俺、サトシになってました(笑)   作:黒ソニア

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実はイナヴィクを諦めずに進めており、何とかストーリーをクリアしました。
色々とあったが、一番に思う事は一つ…ミッション大変すぎるぞ!?
何度もクリア出来ずに強制敗北して心が折れかけたか…。

それからクロニクルモードやっていて思う事…。
・オート凄く便利なのに何で、こちらのAIは変な事をするの?
相手のAIは優秀なのに…。
・ヴィクトリーストーンとスターが何でオンラインでしか手に入らないの?
誰もがオンラインをすると思うなよ!?


のぞむ様
高評価ありがとうございます。
お陰様で更にこの作品に対しての意欲が高まりました。
それから誤字報告して下さった方々、ありがとうございます。

※タイトル変更しました。




第78節:『劇場編〝ルギア爆誕〟』

 

 

 

『第23話:アーシア島…劇場版編突入!』

 

 

 

うっす! ちゃっす! ちょっす!

どーも、偽サトシだよー。

 

午前中にジム戦を終え、俺達はオレンジリーグの会場があるカンキツ島に向かおうと海岸の方へ行くと、そこに緑髪の女性が声をかけて来た。

 

「何処へ向かうの?」と、問われたので、「カンキツ島へ」と答えると…何と、「そこまで連れて行ってあげるわ!」と言ってくれたので、ここはお言葉に甘える事にした。

 

天気が良い中、カンキツ島へ向かうと…1時間位経った辺りで突然雲行きが怪しくなり、次第に天候は荒れて雨が降り出し、強くなって風も吹き始めた。

 

おいおい…勘弁してくれよ…。

 

船も荒れてセレナが体勢を崩して海に落ちそうになったので、俺が手を伸ばしてセレナを抱きとめる。

 

この体勢は恥ずかしいが…ここは耐えてくれ!

………あり? 顔真っ赤じゃない? 大丈夫?

 

と、無意識に顔を近づけてしまい余計に顔を真っ赤にし始めた。

そこへカスミが「何してんの、さっさとこっちに来なさい」と耳を強く引っ張って来た。

 

痛いっすよカスミさん…よく分からないけど機嫌直して…。

 

と、呟いていると、ゲッコウガがボールから出て来て俺達を颯爽と船の中へと入れてくれた。

 

 

「ありがとな、ゲッコウガ。」

 

『…コウガ。』

 

 

何やらゲッコウガが真剣な顔…というか、強面になっていた。

 

止めてくれよ…。

たださえ、嫌な予感しかしないんだから…。

 

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

 

荒くなった海を超えて何とか雨が降っていない島に着いた。

にしても、オレンジ諸島って結構悪天候になりやすいよね。

 

島に上陸した瞬間…怪しい民族に囲まれてヤバいって思った。

これは洒落にならん、ここは『波導』の力で一掃して───

 

 

「あらぁ! みっちゃんじゃん!?」

 

「あらまぁ! よっちゃんじゃん!!」

 

 

…どうやら知り合い同士らしい。

あー良かったぁ…(深い溜息)。

 

 

「ここ、アーシア島だったのねぇ。

急に天候が荒れたから、知ってる島に着いて良かったぁ。」

 

「そうねぇ。

…ところで、みっちゃんと一緒に来たこの子達は?」

 

「ああ。この子達はサトシくん達。

凄いのよぉ、サトシくんは4つのサザンクロスのバッジを手に入れてオレンジリーグに出場するの!」

 

「あのサザンクロスに…!?

て事は…彼、ポケモントレーナーね!?」

 

 

次の瞬間、怪しい格好をした人達は物凄く喜び始めてしまった。

 

うん、嫌な予感が増してきて二重の意味で怖い…。

 

 

「言い伝え曰く…『世界の破滅の時、海の神現れ、優れたる操り人と共に神々の怒りを静めん』

操り人とはポケモントレーナー、つまりはお主じゃ!」

 

 

んな、勝手な…。

…んん? 海の神? 優れたる操り人?

 

 

「へぇ…あのオレンジリーグに出場するトレーナーねぇ。」

 

 

突然、側まで現れたサングラスをかけた女の子が俺をジロジロと見ていた。

 

 

「よく見れば中々カッコいいじゃない!

大人びてる感じが特に良い感じ!」

 

 

と、言って女の子は偽サトシに近づいて───

彼の頬にキスした。

 

 

「………え?」

 

 

自分が何をされたのか、処理が遅れている偽サトシはポカンとしていた。

そして次第に何をされたのかを理解して、顔を赤くしていた。

 

その様子を女の子は面白そうにしていた。

 

偽サトシがおろおろとしていると───

 

ゴロゴロ…ゴォーッ!

