N24708様、ルオン様
Aライシン様、アーサー・ライト様
高評価ありがとうございます。
お陰様で更にこの作品に対しての意欲が高まりました。
それから誤字報告して下さった方々、ありがとうございます。
いやー…ほんっっっとうに迷ったし、苦労した。
カイリューが新たに仲間になって『テンション上げ上げー!』状態だったが、その代わり誰を研究所に送るのかを…。
先ず相棒枠固定のゲッコウガと特別枠のラプラスは除き、残るはダクマ、オコリザル、エレブー、ストライク、トゲさんから誰を送るかを…1人で決めれなかったので、セレナ達と話し合った。
結果、一度は研究所に送る経験をしておくべきとトゲさんと決まり、トゲさんに言うと、案の定泣かれてしまった。
何とかして説得できはしたものの、大変だった…。
「…サトシのポケモン愛が、ポケモン達に伝わっているのは良い事だけど、強すぎて困るという貴重な経験をしたよ…。」
「…あの子、♀よ。」
「…ああ。」
と、ケンジは何やら納得した顔で俺に半眼で見て来た。
それ、どういう感情?
後、セレナが静かにガッツポーズをしていた様な気がしたが…気のせいか?
色々とあって、マンダリン島からユズ島に辿り着いた。
…辿り着く前に、溺れている女の子がいたから助けたのは良いが、その女の子がセレナとカスミを見た瞬間、俺のへの感謝の言葉を途中で絶って、どちらかが兄のお嫁さんになって欲しいとお願いし始めた。
急展開に怒りを通り越してポカンとした俺とケンジだが、2人は俺の腕に抱きついて女の子に笑顔で「ごめんね」と告げ、女の子は頬を膨らませていた。
え? 助けたのに俺が悪いの?
とまぁ、ユズ島に上陸すると女の子の兄とも思わしき男性が現れ、感謝の言葉を…俺では無く、セレナとカスミに言い、ナンパし始めた。
何なんだこの兄妹。
と、考えていると、またもやセレナとカスミが俺の腕に抱きついて断っていた。
うむ、最初の時も感じたが。
2人の成長中のお胸が───
と、満足気にしているとその男性は…。
「僕はこのユズ島のジムリーダーのジギー!
妹のマリーの為…セレナさんとカスミさんの思いを賭けて勝負だ!」
…なんかよく分からない流れになったが、ジムバッジは本物だとケンジが教えてくれたので、ジム戦するつもりで来たので受ける事にした。
訳わからんが、勝てば良かろう。
「先ずは僕と戦う資格があるのか、試させて貰うよ。」
と、ジギーはユズジムのルール説明をしだした。
内容は出て来る的を全て打ち抜けとの事だった。
…正直、ナツカンジムで似た様なのをやったからか、そこまで難しいルールには感じなかった。
さて、誰に任せようか…と、思っていると、ゲッコウガが出ると前に出た。
うむ、ゲッコウガなら確実だな。
案の定、飛び出して来た的は全て撃ち抜いた。
それも、全ての的のど真ん中に当てていたという。
「…キミのポケモンは優秀だな。
では、トレーナーの方はどうかな?」
ジギーはトレーナーの俺にもやれと言って来た。
さてさて、いっちょやってやりますか。
…と、意気込んでいると、「先ずは手本を見せてあげるよ」とジギーが見せつける様に何やらカッコよく踊る様に全ての的を当てた。
ほほう、そこそこやるな。
一部はギリギリだったり掠めていたが、ジギー曰く当たれば良いらしい。
さて、今度は俺の番だな。
気合いを入れて的当てゲームに洒落込むのだった。
「…キミも少しはやるようだが。
ポケモンバトルの腕前はどうかな?」
何やらジギーが頬をひきつかせながらボールを構えた。
何でこんなにも俺はコイツに目の敵にされているのだろうか。
セレナとカスミは旅仲間で、別に下心は抱いていないのに。
…いや、他所でイチャついていたらつまんねーけどさ。
ちょっとコイツの気持ちが分からんでも無い気がしたが、俺とセレナとカスミとはそういう関係では無いので、余計に「何でじゃ?」になった。
セレナの様な超絶美女と俺は釣り合わないし、カスミも可愛いから俺とは釣り合わないし。
セレナはサトシくん一筋で、カスミはみずポケモンラブだからな。
「…多分ジギーさんはサトシに良い所を奪われているから、ここで自分が凄いって所を見せたいんだよ。」
ケンジが俺に耳打ちする。
正直傍迷惑この上無いな。
あ、俺の的当てゲームはゲッコウガ同様に全てど真ん中に当ててやったし、何だったら後半は興が乗ってこち亀の両さんの射撃訓練を思い出して余裕マシマシな態度でやったのは悪いと思ってるけどさ。
「ま、普通のバトルなら大歓迎だな。」
勝負のルールは挑戦者である俺がタイプを3つ選択し、それぞれ同じタイプを手持ちにして戦う3本勝負との事だった。
俺が選んだタイプはむし、でんき、かくとう。
その上で俺は一番手にストライク、控えにエレブー、オコリザルを選んで勝負に出る。
「さぁ、見せてあげよう!
