……毎回毎回『ケロマツ』と打とうとすると、候補で『カラマツ』が出てきて最初は面白かったけど、今はウザったくて困ってます。
どうも、黒ソニアです。
※偽サトシくんが「やだべでごさる。」と言って誤字のように思われるかと思いますが、意図的です。
ソニッキー様、リークメン様
あんぱんがアンパンであんぱん様
半額と限定に弱いマン様、ゴッドマウンテン様
銀河打者アスカ様、シモン様、undertree様
giallar様、茶坊主様、転凛虚空様、なごやじん様
カレア様、アドルディ様
高評価ありがとうございます。
お陰様で更にこの作品に対しての意欲が高まりました。
「急に何なの……道みたいに雲が割れて…。」
カスミは異常な現象を見て、思わずそう呟いた。
彼女はサトシに言われた通り、猛スピードでトキワシティにまで向かっていたのだが……その道中、オニスズメの集団に襲われてしまい自転車が半壊されてしまったのだ。
この世界の自転車はそこそこの値段のついた代物であり、壊されてしまったせいで、カスミは「アイツのせいで…!」と一瞬ヤケになってしまったが、サトシがオニドリルを相手にしている事を思い出して、頭を振ってヒトデマンとスターミーの力を借りて、目先のトキワシティに辿り着いて直様ジュンサーに救援を要請した。
ジュンサー達が救援に行こうとしている最中…1番道路の方面の空が道のように割れている異常に気がついたという流れである。
「…! そ、そんな事よりもアナタの言った少年の───」
ジュンサーがバイクに乗りかかろうとした瞬間……猛スピードでというか、凄まじい勢いで土煙を発生しながらコチラにやって来る何かに意識を奪われる。
「今度は何事!?」と、ジュンサーが呟いていると…その土煙を発生させながら走って来るのが、
「あ、あの子です!」
「何ですって!? 逃げ切れたのね……って、ボロボロで、抱えてるは水色のポケモン?」
カスミとジュンサーが疑問に思っている最中、サトシは2人に気がついて大声で訴える。
「ポケモンセンターまで案内してくれ!」
「…!! わ、分かりました!」
カスミとジュンサーは戸惑いながらも、無事に生還出来た事に安堵しながらも、傷ついたポケモンの為にポケモンセンターにまで連れて行くのであった。
俺はケロマツと、ニャビー達をジョーイさんに預けてポケモンセンターのロビーのソファで座っていた。
ケロマツ達は一先ず大丈夫だと聞いて俺はボーッとケロマツ達の治療が終えるのを待っている……と、カスミが俺の頬に飲み物を当てて来た。
「大事なポケモン達が心配なのは分かるけど、その前にアンタ自身も気をつけなさい?
今のアンタを見たら、ケロマツだったかしら?
兎も角、ポケモン達が安心できないわよ。」
「………そうだな、ありがとう。」
俺は受け取った飲み物を…一気飲みした。
「はぁぁあああ………生き返った、ありがとう。」
「そう。それからぁ………えっと、その…ごめん、巻き込んじゃって…。」
「まぁ………オニスズメが仲間を呼ぶなんて、普通は分かんないからな。」
「そ、そうよね!」
「けど、いくらみずポケモンが好きだからと言って、トレーナーに成り立たての新人からポケモンを奪おうとするなんて、感心しないな。」
「うぐっ…!! そ、それも悪かったわよ…。」
カスミはバツが悪そうに返事するも、自分に非があるのを認めていた様子を示した。
ふむ……自分に悪いと思うなら、ここまでにしておくか。
おふくろに教わった事と自分自身で決めていた…『女の子には優しくあるべし』というマナーを守る為に、な。
「それより、カスミ…はどうしてあんな所にいたんだ?
あの先は故郷のマサラタウンくらいしかないけど…?」
「えっえぇと………ちょっと、家族と内輪揉め(?)をしたもんだから、行先構わずに移動してたっていうか…。」
「ふーん。」
「………そ、それよりもよ!
サトシだったわよね? アンタのケロマツや他の3匹の事について教えなさいよ!
4匹ともカントーじゃ見た事の無いポケモンだったし、何よりあの濃い青色の子もみずタイプよね!?」
と、目をキラキラと輝かせながらカスミは問い詰めて来る。
別に隠す事も無い訳だし、答えないとしつこいので説明してあげた。
「きゃあああ!! アシマリっていうのね!?
しかも、サトシのは珍しい色違いとか羨ましすぎるぅぅ!!
ねぇねぇ! やっぱり、アタシに───」
「絶対にやらん!!」
「えー。アタシの方が上手く育てられるのにー。」
「やだべでござる。」
「何その断り方……普通に断んなさいよ…。」
と、喋っていると───ポケモンセンターの窓ガラスが割れ、そこから黒いガスが入って来る。
おいおい、今度は何事だぁ?
トラブルに続いてまた新たなトラブルに巻き込まれるとか勘弁───
「一体何なのぉ!?」
「───何だかんだと聞かれたら。」
「───答えて上げるが、世の情け。」
おお……おお、おおお!!