 

雨が降り始め、大きな雷が近くに落ちた。

…落ちた時の光と共に、偽サトシの側にいたセレナとカスミが瞳孔を開けて偽サトシとキスした女の子を睨んでいた。

 

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

 

上陸したアーシア島では神々の怒りを鎮める為の祭りをしていた。

 

周りは楽しそうな雰囲気を出している中…。

偽サトシ達が座っているテーブルでは重い雰囲気に包まれていた。

 

 

(お、重苦しい…。ケンジ………助けて!!)

 

 

偽サトシが視線でケンジに助けを求めると、ケンジは立ち上がった。

 

 

(頼む…!!)

 

 

しかし、ケンジは偽サトシ達から逃げる様に他のテーブル側、アーシア島の人達にこの祭りの事などを詳しく聞きに行ってしまった(要は逃げた)。

 

 

(お前ぇぇえええ!!!)

 

(サトシの問題に僕を巻き込まないで欲しいな。)

 

 

と、ケンジは笑顔を送ると颯爽とこの場から離れた。

 

 

「………の、飲み物のお代わりに行こうかなぁ…。」

 

 

俺は勢いよく飲み物を飲み干してお代わりに席を立とうとすると…。

 

偽サトシの足を力強く踏みつけ、逃げないようするセレナとカスミ。

 

 

「あ………あ、あのぉ…?

2人共……顔が怖いですよぉ…?

折角の美人顔も、そんなに怖かったら…。」

 

「そんなのは言われなくても知ってんのよ。」

 

 

あ、左様ですか…。

 

 

「び、美人なんてそんな…恥ずかしいよ、サトシ…。」

 

「いや、事実美人だからね。」

 

「もう………それで、さっきのは何?」

 

 

えぇ…今の流れで急にトーンが下がるの…?

てか、アレは俺…何もしてなくね?

え、何…?

ずば抜けた身体能力があれば避けれたでしょって?

…いや、流石にあの不意打ちのキスは…。

 

ん…? 待てよ?

キスで思い出してきたぞ…。

 

これ『ルギア爆誕』…命をかけて、かかってこいでネタにされた…!

うわぁ…劇場版の展開に入っちゃったよ…。

命懸けのやーつやん…しんど…。

 

と、偽サトシが思い出していると、先程サトシくん同様に偽サトシにもキスをした本人である映画のヒロイン…巫女であるフルーラが祭りの正装の姿で貝の笛を吹き始めた。

 

おー…中々良いじゃ無いの?

 

と、俺だけでなくセレナ達も演奏は悪く無かった様で、素直に拍手していた。

 

演奏を終えたフルーラがこちらへとやって来た。

フランクに接してくれるのは嬉しいが…やはりセレナ達の圧が…。

 

気まずい雰囲気なるのは不味いと判断し、俺は言い伝えについて聞く事にした。

 

フルーラの話は映画通り、3つの島にあるそれぞれの宝を持ってくるとの事だった。

正直行きたくないのだが、確か映画序盤から3つの島の一つ…火の神であるファイヤーが囚われていた筈だ。

黒幕の野郎のせいで世界の天候が悪化してとんでも無い事態にならない為にも、行かないとなぁ…。

 

…しかし、ファイヤーか…。

良い思い出が無いので、気が乗らないが…仕方ないな。

 

 

「…じゃあ、ちゃっちゃっと取りに行きますか。」

 

 

と、俺は立ち上がって小舟か何か無いかと問うと、みっちゃんさん(正式名を知らないので)が「船を出してやるわ!」とノリノリだったので、お言葉に甘える事にした。

 

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

 

荒れ狂う海を乗り越えて、1つ目の島についた。

ここが何の島なのか分かってはいないが、一先ず宝を取りに行くとしよう。

 

俺が先頭に山を登って行く。

登った先に…小さな祭壇があり、そこに宝と思わしき赤い球があった。

 

 

「あの球が宝なんだね!」

 

 

と、ケンジが語り、俺達は宝の元へと向かい宝を取り外した。

すると───雷が落ち、眩しい光が襲う。

 

俺は咄嗟に4人(セレナ、カスミ、ケンジ、フルーラ)を連れて後方に下がった。

 

そして、雷の落ちた先を見ると…そこにはサンダーが柱の上に乗っていた。

 

サンダーが何やら主張を始め、こちらに電撃を飛ばし始めた。

 

俺は咄嗟に『波導』でカンナ戦でゲッコウガがやった障壁を真似て何とか防いだ。

それを見て何やらケンジが言いたげだったが、今はそれどころじゃ無い。

 

