俺、サトシになってました(笑)   作:黒ソニア

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Yu-YA-828様
ハルフォス様、醤油味噌様
高評価ありがとうございます。
お陰様で更にこの作品に対しての意欲が高まりました。
それから誤字報告して下さった方々、ありがとうございます。




第42節:『VS ジムリーダー〝ムコニャ〟』

 

 

 

『第94話:…なんで俺だけぇ?』

 

 

 

………やぁ皆んな、サトシさんやで…。

…ええ、テンション低いです。

これには色々とあるんですよ……一週間前のハナダジムでの水中ショーの後からカスミとリーフの機嫌が悪いのだ。

 

何とかして機嫌を取ろうとしているが、中々上手くいかないのである。

タケシにもヘルプをかけるが…タケシは「…自業自得だろ」とそっぽを向かれてしまった。

 

俺が何をしたんや…。

と、味方のいない心苦しい中…リーフやカツラから教えて貰ったアニオリのジムに向かったのだが、もれなくその全てのジムがやってなかったのである。

 

一件目のじめんタイプのジムは…ジムリーダーがジムリーダーを副業でしており、本業の仕事が忙しすぎて倒れて入院してしまったからジム戦が出来ず…。

 

二件目のフェアリータイプのジムは…ジムリーダーが休暇でバカンスに出ているとかでしばらく帰ってこない為にジム戦が出来ず…。

 

最終的に泣く泣くトキワジムへ行く事になってしまった…。

 

畜生………トキワジムとかロケット団ボスのサカキがおるやん!

下手するとミュウツーがおるんですけど!?

 

どうやって勝つんだよ!

 

無理だろ!?

 

………と、取り乱してしまったが、マジでヤバい状況である。

この事を他の誰にも言えないし、言ったら何故そんな事を知っているのかとややこしくなるし…。

 

ああ…嫌な予感しかしねぇ…。

お陰でここ一週間、ポケモン達の特訓に中々力が入んなかったのだ。

 

 

「ねぇ、大丈夫?」

 

「サトシくん…具合悪い?」

 

「…私達、もう怒ってないから機嫌を直しなさいよ。」

 

「……ああ、ありがとう。」

 

「大丈夫だよ。ジムは後もう一つあるから!

サトシくんなら大丈夫だよ!」

 

 

大丈夫……ねぇ。

禁止伝説を相手にどうやって勝てば良いんでしょうか?

 

 

「取り敢えず、トキワジムに挑む前までにはお前のメンタルケアだな。

なぁに特訓しなくても、お前達なら充分勝てるさ。

もう本気で戦う俺のポケモン達に勝ち越せてるじゃないか!」

 

 

そう……カツラとのバトル後辺りからタイプ相性が良ければタケシに勝てる様になってきている。

本気のジムリーダーレベルに勝てれる様になったのは確かに大きい。

 

 

「おう…。」

 

「どうしたのよ、いつもと違って妙に心配気味じゃない。」

 

「……いや、なーんかさ……負の連鎖が続いているからさ…。」

 

「サトシくん…前向きに行こうよ。

嫌な事を考えてたってしょうがない。

……そうでしょ?」

 

 

リーフ…。

 

 

「……そうだな。その通りだ。」

 

「えへへ……でもこれ、サトシくんが教えてくれた事だよ?」

 

 

あり? そうだっけか?

 

 

「私、この言葉に救われたんだ。

だからその……上手く言いづらいけど、何とかなるよ!」

 

「……ああ、そうだな。」

 

 

俺はローテンションから前向きになる。

 

 

「嘆いてたって、良い方向に進みはしないんだ。

前向きに捉えよう。

これは試練……俺が、俺達がポケモンマスターになる為に、常に何事も動じない平常心を持てと言う、な?」

 

 

俺はゲッコウガがボールから飛び出して来ると感じ取ったので、先読みして出てきたタイミングでゲッコウガの顔を見て答えた。

 

ゲッコウガは不意打ちを受けた様な顔をしていたが、直ぐに拳を合わせろと出してきたので、それを応じた。

 

俺の腕に抱かれているトゲピーも俺が元気になった事で『チョッゲプリィィィイイ!!』と笑顔になっていた。

 

 

「……やっぱり、サトシくんって凄いなぁ。」

 

 

リーフはそんな偽サトシ達を見て羨ましそうにしていた。

 

……リーフが頬を赤らめている事に、カスミは若干つまんなそうな顔をしていたのをタケシは見逃さなかった。

 

 

「…カスミ、お前…まさか。」

 

「何でもない。(※しれっとタケシに腹パン)」

 

「うぐっ…!?