「世界の破壊を防ぐ為。」
「世界の平和を守る為。」
「愛と真実の悪を貫く。」
「ラブリーチャーミーな敵役。」
「ムサシ!」
「コジロウ!」
「銀河を駆ける、ロケット団の2人には!」
「ホワイトホール、白い明日が待ってるぜ!」
「ニャーんてな!」
スゲー…思わず全部を聞いてしまった。
まさかリアルでコレを聞くことになるとは…ちょっと感激してしまった。
ジュンサーさんが彼等のダサい格好から『ロケット団』である事が判明する。
ムコニャは自分達の目立ちたがり屋なのか、正体がバレてもペラペラと喋りだした。
「全ての珍しいポケモン、強いポケモンは全て我等のモノ。」
「この前襲った街同様、痛い目に遭いたくなければ大人しく従いなさい?」
「……俺の大切なポケモンを奪わせてやるもんか!!」
危ない危ない。
「人のポケモンを奪おうだなんて……人の心が無いのか?」
「悪党ニャんだから当然だニャ!」
…アニポケではやられ役として愛されていたが、今のコイツ等は完全なポケモンマフィア。
なら───
「お前等は悪党………なら、容赦無くぶちのめしても良いんだよなぁ…!」
「な、何よアイツ…滅茶苦茶怖いんだけど…。」
「す、少しはその殺気を抑えよう…お互いに初対面なんだし…なぁ?」
「……あぁ? 人の大切なポケモンを奪おうとする連中なんだろ?
だったら……それに対し、抵抗するのが常識だろ?」
「はん! オミャーみたいなガキンチョが出しゃばった所で怪我を負うだけニャ。
さぁ、痛い目に遭いたく無ければ、ニャー達にポケモンを渡すニャ!」
「ニャ、ニャースが喋ってる!?」
喋るニャースは当然珍しい。
分かりやすく言えば、色違いよりも珍しく希少だ。
………そんなニャースを下っ端達に預けているサカキの認知やらを知りたい所ではあるが。
「人の大事なポケモンを取ろうとする奴等に…容赦はしないぜ…!
(※ポキポキと骨を鳴らし始める。)」
「ヤバい、あの目はガチだぞ!?」
「何押されてるのよコジロウ!
ポケモンよ、ポケモンで対処させれば良いのよ!」
「フッ…そうだったな。」
ムサシ&コジロウはアーボとドガースを繰り出して来た。
……レベルは低いな。数値で表すなら大体10くらいか?
これならケロマツ達がいなくても大丈夫だな。
俺が前に出ようとすると、カスミが俺の手を掴んで止める。
まぁ、普通に考えて人間がポケモンには勝てないので当然の反応だな。
カスミはトサキントを繰り出した。
しかし、陸上適正の無いトサキントでは片方の相手にすらならない。
俺がそれを指摘すると、カスミは顔を真っ赤にしてボールに戻した。
そして、今度はスターミーを繰り出した。
うん。最初からスターミーにすべきだったな。
「ほう。あの小娘、中々のポケモンを持っているな。」
「なら、そいつも貰うとしましょう?」
「アンタ達みたいなのに負けるスターミーじゃないわ!」
「ニャハハ! なら真っ向勝負しなければいいのニャ!」
いつの間にかニャースがロビーの電源を落とそうとしていた。
コイツ等は最初から真っ向勝負をする気が無く、ポケモン達も含めてゴーグルを着用していた。
それにより部屋は真っ暗になって……スターミーが悲痛な叫びを上げて倒れ込んでしまった。
「スターミー!? アンタ達こんな卑怯な手を使わないで正々堂々と勝負しなさい!」
「ニャーハハ! ニャー達は悪のロケット団ニャんだから、卑怯をしまくるのニャ!」
「───やれやれ。なら遠慮なくぶちのめすとしよう。」
「ニャ…!?」
調子に乗っているニャースに俺が容赦無く腹パンを炸裂させる。
生憎と俺は昔、イワークの一件で『波導』の力に目覚めたもんでな……普通の人とは離れた才を得たんだ。
───お陰で、気配を感じ取る事が出来る。
オマケに相手の弱い部分を見切る力もあるんでな。
「ニャ、ニャース!?」
「お、おのれ…どんな手を…!
ドガース、ニャースの仇を取るんだ!」
コジロウの指示でドガースが《たいあたり》を仕掛けてくるが、それも『波導』の力を纏った掌底打ちで吹き飛ばし、コジロウにへとぶつけた。
「コジロウ!?
チッ……唯のガキじゃないわね。
けど、これならどうよ!
アーボ、《どくばり》攻撃!」
げっ……どうやらまたもやフラグを立ててしまった…。
オニドリルの件といい……こいつは反省しないと、なっ!
俺は何とか離れる事で取り敢えず無傷でいられた。
「ふーん…流石に《どくばり》攻撃は怖いみたいね。
良いわ! アーボ、このまま《どくばり》で攻めるわよ!」
「不味い! スターミー、お願い起きて!」
カスミが俺を思ってスターミーを呼びかけるが、スターミーは先程の闇討ちでダメージを負っただけでなく、どうやら『どく』状態になってしまったようだ。
だからレベル差があっても立ち上がれなかったのか。
ヤバい…!
