、その正体関してはこの作品のオリジナルになる為、考察は不可能とだけ…。
 このキャラは警察側にも有能、かつ偽サトシ達の味方になるキャラが必要という事で用意しておきました。

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