カロス御三家のメガシンカおめでとう。
発売日までの後1ヶ月…待ち遠しい気持ち反面、ゲームシステムに自分が対応出来るか不安…。
…後、チコリータ、ポカブ、ワニノコは恐らくヒスイ組と同じく別進化するだろうと思われるが…果たして?
誤字報告して下さった方々、ありがとうございます。
クチバシティに着いた。
そして着いて早々、タケシが「ジョーイさんに会いに行こう!」とハイテンションだった。
俺とカスミはやれやれとしながらも、宿泊する為にも顔を出しに行くかと向かおうとするが、まだ慣れていないリーフはポカンとしていたので、カスミがリーフの背中を押しながらポケモンセンターに向かうのだった。
ポケモンセンターに辿り着くと、ジョーイさんが困った顔をしていた。
「ジョーイさん、どうなされたんですか?
アナタのタケシがその悩みを解決───」
「あら、アナタはタケシくん。
って事はサトシくんがいるの!?」
「ああ…どうして俺では無く、サトシが…。」
「はいはい、訳ありみたいだから大人しくしましょうね。
……それで、サトシに何か用があるんですか?」
「……実は、あの廃墟にいるゲンガーのことなの…。」
「!! アイツに何が?」
ジョーイさんは表情を暗くして話し始める。
話は1週間前…ジョーイさんは少し手が空いた時にゲンガーの様子を見に行っていた時だった。
近くに行くと、何やらゲンガーが騒がしそうにしていた。
何が起きているのか、駆けつけると…そこには何とゲンガーの元トレーナーが偶然近くを寄っていたらしく、ゲンガーはやっと迎えに来てくれたのかと思いきや…アニポケと同じく、自分が不安なのをゲンガーのせいにし、挙げ句の果てに「二度と現れるな!」…と。
それにより…ゲンガーは荒くれてしまい、人間不信になってしまった。
「このままだと、あのゲンガーは…って、あら?
サトシくんは?」
ジョーイさんがゲンガーについて話している最中、偽サトシの姿が無かった。
リーフとジョーイはキョロキョロとする中、タケシとカスミは直ぐにゲンガーの元へと向かったのだと気づいた。
俺はジョーイさんが話している最中、ゲンガーの事が心配になり、気がつけば廃墟の屋敷にへと走っていた。
…失敗だったかもしれない。
どのタイミングで最低なトレーナーが現れるか分からなかったから長い事クチバに滞在する事が出来なかったとはいえ、このタイミングで出くわしてしまうとは…!
「…最低、だな………クソッ!」
俺は薄情な元ゲンガーのトレーナーと…何より、俺自身を恨んだ。
そんな事を思っていると、廃墟屋敷に辿り着いた。
俺は『波導』を使い、ゲンガーの気配を探り…ゲンガーが屋敷の中にいる事を把握する。
いる事は分かったが、思っていた以上にゲンガーの怒りが強く、荒々しいオーラを放出している事が分かった。
「ゲンガー! いるか!!」
俺が扉を開けて叫ぶと、俺の方に《シャドーボール》が降り注いで来た。
俺はそれを避けつつ、後ろに飛んで外へ出ると、ゲンガーも建物からすり抜けて出て来た。
「俺だ、ゲンガー!
事情はジョーイさんから聞いた!
頼む、先ずは落ち着いて───」
俺が声かけるも、ゲンガーは俺に強い敵意を向けたまま《ナイトヘッド》を放ってくる。
俺はそれに『波導』の力で防ごうとすると、危機を察知してボールからゲッコウガが出てきて《つじぎり》の刃で防いでくれた。
「ゲッコウガ…。俺を思ってくれるのは嬉しい。
けど、これは俺の失態なんだ。
ここは───」
ゲッコウガは首を振る。
どうやら俺の気持ちも理解した上で俺に代わってゲンガーの相手をするとの事だ。
「…分かった。
なら、ゲンガーの体力をある程度消耗させてくれ。
後は俺がやる。」
ゲッコウガは俺の考えも考慮して頷き、ゲンガーを相手取る。
先ずは変化技を使わせない様に《ちょうはつ》を指示しようとしたが、ゲンガーの動きが速く、《シャドーボール》を放って来た。
それに対してこちらは《みずのはどう》を当てて軌道をズラす。
だがゲンガーは以前と違い、攻撃が当たらなくても一切動じずに次に《ナイトヘッド》で仕掛けてくる。
それに対しては《つじぎり》の刃を突き立てて攻撃を流し、勢いをつけて《ナイトヘッド》を切り裂き、余波でゲンガーの動きを止める。
その隙に《つじぎり》の刃を投げつけてゲンガーに大ダメージを与え、ゲッコウガはもう一度《つじぎり》を発動して突っ込む。
ゲンガーは迫って来るゲッコウガ相手に《れいとうパンチ》で対抗してくる。
《れいとうパンチ》と《つじぎり》がぶつかり合う。
二人の物理技がぶつかり合う。
前とは違い、ゲッコウガに進化して全体的にステータスが上がっている筈なのに、ゲッコウガの《つじぎり》にパワーで負けてても抵抗出来るか…、やはりサトシくんのゲンガーは強い…!
