俺、サトシになってました(笑)   作:黒ソニア

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前回の話で多くの方々に不快な気分にさせてしまったかと思います。
この場を持って謝罪させていただきます。
…クロスに関してはいずれ偽サトシくんがコテンパンにしてくれるので、暫しお待ち下さいませ。


氷帝様、ゲーマーN様
高評価ありがとうございます。
お陰様で更にこの作品に対しての意欲が高まりました。
それから誤字報告して下さった方々、ありがとうございます。




第17節:『お前、カッコいいな』

 

 

 

『第38節:とうとう手持ちが…』

 

 

 

クロスの件でタケシがジョーイさん色々としている中…サトシは窮地に陥っていた。

 

突然だが、緊急事態なのだぜ。

え? 何が起きたのかって?

んなもん───

 

 

「誰も手持ちから外したくねぇぇぇええ!!!」

 

「うっさいっての!!

ジョーイさんや他の人に迷惑でしょうが!!」

 

 

そう。新たにヒトカゲが俺の仲間に加わった。

ありがたい事に俺の仲間が増えたのだ!

……その代わりに、とうとう手持ちが6匹をオーバーしてしまったので、1匹を転送しないといけない訳なのだが…。

 

俺は誰も選べないのだ!

 

 

「……なぁ、何で手持ちって6匹までなの?

7、8匹くらいいたって良いじゃんかさー。

つーか、ボールが反応しないとかやり過ぎじゃない?

せめてバトルが出来ないとか…ちょっとした制約でいいじゃんかさ!」

 

「落ち着きなさいって…そんなのは誰もが経験する事だって。

私だって、まだ手持ちは4匹しかいないけど、他にもみずポケモンや可愛いポケモンは沢山いるわけだから、6匹以上手持ちに入れたい気持ちは分かるけど、ルールは守りなさい!」

 

「ちくしょう……正論だから何もいぇねぇ…。」

 

 

カスミの言っている事は正しい……正しい事だからこそ、現実に向き合いたくない事ってあるのだ。

 

 

「そうだ……今、ケロマツがボールから出ているから、それを利用してケロマツのボールを一時使用できない様にして、擬似的な6匹にすれば良いじゃんか!

よっし、んじゃ早速───」

 

 

俺はナイス名案だと思い、行動を取ろうとすると、タケシが俺の肩に手を置き…とても威厳のある顔つきになっていた。

 

 

「サトシ。ルールは守れ。

皆んなが守っているんだ。

当然、お前も守れるよな?」

 

「………はい。」

 

 

と言う訳で、研究所に連絡を入れるてナナミさんに相談してみた。

 

 

『まぁ、おめでとうサトシくん!

とうとうケロマツ達以外にもポケモンをゲットして、遂に7体目まで来たのね!』

 

「うん、ありがとう。

けど……フシギダネとゼニガメにヒトカゲは訳ありで、今交代が出来なくて、そのケロマツ達とも出来ないし…どうしたもんかなぁ。」

 

 

俺はフシギダネ、ゼニガメ、そして…ヒトカゲの事情を説明した。

 

 

『………そうなのね。ここ最近の新人トレーナー達は少し難があるのね。』

 

「うん……それを込みとしても、今の問題である1匹預ける対象を誰にするかを決めないと…。」

 

『そうね。その事なんだけど、実は少し前にハナコさんにサトシくん家専用の転送用装置を置かせてもらったの。

これで、サトシくんが気に病んでいたハナコさん1人の心配を改善する事が出来たの。

そこで……ハナコさんに一番に懐いているニャビーを一時預けて見てはどうかしら?』

 

 

おおう! その問題が解決できるじゃん!

流石は俺の女神! 一生尊敬します!

 

俺はニャビーを出して事情を説明する。

ニャビーは少し寂しそうにしていたが、おふくろの事も好きだし心配してくれたので了承してくれた。

 

 

「悪いな。定期的に変えるつもりだから、直ぐに会えるからな!」

 

 

俺の言葉にニャビーは強く返事を返し、ボールに戻しておふくろの元へと送った。

 

おふくろの所に無事に届き、ニャビーが久しぶりのおふくろに満面な笑顔だった。

おふくろも久しぶりのニャビーを甘やかしている光景が目に入って気分が良かった。

 

 

『サトシ、次のお土産もよろしくねー!

