ENTUM23   作:マブラマ

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第100話 ハチャメチャコミケ96準備!

2019年6月10日 株式会社ENTUM 第三会議室

 

ENTUM本社の第三会議室は、夏のコミックマーケット96(8月9日~12日)に向けた準備で熱気に包まれていた。壁にはミライアカリのキラキラポスターや猫宮ひなたのクールなイラストが貼られ、テーブルにはグッズのサンプルやボイスデータのUSBが山積み。モニターには「ミライアカリ、猫宮ひなたと仲間たち」のブース告知が輝き、コメント欄は「アカリちゃんのグッズ買う!」「ひなたのボイス楽しみ!」と、ファンの期待で溢れていた。『バーチャルさんはみている』の打ち切りや『シルヴィアさんがみている』の大失敗から立ち直ろうとするENTUMは、コミケで新たなバズりを狙っていた。

名誉会長ベアトリクス・ブレーメが、黒いタイトスカートを翻し、会議室の中央に立つ。彼女の瞳には、aNCHORとの過去の失敗を払拭する野心が燃える。

「ミライアカリ、猫宮ひなたと仲間たちのグッズや、2期生のボイス販売…悪くない。だが、これだけじゃ満足できない!」

彼女が拳を握り、モニターを指差す。

「我々はaNCHORと制作協力し、新作ゲーム『ミライアカリオルタネイティヴⅡ』をブースで販売する!」

「え!? 新作ゲーム!?」

ミライアカリがソファから飛び上がり、目をハートにする。

「アカリ、ゲーム初主演!? めっちゃキラキラじゃん!」

猫宮ひなたがクールに腕を組み、言う。

「ふっ、面白そうじゃん。どんなゲーム? シューティング? それともFPS?」

彼女の声には、ゲーマー魂が滾る。

ベアトリクスがニヤリと笑い、企画書をテーブルにドン!

「『ミライアカリオルタネイティヴⅡ』は、VTuberたちが異世界で戦うアクションRPGだ。アカリが主人公、ひなたが相棒、シフィが魔法使い、ベイレーンが…まあ、なんか騒がしい役でな。」

「オイラが騒がしい!? 最高じゃねーかお!」

ベイレーンが会議室のドアを蹴破って乱入。黒いおさげが揺れ、減俸の恨みを忘れたようにテンションMAX。

「でもよ、aNCHORと組むって…『シルヴィアさんがみている』の赤字どうすんだお?」

ベアトリクスが冷や汗をかきつつ、強気に返す。

「あれは過去の話だ。今回は違う! aNCHORの石長朝陽が『マブラヴの重厚な世界観は抑える』と約束した。VTuberのキラキラ感を活かしつつ、コミケでバズるゲームを作る!」

シフィが魔法書ノートを握り、首を傾げる。

「シフィ、異世界なら得意だよ! でも…ゲームって、死なないよね?」

彼女の純粋な質問に、会議室が一瞬静まる。

「死なないよ! アカリが守るからね~!」

アカリがシフィを抱きしめ、キラキラ笑顔。コメント欄が「アカリとシフィ、尊い!」「ひなた、かっこよすぎ!」と加速。

花野蜜が紅茶をすすり、冷静に言う。

「ベアトリクスさん、aNCHORとの契約は慎重にね。『バーチャルさんはみている』の二の舞にならないよう、VTuberの魅力を第一にしましょう。」

彼女の声には、過去のカオスを乗り越えた知恵が宿る。

ベイレーンが叫ぶ。

「オイラのキャラは、爆発しまくりのド派手なスキルでいいよな!YouTubeの収益化剥がされた恨み、ゲームで晴らすお!」

ニコラが書類を手に、クールに言う。

「――少佐、ブースの予算とスケジュールは私が管理します。aNCHORの石長には、私が直接監視を。」

彼女のシュタージ仕込みの眼光が光る。

ベアトリクスが頷き、宣言。

「コミックマーケット96、青海展示棟ホールA、ブースNo.1251だ! ミライアカリ、猫宮ひなた、ENTUMメンバーのグッズとボイス、そして『ミライアカリオルタネイティヴⅡ』で、視聴者をぶち上げるぞ!」

モニターに、コミケのブースイメージが映し出される。アカリとひなたのサイン入りポスター、シフィの魔法書風キーホルダー、ベイレーン過激なTシャツ、そして『ミライアカリオルタネイティヴⅡ』の限定パッケージが輝く。コメント欄は「コミケ行くぞ!」「アカリのゲーム、マジ欲しい!」「ENTUM、復活キター!」と、ファンの熱気が爆発。

コミケへの道

会議室の外では、ファンの水菜月夏希が『バーチャルさんはみている』のグッズを抱え、呟く。

「アニメは終わっちゃったけど…アカリちゃんたちの新作ゲーム、絶対買う!」

彼女の隣で、音霊魂子が頷く。

「ENTUM、負けるな! コミケでバズってほしい!」

だが、ベアトリクスの内心には一抹の不安が。

「aNCHORの石長め…また無茶な要求してこないだろうな。」 彼女は『シルヴィアさんがみている』の赤字を思い出し、拳を握る。だが、ミライアカリのキラキラ笑顔、ひなたのクールな気合い、シフィの純粋さ、ベイレーン過激な叫びが、彼女の背中を押す。

ENTUMの第三会議室は、コミックマーケット96への情熱で熱く燃えていた。『ミライアカリオルタネイティヴⅡ』は、VTuberの輝きを取り戻す起死回生の一手となるのか? ブースNo.1251で繰り広げられるカオスな夏が、どんなバズりを生み出すのか、アカリの笑顔とベアトリクスの野心に答えは隠されていた。

 

 

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