しかし……ゲッコウガは《れいとうパンチ》を受け、力加減で攻撃を受け流してゲンガーに《つじぎり》を当て、吹き飛ばすと同時に《つじぎり》の刃を再び投げ飛ばして追撃の大ダメージを負わせる。
三度の《つじぎり》を受けて尚、ゲンガーは立ち上がる。
しかし、流石のゲンガーもこのままゲッコウガと戦うには厳しい状況となっていた。
「…ゲッコウガ、ご苦労さん。
後は任せてくれ。」
俺はゲッコウガの頭を軽く撫でて、ゲンガーへと歩む。
ゲンガーは俺に向けて《ナイトヘッド》を放ち…俺はそれを受けた。
『ゲコッ!?』
ゲッコウガはまさか俺が躱さずに攻撃を受けた事で思わず声を上げ、俺の方に駆け寄るが、俺はそれを制止させる。
悪いな、これは俺の問題だ。
ゲンガーも、まさか攻撃を受けるとは思っていなかったのか、驚きのあまり攻撃を中断してしまう。
俺は攻撃を受け、体から煙が上がっても歩みを止めない。
ゲンガーは再度《ナイトヘッド》で俺の歩みを止める様に地面にぶつけるが、俺は歩みを止めずにゲンガーの元へと辿り着く。
ゲンガーは俺が打つと思ったのだろう。
慌てて身構えるが、俺はゲンガーを優しく抱きしめる。
「……ごめんな。」
俺はゲンガーを抱きしめながら謝る。
ゲンガーは謝る俺に戸惑う。
「……俺、分かっていたんだ。
上手く話せないけど、お前がトレーナーに捨てられたっていうのに勘付いていたんだ。
けど、もしかしたら…って、そう思って俺は…お前をここに留めて先に進んだ。
……でも、やっぱり、それは間違いだった。
何度でも説得してお前を連れて行くべきだったんだ。
だから……置いてって、ごめん。」
ゲンガーが傷つくくらいなら…分かっていたのならば…。
……俺はポケモントレーナー失格だな。
そんな事を思っていると、ゲッコウガが俺の肩を持ち首を振っていた。
そう言ってくれるのは嬉しいが、やはりしっか───く!?
ゲンガーが……涙を流しながら俺に力強く抱きつく。
……辛かったよな…。
俺はゲンガーが泣き止むまで頭を撫でるのだった。
バトルで怪我させてしまったゲンガーをジョーイさんに任せ、俺が体張って無茶をした事で3人に説教を受けた翌日。
俺はゲンガーに問いかける。
「ゲンガー、俺はお前を絶対に1人にしない。
何より…仲間になって欲しい。
だから…俺と一緒にポケモンマスターを目指そうぜ!」
俺はボールをゲンガーに向ける。
すると、ゲンガーは頷いてボールに触れた。
ゲンガーが仲間になった。
新たに仲間が増えたので、悩んだ末…フシギダネを研究所へと送った。
「これからよろしくな、ゲンガー。」
ボールに入ったゲンガーにそう語り、俺達はヤマブキシティに向けて出発した。
クチバからヤマブキに向かう最中、いつも通り特訓を交えていた。
主に…次のジムで戦うメンバーを重点的に育てていた。
先ずは…ゲッコウガ。
俺の相棒にして一番長い付き合いの長い家族でエース。
カツラとのバトルやゲンガーとのバトルなどで分かっているだろうが、俺のゲッコウガはスピードを活かしながら物理・特殊の両刀の攻撃を扱う。
更にそこに技に技術を搭載した俺が考案したのを一番に理解してくれるからこそ、ゲッコウガには相性を踏まえて絶対選出確定。
次に…ストライク。
先ずストライクの使える主力技は───
《でんこうせっか》《にらみつける》
《れんぞくぎり》《つばさでうつ》
《かげぶんしん》《ダブルアタック》
《きりさく》《きあいだめ》《こうそくいどう》
《エアスラッシュ》《シザークロス》
《むしのさざめき》《くさわけ》《きりばらい》
ストライクは物理スピードアタッカー。
《こうそくいどう》か《くさわけ》で素早さを上げ、得意の《シザークロス》で効果抜群を狙いつつ、そこに補助として《エアスラッシュ》と《むしのさざめき》を上手く扱って奇襲する。
ゲームでは特殊技を使わないだろうが…現実では100%当たる技も平気で避けられる以上、力をつけて戦ってもらう。
これは体験談だが、リアルでは両刀でいけた方が強いのだ。
恐らく最低でも2匹は絶対選出だからストライクも絶対選出確定。
そして…ゲンガー。
ゲンガーの使える主力技は───
《さいみんじゅつ》《シャドーパンチ》
《あやしいひかり》《くろいまなざし》
《たたりめ》《ふいうち》《あくのはどう》
《シャドーボール》《みちづれ》《どくつき》
《れいとうパンチ》《マジカルシャイン》
《サイコキネシス》《テレキネシス》
《ゴーストダイブ》《わるだくみ》《ちょうはつ》
うん。すんごい優秀だよこの子。