それから、ニャビちゃんだけじゃなく、ケロちゃんにモクちゃんもアシちゃんもいつでも待っていると伝えてね?』

 

「うい。」

 

 

という訳で、とりま手持ち調整の問題は解決した。

ケロマツ、ニャビー、モクロー、アシマリの4匹はおふくろとの生活をしていた事から研究所よりもそっちの方が良いかと思いそうしている。

けして、研究所に送るのを躊躇う訳ではない。

何せナナミさんがいるからな!

爺さんは………知らんな。

 

 

「……空も晴れたな。行こう。」

 

 

通信を終え、俺達はクチバシティへ向かう。

 

 

 

 

 

『第39話:再会のリーフ』

 

 

 

俺達はクチバシティへ向かう道中、ヤマブキシティへと辿り着いた。

まぁ、カントーのタウンマップを見れば、どう考えても先にヤマブキシティに着くわな。

 

俺達は一先ずポケモンセンターに向かう……中に入ると、多くのトレーナーがいた。

 

 

「うわぁ…流石はカントーの中心地。

ここでもこんなにいるんだもの、隣のタマムシなんかはもっと人がいるんでしょうね。」

 

「だろうな。」

 

「───あ、サトシくんにカスミさん!」

 

 

カスミの言葉に返答すると、リーフがこちらに気づいてやって来た。

 

 

「久しぶりね、リーフ。

アンタはバッジは順調?」

 

「うん! この前クチバシティのバッジを手にした所!

今度はタマムシシティのジムに向けてトレーニングをしていた所だよ!」

 

 

おお、早いな。

俺達は道に迷って遠回りをしていたが、レベリングを考えてももう既にバッジを3つ取得しているとは……リーフの才能は恐ろしいな。

 

 

「あ、お久しぶりです。タケシさん。」

 

「ああ、久しぶりだな。

元気そうで何よりだよ。

…俺の事を知ってるって事は…。」

 

「? はい、サトシくんからメールで聞いてましたよ?」

 

 

それを聞くとタケシは「そうか…。」と呟き、カスミとコソコソと話し始めた。

俺を省いて何を話ししてるか知らないが…。

 

 

「リーフ、折角再会したんだ…バトルをやろう。」

 

「うん! やろう!」

 

 

と、言う訳でリーフとニビシティ以来のバトル…シゲルと同様に3本勝負をする事となった。

…バトルする前にヒトカゲを出して応援を頼むとお願いする。

 

リーフは「サトシくん、ヒトカゲをゲットしたんだ! 凄い!」と褒めてくれたが、少し訳があってな…バトル後にゆっくりと話すか。

 

さて、気持ちは切り替えて───

 

 

「よーし。ニャース、キミに決めた!」

「アシマリ、キミに決めた!」

 

 

俺はアシマリ、リーフはニャースを繰り出した。

それより…。

 

 

「リーフ、今のって…。」

 

「えへへ…サトシくんのを真似ちゃいました。

ダメ…かな?」

 

「いや? 構わないが?」

 

 

そんなやり取りをしていると、またもやタケシとカスミが2人でヒソヒソとしていた。

さっきから何だね、キミ達は…。

 

ま、そんな事は置いといてだ…俺とリーフとのバトルが始まった。

リーフのニャースはこの前の時から知っていたが、前よりもレベルが高かった。

《こうそくいどう》で素早さを上げて間合いを取れなくし、隙を狙って《ずつき》を仕掛けて来る。

 

俺はそのタイミングで《アクアジェット》を指示して空中へと退避し、《バブルこうせん》で攻撃する。

 

ニャースは《こうそくいどう》で素早さが2段階上がってるせいか、回避されてしまった。

 

流石に当たらないか。

 

なら今度は《アクアジェット》の奇襲をかけ、ニャースは《いあいぎり》で受け止めると…更に《でんげきは》でこちらに大ダメージを与える。

 

くっ…! このままだと、《アクアジェット》の水のベールのせいで更にダメージが!

 

この世界ではタイプ相性でみずは電気を通しやすくなっているのだ。

 

ならばここは───

 

 

「アシマリ! そのまま《こごえるかぜ》だ!

