俺、サトシになってました(笑)   作:黒ソニア

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単刀直入ですが申し上げます!
この世界にクリスタルイワークはいません!




第72節:『VS ジムリーダー〝ダン〟』

 

 

 

『第13話:ネーブル島に辿り着くまでの道』

 

 

 

俺達は今、ネーブル島の近くにまで来ている。

ケンジ曰く、あと30分くらいで辿り着くとの事だ。

 

…いやぁ、ここまで苦労したとも。

え? 何があったって?

 

それではザックリと、キンカン島からの出来事を振り替えよう。

 

先ず…ロケット団幹部との戦いを終えた翌日、軽く準備した所で「いざ行かん!」と明るく引っ張ろうと、ちょっとカッコつけた所…カスミがシェルダーを捕まえており、可愛がっていた。

いつ捕まえたのかを聞くと、俺とケンジがジジイの事で話している間に、シェルダーを見つけたそうだ。

 

へー、良かったじゃん。

レベルもそこそこあるし、ダクマの対戦相手にはもってこいだな!

 

…で、キンカン島を出て2、3時間くらいした頃だろうか。

ピンカン島という島についた。

 

そこは立ち入り禁止区域の場所で、ジュンサーに注意を受けたが、事情を話して何故危険区域なのかを聞くと、どうやらこの島のポケモン達はこの島でしか実らないピンカンの実を食べて体がピンク色になる云々で島には許可なく立ち入ってはいけないとの事だった。

…因みに、ダクマとカスミのコダックが勝手に食べてしまい、本当にピンク色になるもんだからビックリした。

 

食べずに1時間経てば治るとの事で、一応ピンクが消えるのを待っていると、この島のピンカンの実とそれを食べたポケモンを密猟しようとする密猟者が現れて、それをジュンサーと共に撃退する。

 

それは良いのだが、色々あって運悪くこの島の親分のニドキングを密猟者が怒らせるもんだから大変だった。

 

ま、俺がパパッと密猟者をボコボコにし、アシレーヌの《うたう》とカメールのアシストで何とか解決した。

 

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

 

それから次に夕方前、とある無人島に着いて、ここで今晩は野宿する事になったのだが…変な違和感があって、中々落ち着かなかった。

 

少しして、調査隊がこの島にやって来てカブトが生息しているとの事で、タケシがいたら化石ポケモン欲しいと言うかと思い、間違い無くフラれて心に傷を抱えるだろうから、ここで捕まえてプレゼントしようかとなって探索した。

 

…結論から言おう。

カブトはいたが、この島の殆どがカブトの化石で出来た島だったというオチで、いつの間にか赤い月になってカブトが一斉に目覚めて、俺達は急遽ラプラスに乗って緊急脱出した。

 

多分だが、この件で野生のカブトを見かけるかもしれないな。

 

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

 

…とまぁ、後はカスミのコダックがゴルダックになったかと思えば違って、ただの女好きなゴルダックだったオチとかがあったりした。

 

後、そろそろ手持ちを入れ替えたが、ここオレンジ諸島は海ばかりだからみずタイプがいないとダメかと思い、今まであまり変えられなかったが、それだとずっと変えられないので、この機にアシレーヌ、カメールをリザードンとストライクに変えた。

オコリザルはもう少しダクマの面倒を見させたいと思ったので残し、トゲさんももう少ししたら入れ替えようかとは考えている。

 

…と、思い出していると、ネーブル島に辿り着いた。

 

 

 

 

 

『第14話:ネーブル島のジムリーダー〝ダン〟』

 

 

 

ネーブル島に上陸し、ジムを探しているとダンというイケメンの兄さんに会った。

ジムの場所を問うと、「付いておいで」と言われたのでついて行くと…。

「ポケモンの力借りずに、山登るべし」と書かれた看板があり、目の前にはそれなりの雪山があった。

 

取り敢えず登るかー…って、皆はどうしようって思っていると、挑戦者以外はリフトで登れるとの事で、安心して俺は山登りをしようとする。

が、ゲッコウガが一緒に登りたいとの事で、別に助けを求めなければ良いだろうとの事で、一緒に登る。

 

俺達が難なくササっと登っていくのを一緒に登っているダンが「大したものだ」と、感心している間…ゲッコウガが何か求めている様に声をかける。

 

