俺、サトシになってました(笑)   作:黒ソニア

61 / 89


今回の話は実に難しかった…。
ミュウツーと偽サトシの戦う前の語りが、何度読み返してもこれで良いのか、となったり、書き直してもこれじゃ無い感との戦いでした。
何か変な所があれば直します。


オクスタン様、スパークリング様、パンディオン様
高評価ありがとうございます。
お陰様で更にこの作品に対しての意欲が高まりました。
それから誤字報告して下さった方々、ありがとうございます。




第61節:『激突、伝説の逆襲』

 

 

 

『第125話:伝説達の怒り』

 

 

 

「人間への復讐だって…?」

 

 

ミュウツーの言葉にシゲルが反応し、俺は静かに覚悟を決める。

 

 

『そうだ。私はお前達人間によって作られた…!

望んでいないのにも関わらず、理不尽にな…!

お前達は自分達の為に、ありとあらゆる者を利用する…!

…我々の意思など無視してな…!』

 

「それは…。」

 

『否定できまい。

お前達は自分達の為だけに我々ポケモンを使っている…!

私は、望んでもいないのに最強のポケモンとして生み出され、利用されてきた…!

そこのファイヤーも、力あるからと狙われ、住処も奪われた…!』

 

 

ミュウツーの告白に皆が言葉を奪われた。

 

それと同時に納得がいった。

準決勝で出て来た時から放つ憎しみを抱いた殺意、トレーナーであったジョーイなど無視して戦ったりと…。

このファイヤーは多くのトレーナーに狙われ続け、平穏を奪われたのだ。

 

 

『ならば我々も、お前達から奪ってやる…!

お前達の全てを…!

その為に、お前達のポケモンを利用してな…!』

 

「それが奪う理由だって言うのか!?」

 

「そんなの可笑しいよ!」

 

『可笑しい…? いいや、これは怒りだ!

我々の愚かな人間(お前達)へのな…!』

 

「だとしても、ポケモンは無実でしょう!?」

 

 

カスミの言葉の後、ミュウツーにリーフのフシギバナやシゲルのカメックス、そして俺のリザードンがミュウツーの考えを否定する様に訴えていた。

 

 

『お前達も同罪だ。

お前達人間のポケモンは人間の悪い影響を受けている。

それだけで烏滸がましい。

だが、お前達は利用できる。

お前達を素体に強力なコピーポケモンを生み出す…!

そして、この人間の世界を滅ぼしてやる…!』

 

 

ミュウツーが言い切った後に…俺は口開く。

 

 

「………そうかよ。」

 

 

確かに俺達人間はお前達からすれば、醜いだろう。

憎くて仕方ないのだろう。

そう思ってしまう程の被害を受けたからな。

それは理解できるさ。

 

………だけどな───

 

 

「人間の全てが、悪じゃねぇよ。」

 

 

俺はミュウツーに向けて言い放った。

 

 

『何だと…?』

 

「何だと、じゃねえよ。

確かにお前達が受けた辛さは、俺達には到底理解出来ない位辛い事だろうし、それ故に人間を憎んでしまうのも仕方ねぇかもしれない。

紛れもなく、お前達の心に傷をつけた連中は悪だろうさ。

…だけどな、人間の全てが悪じゃねぇ!

少なくとも、ここにいる皆んなは大切なポケモン達と共に支え合っている!

ポケモン達に…愛を注いでいる!」

 

『…愛、だと?』

 

「そうさ。ポケモントレーナーっていうのはな、ポケモンと一心同体!

共に傷つき、共に喜び、共に成長する!

それを通して心を一つにしているんだ!

だからこの悪天候の中でもここへやって来れたんだ!

強い絆があるからこそ…!