俺の指示もあればゲッコウガと互角に戦える…いや、変化技を駆使すればゲッコウガでも厳しいレベルだった。
流石はサトシくんを世界チャンピオンへと仕立て上げたポケモンだ。
言わずもがな、この子の技は強力で上手く立ち回れば間違い無くナツメを追い詰める事が可能だろう。
「行ける…! これなら難関だって言われてるナツメ…さんにも勝てる筈だ!」
これはポケセンで集ったトレーナー達の小話を聞いての情報。
現状、カントーのジムで一番の難関がナツメで、その次にカツラだそうだ。
カツラの場合はあの『ひでり』のフィールドについての情報があまり知られていないから変わる可能性があるが、ナツメが難関であるのは変わらないだろう。
…トキワのサカキに関しては滅多にジム戦をしない事からあまり情報が無い。
そして…いよいよ7つ目のジム、ヤマブキシティにへと辿り着いた。
俺達はポケセンにへと足を運ぶと…そこには人溜まりが出来ていた。
俺達は何事かと思い覗いてみると───
「あら。ようやく来たのねぇ、リーフちゃん。」
そこにはリーフに容姿が似た美人…リーフの姉───ブルーさんがいた。
「お姉ちゃん!」
「お姉ちゃん!? あの人がリーフのお姉さん!?」
「う、美しい…!」
カスミは驚き、タケシは毎度の如く、年上のお姉さんにナンパをし始めたが…。
「ああ、悪いけど。キミ、眼中に無いから。」
「ガハッ…!」
効果抜群、タケシは倒れた……てか?
まぁ、ブルーさんにナンパしても無駄無駄ァ!
この人…親に無理矢理組まれたお見合いで会った人達をフッてるって聞いてるからな!
中にはイケメンも何人かいたって話なのにね。
「リーフちゃん元気にしてるぅ?
おねーちゃん、最近連絡が無かったから暇してたんだぞ?
……あら、サトシくんもいるじゃない。
元気ぃ? バッジは集まった?」
「お久でーす、ブルーさん。
バッジは現在6つで、留守でいなかったヤマブキのジムに挑みに来やしたー。」
「あーそうなのぉ?
…ふーん。ナツメちゃん、ジムを留守にしてたんだぁ。」
何やらナツメがジムにいなかった事が気になる様子。
「まぁ良いや。ナツメちゃんにはナツメちゃんなりの考えがある訳だろうし。
さ、リーフちゃん?
お父様とお祖父様が呼んでるから、そろそろ向かいましょ?」
「はい。それじゃあ、またねサトシくん!」
リーフはブルーと一緒にシルフカンパニーに向かって行った。
「…なんか、リーフのお姉さんって読めない感じね。
リーフとは正反対って感じ。」
「そうでも無いよ?
ただただ自分が興味無いものに関しては適当って感じなだけ。
しかもそれを本人相手でも堂々と言えるタイプ。
良くも悪くも表裏が無い人がブルーさんかな?」
俺もどちらかと言うと興味を持たれていない人だから、あまりブルーさんと話した事は無い。
それこそ2人っきりで話した事なんて無い。
いつもは同い年のナナミさんやリーフがいる時に軽く話した事がある感じだ。
「へー。」
「あ、タケシ。ブルーさんにフラれても大丈夫だよ。
あの人に告白した人達全員フラれてるから。」
「…それ、別に慰めになってなくないか?」
「まぁそうだけどね。」
「…」
「どったの、カスミ?」
「…なんか、サトシとブルーさんって似てない様で似てる感じがするわ。」
え? そんな風に思われたの初めてだわ。
…俺がブルーさんに似てる、か…。
「…まぁ、それはさて置いて…ポケモンセンターに荷物を置かせて貰ってジムに向かおう。
あ、その前にポケナビくらいは買っておくか。」
俺達はジムに向かう前にポケナビを購入した。
…データとかぶっ飛んでしまってるので、また一から登録とかしないといけないから、セレナの連絡先が分からないので、機械に詳しく無い俺はマサラタウンに戻ったらセレナに連絡するか。
・サトシくんのゲンガーを仲間にした。
ゲンガーを仲間に迎れたのは嬉しいけど、本当ならもっと早くから仲間にすれば良かったと後悔してる。
原作よりも早く会えたからか、内心違ってて欲しかったが、変わってなかった事やゲンガーが傷つく事になってしまったからゲンガーに申し訳ない気持ちだった。
ゲンガーは最初、偽サトシを相手でも信用出来なかったが、偽サトシが『置いてって、ごめん』という言葉で救われた。
・リーフの姉:ブルー登場。
イメージCVは中原麻衣さん。
彼女の人物像は自他共に厳しく、気に入ってる者には優しかったり厳しかったり辛辣だったりするが、それ以外には淡々。
先に告知しておくと、この世界にレッドとグリーンは存在しない。
いると色々と作者的にややこしくなるから。