───喰らえ、『氷のアクアジェット』!」

 

 

アシマリは即座に《こごえるかぜ》で《アクアジェット》に纏うようにして《でんげきは》を流しながら突撃し、大ダメージを与えた。

 

『氷のアクアジェット』と豪語してしまったが、これはまだまだ未完成。

本物はより高度の高い冷気に氷と一体化した技だ。

 

『氷のアクアジェット(未完成)』を見たリーフは「凄い、綺麗…。」と呟いていた。

それに対して嬉しい反面、サトシくんが最初に開発した技なので、何とも言えない気持ちになった。

 

とはいえ、ニャースはまだ倒れておらず立ち上がると…青白い光に包まれ───ニャースがペルシアンに進化してしまった。

 

 

「やった! そろそろ進化ができる頃合いだと思ってたんだ!」

 

 

不味い…バトル中に進化は負けフラグのやつや!

どうにかして勝たねば!

 

ペルシアンに進化したとはいえ、ダメージは蓄積されている状態なので次の一撃を確実に与える事を意識し、《チャームボイス》で攻める。

 

ペルシアンは進化した事や《こうそくいどう》で素早さ2段階上がった事もあって軽々と避けてしまい、《いあいぎり》を受けてしまった。

 

 

「アシマリ! 力を振り絞って《バブルこうせん》だ!」

 

 

攻撃を受けてしまったが、この至近距離ならば如何に素早さが上がっていても避けられまい!

 

アシマリの《バブルこうせん》が見事命中し、ペルシアンは吹き飛ばされる。

互いに諦めずに攻撃を受けても立ち上がったが……両者共にダウンした。

 

アシマリとペルシアンは倒れた。

 

 

「お疲れ様、ペルシアン。凄かったよ。」

 

「お疲れさん、アシマリ。よく頑張ったな。」

 

 

両者は自分のポケモンを労いながらボールに戻した。

 

 

「凄かったよ、今の技…『氷のアクアジェット』。

技と技を合わせた新たな技を生み出すなんて!」

 

「ん、まぁ…アシマリが頑張ったからな。

(ただ、この技は完全に完成してないんだけどな…。)」

 

「……私達にはまだ、キミの様な凄い技は無い。

だけど……勝負はこれから!」

 

「フシギソウ、キミに決めた!」

「モクロー、キミに決めた!」

 

 

俺はモクローを、そしてリーフはフシギソウを繰り出した。

 

 

「あのフシギダネがもう進化したのか。」

 

「うん、クチバジムとのバトルでね!

さぁ、早速行くよ! 《タネばくだん》!」

 

 

速攻でモクローに《タネばくだん》が襲いかかる。

 

モクローはその攻撃を空中で躱すが、第2、第3の《タネばくだん》が襲いかかって来るので、《かぜおこし》で迎撃する。

 

《かぜおこし》によって《タネばくだん》が逆にフシギソウを襲おうとする中、《つるのムチ》ではたき落とす……が、そのはたき落とした隙を狙わせて《つばめがえし》をお見舞いし、フシギソウを吹き飛ばす。

 

 

「フシギソウ! 《どくのこな》!」

 

「モクロー、《かぜおこし》で打ち返せ!」

 

 

モクローは《どくのこな》の瞬時に《かぜおこし》で相殺する。

 

 

「…! 技の切り替えが早い!」

 

「それがこっちの得意分野さ!

次はこっちの番…モクロー、《あやしいひかり》!」

 

 

フシギソウは《あやしいひかり》により『こんらん』状態になった。

 

リーフの指示が通らない隙に、特訓で新たに覚えた《エアカッター》でダメージを与え、更に《かぜおこし》も同時に使用する事で《エアカッター》との合わせ技により、フシギソウは戦闘不能になった。

 

フシギソウは倒れた。

 

 

「や、やるね…。まさか《あやしいひかり》で混乱している隙に《エアカッター》と《かぜおこし》の合わせ技で倒されちゃうとは。

フシギソウ、お疲れ様。」

 

「モクローもお疲れさん。

状態異常になったら、即座に攻撃。

これ、戦いにおける基本戦術だぜ?」

 

「そうだねぇ……その迷いのない行動は参考になるよ。」

 

「さ、これでこっちがリード……決めに行くぜ!」

 

「そうはさせないよ!」

 

「フシギダネ、キミに決めた!」

「イーブイ、キミに…ってフシギダネ!?」

 

 

リーフはイーブイを繰り出すと、サトシがフシギダネを捕まえていた事に驚愕してしまった。

 

 

「まぁな。それらの事も後で教えてあげるさ。

今はバトルに集中しようぜ?」

 

「…そうだね。それじゃあ、行くよ!