何を言いたいのかが分かった。

恐らく『キズナ現象』を意識して登るぞと言っているのだ。

 

あまり触れていなかったが、適度に『キズナ現象』を引き出す訓練をしている。

中々出したいタイミングで引き出せないので、苦戦している。

早くサトシくんみたいにいつでも使えるようになりたいものだ。

 

実際に『キズナ現象』をしてしまうと、反則になる恐れが一瞬浮かんだが、今の俺等を見て大したもんだと言っていたから多分大丈夫だと思って、心を共鳴させて更に早く登って行く。

 

その際、意識を重ねて『キズナ現象』を自力で発現出来ないかと意識しながら登って行くと、いい感じになったタイミングで着いてしまったので、今回はお預けだった。

ゲッコウガも俺と同じく、残念そうな顔をしていた。

 

 

「やるね。この雪山を前にして怖気付いてしまった者や、登っている途中ポケモンの力を借りてしまった者などいたけれど、キミは稀に見る強者だね。」

 

「どうもどうも。」

 

「いつか…我が師、島キング:ハラにキミを紹介したいくらいだよ。」

 

「? 島、キング?」

 

「それってアローラの?」

 

「ん? サトシくん、知っているのかい?」

 

 

島キングのハラには会った事は無いが、幼い頃にアローラへ旅行へ行った事や、そこでククイ博士に会った事ことかを話した。

 

 

「成程。ククイくんからハラさんの事を少し聞いた事があるから知っていたんだね。」

 

「そうか! だからサトシはアシレーヌ達を持っていたんだな!」

 

 

どうやらダンはククイ博士とも面識があるらしい。

 

そしてケンジはというと、納得がいった顔をしていた。

…ついでに、これはジム戦が終わった後になるのだが、妙にセレナがアローラの出会った事とかをキッとした顔で問われたので、グラジオとリーリエの事も軽く話した。

 

 

「さて、改めてネーブルジムの最初の難題突破おめでとう。

…だがしかし、当然この山登りだけでは無い。

次こそが勝負…先ずは、この山のお湯を凍らせる勝負だ!」

 

 

ダンは指を鳴らすと、近くからお湯の柱が出現する。

そして、その湯をどっちが早く凍らせるかの勝負らしく、ダンはニドクインを繰り出した。

 

中々のレベルをしているな。

今の手持ちならば、ゲッコウガかラプラスのどちらか。

前はラプラスが活躍したので、今回はゲッコウガに───と、思ったらラプラスが出てきて「自分が!」と自己アピールする。

 

ゲッコウガは自分が出る気でいたが、ラプラスがやりたいとの事で、ゲッコウガは譲ってあげてくれた。

すまんな。

 

ラプラスは子供でレベルも30になったばかりだが、この前のアツミのカメックスに勝った戦績があるからな。

 

 

「…ふむ、ラプラスか。

だがまだ子供だが……気合いは充分だな。

では、いざ───勝負!」

 

「ラプラス、《フリーズドライ》!」

 

「ニドクイン、《れいとうビーム》!」

 

 

両者のこおり技でお湯を凍らせていく。

ニドクインは物理の方が強いが、レベルやバトル経験豊富な事もあって、こおりタイプ顔負けの威力を誇っていた。

対して、俺のラプラスはレベルこそまだまだ成長途中だが、タイプ一致で《れいとうビーム》よりも効果と範囲の大きい《フリーズドライ》だった事もあり、同着で凍りついた。

 

 

「ほほう、私のニドクインと互角か。

よく育てられているね。」

 

「ポテンシャルもありますけどね。

それから、《れいとうビーム》の方が威力は高いですが、《フリーズドライ》はみずタイプに効果抜群をつける程の冷気に加え、攻撃範囲とタイプ一致もあっての結果です。

…勝てなかったのは互いに悔しいですが。」

 

「そうだね。

…では、決着は最後の勝負で決めるとしよう。

最後の勝負は…この氷の柱を利用してのレース勝負だ。」

 

 

と、言うので、先ずは自分が滑りやすい様に加工する所からだ。

初めての事で、これが勝負内容に含まれなくて助かった。

それと、ストライクを手持ちにしている事もあって上手い事加工する事が出来、ソリが完成した。

 

 

「さて…最後の勝負はレースな訳だが、妨害もありだ。

そして、私のポケモンはコイツだ。

出てきてくれ、ケケンカニ!」

 

