レレレイオ様、ミカン畑82号様
マーボカレー様、猫箱鈴音様
高評価ありがとうございます。
お陰様で更にこの作品に対しての意欲が高まりました。
それから誤字報告して下さった方々、ありがとうございます。
※誤字があったので一部書き直しました。
「ねぇ、サトシは他にどんなポケモンを持ってるんだ?」
バトルを終えたヒロシは俺に他の手持ちを見せて欲しいと、目を輝かせていた。
恐らく別の地方のゲコガシラとのバトルでニャビー達が気になったのだろう。
俺は別に隠す気も無いので、手持ちのポケモン…ニャビー、モクロー、オシャマリ、ヒトカゲ、ゼニガメを出した。
「凄いやぁ……カントーでも生息地不明なヒトカゲやゼニガメ。
そして、全く見た事の無い……アローラ地方のポケモンでいいんだよね?」
ヒロシくんはやや興奮気味になって俺のポケモン達を見ていた。
「おっと、僕のポケモン達も仲良くしてくれよ!」
そう言って、ヒロシくんは自身のボールからポケモンを繰り出す。
ピカチュウのレオンに続き、バタフリーのパピー、ヒトカゲは…まだこの時点ではゲット出来ていなかったが、他のポケモンは…ピジョン、クラブ、ラッタだった。
俺はヒロシくんのピジョン、クラブを見て…直感する。
その2匹は…サトシくんのピジョンとクラブなのだと…。
その事に気づくと、罪悪感というのか、それともヒロシくんなら大丈夫だろうという安心感なのか…よく分からない感じになった。
「サトシ?」
「ん? あぁ、ごめん。」
「僕の
「えっと…ピジョンがトップで、クラブがコッテツで良いのかな?
……いや何、その2匹から強いオーラというのか…兎に角、育てれば凄く強くなると感じてさ。」
「それは本当? だとしたら嬉しいな!」
ヒロシくんは嬉しそうにしていた。
うん。実際、サトシくんのクラブは初バトルで3タテをする程の実力があるからね。
一方で、カスミは「私もヒトデマン達に名前をあげようかしら?」と呟いていた。
そいやー、アニポケで名前があるのって珍しいよなー。
と、考えているとタケシが「カスミの場合、バトルの時に『MySteady』って呼んでるから良いんじゃないか?(笑)」と言ってたので、俺もそれに同意すると、カスミは「笑うなー!」とガルルと睨みながら俺達に襲いかかって来た。
そして、その俺等の様子を見てヒロシは笑っていた。
「サトシ達は本当に仲が良いんだな。」
「何処をそう見えんのよ。」
「いやいや、そうやって戯れあえるのって仲が良い証だよ。」
「…そう言えば、ヒロシは1人だよな?
良ければ俺達と一緒に旅に出ないか?」
俺がそう聞くと、ヒロシは少し考えて…。
「誘ってくれてありがとう。
けど、僕は今サトシとライバルとして競い合いたい。
だから…今回は遠慮させてもらうよ。」
「そっか……なら、これから互いに頑張ろう!」
「うん。ごめんよ…誘ってくれたのに…。」
「いや、大丈夫だよ。」
「けど、いつかは何処かで一緒に旅をしよう。
僕も…サトシと何処かで冒険の旅に出てみたいって思ったよ。
…そうだ。サトシはポケナビを持ってるかい?
持ってるなら連絡先を交換しようよ。」
「おお、あるあるー。」
俺は早速鞄からポケナビを取り出す……が。
「あれ……電源が入らない?
常に充電しているから夜まで待つ筈なのに…。」
「ちょっと見せてくれるかい?」
聞くと、ヒロシくんは機械いじりが趣味らしく、ある程度なら直せれるらしいのだが…。
「………これは駄目だなぁ。
一番大事なパーツが海水のせいで機能性を失ってる。
何処かで海にでも落としたのかい?」
「……あ。」
恐らく、あの豪華客船の出来事だろう。
ヒロシくんには申し訳ないが、ことの全てを喋ると流石に引かれるので今回は落としてしまったと告げておいた。
「ある程度は防水機能があるけど…今回は運が悪かったみたいだね。」
「そっか……まぁしゃーない。
取り敢えず、俺達は互いにカントーのポケモンリーグ出場を目指す者同士。
今度はポケモンリーグで会おう。
それまでに新しいポケナビを入手出来るようにするよ。」
「そっか…そうだね。
うん、今度はポケモンリーグで会おう。」
改めて互いに握手を交わし、ポケモンリーグで会う事を誓い、ヒロシとはここで別れた。
ヒロシくんを見送ると、タケシがとても言いにくそうな顔をしていた。
「……サトシ。さっきは流れからして言いにくかったんだが…。
ポケナビってかなりの値打ちだぞ?