イーブイ、《でんこうせっか》!」

 

 

イーブイの素早い《でんこうせっか》にフシギダネは防御出来ずに吹き飛ばされる。

 

早い…! それに威力もあるな!

 

イーブイの攻撃の速さと高さに驚くも、指示をしっかりとしないといけない。

俺はフシギダネに《はっぱカッター》を指示する。

 

しかし、イーブイは《でんこうせっか》をし続けながら攻撃を躱して来る。

 

成程、あのイーブイの特性『てきおうりょく』の効果でタイプ一致の威力アップに動きにも影響を及ぼしているんだな?

 

ナナミさんや爺さんから聞いた事だ…ポケモンの特性は技だけで無くその他にも影響を及ぼす事があると。

 

これがそう言う事か!

 

 

「フシギダネ! 特訓を思い出すんだ!

相手の攻撃を受け応えて《ねむりごな》!」

 

「そうは行かないよ!

イーブイ! 背後に回ってから《ずつき》!」

 

 

!? あのイーブイ、かなりバトル慣れしていないか!?

 

技の切り替え速度なら、こちらのポケモン達に引けを取らないでいた。

背後からの《ずつき》を受け、吹き飛ばされた所で《スピードスター》を放たれ、こちらは《タネばくだん》を放ち、互いに攻撃を受けて煙が発する。

 

煙が晴れると、イーブイは「まだ行ける!」と立ち上がり、対してこちらのフシギダネは戦闘不能になった。

 

フシギダネは倒れた。

 

 

「それまで。この勝負、引き分けだ。」

 

「んー…引き分けたか。

よく頑張ったな、フシギダネ。

やるな、そのイーブイ。」

 

「でしょ?」

 

 

俺とリーフは互いに笑い合った。

 

 

 

 

 

『第40話:キミに成りたいから』

 

 

 

俺とリーフはバトルで頑張ったポケモン達をジョーイさんに預け、その待っている時間にリーフと別れた後の話をした。

 

 

「……そっかぁ。シゲルくん、そこまで強くなってたんだね。

今の私でも敵わないかな……わざマシン、直ぐに強力な技を覚えられるのはやはり大きな強みだよね。」

 

 

シゲルの事に関してはリーフもサトシ同様に特にお咎め無しな反応だった。

 

 

「にしても…フシギダネ、ゼニガメ、ヒトカゲ。

初心者用ポケモンにして生息地不明の御三家ポケモンを3匹共揃えるなんてぇ、サトシくんのポケモン運強すぎない?」

 

「運が強いのは有難い事だな。

……とはいえ、リーフはズルいとか思わないのか?」

 

「羨ましいとは思うけど、ズルいとは一度も思っていないし、特に嫉妬も抱かないかな。」

 

「そっか…サンキュー。」

 

「別に礼を言う程では無いよ?

ただ、3匹共サトシくんに出会えて良かったね。

サトシくんとなら、立派に強いポケモンになれるよ!」

 

 

リーフはヒトカゲとゼニガメの頭を撫でながらそう言う。

 

 

「……それにしても、雨の中で出会ったそのトレーナー…人として最低だね。

そんな事をするトレーナーがいた事に腹が立っちゃうよ。」

 

「おお、リーフがそこまで言うとは…いや、実際そのレベルのモンだが、珍しいな。」

 

「………サトシくんは、さ。昔の私を覚えてる?

『卑怯者』だった、私の事。」

 

 

リーフは暗い感じになって語る…昔の自分は卑怯者だったと。

 

 

「シルフカンパニーの社長の娘だから…人との付き合いを大事にしないといけないから…そんな言い訳をして、私はゴンタくんや他の子達と一緒にいた。

自分が周りからハブられたくないという我が身可愛さを優先してサトシくんが孤独だったのを見て見ぬふりをしてた…。

……ゴンタくんがいなくなって、何事も真っ直ぐなキミに駆け寄った…。

ホント……ズルイよね、私って。」

 

 

リーフは「あはは…。」と笑っているが、目元には薄っすら涙が浮かんでいた。

それに話を聞いていたカスミやタケシが動こうとしていたが───

 

 

「そんな私が…ヒトカゲを捨てた様な酷いトレーナーの事、悪く言うのも変だよね?