 

「よく分からんが、あっちは喧嘩をご所望らしいな。

…頼む、ベトベトン!」

 

 

俺はリュウチン島で予めエレブーをベトベトンに変え、電撃に対する耐性を活かして戦う事にする。

 

サンダーが再び電撃…《でんげきは》を放って来るが、ベトベトンは電撃を受けても『今何かした?』的な反応をする。

それに対して今度は《10まんボルト》を放って来たが、麦わら帽子を被ったゴム人間と同様に『効かん!』と電撃を振り解いた。

 

サンダーは自慢のでんき技が効かなくて動揺し始め、ケンジはでんき技が効かないベトベトンを見て目を輝かせており、スケッチブックを取り始めようとしていた。

 

おいおい、そんな悠長な事してる場合じゃねーだろう…。

 

カスミが察してケンジを止めていた。

 

 

「さて…今度はこっちの番だな。」

 

 

と、ベトベトンに《ヘドロばくだん》で反撃に出るが、サンダーを空を飛んで攻撃を躱す。

 

そして、《ぼうふう》で《ヘドロばくだん》を跳ね返し、ベトベトンが俺達を庇う様に体を広範囲に広げてカバーしてくれた。

 

その隙を狙ってサンダーが《ドリルくちばし》で突撃して来る。

 

俺はベトベトンだけに負荷がかからない様、ケンタロスも繰り出して《スマートホーン》で角を伸ばして《ドリルくちばし》とぶつかる。

 

伝説故のプライドなのか、自分の攻撃を止められて焦りを見せるサンダー。

だが、直ぐに攻撃を受け止められている状態で《10まんボルト》を仕掛けようとして来た。

 

 

「不味い…! 何か…何か手は…!?

…! そ、そうだ!

ベトベトン! 《とける》で溶けた体を活かしてケンタロスを守るんだ!」

 

 

咄嗟に思いついた案。

ベトベトンは《とける》でヘドロの体を更に液状近くの状態となり、ケンタロスの体に巻きついた。

 

最初は戸惑うケンタロスだったが、ベトベトンが電撃を無効化する鎧と化して《10まんボルト》から守った。

 

 

「上手い! 《とける》を活かして電撃からケンタロスを守った!」

 

「あんな使い方があるのね!」

 

 

フッフッフッ、ぶっつけ本番だったが…。

やはり《とける》を活かしたこのやり方は上手くいったな。

実はこういった戦い方が出来るんじゃ無いかとずっと思ってたんだよ!

 

フヒヒ…元々強かった俺のベトベトンは更に強くなったぜ!

 

内心で大喜びしつつも、ある程度ダメージ入れないとサンダーは止まらないので、ケンタロスに《はかいこうせん》を指示する。

 

《はかいこうせん》がサンダーに命中し、地面に倒れる。

ダメージは与えられたが、立ちあがろうとして来るので、その隙にベトベトンに「サンダーに絡みつけ!」と指示して、液状を活かしてサンダーに絡みつき、縛り上げて拘束状態にした。

 

 

「相手を拘束する事も出来るのかぁ!

ベトベトンって凄い可能性を秘めてたんだね!」

 

「まさか伝説のポケモンを完全に無力化しちゃうなんてね。」

 

 

いやー、俺のベトベトンまじ強い。

《とける》を使った戦術が十八番となるなこれは。

拘束状態では殆どの技や行動などを無力化出来るし、一番抜け出しやすいでんき技は俺のベトベトンには効かないから完封出来たらほぼ無敵だ。

 

…とはいえ、使い続ければ対策もされる。

《ちょうはつ》を使って変化技を使えなくされたり、ほのおタイプには《ニトロチャージ》や《フレアドライブ》といった炎に包まれる状態になると、ダメージが入るからな。

後、《しめつける》では無いのでボールに戻されても回避はされる。

 

だがそれらはこれから特訓して耐久を上げたり、対策を見つければ良いだけの話だ。

 

…と、それは一旦置いといて。

このサンダーをどうするか…。

 

などと考えている内にこちらの方に───

サンダーに謎の装置が展開されてサンダーを無力化され、拘束していたベトベトンも力が出ない感じに元の姿となってサンダーと一緒に閉じ込められてしまった。

 

ついでに俺達も。

 

 

「何なのよぉ〜!!」

 

 

と、カスミの嘆きと共に俺達はサンダーと共に空に浮かんでいる謎の飛行宮に連れて行かれたのだった。

 

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

 

謎の飛行宮の内部にまで連れて行かれた俺達。

周りを見渡せば、サンダー以外にファイヤーまでも捕まっていた。

 

げげっ!! ファ、ファイヤー!!?

