ENTUM23   作:マブラマ

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第132話 にじさんじスタジオの驚愕と脱帽

2019年9月24日、にじさんじのスタジオは、いつものようにカオスとエネルギーに満ちていた。ぶるーずの専用部屋は、黛灰のダークなポスター、アルス・アルマルのカラフルな魔法少女グッズ、相羽ういはのふわふわしたクッションで飾られ、にじさんじらしい雑多な魅力が溢れている。中央のモニターには、『萌実の発狂シーン集』のサムネイルが映し出されていた。萌実がチェーンソーを振り回し、髪を振り乱す姿は、まるでゲームの最終ボス戦のような迫力で、部屋の空気を一瞬で緊張させた。

郡道美玲は、教師らしい鋭い眼差しでモニターを見据え、腕を組む。

「ふん、ENTUMの萌実の『発狂シーン集』ね。ギルザレン先輩が大爆笑してたって話だけど、どれほどのものか、この郡道先生がチェックしてやるわよ!」

黛灰はソファにだらりと座り、渋い声で呟く。

「郡道さん、ほんとにこれ見るんですか?ロアが昨日、ガチでビビってましたよ。チェーンソーのサムネ、めっちゃ不穏です…」

アルス・アルマルはスマホを弄りながら、目を輝かせる。

「え、でも、めっちゃ面白そうじゃん!萌実ちゃんのエネルギー、ぶるーずで参考にしたい!郡道先生、早く再生してよ!」

相羽ういははクッションを抱きしめ、緊張した声で言う。

「また見るの…わ、私、ちょっと怖いかも…。でも、郡道先生がいるなら…一緒に頑張って見ます!」

美玲はニヤリと笑い、教鞭を振るうようにリモコンを掲げる。

「ビビるな、ういは!にじさんじのぶるーずが、ENTUMのカオスに負けるわけないでしょ!さあ、授業開始!この発狂シーン、徹底的に分析するわよ!」

彼女が再生ボタンを押すと、モニターから萌実の絶叫が炸裂。スタジオは一瞬にしてカオスの戦場と化した。

 

 

2017年3月20日

《ふざけんなぁぁぁ!!! ああぁもう!! あーもう!! ふざけんなよ……もう……うぅ…エイレーンの…エイレーンの馬鹿あああああああああ!!!》

パズドラのデータが消された怒りが響く。美玲は目を丸くし、叫ぶ。

「おい、なんだこのキレ方!?パズドラ消されただけでこのパワー!?萌実、恐ろしい子…!」

 

2017年6月23日

《ふざけんなぁぁぁ!!! ああぁもう!! あーもう!! 何でいつも…もう!!…萌実、何も悪い事してないのに……うぅ…これで二回目だよ……もう……うぅ…エイレーンの…エイレーンの馬鹿あああああああああ!!! うぅぅぅ…あああああああああああああん!!…ぐすん…うあああああああああああ!!!》

黛灰は眉を上げ、呟く。

「―――ベノ、ほんと何やってんだ。萌実さんのこの叫び、配信映えするけど…ちょっと怖いな…」

 

2018年1月7日

《バステトォ〜〜〜! バステトォ〜〜〜!! バステトォ〜〜〜!!! バステトォ〜〜〜!!!!バステトォ〜〜〜!!!!!》

萌実がバステトを連呼する姿に、アルスがソファで飛び跳ねる。

「アハハ、めっちゃハマってる!萌実ちゃん、この執念、魔法少女の最終技みたい!郡道先生、これ真似したい!」

アルスは目を輝かせる。

 

2019年6月11日

萌実がヴィーガー STG-941(訓練弾仕様)を乱射。

《何笑ってんのよ!!殺す!!》

ガガガガガガガガガガガガガッ! ベノちゃんが「ひぃ~っ、ごめんなさい!!」と逃げ惑う。ういははクッションに顔を埋め、震える声で言う。

「もう一回見たけどこんなの怖すぎるよ…!萌実さん、めっちゃ強いけど…!」

 