その繋がりを奪うお前は…悪そのものだ!」

 

『黙れ! 悪はお前達人間だ!』

 

「お前がそう思おうが、人が愛情を注いでいる大切なポケモンを奪う行為、コピーポケモンをぞんざいに扱っている時点で、お前達も悪だ。」

 

 

俺とミュウツーに言い返す。

そうさ、少なくてもここにいる皆んなのポケモンをお前達の都合で奪って良い訳がねぇんだ。

それも兵器の様に扱おうとしている。

 

 

『…良いだろう。貴様はこの私が直々に───』

 

 

ミュウツーが俺に敵意を向ける中、ファイヤーが何かを訴えていた。

 

 

『………良かろう。

あの生意気なトレーナー達を今度こそ潰せ。

その間に私は、他のトレーナー達を蹴散らしてやる。』

 

 

どうやら、ミュウツーの前にファイヤーと戦わないといけないらしい。

………後先考えずに思った事を言ったが、スゲーヤバイ状況になっちまった。

 

と、考えていると、シゲルとリーフが俺の肩をそれぞれ持つ。

 

 

「1人で背負い込むなよ、キミの言葉は僕等も同じさ。」

 

「そうそう! カッコよかったよ、サトシくん!」

 

「…僕とリーフが何とかして、あのミュウツーを相手に勝ってみせる。

キミは気をつけてあの厄介な力を持つファイヤーを倒すんだ。」

 

「…分かった。

何とかしてもう一度乗り越えてみせる。

その後直ぐに駆け付けるからな!」

 

「寧ろ、僕等が助けに入るかもしれないね。」

 

「だね! 頑張ろう、シゲルくん!

フシギバナ! それに皆んなも力を貸して!」

 

 

リーフの言葉にリーフのポケモン達は応じる。

それは無論シゲル側も同じで、リーフ達と共にミュウツーに臨戦態勢をとる。

 

 

「…よしっ、俺達も戦うぞ!」

 

『コウッ!』

 

 

ゲッコウガ、リザードン、そしてアシレーヌ、ガオガエン、フクスローも頷く。

そしてそこに───

 

 

「お前1人にはさせないさ。」

 

「そうそう。アタシ達で厄介な力を持つファイヤーを相手取るわよ!」

 

 

タケシとカスミが俺の側に立った。

 

 

「2人とも…!」

 

「おっと、お前1人で戦うと言うなよ?

これはお前達だけの戦いじゃ無い、俺達皆んなの戦いだ。」

 

「そうそう。

いつまでも守られる存在じゃ無いわよ!」

 

「…悪いな、共に乗り越えるぞ!」

 

「「おう!/ええ!」」

 

偽サトシ、タケシ、カスミ

VS

伝説の炎鳥ポケモン:ファイヤー

 

シゲル、リーフ

VS

伝説の最強ポケモン:ミュウツー

 

この二つの戦いが始まる───

 

 

 

 

 

『第126話:荒れ狂うファイヤー』

 

 

 

「行くぞ! 先ずはゲッコウ───」

 

『ニャウッ!』

 

 

ゲッコウガを出そうとしたが、我先にとガオガエンが前に出た。

そうか、前の時は何も出来ずに負けたもんな。

 

 

「よしっ。先発はガオガエン、キミに決めた!」

 

「俺は…ゴローニャ!」

 

「アタシはアナタよ! キングラー(MySteady)!」

 

 

俺はガオガエン、タケシはゴローニャ、カスミはキングラーでファイヤーに挑む!

 

 

「分かっているが、アイツの《にらみつける》は強力だ!

物理防御が1段階下がるだけじゃない!

技も体も動かなくなるぞ!

常に気を張って戦うしか無い!」

 

 

と、言っている側からファイヤーは『プレッシャー』の力を合わせた《にらみつける》…『伝説の覇気』を仕掛けて来た。

これにより、俺達のポケモン達は身動き取れなくなってしまう。

 

 

「こ、これが…サトシ達が感じていたファイヤーの力か…!」

 

「尋常じゃないわね…。

けど、1人じゃないならいけるでしょ!