お、俺…まだ、何も…。」

 

「じゃあ、黙ってて。」

 

「うげっ…!?」

 

 

二度目のカスミの腹パン攻撃にタケシは大ダメージ。

 

 

「……何してんの? 2人とも…。」

 

 

そんな2人を見て半目になっている偽サトシ。

それに対してタケシは「…お前の鈍感のせいだ…。」と答えた。

 

 

 

 

 

『第95話:トキワのジムリーダー〝ムコニャ〟!?』

 

 

 

数日を経て、トキワシティに辿り着いた。

んで早速俺達はトキワジムにへと足を運ぶと…。

 

 

「やぁ、サトシ。それにリーフ、カスミ、タケシさん。」

 

 

そこには神妙な顔つきをしていたシゲルと『シゲルズガール』達がおり、俺達を見ていつもの顔つきになった。

 

 

「さんは要らないよ。所で…どうしたんだ?

さっき物凄い神妙な顔をしていたが…。」

 

 

どうやらタケシ…に、リーフとカスミも気づいたらしい。

 

 

「…ああ。実は昨日……ここのジムに負けてしまってね。

リベンジしに来たのだが…少し、ね。」

 

 

シゲルがそう語ると、『シゲルズガール』達はしょんぼりとしていた。

 

 

「え、シゲルくんが負けた!?」

 

「ここのジムリーダー…カツラさんが言っていた通り、かなりの強敵みたいね。」

 

 

リーフは驚愕し、ジムバッジを多く持っている(グレン島の時に既にバッジを10個持っていたのを自慢していた)のを知っていたので、カスミはここのジムリーダーの強さに息を呑んでいた。

 

 

「…とはいえ、ここに突っ立ったままじゃあな。

サトシは8つ目が掛かっている訳だしな。」

 

「…? ジムバッジだけなら他のジムがあるだろう?」

 

 

シゲルにここまでの経緯を説明する。

 

 

「……やれやれ。キミはポケモンに好かれる才を持っているが、こう言った運は無い方だったか。」

 

「止めろや。地味に気にしてるんだぞ。」

 

 

ほんっっっとうにそう。

豪華客船の沈没だったり、ポケモンハンターの爆弾然り、プテラに落とされた時然り……思い出すだけでもここまでの苦労やらが…。

 

 

『チョキチョキ。』

 

 

トゲピーが俺らの苦労を代弁してくれていると、シゲルが興味深そうにしてトゲピーを見ていた。

 

 

「! そのポケモンは…もしかして、あのタマゴの…!」

 

 

トゲピーはこの世界では珍しいポケモンで野生で見る事が無いから近づいて観察していた。

 

…が、直ぐにジムの前である事を思い出して咳払いする。

 

 

「そうか。んで、どうする?

僕としては早速リベンジしたい所ではあるのだが、キミは8つ目が掛かってる。

このまま運悪くジムバッジが集まらなかった何てオチは僕としても嫌だからね。

……先行を譲ってあげても良いが?」

 

「………だな。今回はお言葉に甘えるよ。」

 

 

と、潔く俺から行かせて貰う事にする。

再びミュウツーにシゲルがボコボコにされて心が折られるのも嫌だしな。

 

……とはいえ、ここのジムの話はアニポケで見ていないから、どうなる事やら。

 

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

 

「頼もう!」

 

 

俺は勢いよくジムの扉を開けて暗い室内を進む。

すると───室内が突如と来て明るくなる。

 

そして…そこにいたのは…何と───

 

 

「待っていたわよ、ジャリボーイ。」

 

「お前のポケモンリーグへの道。

ここで閉ざさせてもらおう。」

 

 

何と、ムサシ、コジロウ…そしてニャースのムコニャ3人組が待ち構えていた。

 

 

「どうしてアンタ達がこんな所にいるのよ!?」

 

「何を隠そう……ここはロケット団のジムなのだ。」

 

