アローラの御三家って皆んな良いよね。
他にはホウエン御三家も好きですねー。
どうも、黒ソニアです。
食わず嫌い様、リーチャード様、之名様
ホムラ=ホライゾン様、善魔位座無頼様
高評価ありがとうございます。
お陰様で更にこの作品に対しての意欲が高まりました。
それから誤字報告して下さった方々、ありがとうございます。
アローラ。俺、サトシ。
ひょんな事から
え? 『アニポケ(?)』と『偽サトシ』について引っかかるだって?
…そうだなぁ、先ず偽サトシについて簡潔に言うなら、俺はサトシくんでは無く転生、あるいは憑依してサトシになった別人だからだ。
先ず、マサラタウンでは1人浮いていて且つ、チンピラなガキには物を投げられる事が多い。
しかも中には凶器である斧やピッケルにしまいにはガラスの破片なんて投げられる事もあったな。
ま、それはこのスーパーマサラ人たる強固な体に喧嘩に心得がある技術と波導の力をもって、容易にいなしてはいる訳だから問題は無い。
後は俺には既にケロマツ、ニャビー、モクロー、アシマリが手持ちにいるという…摩訶不思議な現象が起きているから。
アニポケ(?)に関しても言わずもがな、本来後に出会う者達や訪れる場所に来たりとイレギュラーな展開が起きているからだ。
現に───
「サトシ! こちらに来てください!
シェルダーとナマコブシです!」
アニメやゲームでも大人気、恐らくだがサンムーンで最も人気なキャラクターではないかと思われる美少女『リーリエ』。
「落ち着くんだリーリエ。
…見てみろサトシ。
こっちには砂に紛れてスナバァもいる。
コイツは基本無害だが、頭のスコップはスナバァの大事な物だから触れるんじゃ無いぞ。」
そして、そのリーリエの兄であり、厨二を公式でここまで再現したのかってくらいのイケメン『グラジオ』。
因みに、俺とおふくろがリーリエ達と一緒にいる理由は、ケロマツ達と共に海辺で遊んでいると、偶々リーリエ達も近くで遊んでいたという偶然によるものだった。
「もう! グラジオにーさまだけズルイです!」
「悪いな。だが、スナバァにとっても大事な事だし、サトシは知らないだろうからな。」
「うー……そ、そうです!
サトシサトシ! このアローラのシェルダーはカントーに生息しているシェルダーよりも一回り大きいですよ、ほら!」
「うん、確かに……オーキド研究所で見たシェルダーよりも大きいな。」
「オーキド研究所……ポケモン研究者の中でも、最も名の知られているオーキド博士と知り合いだなんて、羨ましいな。」
「はい! わたくしも、いつかはオーキド研究所に行ってみたいです!」
リーリエ達はオーキド博士を美化しすぎてるな…。
あの爺さん、確かにポケモン研究者としては素人から見ても凄いのは認めるが…それ以外ではどうかと思う所があるぞ。
何せ、俺のケロマツを研究させてくれと、ケロマツが嫌がってんのに何度も何度もケロムースと呼ばれる泡みたいなのを求めてくる爺さんだ。
他にも尻尾とかデリケートな部分に研究の為じゃとかで触りまくって困らせてるし…。
加えて、俺やシゲルにリーフ…後ジャイアンもどきが10歳になった時、4人いる事を把握していないだろうし。
何なら…「ケロマツをコラッタと交換してくれんかのぉ?」とボソッと言っていたのも俺は忘れねぇ。
俺は自分のポケモン達の管理をナナミさんにお願いしようと思っているからな。
あの爺さんは……まぁ、大丈夫なのは分かっているが、ね…。
「サトシくんのお陰でグラジオとリーリエがいつもより楽しそう。
歳の近いお友達が出来て感謝しますわ、ハナコさん!」
「いえいえ! 寧ろ、コチラの方から感謝したいくらいです!」
ママさん達トークをしているのが、リーリエとグラジオの母である『ルザミーネ』さん。
もうこの時点で30後半を超えてるなんて、信じられねぇ…。
しかも、アニポケ基準だが40を超えても今と変化してねぇとか…。
因みに、この後の事は特に何も無かった。
ただ単にアローラで友達が出来たという……しかも、リーリエとグラジオと友達になるとはな。
しかも、サトシくんでは無いというのに、な…。