確か、100,000近くした筈だが…。」
「「!? 100,000!?」」
俺とカスミの声が重なった。
どうやら、カスミはタマムシに着いたらポケナビを買おうと考えてたらしく、お値段がお値段なので、断念する羽目になった。
「…おふくろに直ぐに連絡して謝らないと…。」
俺は…暫くの間だが、おふくろを『ママ』と呼んで機嫌を取ろうと考えた。
タマムシに着いた。
そして、宿云々と同時に……俺は通話機に向けて頭を下げていた。
「……ママ、此度は私サトシ…アナタ様に謝罪をしなければならない事がありますれば…。」
『あら、どうしたのサトシ。
と言うか今、ママって呼んだわね? ね?
言質取ったからね? これからはちゃんと呼ぶ事よ!!』
それは無理…だって俺のメンタルが無理だと告げているからだ。
兎も角、俺はポケナビについてを話した。
『あら……それは大変な事ねぇ。
だから急にママって呼んでくれたのねぇ…。
一先ず、事が事だったので、私からは許します。
何よりサトシが無事だったのだから。』
…ママ、俺は今感動で涙が滝の様に流れているよ。
『セレナちゃんには私の方から伝えておくわね。
けれど……どうしましょう。
ポケナビって結構な値がするのよね…。』
「あ、それに関してはタケシと相談して考えがあるんだ。」
俺は、このタマムシに来るまでタケシと話ししていた事を話す。
それは定期的に行われるイベント大会に出場する事である。
主にポケモンバトルによる大会が多く、ルールは主催者によって様々だが、決まっているのはポケモンによる競い合い。
優勝すれば景品やお金が手に入る。
現に、豪華客船の時は小規模だったのでお金は手に入らなかったものの、優勝品の進化の石の3点セットが手に入った。
これらも、場所によるが場合によってはそれなりの値打ちがする。
要は勝って勝ちまくってポケナビの資金源を手にすれば良いのだ。
『そういう事ならサトシの頑張りに応援するけど…あまり時間かけても駄目よ?』
「分かってはいるよ。
けど、いつまでも甘えてばかりも良くないし、次は自分で何とかする。」
『…息子の成長は嬉しいものだけど、甘える事も大切なのよ?
アナタの場合、あまり甘えて来なかったじゃない。』
「……俺は恥ずかしがり屋さんなんだよ。
おふくろだってその位知って───」
『ママでしょ?』
「………はい…ママ。」
とまぁ、こんな感じでこれからバトルにより力を入れる様にするのだった。
「良かったじゃない。
とりあえず怒られなくて。」
俺は2人に一緒にさっきまでのやり取りを説明しながら、先ずはタマムシを観光していた。
うん、ビルやデパート、大人や子供向けの店や遊び場はここが一番多い。
ヤマブキも多かったけど、多分遊ぶならここなんだろうな。
「…後はセレナって娘が、気になるなぁ。
間違い無く、かなり心配するだろう。」
「大丈夫だよ。セレナは友達4人と一緒に旅をしてるって聞いてるし、寧ろあまり邪魔もしたくないんだよなぁ。」
セレナにはセレナのカロスでのコミュニティがあるだろうから、俺のせいで迷惑をかけたくなのが本音。
だって俺のせいでセレナの面子に傷つけたら、俺は…死を覚悟するだろう。
そんな事を話しながら、俺達は街の中心に足を運び地図やイベントなどのチラシを見ていた。
「えっと…私達でも参加できそうなのは…。
あんまり無さそうねぇ。
1週間前にかなり大規模なバトル大会があったみたいだけど…今日あるのはバッジ数4つ以下が出場出来る大会ね。
優勝商品は…なんだ、賞金2万円ねぇ。
ポケナビを買うのに5回もやってかぁ…絶対に勝てる保証も無いし、ちょっと時間がかかりすぎるわねぇ。」
「ふむ……確かに最低5回出るのには無理があるなぁ。
今日明日くらいなら滞在できるが、他のジムにも挑戦しないといけないし、何より毎日大会がある訳でも無さそうだし。」
2人は何やら残念そうにしているが……これは逆にチャンスでは無いか?
「いや寧ろ有り有りだろ。
こういうのって積み重ねだし、賞金2万って馬鹿に出来ない。
大きい大会になればなる程、難易度は高くなる。
この位の小さな大会で着実に勝って実力を身につけていく事に意味がある。
だから午後からのこの大会に出て、勝ってやる…!