「何だって…!? ここは『ロケット・コンツェルン』の会長がジムリーダーをしている筈…。

!? ま、まさか、その『ロケット・コンツェルン』ってのはロケット団を示していたのか!?」

 

「フッ、今頃気づいても遅いのよ。」

 

 

いや、気づかれちゃダメでしょ…。

てか、相変わらず馬鹿だな…コイツ等は…。

いくらサカキの野郎のお膝元だからといって堂々とバラすなんてさ…。

 

 

「そこのジャリボーイ。

お前の欲しいものは……このグリーンバッジだろう?」

 

「そうだよ。だからくれ。

そしたら今までの事は忘れてやっても良いが?」

 

「馬鹿ね。私達がこうやって堂々としている訳が分からない?

アンタは人間離れしてるけど、頭の方は残念ね。

アンタ達は既に包囲されているのよ!」

 

 

よく見れば、扉には開かない様に閉ざされていた。

 

 

「……んで? 俺とやろうっての?

お前等の所のボス猿に『アイツを倒してください!』って。」

 

 

………あ、やっべ、思わず強気に出ちゃったや。

 

 

「生憎と、私達のボスは忙しい身なのよ。

ボスが手を下さなくても充分!」

 

「そうだ。ボスの直属のポケモン達を借り受けた。

これにより、俺達に敗北はあり得ない!」

 

「おミャー達はここでニャー達に負けて、大切なポケモン達を奪われてロケット団に屈するのニャ!」

 

「ニャ、ニャースが喋ってる…!?」

 

 

シゲルは喋るニャースに驚いているが…悪いが無視させてもらうぞ。

 

 

「さて、お喋りはお終いだ。

ジャリボーイ! そこのトレーナーリングに立て!

お前との因縁も…ここまでにしてやる!」

 

 

俺はトゲピーをカスミに預けて、仕方なくバトルフィールドのリングに立つ。

すると……トレーナー枠が上がり、逃げられない様に足に拘束具が付けられる。

 

 

「…で、これは?」

 

「知る必要は無い。

強いて言うなら、逃げさせない為だ。」

 

 

…罠、だな。

タケシ達もこの場から立ち去る様に促すが、いつの間にか他のロケット団とそのポケモン達が包囲しており、逃げられなくなっていた。

 

 

「やれやれ、こんな事をしなくたって逃げはしねぇのにな。

……あくまでもこれは俺とのバトルだ、他の奴等には手を出すなよ。」

 

「フッ、その調子も今日までよ!」

 

 

俺とムサシがボールを構える。

 

 

「ケンタロス、キミに決めた!」

「カイリキー、行くのよ!」

 

 

俺はケンタロス、ムサシはカイリキーを繰り出した。

 

 

「カイリキー、やっちゃいなさい!

《からてチョップ》!」

 

「ケンタロス、《にらみつける》をしながらギリギリまで待て!

………今だ、《しねんのずつき》!」

 

 

カイリキーが迫る中、《にらみつける》で防御を下げて近づいたタイミングで《しねんのずつき》を被弾させた。

効果抜群に防御が1段階下がってるだけあってかなりのダメージになったが…サカキのポケモンなだけあって受け堪えて反撃に《からてチョップ》を受けてしまう。

 

そして…拘束具から電撃が襲いかかる。

 

 

「ぐぁぁぁあああっっ!!!」

 

 

凄まじい電撃を受けたせいか、俺は大声を上げてしまい膝をつく。

 

俺が電撃を受けた事で、ケンタロスは俺の方に振り向いて驚愕し、タケシ達も激しく荒れる。

 

 

「「サトシ!!」」

 

「サトシくん!!」

 

「…!! お前達!! 一体何なんだこれは!!」

 

「これが、このトキワジムのルール。

チャレンジャーはポケモンが攻撃を受けた瞬間に電撃を受ける。」

 

「こんなルール、昨日は無かったじゃ無いか!?」

 

「それはアンタが弱いって分かってたからよ。

でも、そのジャリボーイは別よ。」

 

 

フフフと笑うロケット団達。

 

あー…今までは俺らが優位に戦えていたから、平然としていたが…。

ムコニャも…ポケモンマフィア、悪党のロケット団だったな…!