僕のポケモン達の力を!」
「その言葉、そっくりそのまま返してやるぜ!」
「ストライク、キミに決めた!」
「行け、スピアー!」
むしタイプ勝負では偽サトシの一番手のストライクに対し、ジギーはスピアーだった。
相性ではひこうタイプを持っている分、こちらが有利だな。
「それでは、試合開始!」
「先手必勝! ストライク、《でんこうせっか》!」
審判の試合開始の合図と共に先制技の《でんこうせっか》で体当たりし、追撃の《つばめがえし》で───
「スピアー! 踊れ!」
ジギーの言葉にスピアーが何やら踊り出して《でんこうせっか》を回避する。
避けられたか…。
アニメや漫画を通して熟知している。
この流れは謎に回避されていく一方だ。
何より、相手のペースに呑まれるのはアウトだ。
だったら───
「ストライク! 相手のペースを乱すぞ!
《つるぎのまい》だ!」
「はっ! このまま踊ったままで攻めると思ったかい!?
甘いぞ! 《どくつき》!」
そうか。踊りながら攻めてくる事は出来ないのか。
だったら対処は簡単だ。
「ストライク、間合いに来たタイミングで切り替えて《サイコカッター》!」
《つるぎのまい》の途中だが、スピアーが間合いに入ったタイミングで素早く《サイコカッター》をぶつけて、攻撃を受ける前に大ダメージを与える。
効果抜群の攻撃を受け、スピアーは動きが止まる。
その隙を見て追撃の《でんこうせっか》をお見舞いして地面に倒させる。
このままトドメを…いや、相手は腐ってもジムリーダーのポケモン。
体制を崩されても直ぐに交わしてカウンター攻撃を受けるだろう。
ここは焦らず《つるぎのまい》だ。
ストライクに《つるぎのまい》を指示して攻撃を2段階上げる。
ジギーは攻撃を仕掛けてくるかと思ってた様で、攻撃せずに攻撃を2段階上げてきた事に舌打ちする。
スピアーがダメージを負いながらも立ち上がった。
やっぱりな。
無策に突っ込んでいたら返り討ちにされていたか。
だが次の攻撃技が通れば間違い無く倒れるだろう。
と、判断して迷わず4つ目の技に《きりばらい》を指示して、スピアーの回避率を下げると共に風が発生し、ダメージを負っているスピアーは風に呑まれる。
その隙を狙って《でんこうせっか》で一気に接近し、《サイコカッター》でスピアーを戦闘不能に追い込んだ。
スピアーは倒れた。
「やった! 先ずはサトシの勝利!」
「ジギーさんのポケモンは残り2匹。
でも、後もう1本取ればサトシの勝ちだ!」
「ふっ、そう簡単に僕に勝てると思ったかい?
さっきはまぐれで勝てた様だが、次はこうもいかない。
さぁ、次はでんきタイプで勝負だ!」
「そっすか。
じゃ、つべこべ言わずに第2ラウンドに洒落込もうぜ。」
「…良いだろう。」
「エレブー、キミに決めた!」
「いけ、エレブー!」
でんきタイプ勝負で、両者が出したポケモンは同じエレブーだった。
「ほほう、キミもエレブーを持っていたんだね。
が、強いのは僕のエレブーさ!」
「試合開始!」
「エレブー! 《きんぞくおん》!」
ジギーのエレブーの《きんぞくおん》による嫌な金属音が発する中、こちらは《サイコキネシス》を指示した。
俺のエレブーは特防が2段階下がったが、《サイコキネシス》でダメージを与えつつ、ジギーのエレブーを拘束する。
そのまま地面に力強く叩きつけ、起き上がるタイミングでもう一度《サイコキネシス》でダメージを与える。
「くっ…! 《サイコキネシス》をこうも巧みに扱えるとは…!
だったら…! エレブー!