ジム戦の肩慣らしにもなりそうだ…!」
俺が気合いを入れていると、2人は目と目を合わせて、「「そうだな(ね)。」」と俺に笑って返した。
よし……大会に出るのは良いが、時間がある。
なので、折角のタマムシを敢行しようではないか…との事で色々と回っていると、スロット店に目が入った。
「あら。サトシってこういうのに興味あるの?
豪華客船の時はやろうとしなかったじゃない。」
「……いや、目に入ったのは交換コーナーの一覧だよ。」
そう言って3人はスロット店のチラシを見る。
そこに映っている商品の殆どがレアものばかりである。
特にサトシが目に入ったのは…『エレキブースター』。
「ほぉ、『エレキブースター』かぁ。
確かに、サトシにとっては是が非でも欲しいものだな。」
「あら、それはどうして?」
「それはこのポケモンに関係があるからだよ。」
俺はそう言って図鑑で小さな画像のエレキブルのデータを見せる。
「へぇ、中々強そうなポケモンじゃない。
サトシはこのポケモンが欲しいの?」
「うん。正確に言うと、進化するポケモンは持ってるけどな。」
「え!? そうなの!?
いつゲットしたのよ!」
「コイツはエレブーの進化系なんだよ。」
「へー…それと『エレキブースター』と何が関係があるの?」
「エレブーがエレキブルに進化するのにこの『エレキブースター』が必須なアイテムなんだよ。
カスミに分かりやすく言うと、進化の石と同じ。
ついでに言うと、他にも『りゅうのウロコ』はカスミの持ってるタッツーの最終進化系のキングドラにするのに必須アイテムな。」
「そうなの!?
それじゃ、3人で力を合わせてゲットしてみる?」
カスミはスロットがやりたくなったのか…ウキウキな気分でいるが…。
「それは流石に現実的じゃあねぇなぁ。」
「どうしてよ?」
「カスミ…『エレキブースター』と『りゅうのウロコ』の交換に必要なコイン数を見てみろ。」
「えっと………2つともコイン:15,000枚。
お金でいうとどれくらい?」
「10,000でコイン:500枚。
それを踏まえて…1つ現金300,000。
2つとなると、600,000も必要になります(笑)」
「高すぎよぉお!!」
カスミは思わず大声を上げてしまった。
まぁ気持ちは分かる。
「こんなの、私達じゃあ手に入らないのも同然じゃない!?」
「300,000あれば1つは手に入るよ?(笑)」
「ポケナビ3つも買えちゃうじゃない!!」
「Exactly…つまり、俺等じゃ無理って話。」
「うう……何でこんなに世事辛いのよぉ…。」
「悲しきかな、世の中『金』だという事だ。」
「お金が全てじゃないじゃない…。」
「そうだな。けど、お金で解決できる事が多すぎるのが現実なんだよ。」
自分で言っといて悲しい……とても、悲しい事である…。
「モクロー、《エアカッター》!」
「ぐわぁぁあ! 何て威力なんだぁ!?」
午後となり、昼飯を終えた所で俺はタマムシの小さな大会でバトルをしていた。
最初の相手はバッジ2つのバタフリー。
こちらはモクローで勝負を挑み、俺がいない間にも強くなった成果…新たに習得した《わるだくみ》からの《エアカッター》で一撃KOをしてやった。
どうも、マイペースなモクローにしっかり者のニャビーが特訓相手にバトルをしていて、俺がいない間も互いにしっかりとレベルが上がっていた。
後、これは意外かもしれないが、実は俺のモクロー…天才肌であり、マイペースながらもキッチリとタイプ相性の悪いニャビー相手にも本気で相手どれるのだ。
それもあってか、《わるだくみ》を覚え、これまで物理特化したスタイルから特殊もいける両刀になった。
「両刀で行けるなんてぇ〜、お前はスゲェなぁ〜。」
『ホォ〜。』
俺は嬉しさのあまり勝った後、モクローに頬擦りをしていた。
そのモクローも嬉しそうに反応してくれる。
可愛い奴だぜ!
『ニャウッ!』
そうしていると、ニャビーがボールから出て来て、「次は俺の番だ!」と言っている気がした。
「期待してるぞ〜。」
俺はニャビーも抱き上げて、頭を撫で撫でする。
期待しているでぇ?
そして、2回戦の相手はバッジ3つのポニータだった。
バッジ数は同じ相手で、よく見ればかなり育てられているが、ウチのニャビーだって負けないぜ。
ニャビーは負けず嫌いの努力家。
それ故、新たに習得した《こわいかお》で素早さを下げ、更にそこから《かみくだく》を繰り返し、相手をKOにする。
「流石だぜ、ニャビー!」
勝った事で俺がそう叫ぶと、ニャビーが飛びついて来たので、抱きしめ返してニャビーの喉を撫でていた。
そして…次がいよいよ最後のバトルだ。
これに勝てば賞金ゲット…!