 

ダンもアローラのポケモンを持っていたか。

これはもうジムリーダーの全員がアローラのポケモンを持っていると見ていいな。

 

そして、こちらだが…。

ラプラスはこおりタイプを持っている事からも、割といけるかと思ったが、前のチンピラ共によって勢いよく地面にダイブしかけたこともあって、怖がっていた。

 

無論、無理させないのは俺の心情なので、ラプラスとストライクには「ご苦労様」と声かけて戻した。

 

ここでゲッコウガにしようかと思ったが…。

俺は考えもあって、ゲッコウガでは無く…リザードンを選択した。

 

 

「え? サトシ、リザードンなの?

リザードンでも悪く無いと思うけど、ゲッコウガの方が上手くいけそうじゃない?」

 

「この勝負はスピードだ。

加えて、ダンさんは妨害もありだといった。

慣れない下りのレースにおいては、妨害よりもどんなアクシデントにも対応出来てスピードの出せる飛行能力を持つリザードンにさせて貰ったんだ。

と、言うわけですまんな、ゲッコウガ。」

 

 

ゲッコウガはリザードンなら大丈夫だろうと頷き、ボールに戻る。

そして、リザードンに「頼むぞ!」と声をかけて、気合の返事を返したリザードン。

 

 

「うむ。このリザードンはよく育てられている。

これは一筋縄ではいかないな…!」

 

 

ダンはリザードンを見てそう呟いた。

ゲッコウガは勿論のこと、子供のラプラスも短い期間でそこいらのトレーナーのポケモンよりも強くなっている。

偽サトシのトレーナーとしての腕前の強さに改めて強敵として戦う事を誓った。

 

と、真剣なダンに一つ案を思いついたので、ダンにロープを使っていいか聞くと構わないと言ってくれたので有り難く使用させてもらおう。

 

 

「サトシ! 頑張って!」

 

「おう! 任せい!」

 

 

セレナの元気付けに応じる偽サトシ。

続いてカスミとケンジも「頑張りなさいよ!」「気をつけろよ!」と声をかけた。

 

…そんな偽サトシにエールを送るセレナを建物の隅から見つめている影があった。

 

 

「さあ、勝負だサトシくん!」

 

「負けませんよ、ダンさん!」

 

 

互いに負けないと宣言した後、勝負開始のアラームが鳴る。

 

両者共に飛び出し、凄い勢いで山を滑って行く。

偽サトシ側はリザードンがソリを支えながら翼を羽ばたかせてスピードを徐々に上げていく。

 

対してダンの方は、ケケンカニの腕を活かしてスキーのストックの様にバランスを保ちながらスピードを上げる。

更には、腕を叩きつけた事で《じしん》の様な振動が生まれて、横に並ぶ偽サトシ達の妨害をしていく。

 

成程、ケケンカニの腕のパワーをそんな風にして妨害してくるのか。

ならばこちらはリザードンの尻尾の炎を強く噴射する事で更にスピードを出して追い越す。

 

 

「成程!

リザードンを選んだのはそういう事だったか!

中々良い判断だ!」

 

「このままぶっ飛ばして行くぜ!」

 

「では………こちらも本気で行かせてもらおう!」

 

 

ケケンカニが振動による妨害から、雪を掻き集めて丸め…それを投げ飛ばして来た。

狙いは正確で、着々とこちらがスピードを落とさせながらバランスを崩させる手段を用いてきた。

 

それにより、ダンに追い抜かれてしまう。

 

やってくれるぜ。

爽やかそうな態度をしているが、中々なラフプレーをしてくるじゃないか。

ジムリーダーだから相手を見てレベルを調整しているだろうが…。

それだけ俺が強敵だって事か。

だったら───

 

 

「リザードン、レースも後半に入っただろう。

ここで最後の手を切るぞ!」

 

 

俺がそう言うとリザードンはソリから手を離し、ロープをリザードンに巻きつけた状態で前に飛び、俺はソリをボード代わりにしてロープを握りしめるて、ウェイクボードと化した。

 

 

「何!? これはウェイクボード!

ロープの使用許可を求めたのは安全対策では無く、こんな扱いをする為か!?」

 

「ああ!

こっちは妨害するには経験が足りないからな!

