誤字報告して下さった方々、ありがとうございます。
偽サトシのエレキブル…現在、偽サトシのポケモンの中で唯一の『でんきタイプ』のポケモンである。
加えて『エスパータイプ』の素質もあるのか(テラスタルしたらエスパーになる)、バトルの素質も高く、最近ではシゲルのブーバーンとのバトルでライバルが出来、それ故に新たに《テレポート》を覚え、進化を果たした事で《かみなり》と特性の『でんきエンジン』を活かした戦術を練習している。
バトル以外の事では仲間達と愉快に過ごしており、特にベトベトンとコノヨザルと仲が良く、最近では早朝・昼・夜寝る前には共に正拳突きの特訓をしているらしい。
ういっす、偽サトシだお。
…なんか、久しぶりだなこの感じ。
今俺達は【うずまき列島】でレベリング(特訓)しながら『うずまきカップ』の会場に向けて旅をしている。
今回はレベリング…つまりはレベル上げをメインと言うわけで、カスミはセレナの相手では無く、タケシを相手にして貰っている。
俺とやらないのは今回、俺とカスミはライバル同士だから余り手の内を知らない様に互いに特訓内容を見ないようにしている。
んで、その間俺はセレナの相手をしている。
レベル的にヨルノズクとヘラクロスを出して、お互いに良い感じに成長し合っている。
ただ、今回からはティアもバトルに参加し始めている。
理由は主に俺のジムバトルに感化された様だ。
ティアもれっきとしたポケモンなのだと改めて思った。
しかも意外だったのは、ティア的にコンテストの方に興味を持つのかと思ったが…。
「ティアとしても、コンテストに興味は持っていると思うよ。
でも何よりもティアはサトシと一緒に戦いたいのよ!」
セレナはそう言うと、ティアは横目でこちらを見て笑う。
…そっか。ティアは良い子だな。
ならその気持ちを汲んで、俺も全力でお前と向き合おう。
セレナのイーブイと戦いながら、チラリと視界に木の陰でゲッコウガが瞑想しているとテールナーがもたれてドキッとしてる場面を目撃してしまった。
お? 何だいテールナー、キミはゲッコウガに気があるのかい?
ふっふっふっ…中々に見る目があるじゃアないか!
俺のポケモン達は皆、人間で言う美男美女達だならな(※あくまでも偽サトシの認識のみ)!
「…2人共、何だか良い雰囲気ね。」
俺がよそ見してしまったせいでバトルを中断させてしまった。
「悪いな、急によそ見しちゃって。」
「良いの良いの。
それより………良い雰囲気じゃない?」
「ああ。流石はセレナのテールナーだ、見る目がある。
ウチのゲッコウガさんはイケメンやで。」
そうしている内にも…ゲッコウガが頬を赤く染めていて、恥ずかしそうにしているが悪くないとでも思ってる様子をしていた。
そんな様子をセレナと共に微笑んで見ていた。
「素敵ねぇ…(うっとり)。
わ、私もいつか…あんな風に…(チラチラ)。」
「セレナなら大丈夫、そういう人が出来るよ。
俺はそういう機会は訪れないと思うけど。」
偽サトシは素直な感想と相変わらずの自己肯定感の低さを曝け出し、セレナの乙女心に気づかないでいた。
「…(ガクッ)」
「え? ど、どうした? セレナ?」
「…な、何でも無いの…。」
セレナはショックを受けるものの、この程度ではもう動じぬと2人でゲッコウガとテールナーを見ていた。
次第にテールナーがゲッコウガが起きている事に気づき、赤面したりとその後の様子を微笑ましく見守りつつ、セレナはいつか必ず自分も2人の様になって見せると誓うのだった。
そんな時、セレナのイーブイが何かに怯えて足元にうずくまる。
「どうしたの? イーブイ?
…あら? あれって、ピカチュウ?
よく見たら、あのギザギザの前髪…誰かにブラッシングされてるわね。」
「ん? ギザギザ髪のピカチュウ?
…あっ、お前もしかして───」
「───おーい、レオン!
そこにいたのか!