キングラー! アナタも《にらみつける》で返すのよ!」

 

 

カスミの指示にキングラーは《にらみつける》を仕掛けようとしたが、身動き取れない状態だった。

 

そこにファイヤーがキングラーに《かえんほうしゃ》を仕掛ける。

みずタイプのキングラーならば大したダメージにはならない…と、油断しているとやられる。

ゲームとは違いアニポケ仕様のバトルでは効果今ひとつでも簡単にやられかねん。

 

 

「ガオガエン!

《ニトロチャージ》でキングラーの前に立つんだ!」

 

 

ガオガエンに声をかける。

ガオガエンもファイヤーの強力な技を受けたが、二度目は無様を晒さんと…張り切って《ニトロチャージ》で直ぐ前に立って技を持って技を防ぐ。

 

 

「ありがとサトシ! ガオガエン!

今よ、キングラー! 《にらみつける》!」

 

 

キングラーが硬直状態を振り切り、《にらみつける》を仕掛ける。

それを見越して直ぐにズレてタケシのゴローニャの硬直を解き、キングラーの《にらみつける》でファイヤーの防御を下げた。

 

 

「今よタケシ!」

 

「おう! ゴローニャ、《ロックブラスト》!」

 

 

防御が下がったタイミングで4倍弱点のいわ技で攻める。

この攻撃が通れば、ゲームとは違い倒せなくてもファイヤーに大ダメージを与えられる…!

 

…とはいえ、そう簡単に上手くはいかない。

ファイヤーはそれに対して《ぼうふう》で力尽くで対抗する。

 

《ぼうふう》は連続技の《ロックブラスト》を無力化し、更にはガオガエン達を襲い、ゴローニャが前に立って攻撃を受ける。

 

そして、タケシはゴローニャに《がんせきふうじ》を指示し、大きな岩を生成して飛ばす事で、ファイヤーの《ぼうふう》を中断させた。

 

 

「今だガオガエン! 《どくどく》!」

 

 

その隙を突いてガオガエンの《どくどく》を放つが…。

ファイヤーは回避し、続いて《ブレイブバード》で攻めてくる。

 

 

「来る…!!」

 

「任せろ! 《ステルスロック》!」

 

 

…《ステルスロック》?

その技って交代したポケモンにいわタイプの小ダメージを与える技じゃなかったけ?

アニポケではあまり使われない技だったし、俺はレートとかやった事の無いエンジョイ勢だったから余計分からないが…。

 

と、思っていると、ゴローニャの巻いた小さな石の破片が次々と岩へと変化して空中に設置されて、障壁の様に展開された。

 

《ブレイブバード》で攻めてきたファイヤーは咄嗟に止まろうとするが、完全には止まらずに《ステルスロック》の障壁を受けて悲鳴を上げる。

 

そして、そこに畳み掛ける様にカスミがキングラーに《バブルこうせん》で攻め、ファイヤーは攻撃を受けて空に逃げる。

 

 

「本来、《ステルスロック》は交代したポケモンにいわタイプのダメージを与えるフィールドに設置しするだけの変化技だが、極めればこの様な使い方も出来るのさ。」

 

 

…流石は元いわタイプのジムリーダーだ。

後に知ったが、この様な通常の技を別の技レベルまで極めるのは至難であり、それを可能にするのにはポケモンの素質にトレーナーの手腕が揃わないと出来ないらしい。

 

 

「スゲェ…伝説相手に一歩も負けずに戦ってるぜ…!」

 

「元とはいえ、ジムリーダーな訳だよ。」

 

「…私達もまだまだね。

ポケモンリーグで結果が出てから調子づいてたって思い知らされるわ。」

 

 

後ろにいるウミオ、ソラオ、スイートがタケシの実力を目の当たりにしてエリートトレーナーになった程度の自分達ではまだまだ実力不足である事を思い知った。

 

 

「………流石だな、タケシ。」

 

「この程度で驚くなよ。

お前は俺以上の事をしてるんだからな?」

 

「そうそう。」

 

「え? いや…でも、ファイヤー相手に圧倒出来てるの、タケシのお陰じゃん?」

 

「ま、親父達が家を出てから5年…ジムリーダーをやってたのは伊達じゃ無いって事さ。

…それより、まだファイヤーはやる気満々のようだ。」

 

 

タケシが言う様に、ファイヤーが《ぼうふう》で《ステルスロック》を無力化し、ガオガエン達に攻撃して来る。

 

 

「だったら今度はこっちの番よ!