 

 

「良いじゃない…あのジャリボーイが苦戦してる!」

 

「これでジャリボーイのポケモン達を奪えば、ニャー達の不評はひっくり返るニャ!」

 

「そうね。カイリキー!

《からてチョップ》の連打よ!」

 

『…!』

 

 

カイリキーが4つの手の内、2つの手でケンタロスを抑え、残りの2つの手で《からてチョップ》が襲おうと迫る。

 

 

「…ケンタロス! 《レイジングブル》!」

 

 

…俺は電撃の痛みを耐え、ケンタロスに指示を送る。

 

 

「大丈夫だ! 俺が頑丈なのは分かっている筈だ!

電撃なんて…一回受ければどうって事ねぇよ!

お前は、俺を信じて攻撃あるのみだ!」

 

 

俺の言葉にケンタロスは気持ちを切り替え、怒り狂うタックルの《レイジングブル》に抑えきれずにカイリキーを吹き飛ばし。

倒れた隙に《じわれ》で確実に戦闘不能に追い込んだ。

 

カイリキーは倒れた。

 

 

「ちょっと! 何やられてんのよ!」

 

「や、やっぱりジャリボーイのポケモンは強いなぁ…。」

 

「ニャニ怖気付いているニャ!

ムサシ! 次のポケモンでジャリボーイをけちょんけちょんにするニャ!」

 

「分かってるわよ!」

 

 

ムサシはカイリキーを戻し、次にキングラーを繰り出した。

 

 

「サトシ! 大丈夫か!?」

 

「俺は平気さ…!

それより…シゲル! タケシ!

女性陣を守りながら戦うんだ!

どうせそいつ等がこのまま大人しくしている筈がねぇ!」

 

 

俺の言葉にロケット団員達は舌打ちしてポケモンを出し始めた。

 

 

「…分かった!

こっちは任せてサトシは目の前の敵を倒せ!

キミなら負けないだろ?」

 

「当たり、めぇだっ!」

 

「サトシ! 少しの辛抱だからな!」

 

 

シゲルとタケシはポケモンを繰り出して向かってくるロケット団を迎え撃つ。

 

その際…カスミに預けられているトゲピーは上機嫌で何かをしているニャース達を見て、ぷくーと頬を膨らませていたのだった。

 

 

「キングラー、《クラブハンマー》よ!」

 

「ケンタロス、もう一度《にらみつける》からの《しねんのずつき》!」

 

 

ケンタロスが《にらみつける》からの《しねんのずつき》のカイリキーにした手順で攻める。

 

キングラーに被弾…するかと思いきや、あちらは《てっぺき》と併合した《クラブハンマー》でケンタロスを止め、そこから口から《あわ》を放出して、ケンタロスは足を滑らしてしまい、その隙に《クラブハンマー》を受けてしまう。

 

それにより、再び俺に電撃が流れる。

2回目は電撃があると分かってた事から最初よりかは耐えられるが、それでも…俺は電撃には弱いらしく、苦痛な思いをする。

 

ケンタロスはまだ倒れておらず、そこから《レイジングブル》で何とかキングラーの腕を振り解き、ダメージを与えるが、《はかいこうせん》を指示されて戦闘不能にされてしまった。

 

ケンタロスは倒れた。

 

 

「がぁぁあ…っ!!

け、ケンタロス…戻って、くれ。」

 

「嘘っ!? サトシのケンタロスがロケット団に負けた!?」

 

「…相手のポケモン、かなり強力な個体で鍛えられているな。

僕のキングラーよりも大きく、強い…!」

 

「ロケット団のボスはかなり入念にポケモンを育成している様だ!」

 

 

……俺は3度目の電撃を浴び、ケンタロスを戻す。

皆(特にタケシとカスミ)は俺のポケモンが倒された事に驚きつつ、何度も仕掛けて来るロケット団のポケモンに苦戦する事で、ロケット団の厄介さを思い知らされていた。

 

 

「ニャハハハ!! いい気味だニャ!」

 

「お、おい…俺達、とうとうジャリボーイを倒せるんじゃ無いか!?」

 

「何度も何度も失敗の続き……ようやくサヨナラ逆転ホームランする時が来たってことよぉ!!」

 

 

…ムコニャは俺のケンタロスを倒した事で鼻が天狗になっている様だ。

…調子こいてて、腹立つ…!

特にニャース……テメェだな?