スピードを上げて、妨害が出来ないように先に行かせてもらうぜ!」

 

 

と、言って爆速と化したスピードでダン達を追い抜き、そのまま距離をつけていく。

ダンは安全面を考慮して、ロープに攻撃するのは不味いと思ったらしく、ケケンカニに最大パワーで腕を酷使させるが、距離は更に生まれていく。

 

ま、ロープを狙っても回避していたがな。

 

当然だが、スーパーマサラ人の強靭的な肉体と反射神経を持つ偽サトシの事を知らないダンはロープには攻撃が出来なかった。

やがて、再び雪玉を投げ飛ばして前に障害物を作るが難なく躱して行く。

 

そうしている中、ゴールが見えて来る。

これは勝ったな…と、勝利を確信していると、少し離れた所にキラリと輝くモノが視界に映る。

 

俺は何故かそれを手にしたくなり、少し体勢を倒しながら光る物を手にしつつ、ゴールを果たした。

 

 

「しゃうらっ!」

 

 

見事ゴールした喜びにリザードンと拳を合わせた。

 

そして、ダンも遅れて降りて来て、ロープウェイから来たセレナ達も駆け寄って来た。

 

 

「負けたよサトシくん。

キミ相手なら多少の妨害は問題無いだろうと思ったが…。

それ以上だったな。」

 

「いやぁ〜。」

 

「いやぁ〜じゃないでしょ!?

危ない真似してえ!

しかも、最後のは何だったのよ!?」

 

 

ありゃりゃ、見られていたか。

 

俺は何を手にしたかを握っている物を見ると───

 

 

「これは…メガストーンだね!

このネーブル島にあったとは…!」

 

 

やはりメガストーンだったか。

にしても、ダンさんは知っているみたいだな。

 

 

「もう…兎に角サトシが無事で良かったぁ…。」

 

 

と、安堵の溜め息を漏らすと、セレナの足元に…アローラのロコンが一緒に溜息の反応をしていた。

 

 

「え!? ろ、ロコン!?

私の知ってるロコンとは色が違うけど…?」

 

「こいつは…アローラロコンだな。

ここにはアローラロコンが生息していたんだぁ。」

 

 

と、呑気な反応をしていると、アローラロコンはセレナの足に擦りついていた。

 

 

「どうやら、キミと一緒に行きたいみたいだね。」

 

「良いんですか?」

 

「ああ、構わないよ。

何よりロコンがキミを選んだからね。」

 

 

と、言うわけで、アローラロコンはセレナのポケモンとなった。

 

 

「じゃじゃーん、私の旅の新たな1ページ!

ロコン、ゲット!」

 

 

と、セレナは新たな仲間を得て、俺達は祝福した。

 

 

 

「そして、サトシくん。

…これが、我がネーブルジムの制した証。

シラナミバッジだ!」

 

 

と、ダンからバッジを受け取った。

 

 

シラナミバッジ、ゲットだぜ!

 

 

と、いつものやつをやった後、ダンに手にしたメガストーンが何のポケモンのなのかを聞いたが、そこまでは分からない様子だった。

空色の橙と薄銀色の模様のメガストーン…一体、何のポケモンのだろうか?

 

 

 






・今更だが、少しこれまでの話を見直していると、サントアンヌ号で進化の石3点セットを手にしている事をすっかり忘れていました。

・それから今更ですが、現時点での偽サトシくんの手持ちがゲッコウガ、ダクマ、オコリザル、リザードン、ストライク、トゲチック(トゲさん)、特別枠のラプラスの7匹となっております。
本来なら手持ちを6匹にしないといけないのですが、このオレンジ諸島編では7匹…1匹はジムなどには出られない仕組みにして6匹扱いにしております。
色々とあると思いますが、ご了承をお願いします。


『偽サトシ』
バッジゲット出来、メガストーンも手に入って内心ルンルルーン♪

『セレナ』
偽サトシが無事にバッジをゲット出来て、新たなにアローラロコンが仲間になって二重の意味で大喜び。

『カスミ』
アニポケとは違い誰かさんの影響でダンにメロメロにはならなかった。
一体誰の影響かな?(笑)

『ケンジ』
セレナがアローラロコンを仲間にし、スケッチが捗ってた。
…え? 他には無いかって?
………偽サトシが勝利して嬉しいなー。
(…扱いがむ、難しい。)

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