キングラー! 《はかいこうせん》!」

 

「ガオガエン! 《バークアウト》!」

 

 

タケシのゴローニャが俺達の前に立って攻撃を防いでる隙に、俺達が特殊技で攻める。

 

二つの技がファイヤーに被弾する。

ダメージが入った事で、ファイヤーが鋭い目つきでコチラを睨む。

 

この感じは…!

 

と、思った矢先にファイヤーが『伝説の覇気』でコチラの動きを止める。

そして、次にファイヤーは《ねっさのだいち》でゴローニャを、そしてキングラーとガオガエンには《げんしのちから》で吹き飛ばす。

 

…強力な《にらみつける》に加えて二つの技を同時に使うのか!

そんな事が出来たのか…!?

てか、技を4つ以上使用してきやがるな。

…まぁ、公式戦じゃねぇから当然か。

 

そう思っている最中、ファイヤーの体が赤く光り、何やらエネルギーを溜め込んでいる様に見えた。

 

何だ…?

と、次の瞬間に《ソーラービーム》をガオガエン達に放つ。

ガオガエンが咄嗟に《フレアドライブ》で二人の前に立って防ぐ…が、吹き飛ばされ、後方にいたゴローニャとキングラーに被弾してしまい、戦闘不能になってしまう。

 

 

「くっ…よくやってくれたゴローニャ。

ゆっくり休んでくれ。」

 

「アナタもね、キングラー。」

 

「ガオガエン! 無事か!?」

 

 

タケシ達は倒れたゴローニャ達をボールに戻し、吹き飛ばれたガオガエンは戻って来る。

しかし、見た限りでもガオガエンの体力はかなり限界だった。

 

そして、何やら赤くなっているファイヤー。

どうなっている…と、考えている場合では無かった。

 

《つばめがえし》で直様奇襲を仕掛けて来る。

《つばめがえし》は先制技じゃなく必中技なのだが、この世界では攻撃範囲が広くひこうタイプ故に素早く放ってる。

…その為、ガオガエンに被弾してしまう。

 

体力の少ないガオガエンは攻撃を受けて倒れるかける…が、意地で最後の力を駆使してなんとか耐え切る。

この状況では《どくどく》を使うスタミナは無い…。

だが───

 

 

「ガオガエン! 渾身の《じごくづき》!!」

 

 

ガオガエンがファイヤーに《じごくづき》を炸裂させる。

ダメージを受けたファイヤーは激怒し、ガオガエンを吹き飛ばす。

 

 

「ガオガエン!!」

 

 

俺は吹き飛ばされたガオガエンを超人な肉体を駆使して受け止める。

 

 

「良くやってくれた。」

 

 

そう言葉をかけてボールに戻す…が、ファイヤーは俺に向けて《エアスラッシュ》を飛ばしてくる。

 

間に合うか…!?

咄嗟に緊急回避しようとする───瞬間に、俺の前にサイドンが出て来て攻撃を受けてくれた。

タケシがサイドンを出して防御してくれた。

そして、更に俺を守る様にカスミのスターミーがサイドンに並ぶ。

 

 

「助かったよサイドン。

それからスターミーも。」

 

「サトシ! あのファイヤーはトレーナー相手にも容赦無い!

急いでこっちへ!」

 

「来る…! スターミー、《ハイドロポンプ》!」

 

 

こうしてる間にもファイヤーは攻撃してくる。

 

俺はスターミーが守ってくれる間にタケシ達の元へと着き、フクスローが前に出る。

 

 

「…フクスロー、くさタイプのあるお前では相性悪く一撃でも受けたら終わりだ。

気を引き締めてタケシ達のフォローに入るぞ…!