電撃を流してるのは…!

 

 

「頼む……ゲンガー!」

 

 

……腹立たしいが、勝負に勝つ為に俺はゲンガーを繰り出した。

 

ゲンガーは偽サトシがボロボロの姿を見て、ムコニャを睨む。

 

それにより、一度ビビるムコニャだったが…直ぐに気を取り直して、キングラーに《クラブハンマー》を指示する。

 

…対してこちらは最大出力の《シャドーボール》で攻め立てる。

 

《てっぺき》で防御を上げているが、特防は上がっていない為、ゲンガーの高火力の《シャドーボール》を受けて吹き飛んでムサシの乗っているリングにぶつかり、戦闘不能になった。

 

 

「おわとととと!!

ちょっと!! 何コッチに飛ばしてきてんのよ!!」

 

「……へっ。」

 

「ニャア…腹立たしいニャア…!

こうニャッたら、おミャーには常に電撃を受け続けて貰うニャ!」

 

 

ニャースは手元の操作盤で、永続的に電撃を流し始める。

 

 

「ぐっ…! くぅ……!!!」

 

 

……や、ヤバい……冗談抜きで息苦しい…!!

い、いかに…強靭な、マサラ人の肉体を持ってしても……電撃には弱いのか…!

 

偽サトシが段々と苦しみ始める中、ゲンガーが我慢出来ずにムコニャ達の方へと《シャドーボール》を放った。

 

それに対してムコニャは『何をしやがる!!』と逆ギレし、最後のポケモンであるサイドン…と、アーボックにマタドガスを繰り出し、1対3の卑怯な手を使ってきた。

 

 

「卑怯だぞ!!」

 

「卑怯で結構だニャ!

ニャー達は泣く子も黙る、悪のロケット団だニャ!」

 

 

シゲルが偽サトシの状況を見て豪語するも、ロケット団は動じない。

 

ゲンガーに目掛けて3匹が迫り来る。

すると、ピンチを察して、ボールからゲッコウガが出て来る。

 

ムコニャは数で勝ってる事からドヤ顔で攻める指示を送る。

 

それに対してゲンガーが《シャドーボール》をマタドダスとアーボックに目掛けて放ち、サイドンはゲッコウガが《アクアブレイク》の剣で受け止める。

 

ゲンガーとゲッコウガは互いに苦戦するも、ゲンガーの方はレベル差や実力差もあって、あっという間に2匹を戦闘不能にまで追いやり、ゲッコウガは4倍弱点なだけあってサイドンを戦闘不能にする。

 

 

「「う、嘘ぉ!?」」

 

「こうニャッたら、最終手段だニャ!

ゴローニャ部隊、出撃ニャア!!」

 

 

ニャースがボタンを起動して壁から無数のゴローニャが襲いかかる。

数もあり、シゲル達にも無数の数で包囲する。

 

…まさに絶体絶命な状況である。

 

 

「あの時と……似た状況じゃ、ねぇか。」

 

 

偽サトシ…と、ゲッコウガはマサラタウンを旅だった日を思い出す。

群れのオニドリルとオニスズメに囲まれた状況を…。

 

………このままじゃ、皆んなが……皆んなが…!

 

ムコニャは兎も角、他のロケット団の隊員達が皆んなに何をするのか分からない。

 

その恐怖が………偽サトシとゲッコウガの魂を震わせる。

 

 

「こんな所で……負けてたまるかぁぁあああ!!!」

 

『コウガァァァアアア!!!』

 

 

その瞬間、偽サトシとゲッコウガに異変が生じた。

 

 

 






・流石の偽サトシもミュウツーには怖気ついていた。
流石に主人公補正があっても、今の段階で禁伝には敵わない。
しかも、その事を誰にも相談出来ないから不安だった。


・カスミさんのフラグが立ってる?
ここまで旅していて、偽サトシの魅力に気づかない訳がない。
本人は否定してるが、周りから見れば一目瞭然。
ツンデレカスミはそれを認めない。


・アニポケ通りロケット団がジムの代わりをする。
アニメでは敬意が良く分からないが、ここではミュウツー様が利用されている事に勘づいて反旗を起こし始めている。


・偽サトシとゲッコウガ…ついに?
この奇妙な現象…つまりはあの力が遂に!!

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