自分以外の者からすれば俺こそがマサラタウンのサトシであるのだが……ちょっと罪悪感みたいのが、この頃から本格的に覚えてきたのかもしれない。
今、俺のおふくろはカントーに帰るための準備を終え、お土産を買いに市場にいる。
俺達が今日カントーに帰るって事で、世話になったククイ博士やリーリエにグラジオとお目付役の執事さんといる。
いやー、にしても面白かったな。
ククイ博士は俺がリーリエ達…エーテル財団のルザミーネさんの子供達と友達になって交友が出来ていたと知った時、滅茶苦茶驚いてた。
あの時の驚き顔が忘れられない(笑)
そんなこんなで、あーだこーのありつつマサラタウンに帰った際のお土産を買い終えた。
帰る便にはまだ時間があるという事で、空港近くの海辺で俺のポケモン達を合わせながら遊んでいた。
その様子を近くから見守っている保護者達。
(この時、見送りの為にルザミーネさんもやって来てくれた。)
ボールで遊んでいる最中、リーリエの帽子が風によって空まで飛んでいってしまう。
「任せろ! おりゃぁあああ!!」
それを俺が配管工おじさんも負けなしのジャンプによって見事キャッチする。
うむ。我ながらnice catch。(※イケボ)
その行動を見て物凄く驚くアローラ民。
ククイ博士なんか、さっきよりもすんごい顔になってフリーズしてるし。
グラジオなんて、「サトシはポケモンなのか!?」と驚愕してるし。
ルザミーネさんや執事さんでさえ、ニコやかな顔から戦慄した様な顔をしていたし。
ニャビーなんか顎外れてるんじゃねレベルで口開いてるし、アシマリなんて俺の事を心配してオロオロとし、モクローは……寝ていた、マイペースだな。
おふくろやケロマツなんか、「あらまぁ、相変わらずねー。」や『ケロ…(※特別翻訳:いつもの事…。)』といった反応をしていた。
……とまぁ、空中で下にいる者達を様子を何故かスローモーションの状態で見ており、上手く波導を使って着地してみようかと呑気な事を考えていると、危ないと思われたのか、俺達を見ていたカプ・コケコが俺を捕まえて態々地上まで降ろしてくれた。
「ありがとなー、カプ・コケコ。」
と、呑気な声で返事をすると、怒気がこもった声で威圧されてしまった。
まぁ恐らく、「危ねぇ事してんじゃねぇ!」的な意味で叱ってくれてるんだろうな。
まぁ、それでも俺は俺なので呑気に「んー。」とだけ返した。
カプ・コケコまでも現れた事で、フリーズしていたククイ博士が復活してカプ・コケコに頭を下げていた。
ルザミーネさん達なんて、「守神に会えるなんて…!」と感激していた。
リーリエなんかはもう何に驚けば良いのか分かんない状態だった。
「おーい、リーリエー。とりま落ちつきな?」
なんて、普通にしながらリーリエの帽子を被せてあげた。
それに対して、「あ、ありがとうございます…。」と曖昧な返事をしていたので、「どうした?」と聞いてみた。
「この帽子……お父様から頂いた、大切な帽子なんです。」
成程、そういう事か。
アニポケでも、ゲームでも、リーリエとグラジオのおやじさんは…ウルトラビーストの研究か何かで行方不明になってしまうんだっけ…。
ゲームではなんやかんやあって、記憶が戻らずに独立してしまい家族に戻る事は無かったが、アニポケではカンムリ雪山だっけか…何処かで生存してる流れだっけ?
まぁ今は存命しているが、いずれいなくなってしまう事を考えると、胸が苦しくなる。
……今は何も出来はしないが、いざとなったときは力になれる様に色々と考えるとしよう。
「……サトシ?」
「……ん? あ、いや、何でも無い。
おやじさんからの貰い物なら、しっかり大事にな。」
「はい!」
そんなこんだで、リーリエを元気づける。
が、リーリエとのやり取りでは空気を読んでさっきまで何もしてこなかったが、カプ・コケコがスゲー怒ってきた。
何故こんなに怒ってるんやろ?
俺が疑問に抱いていると、おふくろが「カプちゃんはサトシの事が心配なのよ。」と言うと、カプ・コケコはおふくろの意見に同意する様に力強く叫んだ。
お、お前……アニポケのサトシくん以上に俺の事を気にしてくれてない?