《エアスラッシュ》!」

 

 

フクスローが気合いの咆哮を上げて《エアスラッシュ》を飛ばす。

 

ファイヤーはその攻撃を躱す…。

しかし、その隙を突いてスターミーは《10まんボルト》を放ち、サイドンは《ストーンエッジ》でよく見る岩の柱を出すのでは無く、尖った強力な石破片を飛ばす。

《ステルスロック》に続き、本来の技とは違う形で技を使うタケシ達の実力は相当高い。

この場にいてくれて大変助かる。

 

そう感心しているも、ファイヤーは赤くなっているエネルギーが炎に変換され、凄まじい炎を放ち攻撃を攻撃を持って無力化し、フクスロー達を襲う。

 

それに対してはサイドンが前に出て《ストーンエッジ》を駆使して身を挺して守った。

 

しかし、ファイヤーの様子に変化が生じていた。

炎がさっきまでと異なり、炎の色が薄くなっていた。

 

 

「今のは…そうか、《もえつきる》か!

強力なほのおタイプの技で、使用後そのほのおタイプのポケモンはほのおタイプじゃなくなる。

つまり、今のファイヤーはひこう単タイプ。

…みずタイプの技は有効打にはならなくなった。」

 

「ええ!? 弱点が無くなったって訳!?

………でも、だったら《10まんボルト》よ!」

 

「こっちは《エアスラッシュ》!」

 

 

フクスローとスターミーの攻撃がファイヤーへと襲う。

しかし、ファイヤーは《ぼうふう》で無力化し、そのままフクスロー達を襲う。

 

だが、サイドンがフクスロー達の盾となって前に立ち攻撃を受ける。

 

その隙に次の攻撃を…と、思っていると、ファイヤーは《ぼうふう》を何度も打った事で擬似的な《おいかぜ》状態のフィールドを利用して《つばめがえし》で接近し、《ソーラービーム》を放って来た。

 

 

「クソッ! いつの間にかエネルギーを溜め込んでいやがった!

フクスロー! 今度はお前が前に立つんだ!」

 

 

《ソーラービーム》ならば1/4に出来るフクスローに《ブレイブバード》を指示して受ける。

 

しかし、ファイヤーは力押しでフクスローを吹き飛ばしてサイドンとスターミーを襲い、スターミーは《サイケこうせん》、サイドンは《ほのおのパンチ》で対抗するが、威力は削ったものの力負けして技を受けてしまう。

 

そこへファイヤーは追撃で《ねっさのだいち》を放ってスターミー達を苦しめ、更に《ぼうふう》を駆使して攻撃範囲を広げて大ダメージを負わせる。

 

 

「ぐっ…! 何てパワーだ!

二つの技でこっちにも…!

すまんイワーク! ガードしてくれ!」

 

 

俺達の方にも技の影響が及び始めたので、側にいたイワークが俺達を守ってくれる。

 

攻撃が止むと、スターミーとサイドンは膝をついていおり、ファイヤーの姿は無かった。

 

 

「どこ…? ファイヤーは何処へ行ったの!?」

 

「………! 上だ!」

 

 

俺がそう叫ぶも、ファイヤーが上からまた《ねっさのだいち》を放ち、スターミー達にダメージを与え、更に《ぼうふう》の構えを取る。

 

 

「不味い! このままだとサイドン達が…!」

 

「フクスロー! 《ブレイブバード》!」

 

 

投げ飛ばされていたフクスローが駆け付けているのを察知して《ブレイブバード》でファイヤーへとぶつける。

《ブレイブバード》を受けたファイヤーは悲鳴を上げるが、《ぼうふう》をフクスローごと巻き込んで放ち、下のサイドン達へと被弾してしまう。

 

凄まじい土煙が発し、煙が晴れると…サイドン達は倒れていた。

 

俺達は悔しそうにボールを取り出し、それぞれ戻そうとしていると、ファイヤーが落下する。

よく見ればかなり力を使い切っており、息は荒くしており、動けない状態になっていた。

 

この隙に攻撃するしかない…と、タケシがサイドンを戻しながらイワークに《もろはのずつき》を指示するも、近づいて来る瞬間にファイヤーが意地で『伝説の覇気』で動きを止めてしまう。

 

まだ動けるのか…!