───と、思った瞬間に俺の目の前に……ケロマツが現れて《みずのはどう》でアーボを撃退した。
「な、何だ!?」
「ニャ!? あの見た事ニャいポケモンは───って、痛いニャァアアア!!」
ニャビーもが参戦し、ニャースに《みだれひっかき》を炸裂していた。
そして、照明が付いた事でロビーが明るくなった。
治療をしてくれていたジョーイさんが騒ぎで駆けつけ、その際ケロマツとニャビ―が追ってきた様だ。
「や、やられた……こうなったら逃げるわよ!」
「ドガース、《えんまく》だ!」
ドガースが《えんまく》を吐き出した途端に、《かぜおこし》によって《えんまく》は吹き飛ばされ、追撃に《みずのはどう》が炸裂してドガースは倒れた。
モクローとアシマリも駆けつけてくれたのだ。
「皆んな!」
「な、何よこれ…。」
「エリートの俺達がこんな目に遭うなんて…。」
「嫌な予感がするニャ…。」
俺達は前に出て不敵な笑みを浮かべた。
それを見たムコニャは顔を真っ青にしていた。
───さぁ、お仕置きの時間だ。
「ケロマツ、《みずのはどう》!
ニャビー、《ニトロチャージ》!
モクロー、《ぱっぱカッター》!
アシマリ、《アクアジェット》!」
俺のポケモン達による連携技が見事炸裂した。
「「「やなかんじぃぃぃ!!!」」」
それにより、ムコニャ…ロケット団は空の彼方にへと吹き飛んでいった。
んー、見事な吹き飛びである。
サトシ達のお陰でロケット団は撃退され、ポケモンセンターは守られた。
ジュンサーさんは俺に感謝の言葉を言ってくれていたが、今日はもう疲れすぎてその内容はスッカリと忘れてしまった。
一先ず、今日はもう遅いのでポケモン達と共に休むとしよう…。
『………夜分遅くにごめん。
色々とアクシデントが積み重なって連絡が遅れてしまいました。』
サトシは母:ハナコに言われた通り、ポケナビで…カロス地方にいるあの子にメールを送っていた。
時間ももう遅い……なので、返信は来ないだろうが、せめてこれだけでも伝えておこうとし、ポケモン達と共に眠ろうとしていた瞬間───通知はすぐ来た。
『全然大丈夫!
それより、アクシデントが起きたって大丈夫!?』
『ああ、何とかな。』
『そっかぁ……良かったぁ。』
『……心配かけてごめんな。
それはそうと、そっちはどうだ?
俺と一緒で今日旅に出たんだろう?』
『うん。今日で最初のジムがある所まで着いたの!』
『そっか……それは良かった。
俺の方は隣町に着いてジムはあるんだけど、しばらく留守にしているせいかジム戦は出来ない感じなんだ。』
『そうなんだ。あ、そうそう!
私の貰ったポケモンを見せるね!』
送られた画像はちょこんと膝の上に座っているフォッコだった。
『良いポケモンを選んだな。ピッタリだ!』
『ありがとう! そっちは何を貰ったの?』
『俺の方は……実は貰ってないんだ。』
『え!? そうなの!?』
『ああ。でも大丈夫だ。
俺にはケロマツに、他にも旅に出る前に俺を選んでくれたポケモン達がいるんだ。』
サトシは既に眠っているケロマツ、ニャビー、モクロー、アシマリを写真撮って送った。
『わぁ〜、可愛い〜!!』
『だろう? 俺の自慢のポケモン達さ!』
その後はこれまで何があったのかを簡潔に話し合った。
『……そろそろ区切るか。
そっちの友達とか心配しそうだからな。』
『う、うん…。』
『大丈夫。今はそれぞれの出身地での冒険だけど、何処かで一緒に出来る日が来るって!
俺もその時を楽しみにしている。』
『うん! 私も!』
『……俺は強くなる。
俺の夢、ポケモンマスター…強くて、優しくてカッコいいトレーナーになる為に頑張る。
大丈夫。夢はまだ出来てないって言ってたけど、これからゆっくりと決めれば良い。
焦って決める必要は無いんだ。
今は色んな所を見て、色んな事に挑戦してみるなりしてみれば良いんだ。』
『うん。ありがとう。』
『…じゃあ、暫くは互いに頑張ろう。
俺、頑張るからな!』
『うん! 一緒に頑張ろうね!』
『おやすみ───セレナ。』
『うん。おやすみ───サトシ。』
2人の最初のメールでのやり取りはここで終了した。
・ムコニャについては嫌いでは無い。
ただ、昔サイドストーリーを見た記憶から、確か元々エリートだった様なのを思い出してちょっとエリート感を出してしまいましたが、これからはちゃんとポンコツ化するのでご安心を。
今後の彼等に注目!
・セレナはカロスの友達とカロス地方の旅に出てるよ。
ゲーム『XY』を想像してくれれば良いかと……つまり、あの3人ともう1人の───(これ以上はネタバレになるだろうから敢えて伏せる。)
因みに、あの会話はLIN●的なやつです。