………いや、コイツはあのファイヤーじゃない。

劇場版同様にこのアーシア島に生息するファイヤーだ。

 

てか、何で大人しく捕まってるんだ?

声掛けてもチラリと見ただけで不貞腐れてるし。

サンダーも抗っても無駄だと分かると、さっきまでの威勢が嘘のように大人しくなってるし…。

 

と、内心嘆いていると───

 

 

「これはこれは…招いてない客が来てしまったな。」

 

 

エレベーターみたいに降りて来た椅子に座る男が俺達を見てそう呟いた。

 

カスミが皆の代表として「アンタ何者よ!?」と言うと、元凶たる黒幕の男は「私はジラルダン。ポケモンコレクターだ。」と呑気に答えた。

 

その後にカスミが「ボールで捕まえなさいよ!」と訴えるも、ジラルダンは「私はボールに入れずに鑑賞するのだ。」と告げてカスミの言葉なんて耳に入らなかった。

 

まさに自分勝手な野郎って事か。

しかもポケモンを鑑賞と…腹立つ野郎だ。

 

すると突如、AIが『氷の神:フリーザーが現れました』とアナウンスが入り、「用事が入った。君達は事を終えてから何処かへ適当に捨てる。だから大人しくしていたまえ。」と上に戻って行った。

 

 

「うう…これからどうしよう…。」

 

「何処かへ捨てるって…。」

 

「どうしよう…。」

 

 

皆が困惑している中───

 

 

「ふんっ!」

 

 

偽サトシは違った。

檻と化した装置を難なく破壊してみせたのだ。

 

 

「サトシ!」

 

「さっさと逃げるぞ。

今何処に………あ、近くに島がある。

まだアーシア島付近だろうし、あの島に不時着するしかねぇ。」

 

「でもどうやって…!?」

 

「…みんなはカイリューにしがみつくんだ。

俺は…『波導』の力で何とかするか。」

 

 

偽サトシの言葉にカスミが「無茶よ!」と続けて言っていたが、偽サトシは聞く耳持たなかった。

 

 

「その前に、コイツ等も解放するか。

あんな奴の見せ物にされるとか可哀想だ。」

 

 

と、力を込めてファイヤーとサンダーの拘束を粉砕して解放するのであった。

 

解放されたと同時に近くの島まで連れてってくれないか頼もうとしたが…。

 

解放されたファイヤーとサンダーはさっきまでの諦め状態から一変して、大暴れし始めてしまった。

 

 

「ファ!?」

 

 

流石に自分勝手すぎるだろうと思うも、二鳥は大暴れしだしてこの飛行宮を壊して行き、近くの島まで墜落していくのであった。

 

 

「げえっ!? こうなる筈じゃ…!?」

 

「…待って! あの島、雷の島よ!

何とか上陸出来たら予備の船があるから向かいましょう!」

 

 

フルーラの言った通りに、偽サトシ達は墜落していくのを利用し、セレナ達はカイリューに任せ、偽サトシはこの程度なら問題は無いので無事脱出して島に着地した。

 

 

「運良く何とかなったな。

………ん? あの祭壇って。」

 

 

好都合な事に着地した先は雷の島の宝がある場所だった。

 

偽サトシはさっさと宝を拝借し、セレナ達と合流してフルーラが予備の船で雷の島から離れる。

 

しかし…島から離れた矢先に空から炎、雷…そして氷が襲いかかる。

 

空を見ればファイヤー、サンダーだけで無くフリーザーも混ざって大暴れしていた。

加えて天候は更に悪化しており、海もフリーザーが暴れたのが原因でほぼほぼ凍っていた。

 

そのせいで俺達が乗っている船がこれ以上進まない状態になってしまった…が。

フルーラが「こんなので立ち止まれるものですか!」と船で氷の上を滑り始めたのである。

 

 

「助かるが、中々危なっかしい事やるなぁ!」

 

「アンタが言えた事じゃないでしょ!?」

 

「ホワーイ?」

 

 

などとカスミにツッコミを入れていると…下の方から何やら気配を感じる。

ゲッコウガもボールから出て来て『何か来る!』と訴えかけていた。

 

すると、船の下から巨大な渦潮の水柱が発生して、俺達を何処かへと誘う様に連れて行かれる。

誘われたのはよく分からない島で、船を島に放り込むと渦潮の水柱は空で大暴れしている三鳥へと特攻して、止めようとしていた。

 

 

「アレって…一体何なの?」

 