《はかいこうせん》で一撃で倒すんだ!」
成程、特防が2段階下がっている事から高火力の《はかいこうせん》で倒す算段か。
「エレブー…!」
俺がそれとなくジェスチャーをエレブーに声を送ると、エレブーは即時理解して頷いた。
理解が早くて助かる。
エレブーは本当に優秀だな。
勿論、他の俺のポケモン達みんな。
ジギーのエレブーが《サイコキネシス》を耐えながら、《はかいこうせん》のエネルギーを溜め…放とうとする。
その瞬間に「エレブー! 相手の態勢を崩せ!」と指示を送ると、エレブーは相手の体を倒して攻撃を空へと空振りにさせる。
ジギーが「何!?」と驚愕し、相手のエレブーは反動を受けて身動き取れなくなる。
それを利用し、こちらの方へと誘導させる。
その際にエレブーに《ばくれつパンチ》の指示を送り、相手にへと放った。
攻撃をもろに受け、ジギーのエレブーはジギーの元まで吹き飛ばされ、戦闘不能になった。
ジギーのエレブーは倒れた。
「2勝したからサトシの勝ちね!」
「……ふふ。いや、まだだよカスミさん。
3本勝負と言ったが、それはジムリーダー側であって、チャレンジャーは3本取らなければならないんだ。
即ち! 一度でもチャレンジャーのポケモンが倒れたらその時点でチャレンジャーの負けなんだ!
言い忘れていたのは謝罪するよ。」
「えぇ!? そんなのありなのか!?」
………あー、はいはい。そういう事ね。
何を言っても屁理屈言うモンだからこれ以上は止した方が良い。
これ以上の意義は意味ねぇ。
だから困惑している審判に意義を求めなくてもいいぞ、ケンジ。
どのみち、ジギーとその妹に言いくるめられるだけだ。
「サトシ!」
「大丈夫さ、セレナ。心配は要らない。
3本取らなきゃならないのなら取るだけだ。
───次も勝つのは俺達だからな。」
そう。3連勝すれば良いだけの話。
それだけなのだ。
………あれ?
セレナが何やら固まってる?
顔を…真っ赤にしてる!?
あ………あー!
これかなり恥ずい事を言ってるから恥ずかしいんだな!?(※違います)
畜生…! アニポケ世界に来てから厨二病が再発してるのが恐ろしい…!
恥ずかしくさせちゃってすまん! セレナ!
「はいはい。なんか変な勘違いしてる様子だけど、セレナはこっちで何とかしておくから、アンタはバトルに集中してなさい。」
お、おう…。
にしては何か不機嫌じゃないか、カスミ?
「…よくも僕やマリーの前でそんな事ができるね…!」
「アンタはアンタで何で…。
もう良いや、さっさと始めようぜ。」
「そうだね。にしても、キミも運が無い。
最後の勝負が…僕の最も得意とするタイプで挑む事になるなんてね!」
互いにボールを構え…ポケモンを繰り出した。
「オコリザル、キミに決めた!」
「行け! ナゲツケサル!」
最後のかくとうタイプ勝負では偽サトシがオコリザルに対し、ジギーはアローラのポケモン:ナゲツケサルだった。
ナゲツケサルを初めて見た偽サトシ達。
偽サトシは「へー」と、少し意外なだといった反面「やはりアローラのポケモンで来たか…」と思い、セレナ達はただ偽サトシ達の勝利を願っていた。
「さぁ、見せてあげよう。
僕のナゲツケサルの力をね!」
「…確かに中々の強さを持っているな。
ダクマ、俺達のバトルをしっかりみてるんだぞ。」
と、ダクマをボールから出し、かくとうタイプ対決をしっかりと見させる。
ダクマは同レベルの対決に心を躍らせて張り切っていた。
「試合開始!」
「それじゃあ…始めようか!
ナゲツケサル、《タネばくだん》!」
ナゲツケサルが持っていた実で力強く《タネばくだん》を放った。
見た目通りかなりの威力且つ早かった。
「オコリザル、《ビルドアップ》!」
ここは攻撃と防御を上げて一旦耐える。
攻撃が当たる前に上がったお陰でダメージは減らせたが、中々の威力なのは理解した。
「僕のナゲツケサルの実力を見て驚いたかい?
それとも…怖気ついたかい?」
「まさか。この位のハリが無きゃ、俺もオコリザルも満足出来ないぜ。」
「フフ、その威勢が何処まで続くか…見物だな!
ナゲツケサル! オコリザルが身動き取れなくなるくらい《タネばくだん》だ!」
「オコリザル! 《ビルドアップ》しつつ《つばめがえし》のエネルギーを利用して、攻撃を出来る限り無力化だ!」
相手が連続で《タネばくだん》による攻撃がオコリザルを襲う。
しかし、こちらは《ビルドアップ》で攻撃と防御を上げながら《つばめがえし》によるエネルギーを纏った拳で、ダメージを最小限にして無力化する。
《ほのおのパンチ》を使えるが、ここは敢えて素早く攻撃が出来て攻撃範囲が広い為に《つばめがえし》を選んだ。
更にもう一つ考えもある───
「どうした?