2019年7月21日

萌実がGoogle Pixel 3aを投げつけ、「アンタ…何してくれてんのよ!! 本当に!!!」と絶叫。チェーンソーを手に「殺す!!!! 殺してやる!!!!!」と追いかけ、ドアをぶち破る。ベノちゃん、夏希、あかりがパニックに陥り、エイレーンも「ぎゃあああああああああああ!!!」と逃げ惑う。

美玲は口をポカンと開け、完全に絶句。

「…チェーンソー!?ドアぶち破る!?萌実、こいつ…VTuberの枠超えてるわ!驚愕しかない!」

彼女は一瞬沈黙し、突然立ち上がって手を叩く。

「でも、このパワー…脱帽よ!郡道先生、完全に負けた!」

黛灰は苦笑し、呟く。

「郡道さん、脱帽って…。萌実さんのこのカオス、にじさんじでも真似できないですよ。ロアがビビったのも納得…」

アルスはスマホを手に、興奮気味に言う。

「いや、めっちゃ参考になるよ!チェーンソーは無理だけど、萌実ちゃんのこのエネルギー、ぶるーずでインスパイアしたい!」

ういははクッションから顔を出し、震えながら言う。

「…私、チェーンソー怖すぎるけど…萌実さんの情熱、すごいなって…。12月11日の生放送、絶対ヤバいよね…」

美玲は教鞭を振り、ニヤリと笑う。

「ふふ、さすがENTUMの秘密兵器!萌実とエトラのコンビ、12月11日はカオス確定ね。にじさんじのぶるーずも、負けない配信で対抗するわよ!…ただ、チェーンソーは絶対NG!」

 

コメント欄は、まるで祭りのようなカオスだった。

「トイザらスで欲しいものを買ってもらえなかった時の幼児みたい」「檻の中で暴れるチンパンジーを眺めてる気分になる」「チェーンソーは駄目だろ(笑)」「萌実ちゃんの口癖→→→ふざけんなよ。←←←」「ハロー、旦那様。あなたの嫁の萌実だよー。発狂します! は?」「チェンソーはエグい」「夏希ちゃんかわいそう」「萌実ちゃん子供みたいだー。」

美玲はコメント欄をスクロールし、笑いながら言う。

「『チンパンジー』とか、視聴者、辛辣すぎ!でも、萌実のこのパワー、ファンがこんなに盛り上がるのも納得ね。ちょっと嫉妬しちゃうわ!」

黛灰は冷静に呟く。

「この動画、視聴者の熱量がすごいな。12月11日の生放送、萌実とエトラがどう暴れるか…にじさんじとしても、負けない企画考えないと」

アルスは拳を握り、叫ぶ。

「よーし!ぶるーずで、萌実ちゃんレベルのカオス配信やってやる!郡道先生、ういはちゃん、アイディア出し合おう!」

ういはは小さく頷き、呟く。

「う、うん…!私は、怖いけど…萌実さんの情熱、ぶるーずで活かしたい!12月11日、楽しみだね!」

スタジオは、萌実の発狂シーンに触発されたぶるーずの熱気で満たされていた。美玲の驚愕と脱帽は、にじさんじの新たな挑戦への火花を散らしていた。

 

『萌実の発狂シーン集』は、郡道美玲とぶるーずのメンバーに驚愕と脱帽をもたらし、にじさんじの闘志を刺激した。萌実の爆発的な感情は、キズナアイの寛大さ、ベノちゃんの炎上商法、ENTUMやにじさんじ、.LIVE、ゲーム部、upd8、ミライアカリ、鳴神裁、夢月ロアの反応と交錯し、12月11日の生放送への期待をさらに高めていた。ギルザレンⅢ世は新たな策略を企み、樺太のエイレーンは炎上の収束に奔走する。VTuber界の舞台は、カオスと情熱、驚愕と挑戦が絡み合いながら、さらなるドラマへと突き進んでいた――。

 

 

 

 

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