探したぞ………って、サトシ!」
偽サトシは久しぶりにヒロシと再開するのだった。
「久しぶりだなぁ! ヒロシくん!」
「うん。久しぶりだね、サトシ!
…別に『くん』はいらないんだけどなぁ…。」
偽サトシとヒロシは久しぶりの再会に握手を交わす。
「最後に会ってのは2ヶ月近く前だってのに、随分と長く感じるよ。
………所で、そこの彼女は…?」
「…! か、彼女なんてそんな…(ポッ)。」
セレナは『
それを見てヒロシは「え? 本当の方…!?」と驚く。
… 尚、偽サトシは「?」と気づかない。
彼の場合、自分がモテる訳が無いと(以下略)と思ってるのだが、もう少しは意識してもらいたいものだ。
「その子はセレナ。
カロス出身だけど、幼い頃にサトシとオーキド研究所のイベントで会った仲らしいのよ。」
と、カスミとタケシがやって来た。
…尚、カスミはやや不機嫌そうに。
「カスミにタケシ! 久しぶりだね!」
「久しぶりね!」
「ジョウトに一足先にいるのは知っていたが、ここで会うとはな。
…もしかして、ヒロシも『うずまきカップ』に出場するのか?」
「ん? 『うずまきカップ』…?
ああ、僕は出ないよ。
というか、あの大会の出場するには最低でもみず系ポケモンを3匹登録しないといけないから、
「ほー、そういう条件があったのか。
まぁ、俺もカスミもその条件は満たしてるし、問題は無いな。」
「サトシとカスミは出るんだね。」
「そうなのよ。だからさっきまでアタシはタケシを相手に特訓して。
………サトシはセレナのコンテストの練習相手をしていた筈なんだけどね?」
「? どうしたんだよ。
別に特訓以外は特にしていないぞ?
な? ティア〜。」
「うー!」
「ただ…セレナと特訓の途中、中々良いモノを見ていたけどな。
な? セレナ。」
「うん!」
2人がニコニコとしながらゲッコウガとテールナーを見ていた。
カスミは『どういう事?』と、疑問を浮かべる。
「まぁまぁ。立って長話もなんだし。
時間的にもうお昼になるから、続きはご飯を食べながらにしないか?」
「だな。」
…という訳で、昼ご飯の準備をしがてら、セレナとティアは改めてヒロシくんと自己紹介をし合った。
その際、ヒロシくんには教えとくかと…ティアがポケモンである事を教えて、元のラティアスの姿を見せると、ヒロシは当然驚愕していた。
「ふぅ………満腹だよ。
タケシの作る料理に、凄い情報量にお腹いっぱいだよ。」
俺達の出来事を食しながら話し、ヒロシは色んな意味で満腹そうしていた。
「まぁ、第三者からの見れば、凄まじい出来事だからなぁ。」
「…所で、ヒロシはこの辺りで何かしてるの?
バッジはいくつ集まったの?」
「ジョウトのバッジは5つだよ。
既にカントーリーグに出たから、レベル制限無しのバトルを申し込んだりしてるけど…。
やっぱり、本気のジムリーダーは凄く強いね。
コガネジムのアカネさんとアサギジムのミカンさんには一度負けたよ。」
成程な。バッジは5つで、本気のジムリーダーにはかなり苦戦してる様だな。
アニポケではジョウトリーグには出て来なかったが、ここでは間違いなく出場するだろうし、当たればカントーよりも苦戦するだろうな。
「それと…実はここには新たにポケモンをゲットするにあたって、かなり有力な情報をウツギ博士から聞いたんだ。」
「へぇ、そうなの? 何々?」
「待った。ヒロシくん、その情報…俺達に言っても良いのか?」
「大丈夫だよ。それに、こう言った勝負も楽しいじゃないか。」
はは、違いないな。
「それで、どんなポケモンの事を言っていたの?」
「うん。ウツギ博士が言うには───」
曰く、ここ最近の【うずまき列島】には謎のポケモンの影が見られたらしく、そのポケモンが新種のポケモンでは無いかと言われてるそうだ。
「その謎のポケモンは海で見られたんでしょ?
間違いなく、みず系ポケモンよ!
だったらこの世界の美少女:カスミちゃんが必ずゲットしてみせるわ!