さっきまでの威勢は何処に行ったのかな?
ま、僕のナゲツケサルの猛攻に耐えられる力は認めるが、勝負は僕が貰った!」
「そいつはどうかな?
オコリザル! ここから一気に反撃に出るぞ!
───《オーバーヒート》!」
「何だと!? 《オーバーヒート》!?」
意外な事に、リザードンやガオガエンの影響でオコリザルは《オーバーヒート》も使える様になった。
《オーバーヒート》は使えば特殊火力が落ちてしまうが、威力そのものは高く、《つばめがえし》同様に全体技に近い程の攻撃範囲の広い技だ。
それを利用して、広範囲に広がる炎が投げられた《タネばくだん》を燃やし広がり、ナゲツケサルを襲う。
「ぐっ…! だ、だが!
オコリザルの特殊攻撃はそこまで高く無い!」
「ああ、そんなのは知っているさ。
───一瞬の隙さえ出来ればそれで充分…!」
オコリザルが炎の中から勢いよく飛び出し、拳を握りしめてナゲツケサルへと飛びかかる!
「今だオコリザル!
《つばめがえし》と一緒に使えるな!?
受けてきたダメージを力に変えて…放て!
《ふんどのこぶし》!!」
《ビルドアップ》で攻撃が2段階に攻撃を受け続けた事で、最大値にまで上がっている《ふんどのこぶし》に《つばめがえし》の素早く放てる剛拳をナゲツケサルにへとヒットする。
鈍い音が鳴り響き、ナゲツケサルは凄まじい勢いで壁にへと激突し、そのまま戦闘不能になった。
ナゲツケサルは倒れた。
「やったあ! サトシが勝った!」
「これでサザンクロスのバッジも3つ目だ!」
セレナ達が偽サトシの勝利に大喜び。
ダクマも師匠の1人にあたるオコリザルの勝利に一緒に喜びの叫びを上げていた。
「………ふ、ふふ。
僕のナゲツケサルを倒すだなんて…。
や、や、やるじゃ、ない…か。」
「どうも。んじゃ、勝利の証のバッジを貰いましょうか。」
「ま、まだだもん!
リンボウバッジを手にするには、私の分も含めて後もう一回お兄ちゃんとバトルをするんだよ!」
………いやいや、それはもうダメだろ。
はっきり言って、俺にバッジをあげたく無い態度とか見え見えなのは丸見えだが、妹の言葉に「そ、そうだ確かに…!」とブツブツ言い始めてボールを取り出し始めている時点で、ジムリーダーとしてアウトじゃん。
ほら、審判が物凄く困惑しているよ…。
と、困っている偽サトシ達の元に偶々勝負を見ていたユズ島のジョーイさんが立ち合って無事に偽サトシはリンボウバッジを手にするのだった。
「…締まらねぇ感じになったの、ホンマ何でだ?」
「んー…今回はジギーさんとマリーちゃんが悪いとはいえ、サトシにも少しは…あるかな?」
「何でだよ。」
鈍い鈍感男の偽サトシくんには心当たりが無かったのであった。
締まんない終わりになってしまったの申し訳ない。
本当は半分程度で終わらせるつもりだったが、
次回は丁度この続き…セレナとカスミの女子トークから開始します。
楽しみに待ってて下さい。
『偽サトシ』
ユズ島のジムリーダー(ジギー)とその妹達とはソリが合わなかった。
本来のアニポケとは違う世界になっているし、偽サトシきゅんが女垂らしをしまくるお陰(…せい)で恋敵になってしもうた。
『セレナ』
容姿が完璧すぎる事で、マリーちゃんやジギーに目をつけられてしまった。
しかし、セレナちゃんは偽サトシ一筋だからね。
『カスミ』
セレナと一緒で可愛い事から目をつけられてしまった。
本人は意識していないだろうが、真っ先に偽サトシにくっつくあたり…。
『ケンジ』
やれやれ…(偽)サトシには困ったものだね。
『ジギー』
セレナとカスミという美少女を目の当たりにして、絶対にどちらかを彼女…未来の嫁さんにしてやると下心が働き、手っ取り早く勝負を決め為に3本勝負にしたが、3本とも負けたナンパ男。
最後にも無駄な足掻きをしようとし、ジョーイさんに怒られた。
ついでに、今までにもこういった女性問題が発生しており、ジョーイさんやオレンジリーグの人達は悩みの種だった。
一応トレーナーとしての実力的に彼に変わる人物がいなかったので、ジムリーダー継続されていたが、今回の偽サトシ達の件でジムリーダー降板となる。