キミの様になりたいって…烏滸がましいよね。」

 

「そっか……そんな風に思ってたんだ…。」

 

 

シゲルもそうだが、リーフもリーフで思う事があったのか…。

卑怯者……自分の事をそんな風に思っているのか。

 

俺の様になりたい……か…。

 

 

「リーフ、お前───カッコいいな。」

 

「………え?」

 

 

リーフは一変して呆気を取られた顔をし、カスミとタケシは目が点になっていた。

(※タケシはいつもと変わりません)

 

 

「だってさ、そういう事って中々言えないもんだぞ?

しかも…本人の前でそう言えるなら尚更な?」

 

「え…? いや、でも…。」

 

「それと…リーフはちょっと俺を美化しすぎて無いか?

俺、全然大した人間じゃあねぇぞ?

ゴンタ見てぇな嫌な奴やあのクソ野郎みたいな嫌いな奴には断言して嫌いって思うし、口にするし、態度に出る。」

 

「さ、サトシくん?」

 

「それからさ…この世の中、完璧な人間なんていない。

誰だって自分がイジメられるって分かったら自分の身を守ろうとするなんて、普通なんだよ。

リーフは全然卑怯者じゃない。

寧ろ、変わろうと努力してる。

俺よりカッコいい奴なんだよ。

そんで、俺みてぇな奴にも優しく接してくれる様な優しい女の子さ。」

 

「…ぁ……ぅ…で、でも…。」

 

「後さ、俺知ってるんだよ。

ゴンタの奴が、マサラタウンからヤマブキの学校に通わされた後…アイツがいなくなったからって、俺の冷遇は変わらなかった。

斧は投げるわ、ガラスの破片は投げるし…その割には俺に撃退されたら被害者面して大人に靡くし。

そんな大人共に対して、リーフは「サトシくんのせいじゃありません!」って真っ先に言ってくれたんだろ?

俺、知ってるんだぜ?」

 

「けど、それは当たり前…。」

 

「その当たり前が出来るから、お前はカッコいいんだ。

世の中、当たり前が出来ねぇ奴が多いんだよ。

悪い事をしたら謝る。

これが出来ない奴って、実は大人でもいるんだ。」

 

 

マサラタウンでも、自分の子供が悪いって認知してても碌に謝罪して来なかったし、生前でもそう。

無駄にプライドが出来ちゃって言い訳なんかするし。

 

 

「まだ幼かったリーフはさ、大人よりカッコいい女の子なのさ。

自分を悪く思うな。胸を張れ、リーフ。」

 

 

俺は笑ってリーフに本心を伝える。

 

それを聞いてリーフは───

 

 

「ありがとう、サトシくん。」

 

 

リーフは暗い顔から、笑顔の似合う女の子の顔になっていた。

 

 

 






・手持ちのポケモンの数が6匹を超えて嬉しい反面、誰かは預けないといけない現実にぶち当たった。
偽サトシくんはこの現実を直視して、ケロマツをサトシくんのピカチュウの様にボールから出るスタンスにすれば、手持ちを6匹にしてもバレないと思った。
しかし、タケシがそこをちゃんと先輩トレーナーとして指摘したので、ちゃんとしました。
ポケモンの育成って大変だと気づき、サトシくんが中々良い結果を出せなかった原因の一つである事を知った。


・リーフとの2回目バトル…結果は引き分け。
三本勝負にしたのはその方がバトル描写を減らす事が出来るから。
それと、彼女はゲーム主人公だけあって育成が上手。
彼女の現在の手持ちはフシギソウ、ペルシアン、プリン、イーブイ×3。
何気にイーブイを3匹捕まえている。


・偽サトシくん、リーフを無自覚にフラグ立てている。
この男、これに関して「またカッコつけちまったぜ!」と呑気な態度を取っている。
そんなリーフちゃんは偽サトシへの好感度が鰻登り。
ただし、今はライバルとなる女の子がいない&知らない為(カスミはそんな気は無いと告げていたので)『好き』よりも『憧れ』の面が強い。
もし……偽サトシくんの事が好きな女の子に出会ったら───


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