「分からん。ただ…敵意は感じない。」

 

 

と、述べていると、フルーラが「ここって…!」と船を飛び降りて階段を登り始めた。

 

俺達も後を追って行く。

登って行った先は謎の神殿らしき場所だった。

 

 

「何だ…ここ?」

 

「───お前ら。」

 

「「「「「!?」」」」」

 

 

うお!? ビックリしたぁ…。

 

突如人の言葉を話す…浜ちゃんボイスのヤドキングが偽サトシを見つめ、「お宝、あそこへ。」と誘導された。

 

取り敢えず誘導された場所でいかにも宝の球をセッティングしろと誇張されているので、取り敢えず赤い球と黄色い球をセッツ(※イケボ)した。

 

すると───

 

 

「お宝! 一つ足りない!」

 

 

と、浜キングは俺と球を交互に見出して「何してくれとんねん…!」と言いたげな顔をしていた。

 

何なんお前。

浜ちゃんボイスじゃなきゃ相手にしなかったぞ。

 

と、内心で文句を言うが、浜キングが「何でもう一つ持ってない…!」とタメ口で言ってくる。

 

 

「お前さ…よく分かんないけど、もうちょっと言い方があるんじゃない?」

 

「もう一つ!」

 

「いや………俺達、火の島と雷の島にしか行ってないから仕方ないだろ。」

 

「ならとっとと、取ってこい!」

 

「…なぁ、コイツの偉そうな態度、どうにかならない?」

 

 

偽サトシが頬に青筋を立てて拳を握りしめているも、セレナ達が何とか宥めた。

 

 

「………とはいえだぞ。」

 

 

偽サトシが氷の島の方へと指差した先には───

伝説の3鳥(3馬鹿)が炎、雷、氷を放ち続けており、とてもじゃないが氷の島に行ける状態じゃなかった。

 

 

「あの3馬鹿共のせいで取りに行けねぇよ?」

 

「で、伝説相手に3馬鹿って…アンタね…。」

 

「さ、流石サトシね。」

 

「怖いもの知らずだ…。」

 

 

偽サトシの発言にカスミ、セレナ、ケンジが戦慄していた。

 

しかし───悪口というのは聞こえやすい。

3馬鹿扱いされたファイヤー、サンダー、フリーザーが偽サトシ達に目掛けて炎、雷、氷の攻撃を放って来た。

 

 

「こっちに来る!?」

 

「アンタが悪口言うから!!」

 

「サトシ!!」

 

「ああ、任せな!」

 

 

悪いと思ってる自覚はあるので、偽サトシが前へ出て迎撃しようとし始める。

 

それに3人は偽サトシが1人で無茶すると分かって駆け寄ろうとすると───

 

海からフルーラの奏でた笛の音に似た()が鳴り響き、先程の渦潮の水柱が3馬鹿の攻撃を防いだ。

 

そして………渦潮の水柱から神々しい輝きを放って、今回の主役が現れる。

 

その正体こそ、ルギア。

このアーシア島の伝説にして、海の神。

 

世界の危機…破滅から優れたる操り人と共に救う為に爆誕する。

 

 

 






・劇場版『ルギア爆誕』編に入りました。
ミュウツー編では少々長くなってしまいましたが、ここでは少し巻きで行きたいと思います。
決してこの映画が好きじゃ無いとかでは無い。
寧ろ面白かったから好きである。

・サンダー相手にベトベトンが大活躍。
雷の神と称えられ、伝説故にスペックは高いが野生のポケモン故に育てられた『でんきタイプキラー』を持つベトベトンに歯がたたなかった。
ずっと、何処でベトベトンのメイン戦術となる《とける》を使った戦法を取り入れるか迷ってい結果、伝説相手に覚醒。
これからのベトベトンの活躍回に期待あれ!


『偽サトシ』
劇場版編に入ってしまい、覚悟を決める。
黒幕にして元凶であるジラルダンのせいとはいえ、好き勝手に暴れる3馬鹿に頭を痛め、浜キングには苛立ちを覚えた。

『セレナ』
フルーラのキスを見て、実は軽く絶望しかけてた。
しかしギリ頬へのキスだったので、今回程度で済んだ。
マウストゥーマウスだったら…止めておこう。

『カスミ』
セレナ程では無いが、怒り(嫉妬)を覚えた。

『ケンジ』
偽サトシが伝説の3鳥に3馬鹿と呼んでて、改めて度胸があるなと思った。

『フルーラ』
へぇ、オレンジリーグに出るトレーナーねぇ。
よく見たら大人びた子じゃない!
結構タイプ…よしっ! マーキングしちゃお!

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