すると、ヒトカゲが出てきて「最後は自分が出る」と告げていた。
俺は…ヒトカゲが自分から出て勝ちたいという気持ちを汲んで、最後のバトルに選出する事となった。
その事に、カスミとタケシがヒトカゲの事を心配して声をかけて来たが、本人が出たがってるのもあるし、何より次のジムに出てもらおうと考えていたから、ここは頑張ってもらおう。
そして……最後の相手はバッジ4つのリザードだった。
バッジ4つ手に入れる程の実力に、丁度進化系のリザードである事から対戦相手はドヤ顔を向けてきた。
負けられない…!
ヒトカゲも俺の気持ちと同じ様で気合いを入れていた。
勝とうぜ…!
バトルが始まる。
相手トレーナーとリザードはヒトカゲが相手だからと余裕のある感じで《りゅうのいぶき》を放って来る。
それに対し、俺はヒトカゲに《ニトロチャージ》で避けながら囲う様に指示する。
相手は「一気に叩き込むぞ!」と意気込んで《きりさく》で突っかかって来るが、《ニトロチャージ》で素早さを上げながら躱しまくったお陰で相手の素早さよりも完全に上回った。
よってここから反撃の時間だ。
普段のタケシとのバトルで新たに覚えた《がんせきふうじ》でリザードに敢えて最初はワザと外させ、行動を鈍らせたタイミングで渾身の《がんせきふうじ》を当てる。
効果抜群の技を受け、素早さが下がった事で一気に畳み掛ける。
もう一度《がんせきふうじ》で叩き、身動き取れなくなった所で追撃の未完成だがエレブーの技を見て覚えた《かみなりパンチ》を連続で放ち、相手を戦闘不能にした。
リザードは倒れた。
進化前のヒトカゲが巧みな戦いで進化後のリザードを倒した事で、バトルを見ていた観客達が盛り上がった。
いやー、嬉しいなぁ〜。
「よく頑張ったな、ヒトカゲ!」
『カゲェ!』
ヒトカゲも、まさか自分が本当に勝てるとは半信半疑だったろう…少し戸惑いながらも自分が強くなっているのを実感して大はしゃぎし始める。
バトルを見ていたニャビーとモクローもそんなヒトカゲを見て、共に勝利を喜んでいた。
勝った事で賞金を貰い、カスミとタケシと合流する。
2人から賞賛を受けていると、俺に向けて拍手をしながら歩み寄って来る。
俺は振り向くとそこには───
「マーベラス! 見事なバトルだったよ!」
幼少期、カントーとの合同のサマーキャンプでケロマツをくれた心優しい博士のプラターヌ博士。
「プラターヌ博士、落ち着きましょう。
周りの人が見ています。」
そして、そのプラターヌ博士に声掛けるのはXY(Z)でサトシくんの優勝を止めた男、白衣を着たアランであった。
・ヒロシくんの性格が難しい。
これに関しては他のキャラもそうなんですけど、ヒロシくんって普段は敬語だけど、友達にはフランクって感じなのは分かるけど実際にやると難しい…ってなってます。
ヒロシくんもですけど、これからアニポケ(原作)とは違うじゃないかと思うキャラがこれから沢山出ると思いますけど、ご了承下さい。
・フラグが立った様に見えて立ってない。
今回彼を旅に誘いましたが、正直言ってしまうと彼と共に冒険の旅に出る事は多分ありません。
期待している方がいらしたら申し訳ないです…。
あくまでもサトシくんよりも仲良くなったので、誘ってみたって感じです。
アニポケではメタイ話、誘わないですからね。
・後、ヒロシくんのポケモンに関して…
先ず名前は割と適当なのですがお許しを…中々名前を付けるのって大変で…。
サトシくんのクラブとピジョンがヒロシくんのポケモンになった件は前々から考えてました。
これもメタイ話、ヒロシくんの判明してる手持ちでリーグ本線まで上がれるのにかなり無理があると判断し、こうなりました。
あ、サトシくんのバタフリーは…多分、何やかんやあってバタフリーに進化して恋人のバタフリーが出来て幸せだと思うよ。
・ヒトカゲが自信がついた。
偽サトシ達のお陰で強くなって自信がついた。
このまま強くなってリザードンに進化して欲しい。
・最後にプラターヌ博士とアランが登場。
アランは白衣を着て、博士の助手をしている頃である。
まだカエンジシ:人間の姿に出会っていない。