と、思っていると、ボロボロのフクスローが立ち上がり《あやしいひかり》でファイヤーを『こんらん』状態にし、倒れてしまった。

 

 

「…フクスロー、よくやってくれた。

後は任せろ…!

頼むぞ、アシレーヌ! 《うたかたのアリア》!」

 

 

俺は『こんらん』している事から直様前に出して《うたかたのアリア》でファイヤーを攻める。

 

しかし、大ダメージを受けて尚、人間に負けたく無い一心で《かえんほうしゃ》で迎撃しくる。

 

くっ…! まだ攻撃が…!

 

…と、誰もがファイヤーの底力に苦渋な顔を浮かべている中、動ける様になったイワークが《もろはのずつき》をぶつける。

ファイヤーは攻撃を受け《かえんほうしゃ》が解かれ、その隙にアシレーヌの《アクアジェット》も加えてファイヤーを吹き飛ばし、壁へと激突させて戦闘不能にした。

 

 

「やった…!」

 

「しゃうらぁあ!」

 

「伝説を倒したわ!」

 

 

ファイヤーに勝利した事により、3人は活気つく。

 

 

「はぁ………やっとファイヤーを倒せたぁ…。

私の残りの手持ちじゃ、ファイヤー相手は厳しいから助かったぁ…。

…リーグの時は良く倒せたわね、サトシ。」

 

「…………あの時は負けたく無い一心で、ゲッコウガのあの力が発揮出来たからな。」

 

『コウガッ。』

 

「だが…こっちは片付いた。

後はシゲルとリーフの方───」

 

 

と、俺達がシゲルとリーフの戦っている方へと向けると…。

 

 

『フンッ、こんなものか。』

 

 

シゲルは膝をつき、リーフは座り込んでしまい。

2人のポケモン達は全員倒れていた。

 

…2人のポケモン達を難なく全滅させたミュウツーが俺達の方へと視線を向ける。

 

 

『…負けたのか。

二度も負けるとは…所詮伝説と言えど、私と同列とはいえんな。』

 

 

ファイヤーを見下しつつ、今度は俺達の前に降り立った。

 

 

『さぁ…次は、お前達の番だ。』

 

 

ミュウツーは俺に対し、憎しみの目を向けて言い放った。

 

 

 






・ミュウツーが偽サトシ達…人間を悪だと認識する。
こうなってしまったのは開発者達とサカキのせい。


・二度目のファイヤー戦、タケシ活躍回であった。
かなり前のポケモンタワーの件ではサイドンが目立ってしまったので、ゴローニャに大活躍してもらった。
今回の《ステルスロック》はZAのを見て早い内に披露したかったので、タケシのポケモンが使える設定にした。
これにより、偽サトシ達の《ステルスロック》の新しい使い方を知り、今後に活かせるようになった(ニッコリ)。


・3人がかりでファイヤーを倒した。
タケシのゴローニャ、サイドン
カスミのキングラー、スターミー
偽サトシのガオガエン、フクスローの6匹を戦闘不能にされたが、最後はタケシの相棒であるイワークと偽サトシのアシレーヌのダブルアタックで倒れた。
いやー…伝説ヤバし、もうファイヤーさん(笑)なんて言えない言えない。


・シゲルとリーフ…ミュウツーに敗北。
しかも、ミュウツーに大したダメージを負わせていなかった。
流石は最強様。


次回、激突───『ゲッコウガ VS ミュウツー』


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。