気のせい?
と、カプ・コケコに気に入られたので、「気をつけるよ。」と答えて「また会おうなー。」と伝えると、カプ・コケコは俺を囲うように踊りながらこの場を去って行った。
また会おうな、カプ・コケコ。
とうとうカントーに帰る時間になった。
おふくろはルザミーネさんと仲が良くなった様で、互いに握手をしていた。
ククイ博士は俺に「立派なポケモントレーナーになれよ。」と頭をわしゃわしゃとさせながらも別れを惜しんでくれた。
おう、ケロマツ達と共に強くなるぜ…!
そして、リーリエとグラジオ。
グラジオは俺に「お互い、トレーナーになって強くなったらバトルしよう。」と握手を求めながら言ってくれたので、俺はその握手に応じて「その時は俺達が勝つぜ!」とケロマツ達と共に意気込んだ。
リーリエはなんだかんだ同い年の友達は俺が初めてのようで、せっかく出来た友達が帰ってしまう事に涙をポロポロと流し始めてしまった。
おっと、可愛い女の子を泣かせちまうとは……男として、マナー違反だよな。
……ってな訳で、俺はリーリエの涙を指で優しく拭うと、リーリエのおでこに軽くつつくように触れる。
「また会える。だから泣くな。
…じゃないと、せっかくの美人顔が台無しだぜ?」
と、カッコつけてみた。
やったぜ! 生前はこんな事をやってたら痛い奴、或いは頭の可笑しい奴認定されるからな!
こういうの、やってみたかったんですぅ。
と、俺は「サトシワゴンはクールに去るぜ…!」と呟く。
俺以外からすれば「何やってんだお前?」レベルな筈なのだが……何やら、リーリエちゃんが顔を赤くしながらコクンコクンと頷いていた。
あれぇ? これは……恥ずかしい事をしやがっての意味ですかね?
だとしたらごめんな!
「……サトシ、次会った時は覚悟しておけ。」
「やれやれ、サトシの奴の将来が違う意味で心配になっちまった…。」
「あらあら。」
「ふふ、リーリエ良かったわねー。」
と、俺からすればよく分かんない反応をしていた。
なんだこのオチ……まぁ、兎も角───
またな皆んな! アローラ!
………やぁ。サトシだ……。
実は今……俺は38度を超える高熱を出してしまってるんだぜ。
べ、別に…? アローラとの気候云々でこうなった訳じゃ……ないんだからね!!
………うわ、更に頭が痛くなって来た…。
何故熱が出たかなついては正直よく分からない。
アローラからは一月前から帰ってきてるしな…。
マジでどういう事なんだろ…。
おふくろなんて、まるで生死に関わるレベルで心配してくれる。
………俺、そんなにヤバい状態?
そう考えている度に熱が上がっていく。
体は暑いというのに、背筋は凍えるように寒い…。
熱って……こんなにも…息苦しかったか?
いや、子供だからこんな……にも……。
………いや、でも、この…感覚…何処、かで───
意識が薄れていく中、俺の周りに寄り添うポケモン達。
普段は冷静に近い性格をしているが、常にサトシと共にあり、喜びも悲しみも分かち合う仲であるケロマツ。
まだ愛想の悪い所もあるが、サトシやハナコに対して甘える事を覚える様になったニャビー。
普段は寝てばかりでお腹空いた時はいち早く動き回るなど、マイペースな所が多々あるが、今は寝ずにサトシの事を心配してくるモクロー。
3人の中で、唯一のメスで寂しがりやでサトシに強い依存をしている…サトシの事を愛してる故に心配で仕方ないアシマリ。
皆んなが俺を心配してくれる……あー、生前と違って今は幸福だなー…。
俺はケロマツ、ニャビー、モクロー、アシマリを順番ずつ「大丈夫だよ」っと伝えながら頭を撫でていく。
そして、俺は……急激に眠気が襲って来たので、眠る事にした。
・セレナ、リラに続いてリーリエまでフラグを立てた。
本人はカッコつけただけで、リーリエちゃんは困惑してる(?)のだと考えている。
サトシくんは鈍感というか、生前恋愛経験皆無などから自分はモテる訳ないという考えが定着しているのである。
尚、リーリエちゃんは自分の事を美人だと認識してくれている事に評価が鰻登り。
再登場が楽しみだね。(かなり先になるけど。)