サニーゴに続き、新たにポケモンがゲット出来るなんて…この【うずまき列島】は最高ね!」
と、カスミのテンションが100%となって、「さっ、さっさと片付けて探すわよ!!」とせっせと片付け始めた。
「やれやれ。まっ、ここは合わせてやるか。」
「だな。」
「大丈夫! サトシにもチャンスがあるわよ!」
「おう、サンキュ!」
「うー!」
「はは、ヒロシにもチャンスがあるんだがな。」
「あはは、サトシ達と一緒にいると楽しいな。
もしかすると、直ぐにそのポケモンと出会えるかも。
な? レオン………レオン?」
レオンくんはヒロシに声掛けるが、そのレオンはセレナのイーブイに気がある様子で、カスミ以外の俺達は面白そうにニヤニヤとしていた。
ヒロシと共に謎のポケモンを探しに冒険する。
駄弁りながら歩き回る中………海岸でランターンとそのトレーナーと思われる少年が目に入る。
俺達が声をかけると、少年は何やら慌てた行動をして
「や、やぁ、お兄さんとお姉さん達、見ない顔だね!
何か探してるモノでもあるのかな?」
少年はオサムと言い、タケシが「この辺りで謎のポケモンが目撃されたみたいだね」と聞くと、あからさまにギクッと体が反応していた。
「さ、さぁ? 僕は少なくても知らないかな。
あっ、でもこの辺は野生のポケモンが少ないから………あっち方面に何かがあるかもしれないよ!!」
と、少し離れた小島を指差し、あそこへ行けと誘導させていた。
すんげぇあからさまで何か色々と見てられないなぁ…と、感情移入しそうになったが、無理に何かを隠してるのを問い詰める気にもなれず、ティアが「うー!」と指差した小島へ行こうとしたので、ついて行く。
ティアに着いて行く中…ヒロシくんが───
「あのオサムっていう子、何か隠してる気がする。
もう一度戻らない?」
と、何やら死神と呼ばれてた気がする某名探偵と似た様な事を呟いたので、俺達はティアにちょっと戻るぞと、告げてオサムの元へ向かう。
にしても…今更だがヒロシくんって、あの死神探偵の声と似てるよな。
『真実はいつも一つ!』って言って貰っちゃおうか───
「し、シルバー!!」
と、オサムの悲鳴が鳴り響き、俺達は急いで駆けつけて行く。
そこで目にしたのは───
「捕えろ! 何としてもあのポケモンを!」
水上バイクとボードに乗っているロケット団達がゴルバット達を従え、ランターンに乗っているオサムと───小柄なルギアを追いかけていた。
「サトシ! アレって…!」
「ああ。間違い無い、ルギアだ!
謎のポケモンの正体はルギアの事だったんだな!」
「アレが…! だが、明らかにあの個体は…。」
「それより先にあの子とルギアを───」
「分かってる。カスミ、荷物持ってて。」
偽サトシはカスミに荷物を押し付けると同時にゲッコウガを出し…水の上を走り出した。
「………え? え? 今、サトシが海の上を走って無いかい?」
何気に偽サトシの人間離れした身体能力を初めて目の当たりにして思考が停止気味になっているが、説明をタケシ達に任せている間に偽サトシとゲッコウガがロケット団達をボッコボコにしていく。
「ぐぁぁぁあああ!!!」
「何故子供が海の上を…!?」
「よ、よく見ろ…!! こ、こいつ!
危険リストに載ってる、マサラタウンのサトシだ!!」
…やれやれ、犯罪者達の危険リストに載ってるとは。
まっ、何だろうとボコボコにするだけだがな。
偽サトシとゲッコウガに加え、カメール、ウーラオス、トゲさん、ヨルノズク、ヘラクロスの全員でロケット団を一網打尽にするのだった。
「さて………キミ、無事?」
「あ、うん、ありがとう………あの…。」
「謝る事はねぇよ。
…その子の事を考えれば、当然の話だ。
取り敢えず、こいつ等全員一箇所に纏めて警察に突き出さんとな。
お前はその子と一緒に、俺の仲間達の所に行っといてくれ。」
「………うん。」
一先ず、偽サトシはロケット団をワイヤーで拘束し、大きな岩にグルグル巻きにし、皆の元へと戻る。
ヒロシが何やら乾いた笑みを俺に向けていたが…今はそれよりもオサムとこの小柄なルギアについて問うのだった。
オサムはこの小柄なルギア…子供のルギアを『シルバー』と呼んでおり、1週間前に出会ったらしい。
「1週間、か………シルバーはどう見ても子供だ。
親らしきルギアは来たか?」
「ううん。まだ会ってないけど…。」
「…成程、そういう事なんだね。」
「何か分かったの?」
「…謎のポケモンの特徴はこのシルバーに似てるけど、サイズは5メートル近くある巨体だったらしいんだ。
つまり、謎のポケモンの正体はこのシルバーの───」
その瞬間、側の海から勢いよく水柱が現れ、そこから…ルギアが現れた。
「やっぱりそうか!」
「…でもなんか、敵意向けてない?」
「多分、俺達がシルバー…子供を誘拐してるんだと勘違いしてるんだよ!」
偽サトシの推測は正しく、ルギアは自分の子が人間に襲われていると勘違いして敵意を向けて攻撃しようとする。
偽サトシは素早く『波導』の力で障壁を作ろうと───した瞬間。
何処からかスイクンが偽サトシ達の前に立って、ルギアに訴えかけていた。
「え!? 今度はスイクン!?」
「スイクンだって!?
ルギアと同じ伝説のポケモンじゃないか!」
ヒロシが驚愕してる間、スイクンとルギアは睨み合う。
今更だが、間違い無くこのルギアはオレンジ諸島のルギアとは別個体だ。
あっちは男性だと思われるが、こっちは女性という他に…何か違和感を感じる。
…というより、あっちの方が異質なのかもしれない。
多分、『世界の調停者』である事が関係しているんだろう。
…と、オレンジ諸島のルギアから『ぎんいろのはね』を持っている事を思い出し、それを見せる。
『ぎんいろのはね』を見たルギアは驚きつつも、スイクンの助力もあって事なきを得た。
子供ルギアも親と再会して仲良さげにしていた。
「…悪いな、スイクン。
アルトマーレ、ウバメの森、グリーンフィールド…そして、今回も助けてくれてさ。
俺等、大した事してないのにさ。」
俺の言葉にスイクンは特に反応しなかったが、目で気にするなと言っている様な気がする。
「サトシ…その、ヒロシがその…。」
「どしたんセレナ…?
……………あー、普通はこうなるよな。」
一先ず、一件落着(?)という事で、先ずはヒロシに詳細を説明するのであった。
………その間、偽サトシによって捕らえられたロケット団員達が同じロケット団員に助けられており、側には薄緑色の髪の男が2匹のルギア、そしてスイクンを見て口角を上げる。
「謎のポケモン『X』はミュウツーでは無かったが、ルギア2匹にスイクン。
お前達はロケット団の…サカキ様の物になるのです。」
偽サトシ達に魔の手が襲い掛かろうとしていた。
・前半はカップル回(?)だった。
偽サトシのゲッコウガとセレナのテールナーが良い感じ。
タマゴグループが合わないので、タマゴは作らないと…思われるが、ゲームでは絶対に無理でも、アニポケ理論なら未知数。
ただ、セレナ曰く「愛にその相性(タマゴグループ)なんて関係ある無いのよ!」…と、反応する。
他にもヒロシのレオンがセレナのイーブイに気がある反応を示したが、実るかは不明(多分実らない可能性が高い)。
・ヒロシ、宇宙猫になる。
子供ルギアことルギアJr.に親ルギア、そしてスイクンと伝説が連続で現れ、且つ偽サトシと関わりある事で遂に情報量オーバーで宇宙猫になった。
でも、ティアのラティアスの姿を見せたけど、伝説のポケモンである事に気づいておらず、次回にはその事も知るので………ヒロシくん大変だろうねぇ。
・そして最後の不穏な魔の手。
アニポケではムコニャンスのパチモン、ヤマトとコサブロウが敵対したがここではあの男となった。
さてさて…どうなるのかな?